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Yamareco

記録ID: 535891
全員に公開
ハイキング
東北

蕃山一周・祠巡り

2014年10月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:30
距離
10.9km
登り
721m
下り
714m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:49
休憩
0:32
合計
6:21
距離 10.9km 登り 721m 下り 721m
9:05
9:07
33
西コース登山口
9:40
9:45
15
電力鉄塔
10:00
10:05
55
11:00
11:05
18
11:23
27
広瀬病院向かい
11:50
35
農道入口
12:25
40
立石山神神社
13:05
40
13:45
35
白滝不動
14:20
14:35
43
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道48号線栗生交差点山形寄り左側、山岸ホタルの里駐車スペース
10台以上駐車可能
コース状況/
危険箇所等
メイン・コースは危険箇所無し
登山道以外では、一部藪を突っ切る箇所があるが、せいぜい数メートルなので、問題無し
登山道脇にある西館入口の説明板
2014年10月25日 09:06撮影 by  X20, FUJIFILM
1
10/25 9:06
登山道脇にある西館入口の説明板
作業道と併用なので、はじめはゆったり
2014年10月25日 09:06撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:06
作業道と併用なので、はじめはゆったり
西コース方面への橋は消失のまま
2014年10月25日 09:08撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:08
西コース方面への橋は消失のまま
…だが、すでに沢を渡渉する迂回路が固まりつつあった
2014年10月25日 09:10撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:10
…だが、すでに沢を渡渉する迂回路が固まりつつあった
中コース登り口の向かい側(西館の裏手にあたる)にある最初の祠
2014年10月25日 09:12撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:12
中コース登り口の向かい側(西館の裏手にあたる)にある最初の祠
「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる(西行)」ほどではないが、自分は不信心にして、識見薄弱のため、祀られている対象その他の知識は皆無です‐ご容赦ください(以下、同様)
2014年10月25日 09:12撮影 by  X20, FUJIFILM
2
10/25 9:12
「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる(西行)」ほどではないが、自分は不信心にして、識見薄弱のため、祀られている対象その他の知識は皆無です‐ご容赦ください(以下、同様)
中コース登り口
2014年10月25日 09:13撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:13
中コース登り口
はじめは、けっこう急登
2014年10月25日 09:21撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:21
はじめは、けっこう急登
下の方の紅葉は始まったばかり
2014年10月25日 09:38撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:38
下の方の紅葉は始まったばかり
送電線鉄塔付近から西風蕃山方面を眺める
2014年10月25日 09:41撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:41
送電線鉄塔付近から西風蕃山方面を眺める
電力巡視路沿いの紅・黄葉は少し進んでいるようだ
2014年10月25日 09:42撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:42
電力巡視路沿いの紅・黄葉は少し進んでいるようだ
泉ヶ岳・北泉・長倉尾根・三峰・後白髭山
魅惑のスカイライン
2014年10月25日 09:42撮影 by  X20, FUJIFILM
4
10/25 9:42
泉ヶ岳・北泉・長倉尾根・三峰・後白髭山
魅惑のスカイライン
紅葉
2014年10月25日 09:44撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 9:44
紅葉
黄葉を愛でつつ
2014年10月25日 09:44撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 9:44
黄葉を愛でつつ
尾根の終わりのトラ・ロープの先で
2014年10月25日 09:59撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 9:59
尾根の終わりのトラ・ロープの先で
メイン・コースに合流
2014年10月25日 10:02撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:02
メイン・コースに合流
2番目の祠は開山堂
ここの由来くらいは自分でも知ってますが…
2014年10月25日 10:04撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:04
2番目の祠は開山堂
ここの由来くらいは自分でも知ってますが…
紅葉のはじまり
2014年10月25日 10:04撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:04
紅葉のはじまり
オーシャン・ビュー!
2014年10月25日 10:13撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:13
オーシャン・ビュー!
秋色のメインコースを下っていくと、
2014年10月25日 10:18撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:18
秋色のメインコースを下っていくと、
地味に手書きの案内板が目に付き、
2014年10月25日 10:18撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:18
地味に手書きの案内板が目に付き、
誘われて、ちょっと下ってみると、どうやら東コースと西花苑コースの間の尾根道のようで、次の愉しみに残して、先へ
2014年10月25日 10:21撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:21
誘われて、ちょっと下ってみると、どうやら東コースと西花苑コースの間の尾根道のようで、次の愉しみに残して、先へ
2014年10月25日 10:24撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:24
大梅寺までのみちみち、祠ではないが、野仏があちこちに
2014年10月25日 10:25撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:25
大梅寺までのみちみち、祠ではないが、野仏があちこちに
西花苑(折立)コース分岐
2014年10月25日 10:26撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:26
西花苑(折立)コース分岐
この辺りが、今のところの一番か?
2014年10月25日 10:27撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:27
この辺りが、今のところの一番か?
2014年10月25日 10:27撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:27
2014年10月25日 10:27撮影 by  X20, FUJIFILM
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2014年10月25日 10:28撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:28
里山の紅葉らしい閑やかさ
2014年10月25日 10:28撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:28
里山の紅葉らしい閑やかさ
2014年10月25日 10:31撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:31
2014年10月25日 10:38撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:38
2014年10月25日 10:46撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:46
2014年10月25日 10:52撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 10:52
2014年10月25日 10:56撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:56
…で、羅漢さんがお出迎え
2014年10月25日 10:58撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 10:58
…で、羅漢さんがお出迎え
云わずと知れた大梅寺
祠ではありませんが…
2014年10月25日 11:00撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:00
云わずと知れた大梅寺
祠ではありませんが…
お見送りまで頂いて
2014年10月25日 11:01撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 11:01
お見送りまで頂いて
ロープ階段を登って、山道へ戻り
2014年10月25日 11:08撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:08
ロープ階段を登って、山道へ戻り
メイン・コースを左折して、枝道に
2014年10月25日 11:11撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 11:11
メイン・コースを左折して、枝道に
明るい尾根道を辿ると
2014年10月25日 11:12撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:12
明るい尾根道を辿ると
3番目の祠
2014年10月25日 11:13撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:13
3番目の祠
…で、尾根の末端の薄い踏み跡を下り、最後にちょっと藪を突っ切ると、ここに出る
県道を挟んで向かい側は広瀬病院
2014年10月25日 11:22撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:22
…で、尾根の末端の薄い踏み跡を下り、最後にちょっと藪を突っ切ると、ここに出る
県道を挟んで向かい側は広瀬病院
色づき始めた里山を眺めながら、県道を村田方向に歩く
2014年10月25日 11:35撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:35
色づき始めた里山を眺めながら、県道を村田方向に歩く
盲導犬訓練センターを過ぎ、
2014年10月25日 11:47撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:47
盲導犬訓練センターを過ぎ、
そのまま県道沿いを進めば、馬越石トンネルだが、
今日は、その手前の農道を右折し、茂庭立石地区へのショートカット路へ
2014年10月25日 11:49撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 11:49
そのまま県道沿いを進めば、馬越石トンネルだが、
今日は、その手前の農道を右折し、茂庭立石地区へのショートカット路へ
途中、開発業者の現場事務所付近の変化に戸惑って、取り付きを見失い、少々の藪越えの後、目印の沢に出て渡渉
2014年10月25日 12:16撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:16
途中、開発業者の現場事務所付近の変化に戸惑って、取り付きを見失い、少々の藪越えの後、目印の沢に出て渡渉
茂庭への道を行くと、すぐに
2014年10月25日 12:23撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:23
茂庭への道を行くと、すぐに
4番目の祠の立石山神神社の下に出る
2014年10月25日 12:26撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:26
4番目の祠の立石山神神社の下に出る
太白山ビュースポットの秋色はまだだが、
2014年10月25日 12:41撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:41
太白山ビュースポットの秋色はまだだが、
萱ヶ崎山コースの途中では、あちこち紅葉はじめ
2014年10月25日 12:47撮影 by  X20, FUJIFILM
1
10/25 12:47
萱ヶ崎山コースの途中では、あちこち紅葉はじめ
梨野地区から上がってきた道が左から合流すると、もうすぐ萱ヶ崎山
2014年10月25日 12:54撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:54
梨野地区から上がってきた道が左から合流すると、もうすぐ萱ヶ崎山
マウンテン・ビュー!
2014年10月25日 12:59撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:59
マウンテン・ビュー!
蔵王の峰々
2014年10月25日 12:59撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 12:59
蔵王の峰々
2014年10月25日 12:59撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 12:59
手前は大倉山
2014年10月25日 13:00撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 13:00
手前は大倉山
50番鉄塔
2014年10月25日 13:01撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:01
50番鉄塔
萱ヶ崎山山頂
ここで昼食の予定だったが、スズメバチが飛び回っていたので、スルー
2014年10月25日 13:03撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:03
萱ヶ崎山山頂
ここで昼食の予定だったが、スズメバチが飛び回っていたので、スルー
直進すると、百年森だが、今日は左折し、錦が丘方向へ下り、途中で昼食。
2014年10月25日 13:12撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:12
直進すると、百年森だが、今日は左折し、錦が丘方向へ下り、途中で昼食。
5番目の祠、白滝不動
2014年10月25日 13:46撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 13:46
5番目の祠、白滝不動
けっこうな水量
2014年10月25日 13:46撮影 by  X20, FUJIFILM
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10/25 13:46
けっこうな水量
まわりの紅葉もはじまり
2014年10月25日 13:49撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:49
まわりの紅葉もはじまり
本法寺
こちらは数年前にできた新しいお寺
この脇の道を進むと、突き当たりに登り口がある
2014年10月25日 13:50撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:50
本法寺
こちらは数年前にできた新しいお寺
この脇の道を進むと、突き当たりに登り口がある
取り付きが藪で、数メートル突っ切ると、登り口
蛇台蕃山に、ほぼ直登するので、少しの間、急登がある
まだ落葉前なので、眺望は利かない
2014年10月25日 13:55撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 13:55
取り付きが藪で、数メートル突っ切ると、登り口
蛇台蕃山に、ほぼ直登するので、少しの間、急登がある
まだ落葉前なので、眺望は利かない
弥勒寺から蛇台蕃山へのコースに合流
2014年10月25日 14:21撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:21
弥勒寺から蛇台蕃山へのコースに合流
蛇台蕃山山頂
2014年10月25日 14:22撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:22
蛇台蕃山山頂
見下ろすと秋色
2014年10月25日 14:22撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:22
見下ろすと秋色
6番目の祠
2014年10月25日 14:32撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:32
6番目の祠
急降下
積雪期にはトラ・ロープが埋まってしまう時期もある
2014年10月25日 14:40撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:40
急降下
積雪期にはトラ・ロープが埋まってしまう時期もある
積雪期、膝上まで埋もれながらの登りはかなりキツかった
2014年10月25日 14:47撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:47
積雪期、膝上まで埋もれながらの登りはかなりキツかった
7番目の祠はお稲荷さん?
2014年10月25日 14:57撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:57
7番目の祠はお稲荷さん?
…じゃなく、黒滝不動
脇に、上写真のキツネ入りの祠状も安置されているが、
自分には不明
2014年10月25日 14:57撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:57
…じゃなく、黒滝不動
脇に、上写真のキツネ入りの祠状も安置されているが、
自分には不明
参道・鳥居・石灯篭が揃って立派な佇まい
2014年10月25日 14:59撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 14:59
参道・鳥居・石灯篭が揃って立派な佇まい
参道を抜けると登山口
2014年10月25日 15:06撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 15:06
参道を抜けると登山口
弥勒寺
となりには、もう一寺、安養寺がある
2014年10月25日 15:13撮影 by  X20, FUJIFILM
10/25 15:13
弥勒寺
となりには、もう一寺、安養寺がある
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

周りの里山に、ちらほら紅葉・黄葉が目に付くようになってきて、さて我が蕃山は?と眺めると、まだ少し早いような気がするが、この先しばらく野暮用が詰まっており、天候も安定した「今でしょ!」と云うわけで、蕃山にでかけてみた。
紅葉の期待はしないとなると、テーマは?と考え、蕃山とその周辺には意外に祠が多いことに思い当たって、思いつくままに祠を巡って、蕃山一周をしてみよう♪となった。
だが、元来、自分は不信心のバチアタリ者で、信仰の何たるかはおろか、祠のいわれ由来の類にも全くの無知で、コメントできる情報を一切持ち合わせていないことを白状しておかねばならない。
ただ、西行の「何ごとのおはしますをば しらねども かたじけなさに 涙こぼるる」ほどでなくとも、無心に祈るこころと敬意は持ち合わせがあるようなので、ご容赦頂くとして…

一周だから、起点はいろいろ選べるが、駐車スペースでもっとも安心なのが、山岸のホタルの里なので、ここから出発。
最初の祠が栗生中コースの取り付き付近にあるので、国道48号線沿いを少し仙台方面に歩き、GSの脇の坂を上って登山口へ。
西コース方面への橋は、相変わらず消失したままだったが、沢の少し上流の渡渉地点に踏み跡が多数あり、自然に迂回路が固まりつつある様子だった。
左折して、中コースへ向かう枝道は倒木に藪がかかり、一見、荒れた感じになっているが、すぐに抜けると、左手に小道がのぞき、少し上ると、最初の祠に出る。
鳥居があって、本殿(?)を取り巻くように陶製の家型が置かれ、森の中に閑雅な結界が形成されているようだ。
この祠の向かい側が中コースの登山口。
尾根に直登する急登が少しあって、その後はアップダウンしながら、電力鉄塔を目指す。
鉄塔の周囲は大きくひらけ、眺望が利く。
泉ヶ岳から延びるスカイラインが魅力的だ!
西風蕃山方向の紅葉はこれからの感じだが、電力巡視路沿いの谷では、ところどころ鮮やかな紅・黄がのぞいている。
途中、2つほど支尾根を合流しながら登ると、やがてメイン・コースに合流し、ほどなく開山堂へ。
ここを2番目の祠とするには、異議ありとされる向きも多いと思われるが、なにぶんの無知故とお赦し願って、次へ。

メイン・コースを大梅寺に向かって下る途中、ふと見ると、手書きの地味で小振りな案内板に気付いた。
「栗生一丁目」とある。
抗し難い魅力にひかれて、ちょっと入ってみると、細いながらしっかりした道がくだっている(ロープもある)!
たぶん、栗生東コースと西花苑(折立)コースの間の尾根筋だろうと見当をつけ、次の愉しみにして戻る。
蕃山は、メイン・コースの乗る稜線を背骨に見立てると、両脇に肋骨の如くたくさんの支尾根が並んでいて、まだまだ未踏を探る愉しみが残っている。

祠ではないが、メイン・コースのあちこちにはたくさんの野仏(自分にはお地蔵さんくらいしか判らないが)が置かれているので、信仰の篤い方々にはコース通過が大変ではなかろうかなどと余計な心配をしてしまう。
西花苑分岐を過ぎるあたりからの紅葉が、この時期、一番の見頃を迎えていたようだ。
蕃山の紅葉は、自分には(表現がおかしいが)飾り気の無い里山らしい素朴な風雅が気に入っているので、錦織り成すあんばいでなくても満足だ。
好天の土曜日だったが、大梅寺までのメイン・コースの途中、出合ったのは3組だけの閑かさ。
快足の熟女さま単独行;並足(失礼)の熟年のご婦人単独行;小学校低学年の姉・弟とご両親のファミリー。

大梅寺に降りた後、階段を登り返して、東端の尾根へ。
明るい尾根歩きの半ば過ぎに素朴な3番目の祠がある。
石造りの小振りな祠に並べて、素焼きの家型が置かれ、供花用かワンカップの空きコップも置かれている。
まさに「何ごとのおはします…」だ。
尾根の末端を下り、最後にちょっと藪を突っ切ると、広瀬病院向かいの県道に出る。
紅葉が始まりつつある周囲の里山を眺めながら、県道沿いを村田方向へしばらく歩く。
盲導犬訓練センターを過ぎ、馬越石トンネルにかかる手前を右折し、農道に入る。
この先が、蕃山の不当皆伐を行ったブル道の出入り口と業者の現場事務所につながっている。
そこから、立石山神神社下を通って、茂庭の立石地区に抜ける昔からの道があるので、ショートカットするつもり。
ところが、以前は、まったく人けが無かった現場事務所付近に数人の作業中らしき人達がおり、伐採木材や残土の山で、様相が一変していて、ブル道からの取り付きを見失い、しばらく藪を漕ぐ羽目になったが、すぐに見知った沢沿いに出た。

4番目の祠、立石山神神社は急斜面にでんと建つ立派な社で、おそらく祠と呼ばれることを不服とするだろう。
萱ヶ崎山山頂で、昼食の予定だったが、陽気に浮かれたのかスズメバチが飛び回っていたので、スルー。
白滝不動分岐を左折して、錦が丘方向へくだる。
途中、シャリバテ気味になってきたので、オニギリの昼食。
5番目の祠は、白滝不動。
この脇には祭具を入れておく倉庫らしきものがあるだけだが、もう少し団地よりに行ったところに、鳥居があって、幟があがっていたりするから、祭礼も行われているのだろう。
思いがけず水量もある滝に抱かれる不動明王像は、なかなか存在感がある。

数年前にできた新しいお寺の脇を奥へ進み、ちょっと藪のかかったところを抜けると、蛇台蕃山へ尾根を直登するコースの取り付きに出る。
ここは昨年末、juanさんにご教示頂いたコースだ。
はじめしばらくは、やや急な登りがあるが、以前にくらべ踏み跡もだいぶ踏まれたようで、歩きやすくなっていた。
古い作業道跡のようなところに出て、しばらく進むと弥勒寺から蛇台蕃山へのコースに合流。
蛇台蕃山山頂まで行って、引き返し、弥勒寺方向へ。
途中、登山道脇にひっそりと、6番目の祠がある。
ここも、まさに「何ごとのおはします…」感ただよう素朴な祠だ。
下山コースのはじめはかなりな降下で、トラ・ロープが張られている。
積雪期の登りには難儀した場所だ。
尾根をくだると、左方向へ←矢印案内板があるので、ほぼ直角に曲がり降りると、7番目の祠、黒滝不動の前に出る。
ここも、祠と呼ぶには抵抗があるかも知れない立派な社で、お堂・鳥居・石灯籠・参道から神橋(?)まで揃っており、祭具倉庫やトイレもある。
幅広の参道をゆったりくだると、弥勒寺の端に出る。
この隣に、もう一寺、安養寺と云うお寺があるので、合計四寺と七祠の蕃山周回となるはずである。

勝手に祠と括ってしまい、不信心者ゆえの誤記、不敬が多々あったかと反省しておりますが、ながながとお付き合いくださって、ありがとうございました。

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コメント

ゲスト
紅葉は
来週歩く予定です
紅葉も楽しめそうですね
詳しい情報をありがとうございます
2014/10/26 20:31
花さま、おはようございます
コメント、ありがとうございました!
奥山の錦繍を堪能されてきた花さんには、帰り道の屋台のラーメンか、帰宅後の仕上げのお茶漬けの味わいで、蕃山に寄っていただけると、嬉しいです♪
来週とは、この週のことでしょうか?
…であれば、ちと早いかも…ですね。
2014/10/27 8:23
おはようございます
もはや蕃山の達人の域ですね しかもなお探索の余地があるというのですから奥深い蕃山です。しかも沢山の祠を懐に隠しておわしまして  またお暇ができましたら新規蕃山コースよろしくです
2014/10/27 6:04
文々さま、おはようございます
朝は、本当に早いんですね!
コメントありがとうございました!
自分、現役のころは2時3時に寝て9時近くに起きる不謹慎な(不規則の間違い)生活ぶりでしたが、近年一転、9時半就寝5時起床の健康農民スケジュールに変わりました。
…ですが、朝読書の習慣の域には、まだまだ。
一日の時間の流れ方も変わったように感じておりましたが、寄る年波のせいが大きいのですかね?
蕃山の奥深さをお認め頂けて、嬉しかったです♪
2014/10/27 8:42
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ハイキング 蔵王・面白山・船形山 [日帰り]
大梅寺〜蕃山〜西風蕃山〜萱ケ崎山〜茂庭台団地縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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