八方ヶ岳〜国見山縦走《九州百名山》
- GPS
- 07:42
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,591m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
険しい部分もあるが登山道は整備されている |
写真
感想
早朝の矢谷渓谷キャンプ場の駐車場はまだ一台も車はなく、トップを切って歩き出した。キャンプ場内に八方ヶ岳への案内表示がなく前に来たときは一本北の谷に進んでしまい気が付いたときには修復不可能な所まで来ておりそのまま三国山に登ってしまった苦い経験がある。今回はしっかり地図を見て正しい道に入ることができた。渓谷沿いに登って行くと綺麗なナメ滝があり渓谷の見せ場のようだ。八方ヶ岳林道に出会い、谷を渡るところに八方ヶ岳登山口があった。谷沿いに登り穴川分岐に乗り上がる一般道だ。しかし今日は八方ヶ岳林道をそのまま進み蟹足岳に直登する。橋の手前に工事通行止めの表示とゲートがあったが日曜日の早朝で通れるだろうと入って行った。やはり問題はなく所々展望の利く所が林道歩きを楽しめた。
蟹足岳への取付点はよく分からなかったが林道跡に赤テープがあったので入って行ったが上に向かっているようでもなく適当に斜面に取り付いた。蟹足岳の上部は険しい岩場で果たして登り切ることができるのだろうか。徐々に岩が現れ左側に躱したがいよいよ極まりそうなので右寄りに進むと突然踏み跡が現れ蟹足岳直下の蟹のハサミ岩への登山道に乗り上がったようだ。そうなると先ずは蟹のハサミ岩へ行こう。登山道を辿ったが途中で分からなくなり適当に進むと何処からともなく道が現れた。蟹のハサミ岩(790’m)の核心部は岩場でロープに縋り鉄梯子を登りピークに達した。露岩の巌頭で山頂標識は無いが360°の展望があり、蟹足岳や八方ヶ岳、三国山の山体を望むことができた。
蟹足岳に戻るべく鞍部に下ると「下山路→」の指導標があり苦労して登って来たけどしっかり道がついているようだった。直登コースを取り、蟹足岳(819m)山頂に達するとこちらは展望のない山頂で古い山頂標識があるだけだった。南東尾根を下り鞍部に達すると蟹のハサミ岩への巻き道が分岐していた。登り返して八方ヶ岳の基部に達すると南西に延びる登山道が合流した。此処からは九十九曲がりの道が始まり等高線の詰まった急斜面を何度も折り返して登る。傾斜が落ち着くと西に張り出した小ピークとの間の谷間の道となり付け根付近からこの小ピークに行ってみたが思った通り何もなかった。P1025の肩を通り北東側に回り込むと矢谷渓谷からのメジャーな登山道に合流した。
八方ヶ岳(1,052m)山頂は広く360°の展望があり、2等三角点「八方ヶ岳」が設置されていた。蟹足岳はあの小ピークが被さり見ることができなかったがこの後行くの北方稜線の山や三国山、国見山も見ることができた。また西の方には昨日登った酒吞童子山も望むことができた。先程の分岐まで戻り、北東方向へまっすぐ進むと直ぐに班蛇口への道が右に下って行った。稜線の先にP985が飛び出しており此処にも立ち寄って見た。そのまま下ると急斜面で進退窮まりそうなので分岐まで戻りこのピークの北側を回り込むように進んだ。途中に展望台があり三国山や国見山を望むことができた。穴川分岐に達すると矢谷渓谷への道と穴川への道が分岐し何れも谷筋を下って行ったが穴川への道は荒廃しているらしい。
北稜線に乗り出すと最初のピークから北西に伸びる尾根があり、そこにP852が打たれている。此処にも立ち寄って見ることにした。明瞭な踏み跡があり男性が一人登って来た。穴川分岐からの正規ルートのバリエーションとして歩かれている道のようだ。展望が良いと云うことだったがP852には展望なく次のピークまで行ってみたがやはり無いので諦めて引き返した。標高770m位まで下りると林道跡に達し、少し進むとしっかりした林道となり稜線の西麓を進んだ。広範囲の伐採地で展望が素晴らしい。先程立ち寄ったP852の稜線や三国山、国見山が望めた。林道歩きは軈て車道となり、2年前に下山時に下った道となった。宿ヶ峰尾峠に達すると熊本・大分の県境で大分県側に少し入った所に宿ヶ峰尾不動の鳥居があった。
参道の階段を上がると直ぐに不動尊に達した。お堂の裏手から登山道が始まり県境尾根を登って行くと西側に張り出したP954があり此処も序でに立ち寄った。訪れる人はないようで潅木で歩き難かった。三国山(994m)は2年ぶり再訪の山で南と北方向に展望が良かった。男性の単独行が二人相次いで登頂して来た。一人は山口からピストン、もう一人は矢谷渓谷から登り宿ヶ峰尾不動尊にデポした自転車で戻ると云う。此処は熊本・大分に加えて福岡県との三県の境で山名が示している。
大分県境を離れ福岡・熊本県境尾根を下り山口越に到ると山口への指導標はあったが、矢谷渓谷への道は案内がなかった。さらに西に進むと鬼ヶ洞だが南に飛び出してるその分岐にはロープが張られ立入禁止となっている。様子を見に行ってみると危険な岩場だが特段のことはなくピークに立つことが出来た。360°の展望があり素晴らしい眺めだった。
元に戻りP989を越えて次のピーク稜線は痩せ尾根の岩場で神経を使う。福岡県境が北に去って行くと国見山(1,018m)で、直下は岩場が厳しくロープで乗り上がった。3等三角点「国見山」が設置され八方ヶ岳や酒吞童子山の展望も素晴らしかった。国見山南尾根の下山路は長く標高800m位で林道と交差した。その先直ぐにP796があり南南西に向かって下り宿が峰尾峠をから続いている八方ヶ岳西林道に下り立った。林道はP493を取り囲むように進むのでP493に立ち寄って見た。しっかりした階段を登ると電波施設のある開かれたピークで国見山の稜線が目の前に望めた。車道に戻り車道歩きで矢谷渓谷キャンプ場に戻った。
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