土小屋(つちごや)から石鎚山往復 東京から車で遠征
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 603m
- 下り
- 589m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
松山市内→国道33号線→石鎚スカイライン(無料)→土小屋白石ロッジ駐車場(無料) ※国道33号線は市街地を抜けると、三坂峠に向かって登っていきます。途中、平成24年に完成した三坂道路(無料)の入口が現れます。ここからは国道だと峠のピークを経て万久高原側のICまでは12.9km。三坂道路だと 7.6kmとのこと。積雪の時季や悪天候の時には特にありがたい存在のようです。私は初めてこの道を通るので、峠を経由する国道を走行してみました。 ※松山市内から土小屋へは約80kmで、実際には2時間余で到着しました。 【自宅(東京都日野市)へ】 土小屋白石ロッジ駐車場→石鎚スカイライン→国道494号線→国道11号線→松山道・川内IC→高松道→坂出JCT→瀬戸大橋→倉敷JCT→山陽道→神戸JCT→中国道→吹田JCT→名神道→東名道→厚木JCT→圏央道→八王子JCT→中央道→八王子IC→東京都日野市 ※距離は911km、およそ13時間かかりました。 ※東名道は平成26年10月20日(月)から11月7日(金)まで、土日曜祝日などを除き東京ICから豊川ICまで上下線で集中工事をしています。私がこの区間を通過したのは金曜日の午後11時頃で、工事はしていませんでした。それでも中央道や第二東名に回った車が多かったようで、御殿場までは「こんなに空いていることは滅多に無い」というほど、車の通行量は少なめでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【土小屋〜二の鎖】 土小屋からは、石鎚神社前を通過して登山口まで200mほど車道脇を歩きます。登山道は緩やかな傾斜で、間近に見える「鶴ノ子ノ頭」と呼ばれるコルの右側を巻いて進みます。じきに右手には国民宿舎石鎚の屋根が見え、宿舎からの登山道と合流します。 「山と高原地図」では、「休憩地」と書かれた場所は「第2べンチ」が置かれた休憩場所になっており、この手前に「第1べンチ」が、「東稜基部」と書かれた場所には「第3べンチ」があります。各々は私の歩行では10分間隔という感じでした。階段状に整備された箇所を登っていきますが、急登というほどではありません。 東稜基部は石鎚山山頂の岩稜がほど近く、ここからは傾斜が増していきます。 そして、鳥居(現在、隣接地にトイレ休憩所設置工事中)を潜ると、登山道は「二の鎖」方面と巻き道に分岐します。 【二の鎖〜石鎚山山頂】 二の鎖(全長65m)岩場の急斜面に太い金属製の鎖が取り付けられており、これを頼りに登っていきます。手掛かり、足掛かりはありますが、かなりの急斜面なので、写真を見ていただくと分かりやすいのですが、鎖に取り付けられたトライアングル状の足場も使いながら進みます。私が到着した時は10人ほどが鎖に取り付いていましたが、手こずっている方も複数いらっしゃいました。傾斜というより壁のように感じますので、少し登ると高度感は満点です。ちょっと怖いですね。 腕の力で体重を支えることもありますので、体力に合わせてルート選択したいです。また、高所恐怖症の方は避けることをお勧めいたします。 二の鎖を通過すると巻き道と合流します。更にその上に三の鎖(全長68m)があるのですが、付近の建物改築工事が行われているようで、立ち入ることができませんでした。残念…。 ここから石鎚山山頂までは、金属製の階段を登っていきます。 【石鎚山山頂〜天狗岳山頂】 山頂には、石鎚神社の頂上社と頂上小屋があります。そして、皆さんが休憩している岩場のその先には天狗岳の雄姿が見えます。「あそこまでどうやって行くんだろう?」と疑問でしたが、よく見ると休憩中の岩場には、天狗岳に向かって左側に鎖が取り付けられており、そこから一旦下って痩せ尾根を歩いて行くようです。 ここの下りは足場に注意が必要ですが、その先の痩せ尾根は見た目ほど危険ではありません。天狗岳までは岩場が目立ちますが、岩の天辺を避けて脇を歩くことができます。岩の上は雨に濡れるとスリップに注意が必要かと思いましたし、状況に応じて経路を慎重に選べば特に心配無いかと思います。天狗岳山頂の標識は、岩稜の突端部(そこは南尖峰です)ではなく、石鎚山山頂と南尖峰の中間地点にありました。 【全体的に】 二の鎖と天狗岳へのアタックは、慎重にいきたいです。ただし、多くの女性も果敢にチャレンジされ、男性よりも安定して通過している方も多かったです。一般登山者が使うルートではありますので、一生の思い出(?)に、チャレンジを考えてみるのもよいかもしれません。 遠く石鎚登山ロープウェイの山頂成就駅が見えました。土小屋の標高は1492mですが、駅は1280mですので200m余分に登ります。更にその向こう側の登山口からだと、石鎚山は手強い山になりそうです。 しかし、土小屋からのルートは二の鎖を回避すれば穏やかで、周囲の紅葉を楽しみながらの程良い軽ハイキングが楽しめるでしょう。 トイレは、土小屋と頂上小屋にあります。私のau携帯は終始電波の状況が良好でした。 |
その他周辺情報 | 土小屋白石ロッジ 伊予鉄南予バスのスカイライン経由・石鎚土小屋路線の時刻表なども掲載しています。 http://tutigoya.com/ 久万高原町 石鎚スカイライン情報 http://www.kuma-kanko.com/modules/gnavi/index.php?lid=33 道後温泉物語 道後温泉旅館協同組合 http://www.dogo.or.jp/pc/ |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
前日の剣山(つるぎさん)登山を終えて、宿泊地の松山市内に入ったのが午後4時過ぎでした。素泊まりの安いシティホテルでシャワーを浴び、近所のコンビニでビールとつまみを買って参りました。踏切の警報音を聞きながら夕食です。
松山は初めてで、車から見る風景は「今度は是非、観光でゆっくり来たいなぁ。」と思わせるもの。でも、次回もきっと登山の合間に立ち寄ることになるのでしょうね。一生の趣味というもの巡り会うことは幸せなことと思います。
早寝早起き。
松山市内から土小屋へは、カーナビによると約80kmで3時間ほどかかりそうです。前日は睡眠不足での弾丸登山でしたが、今日は睡眠バッチリ。元気もりもりのうえに、一昨日の夜にサービスエリアで購入した大黒摩季さんのCDを聴きながら「♪ラーラーララーラー」と歌いながら運転します。三坂峠を越えて久万高原から石鎚スカイラインへ紅葉を楽しみながらのドライブ。案内標識には「高知まで●●km」の表示があり、観光の魅力と闘いながらの走行です。
石鎚スカイラインに入ってだいぶ走ると、ようやく石鎚山の雄姿が現れます。
「あの尖った山に登れるの?」と思うほど鋭い形をしていますが、実際に怖い感覚のある二の鎖や天狗岳も、冒険というか攻略する喜びがありますね。
その難所はフランス人のグループと偶然御一緒させていただくことになりました。
お互いに気になる存在。私が知ってるフランス語は、僅かに「ボンジュール」と「ジュテーム」だけです。
「四国の山中でボンジュールと声をかけるのも如何なものか」などと逡巡している私に、ついにフランス人が片言の日本語で、「どうぞお先に」と声をかけてきました。バリバリの日本語です。片言の日本語とジェスチャーで、楽しいコミュニケーションをとってくださり、私は良き思い出とすることができました。皆さんも日本を楽しんでくださるように願います。
さて、東京(といっても郊外の日野市ですが)に帰りますか。四国の山旅、私としましてはとてもとても楽しかったです。最後に大黒摩季で気持ちをアゲながら東京に帰ったことを報告させていただきます。(他にCD持ってないのかよって?)
さて来月は、久しぶりに丹沢をのんびり歩きたいと思います。
皆さまも良き山行を楽しんでください!!
長男が愛媛の大学に行っていたので卒業の引っ越しの時に石川県から瀬戸の橋を渡り道後に行きました。妻は荷物の整理の間に石槌に登りました。
3月なので結構危険でしたが天狗まで行ってきました。翌日は100名山の劔山には妻と一緒に登りました。ヤマレコから思い出が蘇りました。 有難うございます。
はじめまして。コメントをありがとうございました。
mi-bouさんが剣山に登られた際の記録を拝見しようと、ヤマレコや山中山岳会さんのブログを拝見しましたが、載っていませんでしたね。
私のレコをご自身の思い出と重ねて、時々覗いていただけたら嬉しいです。
娘がまだ小学生の頃、小豆島に家族旅行をした帰りに高松市に立ち寄ったことがあるくらいで、私は四国とは御縁が薄かったのです。でも今回、思い立って2山(石鎚山、剣山)を訪れることができました。
実は登山を目的にした旅では、観光やグルメはなるべく避けるようにしています。でも、ドライブをしながらの四国の風景、松山市内の様子は、心に残るものがありました。また行ってみたいです。
そうそう、山中温泉は二十歳の頃に友人と電車・バスを乗り継ぎ、訪れたことがあります。最近は登山で遠出をすることもありますので、またお邪魔をすることがあるかもしれません。
mi-bouさんのレコも、楽しみにしております。
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