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Yamareco

記録ID: 5235688
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

ノートレースの仙丈ヶ岳(地蔵尾根)

2023年03月03日(金) 〜 2023年03月04日(土)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
22:06
距離
26.3km
登り
2,322m
下り
2,309m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:46
休憩
0:09
合計
8:55
距離 10.6km 登り 1,425m 下り 197m
8:24
156
11:00
11:09
176
14:05
194
2日目
山行
12:15
休憩
0:20
合計
12:35
距離 15.7km 登り 903m 下り 2,118m
5:48
205
9:13
9:14
22
9:36
9:42
9
9:51
102
11:33
11:34
169
14:23
14:35
142
18:23
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏木登山口駐車場🅿
有志の方が整備してくださってるようです、ありがとうございます。トイレ有
コース状況/
危険箇所等
平日休みが取れたので、地蔵尾根から仙丈ヶ岳を目指した。
3月3日金曜日スタート、一泊二日の工程。

この日の入山者は僕らを含めて3組。
前日に降雪があったようでラッセルの可能性も。
一人は松峰小屋までの日帰りのおじいさん(トレースありがとうございました)
もう一人はソロの男性(同じくありがとうございました)で2250m付近でテン泊して翌日はそのまま下山とのこと。そこから先はノートレース確定。

レコを見ると幕営地としてよく見られるのが2400m付近。
僕らはのんびり出発したのでそこまでたどり着けなかったが、2380mのコルの
ちょうど風のあたらない一段下がったところに設営することができた。
レコをみると6時間くらいとあるが8時間もかかってしまった。

翌日、4時起き5時半出発。
ノートレースとはいえ、10〜15cm程度なので古い踏み跡を探しながら歩く。
登り返しが多く、幕営適地の2400mまでも30分くらいかかる。昨日ここまで来なくてよかった。

そのあたりで、日帰りの若者に追いつかれて三人で話しながらしばらく歩く。
2700mの沢地形手前で、彼がズボッと腰まで踏み抜く。
なんと携帯が見当たらないと言う。
スコップを持ってきていたので、掘りまくって探すが見あたらない。
結局2、30分三人で探したが見つけることはできず、彼は少し戻って探すとのこと。もし見つからなければそのまま下山すると言うので、残念ながらここで別れた。

そこから稜線にでると7〜10mくらいの強風。風の少ないところで装備を整えた。
ラッセルになるところもあり、時間がかかった。
悪い箇所がいくつかあり、滑落したら助からないような傾斜のトラバースもあり、緊張した。ロープは持ってきてないが、あれば出してもいい場面もあった。
去年行った五竜岳のトラバースの方が長くて嫌だけど、雪質次第。

途中時間が押していて、敗退するか迷ったが、山頂っぽいものが見えてきたので
妻にヘッデン下山になるかもしれないけどどうする?と聞き、行くことにした。
仙丈小屋との分岐につくと15mの強風でよろけながら風の当たらないくぼみで妻を待つ。そこから山頂は近かった。

無事に3033mの頂に立つことができた。初めての3000m。
(たしか劔岳は2999mだった)
周りを見渡すと名だたる山々が見えるが、どれもここよりは少し低く見える。
確かに3000mだけあるなと思いながらすぐに下山。

日帰りの方二人とスライド、トレースのお礼を言われる。
風も徐々に落ち着いてきて、気温も上がり雪もグサグサ。嫌なトラバースは慎重にクライムダウンした。

ややエネルギー不足になりながらテン場に戻り、急いで撤収。
12:45にテン場から下山開始して18:25着
予告通りヘッデン下山。ヘッデンスタートなのに。
休憩多めだったが、長い1日だった。

全体的に傾斜が緩く、急登は少ないがそのぶん長く歩くことになる。
また、標高1950m林道終点付近までのトラバース道は、雪がなく土が出ている箇所も多く非常に歩きにくかった(アイゼンを外すわけにもいかない)

ノートレースの3000m峰に一泊二日で行けたことは、とてもいい経験となった。
その他周辺情報 諏訪ICまで50分
予約できる山小屋
仙丈小屋
柏木登山口駐車場
2台停まっていた
2023年03月03日 08:20撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
3/3 8:20
柏木登山口駐車場
2台停まっていた
2回ほど林道を歩きます
2023年03月03日 10:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 10:01
2回ほど林道を歩きます
今回はクロスオーバードーム2を投入したので軽い(20kg)
2022年03月03日 08:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/3 8:34
今回はクロスオーバードーム2を投入したので軽い(20kg)
遅くなってなんとか設営完了
7リットル水を作らなきゃ
2023年03月03日 17:49撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
3/3 17:49
遅くなってなんとか設営完了
7リットル水を作らなきゃ
ご一緒してくれた若者。
携帯は見つかったのだろうか。無事に下山できてる事を祈ります。
2022年03月04日 06:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/4 6:48
ご一緒してくれた若者。
携帯は見つかったのだろうか。無事に下山できてる事を祈ります。
2700mの沢地形
降雪直後だったら雪崩が心配
2022年03月04日 07:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/4 7:27
2700mの沢地形
降雪直後だったら雪崩が心配
山頂っぽいものが見える
一時間であそこまで行ければいいんだが。(結果行けた)
行くかどうするか相談した
2023年03月04日 08:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
3/4 8:30
山頂っぽいものが見える
一時間であそこまで行ければいいんだが。(結果行けた)
行くかどうするか相談した
なんか変なポーズ
2022年03月04日 08:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
3/4 8:42
なんか変なポーズ
盗撮されてた。
2022年03月04日 09:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
3/4 9:05
盗撮されてた。
風除けポイント
山頂は雪煙が舞ってる
2023年03月04日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
3/4 9:18
風除けポイント
山頂は雪煙が舞ってる
甲斐駒と見えにくいけど仙丈小屋
ここまで泊装備でくるのは大変だと思う
2023年03月04日 09:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
3/4 9:18
甲斐駒と見えにくいけど仙丈小屋
ここまで泊装備でくるのは大変だと思う
富士山と北岳と間ノ岳と指
2023年03月04日 09:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/4 9:38
富士山と北岳と間ノ岳と指
←間ノ岳 ↑塩見岳 →大仙丈ケ岳
かな?
2023年03月04日 09:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/4 9:38
←間ノ岳 ↑塩見岳 →大仙丈ケ岳
かな?
お疲れ様、頑張った
2023年03月04日 09:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/4 9:39
お疲れ様、頑張った
3033
3月3日に来たかった
2
3033
3月3日に来たかった
長かった下山も終わり
長かった下山も終わり
駐車場から。星が出てました
1
駐車場から。星が出てました

感想

自分たちの足が遅く、思ったより時間がかかってしまった。
(特に初日は出発が遅すぎた)
穏やかな気候のおかげかクロスオーバードームは結構快適で結露も少なかった。

今回チェンスパは持っていかなかったが、アイゼンは要らない程度の凍結箇所が多く、あったほうが良かった。

1日目のテント場までの道のりはゆる〜い上りの横移動が多く、中々高度が上がらない。長い。ダルい。1900〜2000辺りが長くて辛かったです。皆さんがテント場としている2400地点までは辿りつけず、2300辺りで幕営。 翌朝山頂アタック。ノートレースだったので時間がかかる。殆ど夫にラッセルしてもらい、(途中、出会った青年にも)なんとか山頂に辿り着けました。達成感があり、少しルウルウ😢してしまいました。 2700〜の沢地形のラッセルが結構深かったです。それ以降は岩場っぽい箇所のトラバースはけっこう怖かったです。
天気も良く風も思ったより穏やかで、景色もキレイに見えてとても良い山行でした。

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