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Yamareco

記録ID: 533663
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ハイキング
比良山系

北小松〜釈迦岳 <黄葉鮮やか、秋の北比良スカイライン>

2014年10月19日(日) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
5:29
休憩
1:40
合計
7:09
7:47
23
JR北小松
8:10
8:13
12
登山口
8:25
8:27
5
第一滝見台
8:32
30
第二滝見台
9:02
9:09
38
涼峠
9:47
9:51
37
ヤケ山
10:28
10:39
13
大石
10:52
10:58
17
タンヤマノ頭
11:15
11:18
15
ヤケオ
11:33
8
View Point
11:41
18
フジハゲ
11:59
12:52
11
釈迦岳
13:03
28
トラバース道分岐
13:31
9
釈迦岳直登道分岐
13:40
13:51
14
旧リフト・シャカ駅跡
14:05
22
鉄塔跡
14:27
19
神爾谷分岐
14:46
10
旧リフト・山麓駅
14:56
イン谷口BS
登高合計(JR北小松→釈迦岳)
252min 4時間12分 ※純歩行合計 216min 3時間36分
※前回 12.10.21 3時間53分 
下山合計(釈迦岳→イン谷口BS)
124min 2時間04分 ※純歩行合計 113min 1時間53分
行動総計
376min 6時間16分 ※純歩行合計 329min 5時間29分
山行総計
429min 7時間09分

JR北小松→登山口 0:23/CT 0:40/前回(12.10.21) 0:23
登山口→涼峠 0:49(休憩 0:02含)/CT 0:45/前回 0:45
涼峠→ヤケ山 0:38/CT 0:40/前回 0:34
ヤケ山→ヤケオ 1:24(休憩 0:17含)/CT 1:15/前回 1:04
ヤケオ→釈迦岳 0:41/CT 0:40/前回 0:46
釈迦岳→トラバース道分岐 0:11/
T道分岐→旧リフトシャカ駅 0:37/CT 0:35/前回 0:47
旧リフトシャカ駅→神爾谷入口 0:36/CT 0:40/0:37
神爾谷入口→イン谷口 0:29/CT 0:30/前回 0:35
天候 終日快晴 
涼峠付近まではかなり暑さを感じましたが(体感25℃くらい)、
ヤケ山〜ヤケオより上部では、しばしば琵琶湖側からの強風で
逆に寒さを感じました(体感15℃程度、上部では防風着をずっと着用)。
下りでは次第に体感温度も上昇、途中で防風着脱衣。

薄手ソフトシェルの下はウール肌着だけという「脱げない」服装で失敗しました。
この時期は「着るのではなく、脱いで調整する」レイヤリングが必要ですね。
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:
JR神戸線・摂津本山(各停)→大阪(快速乗換)→京都(乗換)→湖西線・北小松
所用=1時間50分 \ 1,940
復路:
イン谷口BS →(江若バス 比良登山線 15:25発)→JR湖西線・比良駅
→ 山科(新快速乗換)→ JR神戸線・芦屋(各停乗換)→摂津本山 
所要=バス10分 \350 鉄道 1時間40分 \1,940
コース状況/
危険箇所等
当日はウォーキング大会が開催されていて、涼峠〜ヤケ山まで
ゼッケンを付けた地元ハイカーの方々に混じってハイクアップしました。

○JR北小松〜(楊梅滝)登山口
 舗装道の一本道を西へ、大きな分岐はなく「道なりまっすぐ」登ります。
 げんき村を過ぎた車止めの広場から、涼峠方向は流れを小橋で渉った先です。
 ※流れを遡れば楊梅滝に向かう「滝見道」ですが、現在通行止とのことでした。
○登山口〜涼峠
 よく踏まれた整備登山道、危険箇所や迷いやすい箇所は無し。
 終盤までずっと、浮き石・ごろた石が多いので足許注意です。
 とくに尾根筋に取り付く序盤はけっこう急で、ここでペースを上げすぎないよう
 いつも注意しています(あとに本番の長〜い急登が控えてます!)
 涼峠からはオトシ〜寒風峠〜リトル比良へ向かうルートも分岐していますが
 今回は直接ヤケ山へ進む「大石道」を選択しています。
○涼峠〜ヤケ山
 しばらく平坦が続いたあと、山頂直下からトレンチ状の急傾斜に変わります。
 10分程の辛抱ですが、ここでも同様に頑張りすぎないよう留意しました。
○ヤケ山〜大石〜タンヤマノ頭〜ヤケオ
 逆に下る場合には「ヤケオの大下り」という異名を持つ文字通りの急登区間。
 ヤケ山から一旦下った先の小鞍部から、二箇所ある小さな平坦地
 「大石」「タンヤマノ頭」を経由して、あとは雨水でエグれた道を
 ただひたすら、とにかく登り詰めに登ります。
 (私的には大石までの区間が一番長くキツく感じます)
 北に登ってきたヤケ山と背後のリトル比良、東へ湖岸の眺めが素晴らしい大石、
 さらに西方へ蛇谷ヶ峰まで一望できるタンヤマノ頭は
 それぞれ恰好の休憩ポイントで、もちろん充分に(苦笑)休ませて貰いました。 
○ヤケオ〜釈迦岳
 通称「北比良スカイライン」。見下ろす湖岸の眺めが素晴らしい尾根道。
 途中では向かう釈迦岳・カラ岳から、南西には武奈ヶ岳も鮮やかに望めます。
 危険というほどの場所はありませんが、東側は湖岸まで一気に1,000米近く
 切れ落ちていますから、高い場所が苦手な方(あ、私です)は足許に注意です。
 最後の鞍部「フジハゲ」から釈迦岳の登りは10分あまりの辛抱。
 ここまで登ってきた足にはコタえますが、美しい落葉樹を愛でながら進みました。
 山頂から眺望はありませんが、小広くなっていて風も凌げ、ランチには好適。
○釈迦岳〜カラ岳下〜トラバース道〜田辺新道分岐
 釈迦岳からイン谷への下山路は、ご存じ大津ワンゲル新道のほか、
 旧リフト道へ直接下る田辺新道もありますが、いずれも序盤が激下りになるので
 これを避け、この時期とりわけ落葉広葉樹が美しい尾根道を南へ下り、
 カラ岳直下から分岐するトラバース道を使いました。
 巻き道なので、直降ルートに比べると20分あまり余計にかかりますが
 緩傾斜に加え、針葉樹の落葉もクッションになる「ヒザに優しい」下山路。
 時間に余裕のある場合はいつも愛用しています。 
○田辺新道分岐〜旧リフト・シャカ駅跡〜旧リフト道〜イン谷口BS
 分岐から旧シャカ駅跡までは緩やかなつづら折れ。
 一転してシャカ駅跡からは、少し急な下りになりますが
 良く踏まれて標識ペイントも随所にあり、快調に降りることが出来ます。
 大鉄塔跡から下って、ところどころ段差が大きくゴロタ石も多い区間があり
 強いて言えばこの辺りだけが要注意箇所でしょうか。
 神爾谷分岐を過ぎ、渓流を渉れば旧リフト駅跡まではわずか。
 あとは舗装道をだらだら下ってイン谷口BS。
0744 北小松 抜けるような快晴に膨らむ期待。
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0744 北小松 抜けるような快晴に膨らむ期待。
五時起きの眠い目に、恒例「ホンマにあそこまで行けるんやろか」
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五時起きの眠い目に、恒例「ホンマにあそこまで行けるんやろか」
登山口の案内図が新しくなっていました。
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登山口の案内図が新しくなっていました。
流れを渉りハイクアップ開始。
流れを渉りハイクアップ開始。
第一滝見台から、遙かに楊梅滝と紅葉。
第一滝見台から、遙かに楊梅滝と紅葉。
第二滝見台からシシ岩。
第二滝見台からシシ岩。
ようやく傾斜が緩み、
ようやく傾斜が緩み、
樹間にヤケオが少し近づきました
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樹間にヤケオが少し近づきました
印象的なトレンチ状を過ぎれば
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印象的なトレンチ状を過ぎれば
0902 涼峠。ウォーキング大会で賑わっていました。
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0902 涼峠。ウォーキング大会で賑わっていました。
目立つ立ち枯れを横目に
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目立つ立ち枯れを横目に
ヤケ山直下の急登にさしかかる
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ヤケ山直下の急登にさしかかる
0947 ヤケ山頂からヤケオ。
山肌に白く中間点の大石。
いかにもな急傾斜にビビらされます。
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0947 ヤケ山頂からヤケオ。
山肌に白く中間点の大石。
いかにもな急傾斜にビビらされます。
私的にこの区間が一番長くてキツいですね
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私的にこの区間が一番長くてキツいですね
1028 大石に這い上がる。
来し方のヤケ山がもうあんなに小さい。奥にはリトル比良の山並みクッキリ。
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1028 大石に這い上がる。
来し方のヤケ山がもうあんなに小さい。奥にはリトル比良の山並みクッキリ。
すすき越しに今日初めての湖岸を望み
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すすき越しに今日初めての湖岸を望み
もう一段、急登を越えてタンヤマノ頭。北へ見下ろす高島市と蛇谷ヶ峰。
もう一段、急登を越えてタンヤマノ頭。北へ見下ろす高島市と蛇谷ヶ峰。
ヤケオへ最後の登り。ここが踏ん張りどころ
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ヤケオへ最後の登り。ここが踏ん張りどころ
日差しに映える黄葉を愛でながら
日差しに映える黄葉を愛でながら
文字通り一歩一歩、立ち休みも無数(汗)
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文字通り一歩一歩、立ち休みも無数(汗)
見えた、山頂。
1115 ヤケオ到着
さぁ、ここからが本日のハイライト、北比良スカイライン
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さぁ、ここからが本日のハイライト、北比良スカイライン
湖岸と蓬莱山の稜線、遙かに比叡山
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湖岸と蓬莱山の稜線、遙かに比叡山
このあたりはまだまだですが
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このあたりはまだまだですが
1,000mを越えると待望の黄葉が出てきました
1,000mを越えると待望の黄葉が出てきました
稜線上、随一のView Point。
向かう釈迦岳・カラ岳の背後、
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稜線上、随一のView Point。
向かう釈迦岳・カラ岳の背後、
武奈・コヤマノにズーム
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武奈・コヤマノにズーム
「道フェチ(笑)」にとっては、たまらない道程
ワクワクと歩を進めます
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「道フェチ(笑)」にとっては、たまらない道程
ワクワクと歩を進めます
振り返れば、きれいなパッチワークが始まっていました
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振り返れば、きれいなパッチワークが始まっていました
フジハゲにさしかかる
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フジハゲにさしかかる
高所がコワい方、ちょっとだけ要注意
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高所がコワい方、ちょっとだけ要注意
内湖と湖西線を見下ろして
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内湖と湖西線を見下ろして
足下にはアキアカネ。
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足下にはアキアカネ。
釈迦岳へ最後の登り。
ますます鮮やかな黄葉が
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釈迦岳へ最後の登り。
ますます鮮やかな黄葉が
出迎えてくれました。
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出迎えてくれました。
青空がバックだと映えますね
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青空がバックだと映えますね
ようやく山頂。
遅れは気になりません
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ようやく山頂。
遅れは気になりません
まずはパシャリ
お昼どき、東から西から続々と集まって来られました
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お昼どき、東から西から続々と集まって来られました
いつもの「わかめ味噌ラーメン(?)」が腹に染みます。
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いつもの「わかめ味噌ラーメン(?)」が腹に染みます。
ランチ食べたら、しばし黄葉観賞タイム
4
ランチ食べたら、しばし黄葉観賞タイム
赤やオレンジも混じって
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赤やオレンジも混じって
イイですねぇ
直降ルートを避け、オメアテの尾根道を遠回り。
黄葉のトンネル、来た甲斐がありました
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直降ルートを避け、オメアテの尾根道を遠回り。
黄葉のトンネル、来た甲斐がありました
♪赤や黄色の色鮮やかに〜
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♪赤や黄色の色鮮やかに〜
グラデーションがたまりません
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グラデーションがたまりません
角度を変えて、陽光をバックにもう一枚
2
角度を変えて、陽光をバックにもう一枚
カラ岳直下の分岐からトラバース道へ
「リフト・シャカ駅」の表記が塗りつぶされています
カラ岳直下の分岐からトラバース道へ
「リフト・シャカ駅」の表記が塗りつぶされています
しばらく紅葉のプロムナード。
電柱だけが余計ですが
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しばらく紅葉のプロムナード。
電柱だけが余計ですが
このダラダラ下りと
このダラダラ下りと
落ち葉のクッションも魅力です
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落ち葉のクッションも魅力です
ゆったり歩いて30分で
ゆったり歩いて30分で
田辺新道分岐が見えました
田辺新道分岐が見えました
ノスタルジックな道標で恒例の自分撮り
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ノスタルジックな道標で恒例の自分撮り
1340 旧シャカ駅跡。
すすきと紅葉と蓬莱・堂満の稜線
1340 旧シャカ駅跡。
すすきと紅葉と蓬莱・堂満の稜線
旧リフト道、急な箇所もありますが
旧リフト道、急な箇所もありますが
基本は歩きやすい下山路
基本は歩きやすい下山路
神爾谷分岐、滝見はまた今度。
3
神爾谷分岐、滝見はまた今度。
秋の陽はつるべ落とし、影が長くなりました
2
秋の陽はつるべ落とし、影が長くなりました
神爾谷の流れは
石灰質の「白い渓流」
3
石灰質の「白い渓流」
1446 旧リフト駅に着地
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1446 旧リフト駅に着地
見上げると、来し方の釈迦岳
2
見上げると、来し方の釈迦岳
バスは1525発。好天の日曜日、さすがの賑わい。
2
バスは1525発。好天の日曜日、さすがの賑わい。
1537 比良駅 「あそこに立っていたんだなァ」
3
1537 比良駅 「あそこに立っていたんだなァ」

感想

立ち休みを交え、写真もたくさん撮りながら
ゆっくり無理ないペースを心がけましたが
途中、追い抜いて戴いた皆さんにはイライラされたことと存じます。
「まことに相済みませんでした」

今春は今日のコースを逆方向に歩きましたが、しんどさを比較すると
スタート地点の標高が高いぶん、逆の方が少しラクなように感じました。
下りで楊梅滝に立ち寄れるメリットと、登山道終点から駅も近く、
このルートは「イン谷口から北小松」の方が良いかも、です。
(おまけに北小松には阪神間直通の新快速が停車!)

狙い通り、標高1,000mから上の黄葉(ブナ、ミズナラなど)が鮮やか。
いつにも増してヤケオの登りはキツかったですが、好天と眺望にも恵まれ、
秋の比良山系・第一弾は会心の山行になりました。こころから感謝です!

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コメント

ゲスト
おつかれさまです♪
快晴のいいお山だったみたいですね♪
比良・・・ぼちぼち行きたいですわぁ☆
これから心地よい季節ですよね♪
2014/10/20 19:06
コメントありがとうございます♪
夏の物凄いレコを、あまた楽しませて戴き、感謝しております
さて、「秋比良」は再来週くらいまでが本番のようで
しばらく通い詰めようとタクラんでいる次第。
tacacolaさんも是非お運びのうえ、
また愉しいレコをお待ちしています
2014/10/21 14:18
プロフィール画像
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