蕃山一周・祠巡り


- GPS
- 06:30
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 721m
- 下り
- 714m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台以上駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
メイン・コースは危険箇所無し 登山道以外では、一部藪を突っ切る箇所があるが、せいぜい数メートルなので、問題無し |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
周りの里山に、ちらほら紅葉・黄葉が目に付くようになってきて、さて我が蕃山は?と眺めると、まだ少し早いような気がするが、この先しばらく野暮用が詰まっており、天候も安定した「今でしょ!」と云うわけで、蕃山にでかけてみた。
紅葉の期待はしないとなると、テーマは?と考え、蕃山とその周辺には意外に祠が多いことに思い当たって、思いつくままに祠を巡って、蕃山一周をしてみよう♪となった。
だが、元来、自分は不信心のバチアタリ者で、信仰の何たるかはおろか、祠のいわれ由来の類にも全くの無知で、コメントできる情報を一切持ち合わせていないことを白状しておかねばならない。
ただ、西行の「何ごとのおはしますをば しらねども かたじけなさに 涙こぼるる」ほどでなくとも、無心に祈るこころと敬意は持ち合わせがあるようなので、ご容赦頂くとして…
一周だから、起点はいろいろ選べるが、駐車スペースでもっとも安心なのが、山岸のホタルの里なので、ここから出発。
最初の祠が栗生中コースの取り付き付近にあるので、国道48号線沿いを少し仙台方面に歩き、GSの脇の坂を上って登山口へ。
西コース方面への橋は、相変わらず消失したままだったが、沢の少し上流の渡渉地点に踏み跡が多数あり、自然に迂回路が固まりつつある様子だった。
左折して、中コースへ向かう枝道は倒木に藪がかかり、一見、荒れた感じになっているが、すぐに抜けると、左手に小道がのぞき、少し上ると、最初の祠に出る。
鳥居があって、本殿(?)を取り巻くように陶製の家型が置かれ、森の中に閑雅な結界が形成されているようだ。
この祠の向かい側が中コースの登山口。
尾根に直登する急登が少しあって、その後はアップダウンしながら、電力鉄塔を目指す。
鉄塔の周囲は大きくひらけ、眺望が利く。
泉ヶ岳から延びるスカイラインが魅力的だ!
西風蕃山方向の紅葉はこれからの感じだが、電力巡視路沿いの谷では、ところどころ鮮やかな紅・黄がのぞいている。
途中、2つほど支尾根を合流しながら登ると、やがてメイン・コースに合流し、ほどなく開山堂へ。
ここを2番目の祠とするには、異議ありとされる向きも多いと思われるが、なにぶんの無知故とお赦し願って、次へ。
メイン・コースを大梅寺に向かって下る途中、ふと見ると、手書きの地味で小振りな案内板に気付いた。
「栗生一丁目」とある。
抗し難い魅力にひかれて、ちょっと入ってみると、細いながらしっかりした道がくだっている(ロープもある)!
たぶん、栗生東コースと西花苑(折立)コースの間の尾根筋だろうと見当をつけ、次の愉しみにして戻る。
蕃山は、メイン・コースの乗る稜線を背骨に見立てると、両脇に肋骨の如くたくさんの支尾根が並んでいて、まだまだ未踏を探る愉しみが残っている。
祠ではないが、メイン・コースのあちこちにはたくさんの野仏(自分にはお地蔵さんくらいしか判らないが)が置かれているので、信仰の篤い方々にはコース通過が大変ではなかろうかなどと余計な心配をしてしまう。
西花苑分岐を過ぎるあたりからの紅葉が、この時期、一番の見頃を迎えていたようだ。
蕃山の紅葉は、自分には(表現がおかしいが)飾り気の無い里山らしい素朴な風雅が気に入っているので、錦織り成すあんばいでなくても満足だ。
好天の土曜日だったが、大梅寺までのメイン・コースの途中、出合ったのは3組だけの閑かさ。
快足の熟女さま単独行;並足(失礼)の熟年のご婦人単独行;小学校低学年の姉・弟とご両親のファミリー。
大梅寺に降りた後、階段を登り返して、東端の尾根へ。
明るい尾根歩きの半ば過ぎに素朴な3番目の祠がある。
石造りの小振りな祠に並べて、素焼きの家型が置かれ、供花用かワンカップの空きコップも置かれている。
まさに「何ごとのおはします…」だ。
尾根の末端を下り、最後にちょっと藪を突っ切ると、広瀬病院向かいの県道に出る。
紅葉が始まりつつある周囲の里山を眺めながら、県道沿いを村田方向へしばらく歩く。
盲導犬訓練センターを過ぎ、馬越石トンネルにかかる手前を右折し、農道に入る。
この先が、蕃山の不当皆伐を行ったブル道の出入り口と業者の現場事務所につながっている。
そこから、立石山神神社下を通って、茂庭の立石地区に抜ける昔からの道があるので、ショートカットするつもり。
ところが、以前は、まったく人けが無かった現場事務所付近に数人の作業中らしき人達がおり、伐採木材や残土の山で、様相が一変していて、ブル道からの取り付きを見失い、しばらく藪を漕ぐ羽目になったが、すぐに見知った沢沿いに出た。
4番目の祠、立石山神神社は急斜面にでんと建つ立派な社で、おそらく祠と呼ばれることを不服とするだろう。
萱ヶ崎山山頂で、昼食の予定だったが、陽気に浮かれたのかスズメバチが飛び回っていたので、スルー。
白滝不動分岐を左折して、錦が丘方向へくだる。
途中、シャリバテ気味になってきたので、オニギリの昼食。
5番目の祠は、白滝不動。
この脇には祭具を入れておく倉庫らしきものがあるだけだが、もう少し団地よりに行ったところに、鳥居があって、幟があがっていたりするから、祭礼も行われているのだろう。
思いがけず水量もある滝に抱かれる不動明王像は、なかなか存在感がある。
数年前にできた新しいお寺の脇を奥へ進み、ちょっと藪のかかったところを抜けると、蛇台蕃山へ尾根を直登するコースの取り付きに出る。
ここは昨年末、juanさんにご教示頂いたコースだ。
はじめしばらくは、やや急な登りがあるが、以前にくらべ踏み跡もだいぶ踏まれたようで、歩きやすくなっていた。
古い作業道跡のようなところに出て、しばらく進むと弥勒寺から蛇台蕃山へのコースに合流。
蛇台蕃山山頂まで行って、引き返し、弥勒寺方向へ。
途中、登山道脇にひっそりと、6番目の祠がある。
ここも、まさに「何ごとのおはします…」感ただよう素朴な祠だ。
下山コースのはじめはかなりな降下で、トラ・ロープが張られている。
積雪期の登りには難儀した場所だ。
尾根をくだると、左方向へ←矢印案内板があるので、ほぼ直角に曲がり降りると、7番目の祠、黒滝不動の前に出る。
ここも、祠と呼ぶには抵抗があるかも知れない立派な社で、お堂・鳥居・石灯籠・参道から神橋(?)まで揃っており、祭具倉庫やトイレもある。
幅広の参道をゆったりくだると、弥勒寺の端に出る。
この隣に、もう一寺、安養寺と云うお寺があるので、合計四寺と七祠の蕃山周回となるはずである。
勝手に祠と括ってしまい、不信心者ゆえの誤記、不敬が多々あったかと反省しておりますが、ながながとお付き合いくださって、ありがとうございました。
来週歩く予定です
紅葉も楽しめそうですね
詳しい情報をありがとうございます
コメント、ありがとうございました!
奥山の錦繍を堪能されてきた花さんには、帰り道の屋台のラーメンか、帰宅後の仕上げのお茶漬けの味わいで、蕃山に寄っていただけると、嬉しいです♪
来週とは、この週のことでしょうか?
…であれば、ちと早いかも…ですね。
もはや蕃山の達人の域ですね
朝は、本当に早いんですね!
コメントありがとうございました!
自分、現役のころは2時3時に寝て9時近くに起きる不謹慎な(不規則の間違い)生活ぶりでしたが、近年一転、9時半就寝5時起床の健康農民スケジュールに変わりました。
…ですが、朝読書の習慣の域には、まだまだ。
一日の時間の流れ方も変わったように感じておりましたが、寄る年波のせいが大きいのですかね?
蕃山の奥深さをお認め頂けて、嬉しかったです♪
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