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Yamareco

記録ID: 5290
全員に公開
沢登り
中央アルプス

中ア・中御所谷 西横川

2011年10月09日(日) 〜 2011年10月10日(月)
 - 拍手
GPS
64:00
距離
10.3km
登り
1,590m
下り
649m

コースタイム

10月9日
7:50しらび平-8:062つ目の堰堤-9:30大滝30m-10:00二俣(1,980m)-11:30二俣(2,280m)-13:10二俣(2,470m)-15:20遭難碑-16:36長谷部新道入口-16:45ロープウェイ駅17:08-17:55宝剣山荘
10月10日(tyaku)
6:25宝剣山荘-6:52ロープウェイ駅
天候 両日晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台BC:駐車料金1回500円
ファイル
非公開 5290.xls
計画書
(更新時刻:2011/10/04 05:00)
激混みのしらび平
激混みのしらび平
最初の堰堤は両方とも右岸から。これは2つ目の堰堤
最初の堰堤は両方とも右岸から。これは2つ目の堰堤
アクアステルスも丸太は苦手
アクアステルスも丸太は苦手
さみー!!
小滝の連続
敢えて難しい方に取り付くCL
敢えて難しい方に取り付くCL
ウソ。直登はしません。
ウソ。直登はしません。
ナイスクライミング!
ナイスクライミング!
コントラスト!
大滝手前の滝。右壁から巻くところ、敢えて左壁に取り付くCL(敗退)
1
大滝手前の滝。右壁から巻くところ、敢えて左壁に取り付くCL(敗退)
大滝下部
うそ。直登は寒いし、滑ります。
うそ。直登は寒いし、滑ります。
ロープ無しで快適に登れます。
ロープ無しで快適に登れます。
大滝直後のナメ滝。視界広く気持ちよかった。
大滝直後のナメ滝。視界広く気持ちよかった。
振り返ると南ア。左端が間ノ岳。真ん中が塩見。右端が荒川三山。
1
振り返ると南ア。左端が間ノ岳。真ん中が塩見。右端が荒川三山。
向こうに渡るか思案中の直登大好きっ娘
1
向こうに渡るか思案中の直登大好きっ娘
ナイスコントラスト!
1
ナイスコントラスト!
本物の直登大好きっ兄
本物の直登大好きっ兄
直登大好き兄に唆される沢大好きっ娘
1
直登大好き兄に唆される沢大好きっ娘
意地でも流芯に戻ろうとする?直登大好きっ兄
意地でも流芯に戻ろうとする?直登大好きっ兄
私は癒し系で
しかし、この沢、平地がないね。
しかし、この沢、平地がないね。
アクアステルスの逆襲
アクアステルスの逆襲
どこかのナメ滝
少ししょっぱめのスラブ
少ししょっぱめのスラブ
2,250mの二俣
手造りおにぎり
2,280付近の二俣
ホールドは多い。
ホールドは多い。
がんばー
紅葉キレイね。
最後の最後のツメ。2,480m付近から右手を登った。左手を登った先行パーティは・・・・・・もりぞーさんの視線の先は・・・
最後の最後のツメ。2,480m付近から右手を登った。左手を登った先行パーティは・・・・・・もりぞーさんの視線の先は・・・
この写真の中央右手上部に先行パーティがいます
この写真の中央右手上部に先行パーティがいます
懸垂×4回
恐怖!草付きトラバース
恐怖!草付きトラバース
そして、写真入り遭難碑に到着ぅ。
そして、写真入り遭難碑に到着ぅ。
宝剣岳方面が近付いてきました。
宝剣岳方面が近付いてきました。
が、宝剣山荘に向けて登り返し
が、宝剣山荘に向けて登り返し
振り替えてば月と南ア
振り替えてば月と南ア
1人、タッタカターと下りました。
1人、タッタカターと下りました。
千畳敷から望むカール
千畳敷から望むカール
日陰はさむよ
2011年10月09日 08:43撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 8:43
日陰はさむよ
なめじゃない・・
2011年10月09日 08:49撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 8:49
なめじゃない・・
ナイス、しり
2011年10月09日 08:55撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
10/9 8:55
ナイス、しり
こんな急じゃないよ
2011年10月09日 08:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
10/9 8:58
こんな急じゃないよ
早く来て下さい
2011年10月09日 08:59撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 8:59
早く来て下さい
一瞬紅葉
2011年10月09日 09:03撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:03
一瞬紅葉
30m滝
2011年10月09日 09:29撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:29
30m滝
左岸から
2011年10月09日 09:32撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:32
左岸から
3級程度
2011年10月09日 09:35撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:35
3級程度
綺麗だなあ
2011年10月09日 09:39撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:39
綺麗だなあ
一瞬なめ
2011年10月09日 09:52撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:52
一瞬なめ
こんな光景が幾つも現れた
2011年10月09日 09:57撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 9:57
こんな光景が幾つも現れた
冷たいよ
2011年10月09日 10:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 10:09
冷たいよ
ぬるぬる。アクアじゃ無理だった・・
2011年10月09日 10:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 10:40
ぬるぬる。アクアじゃ無理だった・・
まだまだ登ります
2011年10月09日 10:52撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 10:52
まだまだ登ります
二俣
2011年10月09日 10:57撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 10:57
二俣
ぬるぬる2
2011年10月09日 11:18撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 11:18
ぬるぬる2
奥の二俣 左へ
2011年10月09日 11:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 11:34
奥の二俣 左へ
30m大滝 登攀中
2011年10月09日 11:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 11:58
30m大滝 登攀中
ビレ中 やっさん
2011年10月09日 11:59撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 11:59
ビレ中 やっさん
懸垂下降中
2011年10月09日 14:11撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 14:11
懸垂下降中
懸垂下降2
2011年10月09日 15:11撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 15:11
懸垂下降2
あったあった! 探してたよ
2011年10月09日 15:08撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 15:08
あったあった! 探してたよ
つめ
2011年10月09日 13:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 13:25
つめ
トラバース道
2011年10月09日 15:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 15:25
トラバース道
トラバース道2
2011年10月09日 15:37撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 15:37
トラバース道2
まだ途中
2011年10月09日 15:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 15:31
まだ途中
隕石!?
2011年10月09日 16:19撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 16:19
隕石!?
カール!
2011年10月09日 16:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 16:34
カール!
また隕石!?
2011年10月09日 16:37撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 16:37
また隕石!?
やっさんも泊まりで・・
2011年10月09日 17:20撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 17:20
やっさんも泊まりで・・
今何時!?
2011年10月09日 17:28撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 17:28
今何時!?
あ〜山荘の人に怒られる〜
2011年10月09日 17:30撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/9 17:30
あ〜山荘の人に怒られる〜
2日目日の出
2011年10月10日 05:49撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 5:49
2日目日の出
あの向こうに木曽駒が
2011年10月10日 06:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 6:31
あの向こうに木曽駒が
山頂から南ア
2011年10月10日 06:48撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 6:48
山頂から南ア
カメラ持っていたのね!?
2011年10月10日 06:55撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 6:55
カメラ持っていたのね!?
逆光
2011年10月10日 07:01撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 7:01
逆光
あの稜線をあるきます
2011年10月10日 07:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 7:40
あの稜線をあるきます
紅葉終わり
2011年10月10日 08:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:09
紅葉終わり
なんとか池へ
2011年10月10日 08:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:09
なんとか池へ
なんとか池
2011年10月10日 08:20撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:20
なんとか池
綺麗だなあ
2011年10月10日 08:20撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:20
綺麗だなあ
冷たいよ
2011年10月10日 08:20撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
10/10 8:20
冷たいよ
逆光2
2011年10月10日 08:21撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:21
逆光2
冷たいでしょ!?
2011年10月10日 08:22撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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10/10 8:22
冷たいでしょ!?
所々氷ってる
2011年10月10日 08:23撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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10/10 8:23
所々氷ってる
登山道に流れてる
2011年10月10日 08:30撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:30
登山道に流れてる
飛び石で
2011年10月10日 08:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:31
飛び石で
かちかち
2011年10月10日 08:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:33
かちかち
今日は風が冷たい
2011年10月10日 08:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:34
今日は風が冷たい
寒かったなあ
2011年10月10日 08:44撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:44
寒かったなあ
沢を渡渉
2011年10月10日 08:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 8:53
沢を渡渉
あと少しで宝剣山荘
2011年10月10日 09:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 9:33
あと少しで宝剣山荘
やっと登り坂も終わり
2011年10月10日 09:51撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 9:51
やっと登り坂も終わり
あと少し
2011年10月10日 10:03撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 10:03
あと少し
もうすぐ!
2011年10月10日 10:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 10:25
もうすぐ!
おわり・・
2011年10月10日 10:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
10/10 10:33
おわり・・
撮影機器:

感想

いやし系の沢ってわけではなかった。
最初っから最後まで小滝が続いていた。

ロープを出した所は最後30mの滝の上部のみ。
と、最後の二俣を違う方向に詰め過ぎて懸垂下降を5回ほど強いられた。
でも、巻き道が見つかった時は安堵。そのトラバース道を辿って千畳敷に着いたのが17時。
お、遅過ぎ・・


沢の紅葉はまだ。かと言って上の方は葉が枯れてなくなっていた。
今年の紅葉はあまり期待できないかも。


今回の反省点。
最後の二俣を間違わなくても初日に木曽駒の山頂を踏むのは難しかった。
もう少し余裕をもった計画書作りをしないとね。

連休初日に小川山で遊んで、そのまま翌日は中アで沢に転戦してきた。
何度も来てる木曽駒、そして駒ヶ岳ロープウェイ。でも、今回は、
ロープウェイには乗車せず、沢登り。初の中央アルプスの沢。

10月3連休初日の夜24時過ぎ、予想では日帰り組が殆どで空いていると
思われた菅の台BCの駐車場、殆ど満車。

駐車場入って左奥に車を停め、更に奥に入っていくとテントを張れる
スペースがある。トイレも近くてgood!このトイレ穴場。何回も来て
いますが、駐車場入って右手のトイレ(殺人的に混む)しか知らなかった。

結局2時間半ほどの睡眠で、4:30起床でしらび平までのバスの行列に
ならんだ。時間短縮のために、ならびながら沢装備装着!が、3分おき
くらいで行列は前に進むので、上手いこと装着できなかったが、それは
それで滑稽な光景でうんざり気味の行列を愉しむことができた。

バスがしらび平に到着するころ、「現在ロープウェイは2時間半待ち
でございます。。。」とのアナウンスが。我々は乗らないから良いけども、
他の客からすれば、バスに乗る前に言ってくれ、って感じだったかな。
しらび平は韓流スターコンサート前の代々木体育館の広場的様相。
晴れてポカポカだったので?ここでギアも装着。さすがにメットは
恥ずかしかった。

さて、本題の沢へ。

しらび平から3分も下ると、すぐに中御所谷入渓点。近いっす!
取り付きは橋を渡ったところから踏み跡を行くと簡単に左岸に降りられる。

最初堰堤が2つ続く。両方とも右岸からが正解だが、我々は踏跡をたどって
最初の堰堤を左岸から巻いた。こっちはしょっぱい。特に私は一人高度を
上げすぎて、降りてくるのにひと苦労。しょっぱなから泥んこに。
これで、「寒いけどシャワーで行く」と誓った次第。

2つ目の堰堤を正解ムーブで左から越えると、沢の始まり。
すぐに東横川との二俣。あちらも魅力的だが、暗くて寒そう。

寒いと言えば、、、

確かに寒いし、水は冷たいが、それほど濡れないし、東からの陽光が
僕らを照らしてくれる。それに、ファイントラックのアンダーとシャツが
十分に保温してくれる(間にもう1枚ノースの長袖装着)。おかげで、
最後の最後まで雨具や防寒着を装着しないまま歩けた。

沢は小滝の連続。
心と身体が休まる平たい部分が少ない。

イメージしていた癒し系のナメは殆どない。
ナメ滝はあったが、イメージしていたよりもしっかりした滝だった。

だから歩く、そして攀じるしかない。
でも、ロープを出すほどではないので、
快適に歩は進む。いや、進まないと寒い。

暫くすると大滝が現れる。秋の空と木々とのコントラストが何とも
美しい。。。そうそう、私、初の紅葉の沢。「沢の紅葉は早い。」
「寒暖差も大きいから紅葉も綺麗。」「清廉な流れとの調和が美しい。」
そんな想像をして行ってみたわけだが、今年のイマイチな紅葉を考えれば
十分すぎるほど美しい紅葉でした。テント1,200張りにも及ぶ涸沢に行くくらい
なら、沢の紅葉の方が良いカモなと思ったわけです。

さて、余談はさておき、大滝。

この大滝、外観は立派だが、左壁を行けば階段状で問題ない。
で、大滝を越えると、広々としたナメ滝が現れる。パーっと視界が
拡がって何とも気持ち良い。白毛門沢の時に感じた解放感。

この後、標高1,970mの二俣、「関東周辺沢登りベスト50?」の遡行図では、左を
行くような図になっている(というか、二俣が描かれていない)が、これは
いろんな人が書いている通り誤り。右が正解。

標高2,100mの二俣付近の紅葉はキレイ。この後もナメ滝が続く。ヌメリ気味
なので、アクアステルスもバチ効きという感じではなかったが、危険はない。

2,200m付近からは、登りも急になり、ハァハァゼイゼイな登り。
この辺から先頭に立ってルーファイしながら進む。直登大好きっ兄&娘の
期待に応えるために、頑張って水流中を直登してみるが、後から来た兄&娘から
「4ね」と言われる始末。大変&冷たかったらしい。あなた方の直登好きに
応えるために頑張ったのに、ヒドイ言われようだワ。

そんなこんなしてるうちに2,280mの二俣。ここは地形図も明確に左。
でも、先行パーティは右と言っている。CL「他のパーティは関係ねぇ。」
ということで、堂々と左俣に入る。ゴルジュの30m大滝。ゴルジュの大滝?
うーーーん、イメージとは違うが、まぁ偉い人の言うことは聞いておきましょう。

この大滝も流芯左の壁を登れば特に問題ない。が、トポのとおり、最後の5mは
悪い。巻き気味のルートを取ったが、全体的に甘め。ここで初ロープ。
難なくここを突破。あとは、ツメだけだったが、ここでミス。左俣を行くべき
ところ、スカイラインが近いからって右俣にしてしまいました。

結果的にはこの判断がミス。

登ってる最中、左俣から登って、トポどおり虎ロープに沿ってトラバース
している別パーティが見えたが、右俣から登ってもいずれ合流できるだろう
と思って登って行ったが。。。

つめどもつめども、廃道の長谷部新道は出てこない。標高も2,500m前後で
ぶつかる予定だったが、2,600m弱まで来てしまったので、これはマズイ
ということで、ここから、尾根を2つ越えて、懸垂を4,5回交えながら
結局最初にミスッた二俣の上部。写真入りの遭難碑のところに戻ってきた。

どこでミスったかは明らかだったので不安はなかったが、30mロープでの
連続懸垂、草付きのトラバースは、さすがにストレス。でも、先輩お二人は
黙々と懸垂、さすがです。

結局、二俣でミスってから、写真入り遭難碑に戻ってくるまで、まっすぐ
登れば10分のところ、2時間10分かかってしまった。

あとは、廃道となった長谷部新道に沿って、幾つもの尾根(次が最後かなぁ
と言いつつ、何度も何度も尾根が登場する感じ)を越えて千畳敷に到着した。
この長谷部新道から望む宝剣岳、空木岳への稜線は逆光によるシルエットが
とってもカッコ良かった。けがの功名と整理。

さて、最終のロープウェイは16:10だったはずだが、時間は16:45。でも、
千畳敷にはまだまだ沢山の人。やはり運転時間延長中のようで。駅で整理番号を
もらったら、2時間後の18:43発だった・・。唖然・・・。

ということで、というか、今日はトラブルもあって、とっても充実した
山になったこともあって、他メンバーとおしゃべりしたかったこともあり、
宝剣山荘に泊まっていくことにケッテーイ!(千畳敷ホテルから電話!)

千畳敷までの登り返しはシンドカッタが、沢に比べれば、快適快適。
振り返れば、丸いお月さんが夕焼けに染まる南アルプスの暗くなった
部分に浮いていて、とっても幻想的。うーん、2時間待ちしなくてよかった。

そして、登り詰めれば、すぐそこに宝剣山荘。
連休で激混みだったが、予約していたこともあって、布団は1人1枚。
生ビール、ワイン、熱燗、(かとはるさんが持参した)沢―。
何をしゃべったかは覚えていないが、4種類のお酒を堪能し、20:30頃に
電池切れしたことは覚えてます。。。

翌朝、木曽駒PHを目指すお二人と分かれて、私はタッタで下山。
早朝だったので、お風呂もソースかつ丼も諦めて、駒ヶ根ICから2時間で
調布ICへ。

何とか、予定していた用事に間に合うことができたわけでした。。。


初の紅葉の沢はとっても楽しかったです。

最後の詰めの判断ミスは私によるもの。
原因はぶつかる予定の登山道(廃道)が尾根だか稜線と
勘違いしたこと。ホントは単なるトラバース道なんですが。
とすると、廃道なので、踏み跡見逃す可能性大なので、
やはり、安易に楽そうな方に詰めてはいけなかったなぁ
と。。。

その後の行動も、懸垂できる立木があったことに救われましたが、
立木がない、メンバーが多い、初心者が複数いる、天候が悪化する
などのリスクがあれば、さらに時間を要し、最悪ビバークも
あったかもしれません。もちろん、その程度は、まだまだ十分
想定の範囲なのですが、状況の違いによってそういった結果が
あっさりと到来することもよく理解できました。

ということで、楽しいメンバーと美しくも登りごたえのある沢を
堪能したうえに、また1ポイント経験値が上がって、充実の山行と
なりました。

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コメント

滝と青空のコントラスト
すばらしく、いい天気でしたね、青空がまぶしい。私は遭難碑にたどり着けませんでした、左俣行ってしまいました、去年。
2011/10/12 0:49
二俣
Neuronさん

こんばんは。おかげさまで本当に良いお天気に恵まれました。

私たちは右俣に行きましたが、ツメの甘さもあって、
紆余曲折、何とか遭難碑に辿り着きました。

右俣は...やはり初級でした。
2011/10/12 18:17
想い出
2003年の同時期に西横川を遡行した時は、曇り空でこんな青空は望めなかった記憶があります。長谷部新道のトラバース道って、結構長いですよね。
 しかし、どんなルートでも、ツメを誤ろうとも、紆余曲折があろうとも、何か楽しそうなのは、メンバーが良いからなのか?
2011/10/14 3:49
トラバース
長かったです。尾根をいくつ越えたのか忘れましたよ。
越えるたびに次か?次か?って感じで歩いてました。

来シーズンこそ、ZENさんと一緒に沢へ行って、色んなことを学びたいです!!
2011/10/14 10:03
ハットリ君
zenさん

あのトラバース道、長かったです。

特に私は、ロープウェイ下山予定でしたので、時計を見ながら、
千畳敷がなかなか近づかず、焦ってました。

が、おっしゃる通り、緊張感はありましたが、不思議と悲愴感はなく、
シチュエーションを楽しむことができました。
懐深き先輩方のおかげでございます
2011/10/14 12:22
プロフィール画像
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