記録ID: 5243361
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沢登り
丹沢
金目川水系 春岳沢（上部まで）
2023年03月04日(土) [日帰り]
kamog
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 685m
- 下り
- 678m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
■春岳沢（はるたけさわ） 蓑毛奥の髭僧ノ滝から中流部の水源でもある湧水帯までが一般的には溯行対象で 沢登り初心者向きとされています。 湧水帯右横のトラロープ沿いに登り大山南山稜／西の峠へ出る植林径路（最初の沢を横断する箇所はザレ場の下降あり）を使って下山するルート取りが一般的なようです。 ここまでの記録は多くの方があげているものを見ていただくか、拙著『丹沢の谷200ルート』（山と溪谷社）をご参照ください。 さて今日は過去の記憶も記録も曖昧になった湧水帯より上流部を溯ってきました。 Co785m左岸から湧き出す湧水帯が実質上この沢の水源で、下部柏木林道脇の 春嶽湧水よりも真の春嶽湧水と言ってもよいかもしれません。 ここから沢は水も涸れ溪相もガレとゴーロの荒涼としたものに変わります。 すぐに大岩が2つ以上並んでいます。右隅を小さく巻くように越えて少しで 左が斜度の緩いフェイス、右が落ち葉が溜まった浅いルンゼ状の12m棚。 たしか昔の記憶では左のフェイスを登り、あまりよくなかった印象だったので 今回は一見易しそうな右の浅いルンゼに取り付きました。 露出している岩部分も下から見れば容易に見えますが、外傾していて意外に細かく ホールドも甘くてちょっとチキンになりました。 一手一足身体の軸を崩さないよう、メンタル的に克己して、最後は落ち口の岩場を 左の本流にトラバースして突破。 見た目に騙されるな、の典型です。 890m二俣。右俣は緩く左にカーブした先は3×8mほどの長い大岩が横たわり、 左俣は3段8mほどの棚になっています。 この棚は右横から斜上するように取り付き中央を越えました。（�卦蕁� すぐに左に3m岩がある2段6m棚。3m棚が2つ離れた状態で、いずれも 右壁を登ります。（�卦蕁次� 少し登ると、右から浅く短いルンゼ状の支沢、さらに同じく右（北東）から 右側がやや被り気味壁の苔トイ状8m棚の支沢が見えてきました。 この支沢出合付近は正面がザレており、右側の緩いフェイスバンドをトラバース して棚の下に出てからザレを巻きました。Co950m辺りです。 ここから上流は次第に斜度も増し、落ち葉の下は概ね不安定なガレで、キック ステップをしてもズルズルと足場が決まりにくくなって、しばらくは踏ん張った もののいい加減に飽きてきたので、右の浅く急な尾根状に乗り移りました。 半ば木登りで一手一足に集中し、斜度もようやく緩んだ頃、一般登山道である イタツミ尾根へ飛び出し溯行終了。 本坂追分（25丁目）分岐よりイタツミ尾根を少し下った辺り。 喧噪を嫌い下山はさっさと25分でヤビツ峠へ。 初心者沢の春岳沢はやはり湧水帯で終わらせるのが一般的にはよいのが結論です。 |
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