奥武蔵ロングトレイル105K 完走


- GPS
- 35:01
- 距離
- 109km
- 登り
- 7,940m
- 下り
- 7,944m
コースタイム
- 山行
- 16:46
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 18:00
- 山行
- 15:46
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 16:12
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
左上からスタート前(おいエナはフラスクに入れておく)、WA1まで、WAーA1、A1-A2、A2-A3。下段はA3-A4。A3にさわむさんが来てくれたのでA3-A4多めかも。前半の補給食は比較的ちゃんと摂取した。エイドで結構食べたのでカロリーメイトは2本しか食べなかった。
左上からスタート前(おいエナはフラスクに入れておく)、A4-A5、A5-WA2、WA2、WA2-A6、A6-LAST
雨&暗い場所での上り下りのため、固形食はほとんど食べられなかったので、換装時に固形食を減らす。あとおいエナはカロリーが高いが重い。エイドで結構食べられている状態なので、アミノバイタルジェルも含めて重いものを削減することにした。
感想
トレラン大会の参加2回目にしてオクム105Kに出場するという暴挙に出てみました。
昨年末トレラン大会に初めて出場したのが30kmの累積標高1800mだったので、105kmの累積標高8000mってかなり差がありますが、そういう無茶なチャレンジのほうが面白いかと思って・・。
ま、参加申し込みボタンを押した後で、「何だよ、その面白いか面白くないか基準って」と自分で突っ込んでしまいましたが、もうね、出るならやるしかないので毎週長距離練習しましたよ🏃
レース中の出来事は下にまとめるとして、結果は、完走できました㊗️
限界に近い(むしろ突破した?)ところがありましたが、皆様の応援のおかげだと思っています。それなー。(←使い方、違う)
特に、ガス部のHaruさん、さわむさん、rigostarさんとそのお友達のどんくんさんやyassyさん、ノリさんなど、ありがとうございました。各エイドやなぜか山の中でも神出鬼没に現れて応援してくださった🍎さん&ノリさん、ありがとうございます。🍎さんたちを見るたびに元気復活を繰り返していました。さわむさんも補給物の差し入れありがとうございました。雨を置き土産に残していくのはやめてほしかったです。死ぬかと思いました⛈️。そして、Haruさんも、初日だけでなく、まさかゴールまで来てくれるとは・・。我慢の時間が長く、ゴール直後呆然としていたのでリアクション薄くてすみませんでした。動けなくなっていたので凄く助かりました♨️
他にもカーブポールのKJ先輩やゾリさん、山岳地帯でパーティーを組んでくれたYOさんなど皆さんに感謝をお伝えしたいです。
苦しかったですけど、完走しました。
**
写真少ないので文章でレースの流れ(35時間分あるのでそれなりに長い)
開始前:
スタート会場は結構アットホームな感じ。🍎さんやラッセリンゴメンバーに初めてお会いする。私はレースへの不安と人見知りからちょっと緊張気味。あまり🍎さんと話すことなくスタート。
飯能中央公園〜東峠:
走り始めはいつも体が重めなんだけど、今日はとても体が軽い🪽 多峯主山までは気になる程度の渋滞があり、その先もしばらくは渋滞気味。なので、トレイルが広くなった登り坂で集団の前にゴボウ抜きで駆け上がる。初心者のくせに大胆不敵な行動😏
ここで、先々週、御前山周辺で出会ったカーブポールのKJ先輩(TGT参加中だった)と再会。60歳代で100マイルレースに出場した翌々週に、よりによってこの105kmに出るとは・・・鉄人です。
東峠ウォーターエイド:
久須美周辺を快走して、そこそこ良いペースで到着。ウォーターエイドって水しかないのね。コーラ飲もうと思ったのに残念。
東峠〜子の権現:
体が軽いので運動神経の良さそうな若者2人にペースを合わせてついていく。先輩のほうがガイドをしてくれるのでありがたい。とか言っているうちに子の権現にあっという間に到着。5時間かからないようにと計算していたところ、4時間で到着。調子が良いからといって飛ばしすぎかも。
子の権現エイド:
🍎さんたちが待っていてくれた。このエイドでは時間を使えないのでサクッと出発。
子の権現〜原市場:
早速、膝が痛い。もうこんなところで?と思ったが、そりゃそうだ、飛ばしすぎだったわ。
後でよく考えてみたら、「体が軽いのはアドレナリンのせい」だった。(教訓にしよう)
原市場エイド:
鹿肉うどんが旨い!🦌 腹が減っているからバナナも大福もパンも早食い&爆食。コーラも一気飲み。カロリーメイトを水なしで食べる練習を3か月繰り返してきたが、そんなことはすっかり忘れていた。
エイドを出発したら、前から見覚えのある顔が・・。🍎さんとノリさんが走ってきた。一体なぜそんな方向から?
原市場〜ノーラ名栗:
今年からこの区間もポール使用可能となったため、ポールで膝を守りつつ、そこそこのスピードを維持。まぁでも成木尾根はなんかしんどい。黒山遠いし好きじゃない。走れる場所は多くないし、走る必要もないので、膝温存で進んだらなんとなく痛みが引いてきた。
名栗湖まで降りたら、また見覚えのある顔が・・。🍎さんとノリさんだ。エイドの制限時間も間に合いそうだし、とてもうれしい。
🍎さんと話していたら、ゾリさんも山から降りてきた。Youtubeを見ていたので、その話もしながらノーラに向かう。ゾリさん曰く、Mt.FUJI100マイルや彩の国100Kよりもオクムのほうがキツイんだそうな。
ノーラ名栗エイド:
16:30に到着。閉門まで全然余裕があった。ここではHaruさんとさわむさんが待っていてくれた。棒の嶺に行ってから温泉とランチを楽しんでいたらしい。補給をしたり、装備の換装をしないといけないのだが、いつもの感じで話していたら50分もくつろいでしまった
ノーラ名栗〜名栗元気プラザ:
ここから夜間の山岳コースに入る。実はそんなに苦手じゃないから時間を巻けるはず、と思っていたが、見込みが甘かった。
天気の悪化により風と雨が強くなり、霧のために前方がホワイトアウトして進行方向や足元が見えない!この区間は独りで歩いていることが多く、めっちゃ怖かった。鳥首峠周辺から道の途中にライトが置かれるようになってきて、安心感がだいぶん変わる。
ただ、道が泥濘になりはじめて下りが滑る。
名栗元気プラザエイド:
24時ごろに到着したのでそこまで悪くないペース。🍎さんはじめラッセリンゴの方々が待っていてくれた。味噌汁を持ってきてくれたり、補給の換装を手伝ってくれたり、有難い。(ちょっと動きたくなくなっている自分がいる)
周りを見渡しても、天気や時間のせいか、参加者がぐったりしている。子の権現までついていった若者の後輩のほうも1人になっており、リタイアを迷っているようだ(結局、次のエイドでリタイアしたっぽい)。
元気プラザ〜ビジターセンター:
暗い。怖い。前、見えない😭
さすがに独りで行動するのは厳しいので自然とパーティーができ始める。特に伊豆が岳手前からビジターセンターまで同行してくれたYOさんありがとうございました😊(リベンジおめでとうございます。信越五岳がんばってください)。
昼間ならそこそこご機嫌なトレイルなんだけど、夜間でこの天気は最悪。岩場手前で山道踏み抜いて滑落しかけるし、巻き道を見落としてわけのわからないピークに登り始めるし、一番最悪だったのは、サッキョ峠あたりの階段が壊れているところ。すごい泥濘で、スノボ状態、またはターザンロープ状態。(でもなぜか転ばない🏂)
なんとかかんとかで虚空蔵峠まで来たら、あとは刈場坂峠まで舗装路の登り。単調な登りなので、歩きながら寝ていたのは秘密。人間、そんなことができるのね。さすがに危ないのでコーヒー入りメダリストを補給。眠気があったのはこのときだけだった。アドレナリンに感謝。
ツツジ山の下りは急だけど泥ではなかったのでよかった。ただ、刈場坂峠からビジターセンター結構遠い。足も温存したいし夜なので走らず、そこそこ時間がかかる。ここ遠いから好きじゃない。
ビジターセンターエイド:
6時到着。なんとか夜を乗り切った。雨が小降りになってきたようだ。もうみんな元気がなく静か。
ビジターセンター〜顔振峠〜諏訪神社:
走れるものなら走りたい関八州見晴台への舗装路の登り。本当はここからが楽しいところ。でも無理して完走を逃す方がよろしくないので早歩きくらいで進む。
もうすぐ顔振峠という山道で前からひょっこりと人影が・・・🍎さん&ノリさんだ。まさに神出鬼没。さすがにびっくりした。(おそらく長時間のヘッデン装着のせいで)自分の視点が集中するあたりがスポットライト状に明るく見えていて、こういうのも幻視の一種かなとか考えていたところだったので、🍎さんたちの人影も、わっ本格的な幻視来たーとか思っちゃった。あと16kmということで、再び元気を取り戻す。
諏訪神社〜長念寺:
地獄の始まり😨 諏訪神社の先から泥濘がひどい状態になる。下りは滑るし、フラットなところも油断するとズルっと足を持っていかれる。このあたりから35Kと20Kの参加者が同じトレイルを走っており、彼らが踏んで練りに練った泥濘がさらにスリップ感を増し、といった状況になる。細かなステップができなくなっているので、気を付けて歩くしかないのだが、小さなスリップを繰り返して、とうとう足が限界を迎える。膝が全く曲がらなくなった。膝を曲げると激痛が走る⚡️ 足の指は5本ともマメができて感覚も麻痺していたが、そんなの気にならないくらい。ユガテでのリタイアも頭をよぎったが、95km歩いてきてあと10km・・。ここで諦めることはできない。時間はあるので、とにかく足を引きずってでも歩き切ろうと、持っていた痛み止めを全量飲み切る。ちょっとお腹壊す。
長念寺エイド〜ゴール:
もうそうめんとか食ってる場合じゃない。食べたけど。
かまど山は最後の登りと思って乗り切ったので辛くなかったけど、そこから先の久須美ゾーンが長くてつらかった。行きはあっという間だったのに・・。もう道を譲るために脇に寄ったり足を止めるのもつらかった。35Kと20Kの方々には狭いすり抜けさせてしまって申し訳なかったです。まぁでもさ、35Kで900人、20Kで400人くらい走るのかな。その大半に道を譲り続けるのって、いくらなんでもって感じでもありましたよ。せめてどちらかは土曜日にしたほうがいいんじゃないかな。
ゴール:
呆然としながらゴールに向かう。ランナーや沿道の方の、あともう少し、という声掛けが励みになった。で、ゴールゲート手前に🍎さん発見。ひたすら安堵した🥹。さらに、🍎さんが指をさす方向を見るとゲートの向こうにカメラを構えるHaruさんの姿が😂。嬉しくて自撮り忘れたわ。ついでにヤマレコ止めるのも忘れた。あとデポバッグの回収まで忘れた。
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