紅葉まっさかりの岳沢から前穂高ピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,602m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 11:00
天候 | 快晴 のち曇り、のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
当日、頂稜からは前日に噴火した御嶽山の噴煙がはっきり見えていました。見えていることに興奮もしましたが、その場では感じられなかった、現場の激しい現実を、その後毎日のように新聞で読み、まずは被災された方々、そのご家族関係者に心からお見舞い申し上げたいと思います。そして亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。火山国の登山者として、自己責任という登山の原則の外に、大きな問題があることも、気づきます。今後、こうした議論をしていく必要も強く感じます。
*******
今年の夏には望めなかった、北アルプスの好天を体験したいと思っていたが、前々から予約していた四駆が納車され、その諸々の装備品を整えることで、土曜日は結構時間を使ってしまい、登山口に入るくらいしかできない状況。
車の中身ができ、少々用を足しに富士見平小屋に寄った後、中央道をひたすら北アルプスへ向かう。眠くて諏訪湖SAで仮眠したりして、沢渡の第二駐車場(足湯)に着いたのは結構遅かった。結構空きもあり、トイレ戸入口の両方に近いところに停め、缶ビール飲んでシュラフに潜る。
五時半がバスの始発とのことだったので、五時半に入口に行くと、案の定タクシーの乗り合いにうまいこと乗れ、6時前に上高地に入ることができた。
夜半に星空だったし、河童橋からは好天の山を期待させる穂高が薄い朝もやに包まれて見えていた。
今日は日帰りで前穂ピストンだけに、いつもと違いザックは軽い。
岳沢の登りも、しばらく行くと、西穂の稜線がまだ朝日を浴びる前から、その威容を見せてくれる箇所が現れる。登るにつれ、稜線の上から太陽の光を浴び、それを反射して輝き始める。
紅葉がすごい。黄色、赤が光っている。期待が高まる。でも、岳沢小屋に着くまでは、谷の紅葉は見事ながら、太陽の光を浴びる前で、写真には映えない。
岳沢小屋でヘルメットを出し、装着。朝日を浴びだした重太郎新道を登りはじめる。木々の黄色や赤に色づいた葉が、自らも光を発しているように、輝くように見える。
さすが荷が軽いとストレスなく登っていける。岳沢小屋から二時間かからずに紀美子平。でも、ずいぶん写真撮ったから、立ち止まり激多し。だって、ため息出るくらい紅葉がきれいだし、展望がすごい。前日噴火した、御岳山は、乗鞍岳の左にくっきり見え、その噴煙もはっきり見えていた。その時は、そこに厳しい現実があったことには、想像はしたものの、リアルに思いはなかなか及ばなかった。
紀美子平に着くと、かなりの人々でにぎわっていた。吊尾根からの縦走者も多いようだった。荷を置かず、背負ったまま頂上へ向かう。すれ違い、順番待ちで少々時間もかかる。
前穂の頂上は広く、多少人が多くても、静かな場所はすぐ見つかる。周囲の展望をカメラに収めた後、北尾根の詰めがよく見える場所で、コンロを出し、パスタをゆでた。明太パスタとゆで汁で作ったネギ塩スープ。
こうした温かいものを作ると、気分が落ち着いてくる。改めて周囲の山々に目をやり、そして北尾根を詰めるパーティーの最後の懸垂下降を眺めた。
30分ほどいて、そろそろ下る。団体さんの擦れ違いをしていると、その後ろにいた、FB山好きグループの友達YNちゃんとバッタリ。あらら。
涸沢から奥穂を経てやってきたという。これから前穂に登り、岳沢に下るという。ヘロヘロとのこと。若いくせに・・元気じゃないか。少し言葉交わして別れる。
紀美子平に下りつくが、少々彼女の事が気になってくる。登山はじめて二年目。単独で、昨日今日の疲労で、事故の多い岳沢の下りは大丈夫かな・・
どうせ急がないから、待つか・・しばらく待つが、降りてこないので、雷鳥広場までおりる。
いや、太陽が上がっていると、空も紅葉も、山も、きれいだ。写真、撮っても撮ってもきりがない。待つのと写真撮るので、時間はどんどん経つ。
次に岳沢パノラマまで降りて、また待つ。少し雲がかかり、曇り模様になるが、場所によるので、見おろす岳沢のカール谷、明神の稜線、奥穂の南側の壁、西穂の稜線に、太陽光が当たって、光り輝いている。
ようやく彼女が下りてきた。心配したようなことはなく、自分のペースでゆっくり、慎重に降りている。少し安心。疲れているので、着実に降りるため、どんどん抜かしてもらっているという。
ここから、二人で下る。写真は相変わらず、撮りまくり。
途中少し曇り模様が続いたが、岳沢小屋に着くと午後の陽射しがいっぱい降り注ぐ。
やれやれと一息入れ、ヘルメットをしまう。
ここからは、岳沢の底の紅葉を楽しみながら、ゆっくり上高地まで下った。
少し足の裏が痛かったが、このペースの登り降り、休みも多く、いつもと違う、疲労感のあまりない山だったので、帰途のドライブは楽だった。
購入おめでとうございます。
やっぱ、山には四駆が良いですよね
軽荷での紅葉ハイクは本当に気持ちがいい
さぞや素敵な時間だったんだろうなと思います。
もうひと紅葉行きたいけど、
台風で紅葉は終わっちゃうかな〜〜〜
devilmanさん、こんにちは!
岳沢辺りの紅葉は最盛期を迎えているようですね。
梅雨明けに歩いた道が美しく紅葉しているのを見ると、季節を変えてまた行きたくなってきます。
でも、この台風で今シーズンの紅葉も終わりですね。今後は低山歩きが楽しそうです。
新車購入、おめでとうございます。
私も四駆なのですが、まだ1度も活用してません…
四駆は、燃費のいいというハスラーですが、今のところ、20km/lを達成しています。ホントにフルタイム四駆なのかな。。。
昨年雪山に行くのに、やっぱり四駆だよねって思ったので。今シーズンは、ガンガン行きたいと思います(汗)
日帰りだと荷物も少ないので、ロングでもいけますね。余裕出るし。
白馬三山も12時間行動で行ってきましたし。テクさんなら2/3で行けるんだろうな、と思いつつ。
でも、rikulikuさんは最近随分精力的に登っていますよね。
これも活用、ですよね。
また雪山になっても、ガンガン行ってください。気をつけて。
同じ山でも、四季折々を楽しめるのが、いいですよね。
ですから、今度は雪を。
前穂日帰りで疲労感あまりないって、さすがですね
うちなら重太郎新道を1日2回も歩いたら、肉体的にも精神的にくたくたになってしまいそうです
岳沢パノラマから見える御嶽の噴煙が痛々しいですね。
でも美しいです。
ロングハイクもこんな美しい紅葉だったら疲れないのかなぁと感想を拝見していたら、ゆっくりで疲労がなかったと。。さすがです。
この辺りは(お恥ずかしいのですが)全く歩いたことがないのですが今年は非常に事故が多かったと聞いているので我々だと緊張でヘロヘロになりそう
ところでハスラーを購入されたのですね。
うちはハスラーのことを知らなかったのですが山友さんにかなりの人気車と聞いて気になっていました。
そして気になるとすごく街中で目に付くんですよね〜
機動性もよさそうで見た目もカワイイですね。
今年のスノーシーズンは楽しみですね〜
まさに、秋、たけなわ、ですね。
素晴らしいです。
景色がいいとテンション上がりますよね〜。
自分は景色がいいとこが大好きですが、
奥多摩で父上に鍛えられたため「行けども行けども鬱蒼とした杉の植林帯ばかり続く地味地味なとこも全然苦にならない」という妻に
じみ〜なところにも不本意ながら一緒に行かされてます
しかし、やはり、こういうお写真をみてしまいますと、
やはりこういうところがいいですね
岳沢も、高度差がすごいだけで大した距離を歩くわけではないので、ゆっくり休みながら行けば、それほどでもないですよ。
是非行ってみてください。
それに、素晴らしい光景に目を奪われますしね。
事故が多いのは、涸沢から等遠くから来て、疲労したところで急な下りにかかるのが問題なので、時間かけてゆっくり来れば、よいのです。
是非、一度。
ハスラー、何か月待ったかな。。なかなか納車されませんでしたが、ようやくです。冬に間に合いました。ホント驚くほど燃費いいですよ。22km/lいきますから。
重太郎新道を登ったことは何度かありましたが、下ったのは今回が初めてでしたけれど、事故の多いのは、疲労の溜まった最後にあの激下りをするからなのだろうと思います。躓いたらまっさかさまだったりしますからね。
そのあたり、慎重にゆっくり行けば、リスクは下げられるのだと思います。
とにかく、登っても下っても、展望の素晴らしさ、是非体験してくださいね。
「行けども行けども鬱蒼とした杉の植林帯ばかり続く」・・は、いやですねぇ〜
植林ではなく、広葉樹などだったら、いくらうっそうとした森が続いてもいいんですが。。それに、展望の素晴らしさがないと、高いところに登った甲斐ないですしね。
山は美しさが大切です。
奥様もきっとそうだと思いますけれど。
もう少し紅葉、そして雪が来ますよね。また、楽しみです。
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