川越街道を歩く (4完) 新緑の欅並木を抜け蔵の街川越へ

2023年04月17日(月) [日帰り]

• GPS: 07:05
• 距離: 23.7km
• 登り: 0m
• 下り: 20m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:36
• 休憩: 2:29
• 合計: 7:05

7:13 野火止大門バス停
7:14 7:18 野火止大門交差点
7:31 7:33 新座駅北の神明神社
7:37 7:39 鬼鹿毛の馬頭観音
7:39 7:39 大和田宿 (交差点)
7:51 7:53 英インターチェンジの南側
8:13 8:14 みずほ台駅入口
8:21 8:22 藤久保木宮稲荷神社
8:30 8:32 広源寺
8:36 8:36 鶴瀬駅入口
8:57 9:00 徳性寺
9:04 9:05 大井宿 (本陣跡)
9:10 9:11 大井小学校
9:27 9:28 亀久保神明神社
9:35 9:35 上福岡駅入口
9:40 9:41 ふじみ野市・川越市境の旧道入口
9:53 9:56 東光寺
10:06 10:06 新河岸駅入口
10:13 10:13 春日神社
10:25 10:29 烏頭坂の熊野神社
10:32 10:48 新宿町北歩道橋
11:03 11:04 川越八幡宮
11:19 11:19 松江町交差点 (いったん街道から離脱)
11:23 11:29 成田山本行院
11:31 11:48 喜多院
11:49 11:55 日枝神社
11:59 11:59 浮島神社
12:07 12:09 川越城本丸御殿
12:11 12:19 三芳野神社
12:22 12:34 富士見櫓跡
12:46 12:46 松江町交差点 (街道に復帰)
12:54 12:57 川越市役所前
12:59 13:00 札の辻 (川越街道終点・児玉街道起点)
13:03 13:15 菓子屋横丁
13:18 13:27 時の鐘付近
13:37 13:37 蓮馨寺
13:45 13:46 小江戸蔵里
13:50 14:17 本川越駅
14:18 本川越駅改札前

歩行中の平均速度は5.13km/h。

天候

爽やかな晴れ！　PM2.5も少なく武甲山や笠山がくっきり。
しかし北風が非常に強く、スピードに乗って歩く感覚が全く湧かなかったです。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

START……東武東上線・志木駅から、西武バス「朝24」朝霞台行き or 「ひばり73」ひばりヶ丘駅行きで野火止大門BS下車。
GOAL……西武新宿線・本川越駅から乗車。

コース状況／危険箇所等

ほとんど舗装路歩きですが、途中、大和田宿の前後には歩道が非常に狭い場所があり、通学時間中は高校生のチャリンコが容赦なく突っ込んでくるほか、旧道区間は1.5車線路＋狭い路側帯という道が結構長く続きます。しかも旧道とはいえ普通に車やトラックがジャンジャン入って来ます。旧街道歩きとしては意外とハードな部類に入るのかも。

川越城界隈の三芳野神社・富士見櫓界隈には未舗装の場所がありますので、これらを訪れる場合は靴ごしらえをしっかりと。

時の鐘を中心とした蔵の街エリアは平日でも観光客が多数で、しかも歩道も狭く、車とスレスレな場面も多々あります。左右十分確認のこと。

写真

4/19 23:14

01. 前回の川越街道歩きは最後に武蔵野の紅葉名所である平林寺を訪ねましたので、今回は前回到達点である平林寺入口の野火止大門に向かいます。まずは地元から、最近マイブームの相鉄・東急新横浜線に乗ったところ、開業記念HM装着編成キターッ！

4/19 23:16

02. 地元から乗った列車は渋谷止まりでしたので、武蔵小杉にて4分後に来る川越市行きに乗り換え、無事東武東上線の志木に到着しました。西武バスに乗り換えます。

4/19 11:32

03. 野火止大門バス停に到着〜！

4/17 7:17

04. 野火止大門交差点からいざ川越へスタート！
まさに旧街道ウォーク日和な爽快な青空！

4/17 7:31

05. 新座駅北東にある神明神社にて道中安全を祈願しました。

4/17 7:32

06. 境内のケヤキは若葉が実に鮮やか！
……4月中旬にしては葉が大きくなり過ぎている気もしますが w

4/17 7:37

07. 大和田宿へ下る坂道の途中にある、鬼鹿毛 (おにかげ) の馬頭観音。
日々道行く人や車を見守り続けています。

4/17 7:47

08. 柳瀬川の手前にある大和田宿の界隈を行く。
水を得にくい台地の道中ですので、川沿いの低地に宿場が出来たのでしょう。ここは本陣跡の類はなく、辛うじて宿場だった雰囲気が残るのみです。

4/17 7:50

09. 柳瀬川の英橋 (はなぶさばし) を渡り、浦和所沢バイパスの英インターを横切ります。
川越方面に向かう歩行者は画面左の小さなトンネルに入ります (このため、事前に英橋の右側=下流側を歩くのが良いです)。

4/17 7:53

10. 英インターのど真ん中に聳えるケヤキは若葉モリモリ！

4/17 7:55

11. JR貨物の新座貨物駅が近いため、JRコンテナを載せたトレーラーが頻繁に行き交っています。

4/17 8:15

12. 新座市と三芳町の境目あたりから、1.5kmほど「竹間沢の欅並木」が続きます。往時のケヤキはそのまま中央緑地帯とされ、両側が車道・歩道となっていますが、このケヤキのトンネルが素晴らしい！

4/17 8:10

4/17 8:11

4/17 8:13

4/17 8:19

4/17 8:29

17. 藤久保地区を行く。欅並木が終わったあとも、たまにこうして行く手に大ケヤキが立ちはだかっていると、旧街道を歩いているな〜という気分になります。

4/17 8:30

18. 藤久保の広源寺。
街道沿いの寺はどこも、江戸時代の街道整備とともに開山したようです。

4/17 8:40

19. ロードサイドSC「アクロスプラザ」の脇には、見事な街道の松が残っています。

4/17 8:50

20. ふじみ野市に入り、大井宿手前の田園風景 (ちょこっと脇道に入りました)。

4/17 8:55

21. 大井宿界隈に入り、昔ながらの家屋をパチリ。

4/17 8:57

22. 大井宿の中心部にある徳性寺。
ほっこりした雰囲気の境内でポカリを補給し小休憩〜。

4/17 9:04

23. 大井宿本陣跡。

4/17 9:10

24. 大井小学校の正門前に残る旧大井村役場。戦前モダン香る国指定登録有形文化財です。
それにしてもこの近辺、ふじみ野市と富士見市の境界線が複雑に錯綜しており、何だか闇が深い……w

4/17 9:19

25. ふじみ野市内の旧道へ。大井総合支所入口交差点の脇に常夜灯が残っています。

4/17 9:22

26. 常夜灯のすぐ先に、何とも良い感じの旧街道風情。

4/17 9:27

27. 亀久保神明神社。
2000年代に境内を全面再整備したとのこと。

4/17 9:40

28. ふじみ野市から川越市に入るところで左の旧道に入ります。
この旧道はかなり長く、しかも細いのですが、結構多くの車が入ってきますので接触に注意！

4/17 9:53

29. 藤間地区の東光寺。
だんだん暑くなり、ここで改めてポカリを補給しました。

4/17 10:17

30. ひたすら住宅街が続きますが、不老川の御代橋を渡ったところで、ちょっとほっこりした旧街道シーンをパチリ。

4/17 10:23

31. もうすぐ東武東上線＆JR川越線に突き当たる……という手前にちょっとした丘が立ちはだかり、烏頭坂 (うとうざか) を登ります。

4/17 10:26

32. 烏頭坂の脇の緑は熊野神社の境内です。
都心方向を望むと称する展望台もありますが……う〜んよく分からん (^^;)。最近はふじみ野駅界隈のマンション群にジャマされて見えないのかも (汗

4/17 10:33

33. 国道16号線を跨ぐ新宿町北歩道橋は一大パノラマスポット！
東武東上線の真っ直ぐな線路……いつの間にか登場から40年となってしまった10000系がやって来ました。

4/17 10:37

34. 東武東上線をくぐって埼京・川越線のE233系がやって来ました。
別々の道を行くどちらの線路も、遥か彼方でMy地元の相鉄線に直通するようになったのは余りにも痛快すぎます v(^o^)v

4/17 10:47

35. 歩道橋から川越駅方面を望む。
今や相鉄線では、全く別のルートを走って川越に向かう電車が同じホームに並ぶこともあるという大変なカヲスが現れています www

4/17 10:47

36. 今日は武甲山も笠山もご機嫌です☆

4/17 11:02

37. 川越駅に近いマンション群の中を北へ直進したのち川越八幡宮に到着〜。

4/17 11:26

38. 通町の鍵の手を経て、松江町交差点にて一旦川越街道から離脱。成田山別院にてここまでの道中安全に感謝しました。

4/17 11:32

39. 喜多院に到着〜！　
平日でも観光客が三々五々参拝していますが、たまたま人のいない瞬間をゲット！
日本と世界の安寧を祈りました。

4/17 11:34

40. いや〜それにしても良い天気！
薫風香る境内の雰囲気は絶品でした。
茶屋の自販機でコカコーラを買って気分爽快！

4/17 12:01

41. お次は川越城界隈へ。ハナミズキの季節です☆

4/17 12:07

42. 川越城本丸御殿！
しかし……月曜日は休館。ガーン！ w

4/17 12:11

43. あふれんばかりの新緑に包まれた三芳野神社。

4/17 12:20

44. 三芳野神社のすぐ脇にある21.2m三角点峰。
登れます。三角点は東屋のベンチの脚元に w

4/17 12:21

45. 新緑あふれる小径を抜けて富士見櫓跡へ向かいます。

4/17 12:23

46. 階段を登るとそこは、富嶽・木曽御嶽・三峰神社への信仰をひとまとめにした山岳信仰スポット。

4/17 12:27

47. 川越城富士見櫓跡の最高地点から川越市街を望む。
かつては木も建物も低く、川越の街と富嶽を一望出来たのでしょう。

4/17 12:28

48. タブノキの巨樹が見事でした☆

4/17 12:49

49. 再び松江町交差点に戻り、いよいよ川越街道の最後の道程に入ります。鍵の手を過ぎると……

4/17 12:56

50. 川越市役所前交差点脇の太田道灌像に到着し、川越街道の旅はここに無事終了！
（川越街道の終点は川越城西大手門とのことで、概ねこの位置）

4/17 12:58

51. 西へと曲がり、児玉街道と名を変えた道をちょこっと進みます。

4/17 12:59

52. かつての川越の街の中心・札の辻に到着！
（鉄道開通で街の中心は南へ移動）

4/17 13:03

53. 菓子屋横丁を訪れてみました♪

4/19 11:36

54. 紅芋＆さつまいもミックスソフト (400円也) めっちゃウマ〜！

4/17 13:20

55. 蔵造りの街並みはいつの間にかすっかりグローバル大観光地となり、平日でも凄い人出！　でもそんな通りはあくまでフツーにバスも走る一般道……というカヲス感が好きです w

4/17 13:20

56. 時の鐘周辺は人人人！

4/17 13:32

57. 今やまるでテーマパークのような街並みを走る東武バスを撮って楽しみました♪

4/17 13:37

58. 蓮馨寺は参拝客で大賑わい。

4/17 13:39

59. 大正浪漫夢通りは鯉のぼりがはためいていました。

4/17 13:45

60. 酒蔵「鏡山」の旧蔵を観光施設に改装した「小江戸蔵里」。土産コーナー・美食コーナー・酒コーナーに分かれ、埼玉県内の地酒が一同に会しています。

4/19 11:42

61. 遅い昼食で、本川越駅前のラーメン「頑者」に入りました。
魚介系つけ麺の聖地的老舗とのことで、ふだんはかなり行列が出来るそうですが、午後2時前でしたので運良く待ち時間ゼロ！　つけ麺はマジウマ！……というか、店の雰囲気も相まって、もはやこれは日本料理だとしか言いようがない！

4/19 11:51

62. 西武新宿線の本川越駅にてヤマレコMapをオフにして終了！
ちょうど特急小江戸が出る時間でしたので、空いている車内にてCOEDO BEERで完歩の祝杯！
というかこのビール、クラフトビールながら250円と高くなく、しかも実に美味い……。

4/19 13:03

63. 本日の戦利品。
川越の地酒「鏡山」の特別純米無濾過生原酒……特別純米と言いながら炸裂する吟醸香にびっくり！　濃いぃ味の料理に実に良く合います☆
そして、甘酒好きなもので……酒粕もゲット！
年取った親には川越らしく芋けんぴとかりんとう (3袋1,000円也) をお土産に w

64. うちのにゃんこ雪丸殿。
隙あらば膝に乗る！超〜甘ったれボスニャンです w

撮影機器：

EOS 5D Mark IV ボディ CANON

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

ゆきまる@bobandou

ヒノキ花粉飛散ピークシーズンに山の中に突っ込むのはコワいため (汗)。ここのところしばらく、日光御成道、鎌倉街道上道、相州の甲州道といった若干地味な旧街道の旅を立て続けにコンプリートすることに力を注いでいたのですが、もうひとつ歩きつないでいた旧街道である川越街道もこの際コンプリートしてしまおうと思いまして、月曜休みと爽やかな好天の予報が重なったのを良いことに実行に移して参りました。

川越街道は、中山道との分岐にあたる板橋からゴールの川越まで、歩こうと思えば一日で着く短さであり、今や川越街道の並行路線として開通した東武東上線によって拡大した住宅街に埋もれてしまったかのようにも見えますが、なかなかどうして、往年の宿場や並木道の雰囲気も残っており、意外と大いに旧街道ウォークらしさを満喫出来たように思います (全4回のうち3回分は、怪社が午前中で終わったあとのスーツ姿でしたが w)。これからも東武東上線に乗る度に、線路から少し離れたところを通る川越街道の情景を思い出しながら、ガンガン走る東武東上線・川越特急のありがたみを感じることでしょう……。

それにしても、川越のグローバル観光地への変貌ぶりはスゴかった！
90年代に初めて訪れた頃は、全然観光客なんていなかったのですが……。
池袋から僅か30分の場所に本物の小江戸な街並みがあり、しかも農業県としての実力も凄い埼玉の特産を活かしたあれやこれやの美味が揃い、そこに地元の気合が加われば、ここまで観光地として脱皮するのは当然と言ったところでしょうか。

以上、ほとんど平地の街道ウォークレコではございますが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
次はちゃんと山に登るレコを投稿しようと思います。多分……(^^;