記録ID: 5217335
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
厳冬期の乗鞍岳 3000m級の洗礼を受ける
2023年02月26日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:39
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:38
距離 14.6km
登り 1,476m
下り 1,479m
15:32
乗鞍高原 第7駐車場
天候 | ⚫︎快晴☀️ ⚫︎紺碧の青空 ⚫︎気温 ・出発時-5°C、山頂-15°C ・体感温度は-35°C以上か ・手袋を二枚していたが、両手親指以外 の指先が凍傷になってしまった ・ブラックダイヤモンド レジェンド エスプレッソとインナーにミズノ ブレスサーモ インナーグラブをして いたが、ブレスサーモは綿なので汗 で湿ったのかもわからない ・大いに反省 ⚫︎風 ・15m以上 の強風 ・山頂直下は20m以上の暴風 ・何度も突風に飛ばされ ・岩に叩き付けられた ・山であれ程の危険を感じたのは初めて |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆休暇村の前の道を挟んで反対側(右側) の駐車場 ◆ここから先は冬季通行止め ◆休暇村へは国道158号線前川渡の交差点 から約20分 ◆冬季でも除雪は完璧、早朝は路面凍結 注意 ◆ただし、スタットレス、チェーン携行 ◆乗鞍山頂まで日帰りするなら できるだけ 朝早く出発したい ◆スキー場のリフトは9時ぐらいから運転 ◆休暇村からかもしか平まで徒歩で約1時間 ◆8時以降に出発するなら 第三駐車場から 夢の平クワッドとかもしかリフトを使え ば楽できるかも |
コース状況/ 危険箇所等 |
▪️3000m級の日本の山で夏冬に関わらず 一番登りやすいと言われている乗鞍岳 ▪️さにあらず、気象条件によって大きく 変わる厳冬期の登山は恐ろしい ▪️恐らく 2000mから2500mまでなら なんとかなっても 森林限界を超え 3000mにもなると一変する ▪️出発地点の標高は1600m ▪️誰もいない乗鞍高原スキー場ユートピア コースをかもしか平まで 広く静かなゲレンデをゆっくり スノーハイクを楽しむ ▪️この間 パウダースノーを楽しむのなら ワカンかスノーシューがベスト ▪️かもしか平からツアーコース(防火帯) に入ると少し風が出てくる ▪️特に 問題ないが 雪が深くなる分 急登箇所は踏み込むこともある ▪️紺碧の空に 剣ヶ峰の山容も迫り 期待が 膨らむばかり ▪️問題は森林限界を超えた2500mあたり の位ヶ原から 遮るものがなくなり 一気に状況は変わる ▪️風は更に強くなり トレースも強風で消え 目標物も見失う ▪️途中にある 肩ノ小屋や避難小屋は閉鎖 ▪️肩ノ小屋までは ワカン、ストックの方が 良い ▪️防寒対策は十分する必要がある ▪️肩ノ小屋から剣ヶ峰山頂までは更に難易 度が上がる ▪️アイゼン、ピッケルは必須 雪崩にも 注意 ▪️更に スキー用のフルフェイスヘルメット があれば、滑落、暴風、防寒、日焼け 対策には効果的かと ▪️剣ヶ峰山頂直下は切れている 暴風に飛ばされてないよう ピッケルなどの登山技術が求められる ▪️比較的簡単に登れる山と言っても ベストコンディションの時のこと ▪️いくら 雲ひとつない青空でも 3000m の山は 一変 牙を剥くことになる 🚶♀️上り 5時間半 下り3時間 標準歩行の1.2 |
その他周辺情報 | ●下山後、移動が面倒なので、前にある 休暇村の天峰の湯へ行ったら、 3時過ぎていたので 受付終了 ●仕方なく 乗鞍高原温泉 湯けむり館へ こちらも 男湯は満員 コーラを飲みながら 10分ぐらい待って案内された ♨️休暇村乗鞍高原 天峰の湯 ・営業時間 11:00〜16:00(最終受付 15:00) ・料金大人700円(税込み) ※2023年4月1日以降 変更あり 12:00〜24:00 大人800円 ・カルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩 温泉 無色透明 https://www.qkamura.or.jp/sp/norikura/oneday/ ♨️乗鞍高原温泉 湯けむり館 ・営業時間 10:00〜20:30(最終受付20:00) ・料金:大人730円 ・休館:火曜日 ・単純硫黄温泉 乳白色の湯 https://norikura.co.jp/yukemuri/ ■ Mt.乗鞍スノーリゾート 乗鞍岳裾野の北東斜面標高1500〜2000mに位置し、本州随一の雪質を誇るゲレンデ https://norikura.co.jp/yukemuri/ |
写真
注意 これより先、森林限界
安全確認と注意事項
・ビーコン、プローブ、シャベル携行
・雪崩あり、休憩場所は安全確認を
・道はまもなく終了 その先道迷い多発
・上部は滑落危険 特に降雨後
・下山時は南側の沢筋に入り込まない
・経験・自信のない方は引き返しましょう
安全確認と注意事項
・ビーコン、プローブ、シャベル携行
・雪崩あり、休憩場所は安全確認を
・道はまもなく終了 その先道迷い多発
・上部は滑落危険 特に降雨後
・下山時は南側の沢筋に入り込まない
・経験・自信のない方は引き返しましょう
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
■さて 今回は 冬の焼岳へ行きたくて 色々検討
■中の湯温泉に泊まろうとしたが満室
■日帰りで車で行こうとすると
四駆かつスタットレスでないと
通行できないため これも断念
■かくして 厳冬期の乗鞍岳へ
■ここも 体力的に余裕のある位ヶ原山荘に
前泊して 登頂しようと画策したが
これも満室
■結局 乗鞍高原も取れなかったので
松本に泊まり日帰りで登ることに
◆天候も二転三転
◆土曜日は晴れ 日曜日の高山は雪の予報が
直前に日曜日のてんくらもAで晴れに
◆ただし 山頂付近は-14°C 風速15m
◆さあ どうする
●ゲレンデを歩いていると初めは
天候も最高でハイキング気分であったが
●森林限界を超えたあたりからは
●準備はして行ったとはいうものの、
●やはり強風の冬山は厳しい
●3000m近くになると 厳冬期の洗礼を
受けることとなった
●初めての厳冬期の3000m峰はそんなに
簡単に受け入れてはくれなかった
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私もほぼ同じ時間に登っておりました。
山頂の爆風はヤバかったですね、私は5分といれませんでした。
顔と鼻は見事に凍傷になりましたぁ
位ヶ原のあたりでご一緒だった方ですね
天気は最高でしたが
爆風で未だに指先がヒリヒリ
無事下山 で何よりです
厳冬期3000m峰は初だったので、山頂は滑落が頭のをよぎりました(^_^;)
お疲れ様でした。
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