後白髪山 久々過ぎて・・・
- GPS
- 06:45
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,075m
- 下り
- 977m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:44
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ゲレンデ尾根は時期によってはピッケル必要です。 |
写真
感想
後白髪山に行って来ました。
今年はいよいよ50歳になるbig yearということで、子供達(8歳ともうすぐ5歳)はyomeに任せて久々に冬の後白髪山に行ってきました。
今回は時間が無い勤め人の性+なるべく早く帰ってパパ活(たぶん意味が違う)するためにマイカー利用。おかげさまで6時20分くらいにはスタートできました。朝方は-3℃くらいで雪が良く締まっており、「つぼ足+軽アイゼン」のいつもの古いスタイルで、スノーシューやワカンやピッケルは置き去りにして定義林道を歩き始めます。どうも前日の土曜日に登山者が入った気配がなく、古いスノーシューかワカンの痕跡を頼りにヌルヌル歩きます。途中、「あれ、トレース消えた?」と思ったら、林道から左に入る最初の分岐を通り過ぎていました(爆) 「だいぶ勘が鈍ってるな」と思いながらも、ヌルヌルと4km地点へ。
本日は水を4L程度用意したのですが、50Lのザックは本来yome用で微妙にフレームが身体に合いません。腰ベルトを締めると上半身がフィットしないので、仕方なく腰ベルトはやめて胸ベルトで誤魔化していましたが、リュックの選択ミスだったようです(爆) それにつけても(おやつはカール世代ですが)身体が重い! このところ雪山をサボッていたのもありますが、体重も3-4kgくらい増えて、贅肉を蓄えに蓄えた結果となれば必定、おかげで脳味噌が崩壊し始めます。「いやー、酷いね、ヒデブだね。今度からデブックマに改名するかぁ」「ヒデブックマのほうがいいかな?」などと独りごち、最近聴いているエルレガーデンを鼻歌しながら(昔はピロウズが多かったのですが)、雪庇にとりつく頃には気温も0℃くらいになり良い案配です。「あれ、昔は最初に左に見える雪庇はスルーしていたよな。確か、途中で一回雪庇が途切れるんだよね。p1077まで直登していくのが最短コースだったハズだけど・・・」とやっちまった感を抱きながらも、蔵王、吾妻、飯豊、朝日、月山、鳥海と、最高の景色に見惚れながら、自分をダマしダマされながら雪庇を行きました。
さて、ゲレンデ尾根に到達し、ジグを切って登り始めたのですが、すぐに異変に気がつきます。キックステップの効きが悪いです。詰まるところテカテカツルツルのカチンコチン状態。このところの好天で一気に雪解けが進んで、夜中に冷え込んだ影響なのでしょう。「本日ピッケル様は不在で御座います。御用件のある方は、伝言メッセージをお願いします」、壊れ気味の脳味噌は平成初期の留守番電話を垂れ流しますが、途中で進めなくなる始末。やむなくジグを切り戻って左の樹林帯に逃げ込んで、四つん這いになりながら、這い上がりました。「いやー、やばかった。今日はやばかった。12本爪アイゼンで来るんだったな」とは後の祭り。ここでの体力消費の影響が大きく、ゲレンデ尾根上部に出てからはスピードダウン。ヨレヨレでの山頂到着でした。
それでも、冬の後白髪山頂は久しぶり。相変わらず立派な山体の月山、お隣の二口の大東岳や面白山、そして船形山を目にすると、帰ってきたなぁと感慨深いモノがありました。山頂では軽く食事をしましたが、たいして寒くありません。気温も7℃くらいまで上がっているようで、いつまでも留まっていたかったのですが、帰路につくことにします。足元を確かめると、10年使ったエバニューの軽アイゼンの右側の足首のベルトが切れていました。「経年劣化かな、仕方ないかな」と思うのですが、なにやらスパッツの上から軽アイゼンをつけていたようで、「なんかオカシクね? ひょっとしてベルトに余計な負荷が掛かっちゃったのでは?」と訝しがります。とりあえず左だけをつけて帰ることにしますが、ここからさらに想定外の事態が。山スキーの男性、ワカンと12本爪アイゼンの男性、3人組女性パーティ、バスで来たという女性、合わせて6人もの方々とスライドする展開が待っていました。「後白髪山って、こういう山だったっけ? ホトンド人に会わないのが特徴だったのでは? ヤマレコをサボっているうちにこんなに変わっちゃったの!?」、もう何がなんだか分かりません。気温も上昇してシャーベット状となり、踏み抜きが多発します。「withコロナの時代なんだから、with踏み抜きでしょ」と言ったとか言わないとか、重力に任せて下り切りました。
定義でお饅頭を買って帰宅。
yome「めっちゃ日焼けしてるよ。日焼け止めクリーム塗らなかったんじゃない?」
derakkuma「・・・☆※▲ ・・・それはあなたが塗ってくれなかったからじゃない?」
yome「だいぶ疲れてますねぇ・・・」
とりあえず山行記録をupせねばと書くには書きましたが、さっぱり頭が働きません。おでこに冷えピタを貼って貰ってどうにかfinishしましたが、イロイロと今後が案じられる日曜日でした。
コメント
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それに、早池峰まで見える絶好の天気!(←もっとも、kkumaさんは吹雪の中の突撃の印象の方が強いですが・・・・)
久々で・・・・と文面では自嘲しておられますが、写真からは楽しい雪山しか感じられませんよ。
経年劣化でアイゼンバンドは切れたようですが、HG後白髪への気持ちは切れていないようでなにより。
四方に見える雪白い峰々、やっぱりいいですね。(黒々した関東南部ド低山しか歩けていないodax)
PS
かつて山登るodaxを下支えしてくれた、カッコ悪くもぶっといふくらはぎ。
反面、長靴履く時は閊えて困ったもんですが、今朝清掃のため久々に履いたらスコッと履けました。
腹回りはどんどん緩んでいるのに・・・・、ちょっとショック。
毎度大変御世話になっております。
御心配をお掛けしましたが、久恋の想いは、萎むどころか育ち過ぎてしまいまして(爆)、とうとうこの日を迎えることができました。
「どうしても行きたい、どうしても登りたい」
体力も大事ではあるのですが、山はハートで登るものだと改めて再認識です。
御師匠様の仰られる通り、快晴の後白髪を噛み締めるように満喫、堪能し、さらにまた新しく学ばせて頂きました。
天気と景色は期待以上でしたが、雪庇を越えて現れた後白髪の想像以上の大きさに、イチバン感銘を受けました。
記憶の姿よりも、写真で見るよりも、ずっと大きかったのが新鮮なオドロキです。
それにしても、御師匠様の人徳には頭が下がるばかりで、私も見習いたいです。
今後ともよろしくお願い致します(ヽ゜ω゜)ノ
後白髪、リターンズ。お疲れ様です。お元気そうで何よりです。
鳥海も見えて、雪山の広がり、いいですね。そう言えば、derakkumaさん設置の三峰山の山名板はどうなっているでしょうね。
こちらは、転居以来、近辺には行っていますが、さっと雪山に行く、ができなくなって残念です。
ご無沙汰しております。
疲れました。月曜日はずっと筋肉痛で腰が曲がっていましたが、デトックスとかそんなレベルではなくて、「幸せ」そのものを貰って帰って来たように思います。雪山はいいですね。天気が良かったので、帰りは上空沢に突撃して横川林道から帰ろうか、とも思ったのですが、イイトシだし、不思議と入山している方が多いので、断念しました(爆)
三峰の山名板とは、ずいぶんと古いネタを突っ込んできましたね(笑) 実は私も2年前の11月に見に行きましたが、塗装はすっかり剥げ落ちたものの、今のところまだ役に立っているようです。
転居されてからも精力的に山に行かれているようで、なによりです。私も東京にいたときは、丹沢以外にはほとんど足を伸ばせなかったので、勿体なかったなぁと後悔するばかりです。まずは春夏秋冬、近場をしっかり歩き尽くす、ということが山登りの基本だと思うので、もう一度このあたりの山を歩き直したいですね。
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