東山三十六峰(御生山 〜北白川山)+白鳥山、てん子山

2023年02月25日(土) [日帰り]

• GPS: 05:36
• 距離: 13.4km
• 登り: 789m
• 下り: 812m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:37

7:57 スタート地点
8:04 8:04 三宅八幡バス停
8:32 8:35 御生山
9:00 9:00 梅谷登り口
9:27 9:38 修学院山
9:47 9:52 水飲対陣跡碑
10:04 10:08 掛橋石鳥居
10:19 10:20 てん子山
11:00 11:00 白鳥山
11:27 11:32 葉山 東山三十六峰
12:18 12:22 瓜生山 東山三十六峰
12:24 12:31 瓜生山
12:31 12:31 瓜生山 東山三十六峰
12:44 12:47 茶山
13:05 13:09 北白川山 東山三十六峰
13:34 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

往路：京都バス21系統(岩倉実相院行)　四条河原町→花園橋
帰路：京都市バス3号系統(四条河原町・松尾橋行き)　田中樋ノ口町→四条河原町

コース状況／危険箇所等

●御生山
御蔭神社から比叡山への登山道の途中の、ちょっとしたピークです。ピークを巻くように比叡山への登山道がありますが、御生山は城址であるので、石垣が左手に見えます。

●赤山・修学院山
　赤山は修学院離宮の敷地内にあり、立ち入ることができません。梅谷登山道を入ると、右手に宮内庁の立ち入り禁止のフェンスが続いています。このフェンスに沿って雲母坂に向かって登っていきます。途中でゲートがありますが、立ち入り禁止です。このゲートの辺りが赤山に最も近付いているところです。
　雲母坂に合流後、少し左手に進むと雲母坂城址への案内表示があります。この城址が修学院山です。

●一乗寺山・葉山
　一乗寺山へのルートは、京都一周トレイルの瓜生山の手前から分岐しています。一乗寺山への案内表示などはありませんが、容易に到達できます。
　葉山には、一乗寺山から北側の尾根を下りていき、少し登り返します。少し急傾斜な所がありますが、つづら折れになっていたりして危険ではありません。倒木や下草もありません。木にテープによる目印が付いています。武田薬品工業 京都薬用植物園の敷地内が山頂とのことですが、すぐ側まで到達できますし、プレートがある地点は敷地内より標高が高く感じられます。登り返す地点から、曼殊院に下りていくこともできます（後日確認済み）。

●瓜生山・茶山・茶山（旧）・北白川山
瓜生山・茶山は京都一周トレイルのコース上にあります。茶山（旧）は茶山から京都一周トレイルを離れて、西側の尾根を下りていきます。少し左手に向きを変えて下りていった後、登り返すと茶山（旧）です。茶山（旧）からは京都芸術大学方面と北白川山方面に分岐しています（木にテープで案内があります）。北白川山方面は問題のない尾根道です。バブテスト病院の敷地への分岐を過ぎるとすぐに北白川山です。少し小高くなっている程度で、山頂らしさはありません。


●これまでの東山三十六峰シリーズ
東山三十六峰(清水山〜霊山〜神明山〜椿ヶ峰〜吉田山 他)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5189324.html

東山三十六峰（光明峰・恵日山・泉山・稲荷山）＋大岩山・明智薮
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5146148.html

清水山・花山(天文台)・六条山　はじめてのアイゼン装着
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5126641.html

写真

2/25 8:06

(kumakumo)線路越しに三宅八幡の鳥居

2/25 8:16

(kumakumo)この左下に叡山電鉄の線路があり、ちょうど出町柳行きの列車の音が聞こえていた

2/25 8:17

(kumakumo)御生山(みあれやま)は御蔭山(みかげやま)とも呼ばれていたそうだ

2/25 8:19

(kumakumo)御蔭神社は下鴨神社(賀茂御祖神社=かもみおやじんじゃ）の摂社

2/25 8:21

(kumakumo)御蔭神社拝殿

2/25 8:30

(kumakumo)城跡の石垣が見えてきた

2/25 8:34

(kumakumo)東山三十六峰(2) 御生山(みあれやま)山頂 234m

2/25 8:34

(kumakumo)かすかに市街地が見える

2/25 8:35

(kumakumo)ささやかなピーク

2/25 8:43

御生山には右の広い道を登って、左の尾根を下りてきたが、逆の方がよかった。正面の木のピンクテープに案内あり

2/25 8:48

(kumakumo)堰堤に沿って渡る

2/25 8:49

(kumakumo)堰堤脇にテーブル？

2/25 8:59

(kumakumo)これは！

2/25 8:59

(kumakumo)ちょっと小さめの松ヶ崎線三○

2/25 9:01

(kumakumo)谷に登るとはこれいかに

2/25 9:03

(kumakumo)修学院磐座(修学院守禅庵 岩石祭祀遺跡)

2/25 9:07

(kumakumo)宮内庁の有刺鉄線柵に沿っていく

2/25 9:10

(kumakumo)これ以上は立ち入れないが、この向こうが赤山(せきざん)山頂

2/25 9:14

(kumakumo)柵越しに見る山頂方面

2/25 9:28

(kumakumo)雲母坂に合流

2/25 9:31

(kumakumo)東山三十六峰(4) 修学院山

2/25 9:31

(kumakumo)山頂の様子

2/25 9:32

(kumakumo)木々の間から覗く市街地

2/25 9:33

(kumakumo)きらら城跡

2/25 9:33

修学院山でマドレーヌ

2/25 9:46

(kumakumo)水飲對陣之跡

2/25 9:48

(kumakumo)松ヶ崎線二六

2/25 9:50

2/25 9:50

(kumakumo)岩倉、宝ヶ池、上賀茂方面

2/25 9:54

(kumakumo)この橋を渡れと？

2/25 9:54

(kumakumo)丸木橋は渡らず、一度降りてから渡渉

2/25 10:02

(kumakumo)ちゃんとした橋

2/25 10:07

(kumakumo)掛橋石鳥居。下のピラミッドの正体は？

2/25 10:07

(kumakumo)ピラミッドの正体

2/25 10:07

(kumakumo)行く道

2/25 10:08

(kumakumo)椿あざやか

2/25 10:10

2/25 10:10

(kumakumo)松ヶ崎線二四

2/25 10:11

(kumakumo)あちらが松ヶ崎線二五か

2/25 10:19

(kumakumo)てん子山山頂 443m　三等三角点「掛橋」

2/25 10:38

(kumakumo)右の切り通しを降りていく

2/25 10:46

(kumakumo)木の根ハードルコース(勝手に命名)

2/25 10:49

(kumakumo)まんまる猪が駆け下りた斜面

2/25 10:56

(kumakumo)見晴らしのよいところに出てきた

2/25 11:01

(kumakumo)白鳥山山頂(北白川城出丸)

2/25 11:02

(kumakumo)見晴らし良好

2/25 11:02

(kumakumo)平安神宮の大鳥居が見える

2/25 11:10

(kumakumo)京都一周トレイルの道から逸れて……

2/25 11:10

(kumakumo)左手を上がっていく

2/25 11:14

(kumakumo)東山三十六峰(6) 一乗寺山山頂

2/25 11:14

(kumakumo)眺望はこの程度

2/25 11:17

一乗寺山からの下りは、最初はなだらか

2/25 11:20

この辺りから急斜面になるが、何となくつづら折れの踏み跡があります

2/25 11:28

(kumakumo)武田薬品工業 京都薬用植物園の敷地内が山頂

2/25 11:31

(kumakumo)近くにプレート。東山三十六峰(5) 葉山

2/25 11:34

(kumakumo)どこへ続くのか気になる明らかな下り道
※sayup18撮影

2/25 11:52

(kumakumo)三十六童子 第十二番 はらはら童子

2/25 11:57

(kumakumo)三十六童子 第一番こんがら童子

2/25 11:57

(kumakumo)瓜生山山頂まで三十六童子めぐりの順拝道が続く

2/25 12:09

(kumakumo)狸谷不動院の奥ノ院

2/25 12:10

(kumakumo)狸谷不動院の本殿

2/25 12:10

宮本武蔵の修行の滝だそうです

2/25 12:15

(kumakumo)元勝軍地蔵尊道

2/25 12:25

(kumakumo)東山三十六峰(8) 瓜生山山頂の元勝軍地蔵

2/25 12:30

瓜生山山頂は広いスペース

2/25 12:37

(kumakumo)北大路通の向こうに愛宕山

2/25 12:40

(kumakumo)大文字火床の横顔

2/25 12:46

(kumakumo)東山三十六峰(7) 茶山山頂

2/25 12:50

(kumakumo)分岐はあるが真っ直ぐ行く

2/25 12:52

(kumakumo)旧茶山

2/25 12:53

(kumakumo)辺りの様子

2/25 12:57

(kumakumo)天然オブジェ？

2/25 13:04

(kumakumo)東山三十六峰(9) 北白川山

2/25 13:04

(kumakumo)石工共和組記念碑、北白川宮智成親王、照高院宮址等の石碑の列　

2/25 13:07

(kumakumo)勝軍地蔵堂跡。鳥居は御嶽教北白川教会の鳥居

2/25 13:09

(kumakumo)北白川幼稚園を含む一帯が北白川山とか

2/25 13:10

(kumakumo)目の高さに大文字山の火床

2/25 14:11

(kumakumo)北白川「ひらがな館」

2/25 13:46

(kumakumo)ハンバーグと大盛りライス
※sayup18撮影

2/25 13:48

(kumakumo)カレー風味のインディアンバーグと普通のライス(手前)

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

東山三十六峰の探索シリーズは今回で、とりあえず最終回です。
比叡山・如意ヶ嶽などの有名処は省略しておりますので、完全制覇版ではありません。

赤山は山頂から少し離れたところまでしか行けませんでしたが、葉山はほぼ山頂と見なせるところまで行くことができ満足しました。

東山三十六峰については、諸説があり、はっきりと決められているわけでもないという説もあるようです。それでも、うろうろと探索するのはとても楽しいものでした。

途中であっちこっちと寄り道しておりますが、それは我々にとってはいつものこととご容赦ください。

kumakumo

東山三十六峰をほぼ一通り回って見て、山とは何か、峰とは何かと
あらためて考えさせられた
立ち入ることのできないピーク、複数の場所に掲げられた山頂プレー
ト、山とみなされる領域の新旧……。
山行では、その形、とりわけそのピークの様子や標高に注目するこ
とが常だが、東山三十六峰の多くはそういう要素へのこだわりがな
いようだ。

三十六といえば、葉山から瓜生山へ向かう際、狸谷不動院に立ち寄
ると三十六童子めぐりの童子に出会った。相変わらず奥ノ院側から
先に回っているので、十二番目の童子から遡るように辿ったが、そ
れぞれの童子たちの装いやポーズ、名前も個性的。今回は先を急ぐ
ため、全員にお目にかかれぬまま元勝軍地蔵尊道に出てしまった。
機会があれば全員の順拝を果たしてみたいものだ。

境内の奥に山の登山口がある寺社は珍しくない。また、下山すれば
裏側から寺社に出てきてしまったということもよくある。
ちょっと小高いところに寺社が建立されると、その一帯が愛称のよ
うに「○○山」と呼ばれるようになるのだろう。実際、お寺の多く
は山号を持ち「○○山○○寺」という表札を掲げている。

低山の探索を重ねるにつれ、山道の分岐に行き当たると「ここを行っ
たならどのようなところに出るのだろう」と想像の種が芽を出すよう
になってきた。心当たりのあるところに出て「ああ、ここかぁ」と
合点がいったり、あるいはまったく見当違いの道につながっていた
としても、それはそれでおもしろい。そもそも、道は行く手を真っ
直ぐ伸びていくだけではない。地図上の山道は線で表されるが、実
際には面であり空間であるという実感。