甲武信ヶ岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,362m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:30
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西回りのコース(滑滝・信濃川水源地側)は増水時には気をつけた方が良いと思います。 山頂から東回りのコースでは、大山直下に鎖場がありますが、それほど危険ではありません。 |
その他周辺情報 | 甲武信小屋はテント1張り500円+1人500円、水は1リットル50円。 十文字小屋のトイレは200円とちょっと高いですが、とても清潔。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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備考 | 日焼け止めを忘れました。帰路途中の温泉で鏡を見てびっくり。かなり日焼けしてしまいました。 |
感想
9月は仕事が忙しかったのに加えて腰を痛めてしまい、一つも山に登れず終い。
この連休は台風19号の行方をギリギリまで気にしていましたが、天気がもちそうということで、以前から行きたかった甲武信ヶ岳に登ってきました。
約1年ぶりのテント泊。昨年11月、雲取山に行った際に荷物の重さゆえか膝を痛めてしまったので、恐る恐るの山行です。
毛木平駐車場から滑滝を目指す道は少しだけ紅葉も残っていて、気持ちよく歩を進めます。水源から流れ出て間もない信濃川と苔生した深い緑を楽しみながら、ゆっくり高度を稼ぎます。普段、早足で歩く習慣がついているので、自分に「ゆっくり、ゆっくり」と言い聞かせました。
滑滝を通過し、信濃川水源地に到着。恥ずかしながら信濃川と千曲川が同じ川とはしりませんでした。地標が立っていなかったら「ここが?」という感じの場所ですが、日本一の大河の出発点なんですよね。
一休みしたら、山頂を目指します。ここから主脈縦走路に出るまでの登りがキツかった!小屋泊や日帰りに慣れている身にとって、テント泊装備の重さは厳しいものがあります。尾根に出たところで小休止して、呼吸を整えて頂上に向かいました。
山頂は台風が近づいているとは思えない穏やかな秋晴れで、富士山、金峰山、八ヶ岳、南アルプス、雲取山方面・・・とにかく絶景です。ここでお昼にしようと思っていましたが、想像以上の混雑なので、甲武信小屋で食べることにしました。
小屋に着くも「受付は14時から」の張り紙があり、誰もいません。自分の後に到着した方が「先にテント張っておいて構わないんですよ」と教えてくださったので、比較的良い場所を選んで設営。久々のテント、やっぱり良いですね。
昼食を済ませて念入りにストレッチをして、テントの中でゴロゴロした後、夕方に山頂に行ってみました。やはり風が強くなっていて寒かったですが、綺麗な夕景を楽しむことが出来ました。
翌日は6時出発を目標に起床して朝食を済ませましたが、フライシートを上手く畳めず、思いがけず時間をくってしまいました。10/12の朝、甲武信小屋のテント場で手際悪く徹営作業をしていたのは自分です・・・
ご来光を楽しんだ人が多かったのか、7時前の山頂は数名しかいない状態でパノラマを満喫。そして三宝山・十文字峠経由で下山を開始します。東側を進むコースなので樹々の間から朝陽が差し込み、何とも気持ちよい山歩きです。
三宝山の手前に「山宝岩(山と高原地図では「三宝石」)の標示があったので進んでみると、岩場から西に開ける絶景ポイントに出ました。甲武信ヶ岳越しに富士山を見ることができて、おすすめの撮影地です。
埼玉県最高地点を通過して軽快に進んでいると、調子に乗った罰なのか、木の根に足を取られて素っ転んでしまいました。幸い、手のひらに擦り傷が出来ただけで済みましたが、やはり重い荷物を背負っている訳で、慎重に歩かないとダメですね。
大迫力の尻岩を過ぎると、キツい登りに転じます。ここから大山までは、コースガイドに書かれている通り、登りと下りを繰り返す、精神的にしんどい道程でした。でも途中、秩父・奥多摩方面を望むことが出来る岩場が幾つかあって、写真を撮りながら一息つくことが出来ます。
大山は狭い山頂ながら、四方に展望が開けています。ここからは八ヶ岳、秩父の山々に加えて、どっしり構える浅間山も良く見えました。景色を楽しんだら、鎖場を下りて十文字峠を目指します。この先は登り返しはほぼなくひたすら下りますが、下りの方が膝への負担は大きいので、慎重に足の置く場所を考えながら進みます。
十文字小屋でトイレをお借りし、ラストスパートに備えてストレッチをして、毛木平へ向かいます。最初ちょっとだけ登りますが、あとは延々下ります。途中、傾斜が急なのか、疲れで踏ん張れなくなっているのか、何度か足を滑らせそうになりながら、それでも綺麗な紅葉に励まされるようにしてゴールまで進みました。
気持ちのよい秋晴れの二日間、最後まで膝ももってくれて、とても良い登山になりました。11月初旬の連休も、またテントを担いでどこかに登ろう、と思わせてくれる山行でした。
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