ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 522236
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

ツルネ東稜↑〜キレット泊〜天狗尾根↓ 出合小屋周回

2014年10月01日(水) 〜 2014年10月02日(木)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.5km
登り
1,419m
下り
1,400m

コースタイム

1日目
山行
3:45
休憩
0:25
合計
4:10
9:35
9:55
120
11:55
12:00
10
12:10
キレット小屋
2日目
山行
4:45
休憩
0:50
合計
5:35
5:25
50
キレット小屋
6:15
15
天狗尾根の頭
6:30
7:05
140
9:25
9:40
80
11:00
美し森無料駐車場
天候 一日目:小雨〜曇天 二日目:晴〜曇り
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道須玉IC〜美し森P
コース状況/
危険箇所等
ツルネ東稜:バリエーション・ルート。所々鬼のような急登あり。尾根を上がるだけだが、岩稜部巻こうとして大迂回になってしまうことあり。
天狗尾根:バリエーションルート。普通下りでは使わない。ロープ使った懸垂降下、フリーでのクライムダウン、やや高度なルーファイ・スキル要。
その他周辺情報 キレット小屋は、10月13日宿泊客を送り出したら今季閉鎖。
そろそろ出発
2014年10月01日 07:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 7:53
そろそろ出発
林道には落ち葉がいっぱい
2014年10月01日 08:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 8:28
林道には落ち葉がいっぱい
垂れ下がるシダ類
2014年10月01日 08:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 8:54
垂れ下がるシダ類
6Aダム
ここまでの林道が長い長い
2014年10月01日 09:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 9:01
6Aダム
ここまでの林道が長い長い
やっと出合小屋へ
2014年10月01日 09:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 9:33
やっと出合小屋へ
2014年10月01日 09:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 9:36
出合小屋内部
アプローチシューズに履き替え
2014年10月01日 09:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 9:36
出合小屋内部
アプローチシューズに履き替え
登山靴とコーラをデポ
2014年10月01日 09:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 9:53
登山靴とコーラをデポ
今日は左へ
2014年10月01日 09:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 9:55
今日は左へ
高根山岳会作成の道標
2014年10月01日 10:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 10:05
高根山岳会作成の道標
右の支沢に入る
2014年10月01日 10:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:08
右の支沢に入る
この先がツルネ東稜取り付き
2014年10月01日 10:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:11
この先がツルネ東稜取り付き
読めないプレート1
2014年10月01日 10:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:26
読めないプレート1
新しい道標
2014年10月01日 10:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:27
新しい道標
読めないプレート2
2014年10月01日 10:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:30
読めないプレート2
読めないプレート3
2014年10月01日 10:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:48
読めないプレート3
読めないプレート4
2014年10月01日 10:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:50
読めないプレート4
読めないプレート5
2014年10月01日 10:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 10:56
読めないプレート5
読めないプレート6
2014年10月01日 11:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 11:08
読めないプレート6
東稜からみる天狗
2014年10月01日 11:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 11:09
東稜からみる天狗
読めないプレート7
2014年10月01日 11:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 11:13
読めないプレート7
東稜から見る赤〜中
2014年10月01日 11:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 11:27
東稜から見る赤〜中
読めないプレート8
2014年10月01日 11:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 11:32
読めないプレート8
ツルネ南峰より赤〜中〜阿弥陀
2014年10月01日 11:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 11:56
ツルネ南峰より赤〜中〜阿弥陀
ツルネ南峰より旭岳方面の紅葉
2014年10月01日 11:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 11:57
ツルネ南峰より旭岳方面の紅葉
ツルネ南峰の道標
高根山岳会制作
2014年10月01日 11:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 11:58
ツルネ南峰の道標
高根山岳会制作
ツルネ北峰より
2014年10月01日 12:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 12:01
ツルネ北峰より
キレット小屋
紅葉が美しい
2014年10月01日 12:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 12:12
キレット小屋
紅葉が美しい
テン場からの絶景
2014年10月01日 12:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/1 12:15
テン場からの絶景
見とれる風景
2014年10月01日 12:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 12:16
見とれる風景
まずはこれ
2014年10月01日 12:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 12:17
まずはこれ
明日はここを下る
2014年10月01日 14:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/1 14:39
明日はここを下る
おつまみ三品と2本目のニッカ
2014年10月01日 14:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/1 14:50
おつまみ三品と2本目のニッカ
赤岳はガス
2014年10月01日 17:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/1 17:09
赤岳はガス
薪で炊く羽釜ご飯
2014年10月01日 17:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/1 17:14
薪で炊く羽釜ご飯
極旨シーフードカレー
2014年10月01日 17:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/1 17:31
極旨シーフードカレー
朝食
2014年10月02日 04:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 4:53
朝食
キレット小屋2階窓から
2014年10月02日 05:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
10/2 5:20
キレット小屋2階窓から
夜明け前、雲海と富士
2014年10月02日 05:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
10/2 5:30
夜明け前、雲海と富士
雲の絨毯
2014年10月02日 05:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 5:36
雲の絨毯
朝日を受ける阿弥陀南陵と煙を上げる御嶽山
鎮魂の夜明け
2014年10月02日 05:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 5:49
朝日を受ける阿弥陀南陵と煙を上げる御嶽山
鎮魂の夜明け
ルンゼのザレ場がはじまる
2014年10月02日 05:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 5:50
ルンゼのザレ場がはじまる
これでおしまい・・・の丸に点
清瀬氏は結構お茶目
2014年10月02日 06:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 6:11
これでおしまい・・・の丸に点
清瀬氏は結構お茶目
天狗尾根の頭より小天狗〜大天狗
雲海の彼方に富士
2014年10月02日 06:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 6:16
天狗尾根の頭より小天狗〜大天狗
雲海の彼方に富士
小天狗を超えて大天狗。ここでハーネス、メット、グローブ、スリング、カラビナ、8環、シャント、Wロープの懸垂下降フル武装。
2014年10月02日 06:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 6:30
小天狗を超えて大天狗。ここでハーネス、メット、グローブ、スリング、カラビナ、8環、シャント、Wロープの懸垂下降フル武装。
強固なコンクリート埋込支点と懸垂で降りる先
2014年10月02日 06:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 6:46
強固なコンクリート埋込支点と懸垂で降りる先
支点にセルフビレイし、これからWロープ&8環&シャントをセット
2014年10月02日 06:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 6:48
支点にセルフビレイし、これからWロープ&8環&シャントをセット
懸垂下降10m弱
2014年10月02日 07:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 7:00
懸垂下降10m弱
降りてから振り返る、大天狗バンドからの降下面
2014年10月02日 07:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 7:07
降りてから振り返る、大天狗バンドからの降下面
第二岩峰の下り、約2.5m懸垂要のポイントあり
2014年10月02日 07:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 7:30
第二岩峰の下り、約2.5m懸垂要のポイントあり
草付ルンゼ急斜面を下り、2m強(フリーで3手)のクライムダウンのあと、ここをトラバース。登りでは右下の基部からフリーで6〜7手必要
2014年10月02日 07:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 7:46
草付ルンゼ急斜面を下り、2m強(フリーで3手)のクライムダウンのあと、ここをトラバース。登りでは右下の基部からフリーで6〜7手必要
第二岩峰(天狗モドキ)をクリアーし、第一岩峰と雲海を眺める
2014年10月02日 07:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 7:58
第二岩峰(天狗モドキ)をクリアーし、第一岩峰と雲海を眺める
振り返ると第二岩峰(天狗モドキ)
2014年10月02日 08:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 8:02
振り返ると第二岩峰(天狗モドキ)
下って撮影
2014年10月02日 08:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 8:07
下って撮影
天狗尾根末端はこのトンネル上のブリッジを左に降り、降りにくい岩稜部に出る。少し戻ってトンネル手前の支尾根を降りていく
2014年10月02日 09:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 9:15
天狗尾根末端はこのトンネル上のブリッジを左に降り、降りにくい岩稜部に出る。少し戻ってトンネル手前の支尾根を降りていく
赤岳沢に降りたところは、水が伏流した沢の、2つケルンが並んでいるポイント
2014年10月02日 09:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 9:19
赤岳沢に降りたところは、水が伏流した沢の、2つケルンが並んでいるポイント
赤岳沢の本沢合流部近く、左岸にケルンあり
2014年10月02日 09:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 9:24
赤岳沢の本沢合流部近く、左岸にケルンあり
赤岳沢から帰ってきた
2014年10月02日 09:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 9:25
赤岳沢から帰ってきた
高根山岳会の皆さん、ありがとう
2014年10月02日 09:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 9:27
高根山岳会の皆さん、ありがとう
デポしていたコーラと出合小屋周囲の紅葉
2014年10月02日 09:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 9:29
デポしていたコーラと出合小屋周囲の紅葉
出合小屋の中で育っているきのこ
2014年10月02日 09:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 9:31
出合小屋の中で育っているきのこ
出合小屋周辺の紅葉1
2014年10月02日 09:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 9:43
出合小屋周辺の紅葉1
出合小屋周辺の紅葉2
2014年10月02日 09:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 9:43
出合小屋周辺の紅葉2
駐車場に帰還
2014年10月02日 11:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 11:03
駐車場に帰還
道々、ここの「天然きのこうどん」を食べようとイメージしていたのだが、開いていない。残念。
2014年10月02日 11:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 11:24
道々、ここの「天然きのこうどん」を食べようとイメージしていたのだが、開いていない。残念。
胡麻だれ手打ちうどんの名店
2014年10月02日 12:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/2 12:18
胡麻だれ手打ちうどんの名店
超美味
2014年10月02日 12:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/2 12:38
超美味
これぞ「うむどん」
2014年10月02日 12:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/2 12:38
これぞ「うむどん」
食後に胡麻だれを薄めて飲む。
激ウマ
1
食後に胡麻だれを薄めて飲む。
激ウマ
撮影機器:

感想

【プロローグ】
キレット小屋で飲み残したウイスキーを、小屋閉め前に飲みに行かねばなるまい、ということで、キレット泊を前後てバリでつなぐ事となった。
昨年は、天狗尾根を登りツルネ東稜を下るコースをたどったので、今年は逆コースで行こう。

【美し森駐車場】
ここから頂上山荘に電話。キレットに今日泊まることを告げる。清瀬氏は先週泊まった時に「これから小屋閉めまで休みなしの常駐」と言っていたので、いることは確実だろう。
頂上小屋スタッフに「今どこですか?」と聞かれた際、「今、美し森駐車場。出合小屋経由ツルネ東稜で登ります。」と告げる。
先週、私からの予約電話が「青年小屋から」と聞いて「なんで?」と叫んだ清瀬氏。
今回は期待通り「出合小屋から」と連絡。そして明日の下りが天狗尾根であることはまだ内緒。

【出合小屋まで】
林道が長い!「こんなに長かったんだ」とすっかり忘れている自分に呆れる。
数個のダムを超え、左側から巻く最後のダムを超えてからは、基本的に右岸左岸に歩きやすい踏跡有り。
ゴロタ岩の沢に出ても、基本的に対岸に目印があり、沢の岩登りを回避できる。
沢はずっと水が伏流しているが、出合小屋の下500mぐらいから水が流れている。
この間、足首までカバーする普通のトレッキングシューズで踏破。

【出合小屋】
相変わらず整備されている。中に神棚まで作られ、ストーブも使えそう。
靴をFive/Tenのアプローチシューズに履き替え、トレッキングシューズとコーラをデポ。
雑記帳にメモ書きして出発。雑記帳にはヤマレコユーザーの記載があった。

【ツルネ東稜】
去年の秋に下りで使っているのだが、登りになると中々の心臓破り急登が所々ある。
一か所岩稜部を巻こうと思って左に行ったら、尾根に戻るまで大変な目にあってしまったポイントあり。
赤やピンクのテープもあるが、今では文字の消えた横長金属プレートが幾つもあり、迷っていないことの確認になる。
(写真で見つけた限りのプレート撮りました。抜けがあるかもしれませんが、今後この尾根を登り下りする方はご参考までに。)

【ツルネ南北峰】
周囲の山の紅葉が最盛期。

【キレット小屋】
いつもの絶景ポイントで写真を撮ってから小屋へ。
外でビールロング缶と持ち上げた昼食。清瀬氏もタバコを吸いに外に来て談笑。
受付のとき下りを「天狗尾根」と告げると、清瀬氏曰くキレット小屋の宿泊登山者で今まで天狗尾根を下った人は一人もいないとのこと。2階個室でしばらくお昼寝。
3時からは怒涛のアルコールタイム。
先週飲み残したニッカを空け、更にニッカ追加。
青年小屋が「遠い飲み屋」なら、権現小屋は「更に遠い飲み屋」で、キレット小屋は「一番遠い飲み屋」ではないだろうか。
頂上山荘などは美濃戸から容易にアプローチできるので、キレット小屋でボトルキープしてもらったのが「一番遠い飲み屋」で相応しいだろう。

清瀬氏とお互いとっておきの八ヶ岳ネタの披露し合いとなった。
二人で出したネタは、私の「○○荘小屋番泥酔事件」と清瀬氏の「△△荘小屋番泥酔事件」。
○○と△△は別の山小屋だが、中々「アリエナイ」事件。お互い「いや〜ほんと、信じられないようなことはあるよね。」で落ち着いた。

御嶽噴火、キレット小屋は当日30人超の宿泊者の対応で清瀬氏はまったく知らなかったのだという。キレット小屋には火山灰は来なかったが赤岳頂上山荘には火山灰が少し積もったもよう。

そうこうしているうちに、テン場まで声が轟いていた、赤岳南面ルンゼ降ってきていた3人PT(男性2名女性1名)が到着。
今日の宿泊は小屋4名(3人PT+私)とテン場1名。

3人PTの皆さんはお酒飲まないかわりにコーラのおかわりが凄かった。
私に八ヶ岳のバリエーション(特に阿弥陀南陵)についての質問攻め。
知っていることは答え、明日彼らが行く、権現〜乙女の水〜源治新道〜西岳〜ゴルフ場駐車場について特に、「源治新道は隠れた『苔』の名所なので、十分味わって通ってください。」とアドバイス。

翌朝5時食事、5時半出発。清瀬氏は11月3日まで頂上山荘勤務でその後は本沢温泉とのこと。そちらに私が行かなければ、再会は来年のキレットということになる。
「じゃあお元気で」と声をかけ出発。

【天狗尾根下降】
キレットから天狗尾根の頭までの間に、日の出を受けて赤く染まる阿弥陀南陵(青ナギ〜無名峰)と、その奥に噴煙上げる御嶽山がよく見えた。
『鎮魂の夜明け』。予期せず人生を閉じざるを得なかった皆様のご冥福を祈る。

緑色のロープで通せんぼした天狗尾根に進む。
小天狗を右に巻き、大天狗の北側の基部でザック降ろし武装する。
チェストバッグはザックに仕舞、ストックは2本ともザックサイドへ。
ハーネス、メット装着し、4個のカタビナ、ショートスリング、セルフビレイ用ロングスリング、8環、ペツルのシャント、捨て縄4本・・・
大天狗の向かって左側のハイマツ地帯の上端を巻いていく。
反対側(南側)に出ると、バンドの先にコンクリートでボルト2つ固め、鎖でつないだ強固な支点がある。
ここにセルフビレイして、20mWロープをセット。8環とシャントで懸垂降下。
ロープはギリギリで、高低差約10mということ。

次の第ニ岩峰(天狗モドキ)は、南面東寄りの草や木があるルンゼを降りなければならない。これが結構イヤラシく、途中2.5m程度の足場のない垂直面あり。
仕方なく木の太い枝を支点にしてWロープで降下。
草付きから岩場に降りる最後のギャップはほぼ垂直で2m程度。ホールド・スタンス豊富なので後ろ向きにクライムダウン。3〜4手で岩場に接地。
最後の岩場は、登りではフリーの7〜8手で基部から草付きルンゼに出たものだが、上から見ると登りに使うルートと別に、突起が短いけれどちょっとした足場になりうる薄いバンドをトラバースできることが見て取れた。
今日はFinve/Ten履いていて、フリクションは抜群なので、ロープを出さずトラバースすることにした。

上手く難所を切り抜け、天狗尾根び急坂を降りていく。
途中何ヶ所も尾根を外す方向に踏跡あ伸びるが、尾根をキープすることを心がければ大丈夫。

天狗尾根の最終ターミナルは、トンネルを通過した先に、大きな岩石で終了になっている。
少し戻って笹薮の中を赤岳沢に降りる。降りたところは大岩2つの上に小ケルンが仲良く2つ置かれているところ。

【出合小屋〜美し森】
出合小屋でコーラ飲み、靴を履き替え、枯れ沢下り。
美し森から、道々考えていた「仙人小屋」での「天然きのこうどん」食べに鉢巻道路を西へ。しかし店は開いていない。残念。
パノラマの湯に浸かりながら次の一手を考える。
うどんつながりで、久しぶりに美味しい胡麻だれうどんを食べに「千座」へ。
久しぶりに女将さんと話し、アケビをもらって帰路についた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1320人

コメント

ALFAROMEOさん/秋真っ盛りですね
いよいよ八ヶ岳も秋の様相になってきましたね。こうなると山終いも近い・・・。
「キレット小屋で飲み残したウイスキーを、小屋閉め前に飲みに行かねば」という割には追加のボトルを開けていたのでは無限ループではないでしょうか。

『青年小屋が「遠い飲み屋」なら、権現小屋は「更に遠い飲み屋」で、キレット小屋は「一番遠い飲み屋』
まったく我が意を得たりです。それにしても、これらの小屋の名物が全部「カレー」というのが面白いですが。
キレット小屋周辺の紅葉は素晴らしいですね。Shot29の天狗尾根は日本じゃないような景色です。

うどんの「千座」。知りませんでしたが、これは遠くないのでぜひとも行ってみたいと思います。
相変わらず情報通でいらっしゃる。これからもレアな情報をお願いいたします。
2014/10/3 9:31
Re: ALFAROMEOさん/秋真っ盛りですね
こんにちは。
キレット小屋テン場から見る赤岳は、日本離れしていて格別です。
ウイスキーは新しい小瓶は全部飲み切りましたので、ボトルキープなしです。翌日赤岳ルンゼ〜小天狗のあたり、酒が残っていてちょっとふらつきましたが、大天狗の懸垂降下でシャキッと立ち直りました(笑)。
皆さんはシラフで歩いてください。
2014/10/3 14:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら