記録ID: 5266404
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積雪期ピークハント/縦走
飯豊山
飯豊山
2023年03月11日(土) 〜
2023年03月12日(日)



- GPS
- 21:58
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,575m
- 下り
- 2,554m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 10:09
距離 12.4km
登り 1,636m
下り 325m
2日目
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:44
距離 19.2km
登り 941m
下り 2,255m
16:47
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◇ごく部分的に数日前のワカン、スキーのトレースあるものの概ねノントレース ◇弥平四郎登山口まで片道約4kmの林道…早朝の往路は一部凍みていたもののほぼズボズボ。復路はすねから膝のズボズボ。 ◇取り付き〜上ノ越…登山口手前の尾根から取り付く。一部雪が割れたり、切れていたりするものの、往路はアイゼンで問題なく行けた。復路では緩んだ雪に難儀。 ◇上ノ越〜巻岩山…雪庇の崩落、クラック多数、一部出ている夏道から安全地帯の樹林に出たり入ったり。 ◇巻岩山〜疣岩山〜三国岳…雪堤歩きとなるがクラック多数。雪庇の張り出しに注意。 ◇三国岳〜種蒔山…例年より小さい気もするが、巨大な雪庇の張り出しが続く。クラック多数、踏み抜き注意。雪の状態によってはピッケル必須。 ◇種蒔山〜本山…草履塚から御前坂への下りは急傾斜な上雪面硬く要注意、雪の状態によってはピッケル必須。御秘所には少々の積雪あるものの鎖は出ており、慎重に歩けば問題なし。 ◇避難小屋 三国小屋…2階から出入り可能、お手洗い◎(屋内) 切合小屋…2階から出入り可能、お手洗い○(屋外、今回除雪して使用) 本山小屋…2階から出入り可能、お手洗い×(屋外、雪の中) 以上3/12現在の状況ですが、雪の状態は日々変化しており、飯豊にはまだ降雪の可能性があります。慎重な計画と準備をお願いします。 |
その他周辺情報 | 津川温泉 清川高原保養センター(@500、つるすべの凄く良いお湯◎) |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ワカン
ストック
スコップ
厳冬期フル装備
|
---|
感想
今年も雪の飯豊へ。
ズボズボスタートでどうなることかと思ったが、飯豊の山々に見守られ、青空に励まされ、なんとか歩き切ることができた。弥平四郎の集落に帰還し、舗装路に降り立った時の感覚が忘れられない。踏み抜く恐怖なく、歩む力が沈むことなく全て前方に働く。疲れているのにひどく興奮した(笑)
無事に下りて思う。やっぱり飯豊は素晴らしい。
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土日連続の晴れ予報だったの…そろそろcheeさんは本山かしらとソワソワ楽しみにしてました(笑)
真っ白で美しい景色とそして小刻みに波打つ雪庇がデンジャーで心が色々震えます
87枚目のひび割れないのない滑らかな斜面が飯豊の雪深さを感じます。
素敵な景色を見れてとっても幸せになりました。ありがとうございます。
…それにしても昨日は温度がかなり上がったので帰りの林道が恐ろしい程ズボって相当キツイですよね…
( ゚Д゚)
連日の晴れ予報にルンルンと出かけたものの、林道に足を踏み入れた瞬間からそんなルンルンは完全に消え失せました…林道だけで足が終わってしまいました。その足で重荷を担ぎ、あの雪庇連なる稜線を行くわけですから、それはそれは踏み抜きまくりです(ノД`)
この2日間で何回踏み抜いたか…軽く200回は超えているでしょう(ノД`)どうしても脱出出来ずにザックを下ろして這い上がったことも何度か(ノД`)
とどめとして、林道へまもなく下山というところでワカンのまま滑落し、ツリーホールに落ちて止まるという(笑)いや、笑っている場合ではないのですが(笑)
からの、ズボズボ林道歩き。温泉やラーメンではなく、舗装路を楽しみに下山を頑張りました(笑)
ほぼほぼ雪庇際から同じ距離
隠れクレバスがあるはずなんだけどなw
下山した時の弥平四郎
赤や青いトタンの色彩も
側溝を流れる雪解け水の音も
人が営む匂いも
全て心地良い😌
え!!あそこに(°_°)
以前、雪の多い年に雪庇の切れ目から上がったことがあったので、切れ目っぽいところを目指して真っ直ぐ進んでしまいました。そしたら今回そこは切れ目ではなく完全に雪庇が落ちて崖になっていました(*_*)雪のつき方、落ち方、年によって変わるものですね。
隠れクレバスがあったなんて、全く気づきませんでした。私の体重が軽かったかな?(笑)
そうですね、やっと下りてきての弥平四郎集落の雰囲気は、なんとも言えない郷愁にかられます。雪深く奥深いあの場所に暮らす人々、きっとお強く優しいでしょうね(^^)
まだ浅い山経験ながらもお気に入りの山域、お山がある程度絞られて、年々ルーティンが決まってきています。それでもなかなか休日とお天気とがうまく合わずに悶々とすることも多いのですが、飯豊に関してはこの時期を逃さず毎年訪れることができているのでかなりの奇跡です!(^^)
この時期弥平に行くたびcarrimerさんを思い出すのも私の年中行事です♪
残雪期に入ったとはいえ、弥平四郎から飯豊本山まで標高差2575mを登り上げるのは容易なことではありません。1日10時間以上を2日間歩き通せる体力は素晴らしいです。
BCでもチャレンジしたいところですが、切合小屋宿泊となるとザックの重量などハードルが上がり躊躇してしまいます。BCで本山から滑走開始できたら最高かと思いますが...。自分はGW辺りに大日杉から地蔵岳経由で本社ノ沢を利用してワンデイで狙うより他方法が無さそうです。
hareharawaiより
そうなんです…残雪期とは言え、飯豊に向かうにはまだまだ厳冬期装備が必要な上、夏でも遠い道のりを踏み抜きながらです。どの山もですが、下山のための体力も残しておかねばならないので、しっかり食べてしっかり休んで、決して怪我もできません。毎年のようにこの時期向かいますが、その度楽しみと同じくらい不安もいっぱいです。それでも歩き始めればただもう嬉しくて。夢中で歩くばかりです(^^)
切合と草履塚の間にはスキーの跡が微かに残っていました。すごい方がいらっしゃいます。
さすがの飯豊、まだまだ真っ白でしたが、他の山域と同様、例年に比べれば雪が少ないようです。少し寂しくもありながら、あの雪の下にたくさんのお花が眠っていると思うと今から夏も楽しみです…♪
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