正丸駅〜旧正丸峠〜ツツジ山〜正丸駅


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 829m
- 下り
- 839m
コースタイム
天候 | 曇り。気温≒13℃〜16℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは正丸駅の改札と斜め階段の間に有ります。トイレは正丸駅・刈場坂峠だけにあります。水場と自販機は正丸駅だけでコース上に一切ありません。刈場坂峠には週末だけサイクリストやライダー相手に移動販売車が現れるようです!?(ビールが飲めた昔の茶屋が懐かしい・・・) ルートの状況は下記の通りです。 【正丸駅〜旧正丸峠】コースは全体的に整備されており安全上何も問題はありません。 【旧正丸峠〜サッキョ峠】山と高原地図2014年版には、サッキョ峠南側は急階段と表示されています。この場所は木製ステップが何ヶ所かで流出しており、非常に滑り易く極めて危険な場所が有り、雨天時等の通過には十分な注意が必要だと思います。又、尾根上にチョットした岩稜がありますが、焦らずに通過すれば問題は無いと思います。 【虚空蔵峠〜牛立久保】牛立久保南側はなだらかな尾根で道筋がかなり不明瞭ですが、赤いテープが踏み跡の上の雑木の枝に取り付けられてぶら下がっていますので、これを見落とさない様に歩けば問題無いと思います。 【831mピークからの下り】山と高原地図の2013年版までは破線だったのに、2014年版から実線に変更判断をした昭文社の方にお伺いしたい。「あなた方は素人ハイカーを殺すおつもりですか?」と! 何故あんな危険なルートを破線から実線に変えたのか理解に苦しみます。 831mピーク(山と高原地図表示では大ツツジ)からの下りの他に、山と高原地図表示の小ツツジからの下りもかなりの急斜面で危険です。今の状態では決して一般登山道とは言えないと思います。飯能市の案内標柱が所々に設置されていますが、林道造成で山道が寸断されている今となっては気休め程度でしかありません。初心者はこのルートには入らない方が良いと思います。特に雨天時は致命的な状況に陥る可能性があります。 横見山頂上(環境庁の看板ではツツジ山)に有った看板で、横見山から正丸駅の方向を示す表示に付け足して、わざわざ「関東ふれあいの道ではありません」と丁寧に但し書きがあったのを思い出しました(写真参照)。これは通過後に気が付きましたが、「もし何か問題が有っても我々の責任ではありませんよ、我々は一切関知しませんよ」と云う事なんでしょうね。 【三田久保峠へたどり着く前】この近辺で縦横に造成され続けている林道のために、地図上の登山道はズタズタに寸断されている上に、ハイカーへ対する迂回案内表示も一切無くて、山と高原地図表記の三田久保峠へはたどり着けませんでした。 林道造成は奥武蔵の宿命とはいえ実に悲しい状況です。結果的には新たに造成された林道をダラダラと歩いて、西側の高麗川源流沿いにある「子ノ神戸」付近にたどり着いて、そこから正丸トンネル手前の信号に出て駅まで歩いて来ました。 |
その他周辺情報 | 正丸駅前の売店しかありません。ただし週末だけは刈場坂峠に移動販売車が来るようです。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 国土地理院発行
昭文社 山と高原地図 1 奥武蔵・秩父(2014年版)
シルバコンパス 1
トレッキングポール 1 収納袋共
帽子 1
雨具 1 レインスーツ、折り畳み傘
携帯電話 1
単眼鏡 1
カメラ 1
メモ帳 1 筆記用具共
携行食 カロリーメイト、飴等
救急セット カットバン等
健康保険証 1 運転免許証共
着替え 1 スタッフバッグ共
タオル 1
ゴミ袋 5
ペットボトル飲料 1 飲料水
ツールナイフ 1
ヘッドライト 1
無線機 1 144、430Mhz
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感想
日曜日に奥武蔵には来たくなかったのだが、台風19号が近づいているので週明けの計画を前倒しで実施した。それに今回のコースは超地味なコースなので、日曜日でも人と会うこともあるまい、との打算もあった。結果的には横見山南側の831mPで一人のご婦人とすれ違っただけだったので正解であったが、刈場坂峠はマラソン大会の中継所でテントまで設営されてお祭り騒ぎだったし、往復の電車もハイカーやトレランナーで満員状態。やはり出来るだけ日曜日には奥武蔵には来ない方が良いと思った。
正丸駅から旧正丸峠への道は沢沿いの歩きやすい道なので、道の左側の沢のせせらぎを聞きながら、いにしえの旅人に思いを馳せて峠道を歩いていたのだが、時々、右の頭上からオートバイの爆音が響いて来て興ざめになる。正丸峠への旧街道はバイク族の聖地らしいのでやむを得ないのだろうが、あのケタタマシイ爆音だけはナントカならないものですかね?オマケに一度舗装道路に出てから再び山道に入る沢に掛かる橋の下には大量の不法投棄のゴミの山。とても乗用車じゃ積みきれない量なのでダンプで持って来たのだろう。昔に比べたら格段に不法投棄が減ったのかも知れないが、大好きな山域を汚された様子を見ていて実に悲しくなる。
気を取り直して旧正丸峠へ向かう。気温は約13℃だと言うのに前日の酒精が響いてか、たいしてキツくない登りでTシャツ1枚だけでも汗まみれになる。サッキョ峠、虚空蔵峠、牛立久保と地味なコースを地味に消化して行くが、刈場坂峠ではマラソン大会の中継所テントを設営して、拡声器で大騒ぎしながら各ランナーへ水・食料・豚汁・オニギリ等を供給していた。その喧騒から逃れるようにそそくさと横見山への分岐に入って登り続ける。横見山からの眺望は天候が良くないので霞んであまり良く見えない。仕方無く直ぐに正丸駅に向かって進むが、進むほどにこの道を選んだのは正解ではなかったと感じた。急斜面の下りでは足がかりがほとんど無いので、邪魔なストックをリュックにしまって、立木を手掛かりに飛び移るように斜面を下る。しかし、中には立ち枯れの木があるので気を付けなければならない。これだけでも十分にヒヤヒヤものなのに、もしも雨でも降っていたら如何なる事やら?
そんな中、831mP(山と高原地図表記の大ツツジ)の頂上で本日初めてのハイカーとすれ違い、お互いに挨拶した後に情報交換をするが、どちらかと言うと此方からの情報提供ばかりだったような気がする。それと言うのも、そのハイカーは70歳近いと思われる実に華奢なご婦人で、よくぞこの急斜面で滑り易い難路を単独で登って来られたと感心しかたらに他ならない。聞いたところ、正丸駅から299号を横断して、擁壁にある小さな階段を上って直登して来たとの事。地図を見ても彼女が辿ったルートは分からなかったが、普通のハイカーでも大変だったと思う。
彼女と別れてから足元に気を付けながら進んでゆくと、突然、造られたばかりと思われる林道が現れる。最初の場所では山道に直角方向へ林道が付けられていたので、直ぐ向こう側へ山道が見えたので悩まなかったが、三田久保峠から北側へ約500m付近にある628mPへたどり着いたら、そこからは尾根筋上に平行に林道が造成されており、進むほどに縦横無尽に林道が造成されていた。そこでガマンしていた辛抱の糸がブチッと切れてココロがクジけてしまう。もうルートなんてどうでもイイやと言う気持ちになり、シルバコンパスで方角だけを確認して、造成されたばかりと思われる林道を、国道299号線へ向かう方向へ進んで行く。どうせそのうちに国道へ出るさ!と言う投げやりなキモチになって進む。暫くして子ノ神戸北側の舗装道路に出て、そこから約35分で正丸駅に到着する。シメは正丸駅前の売店でビールを飲んで今日のハイクはおしまいとなった。
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