快晴の近畿最高峰 八経ケ岳(大峯山)
- GPS
- 06:51
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:15
※ したがって距離は正確ではありません
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
⇒ 行者環トンネル西口 弥山登山口 駐車場:¥1,000 (約20台駐車可能) 登山口に登山ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
■行者環トンネル西口の弥山登山口から奥駈出合までは木の根が階段代わりになった急登りが続きます ■奥駈出合からの大峯奥駈道は起伏の少ない稜線歩きになりますが聖宝ノ宿跡を過ぎると登りになり弥山小屋まではガレ場と木製階段が交互に現れます ■弥山小屋から八経ケ岳へはスギゴケの中の道を進み、少しガレ場を下った先でオオヤマレンゲ保護の為の鹿防護柵内を通り抜けて進みます。(鹿防護柵は開放厳禁) ■八経ケ岳から明星ケ岳へは距離も離れておらず弥山辻(シカ除けネット脇にあり)で左に折れてすぐの分岐を左にわずかに登るだけです (分岐を曲がらず直進すると大峯奥駈道の続きとなり釈迦ケ岳方面へ行きます) ■日裏山へは弥山辻からシカ除けネットに沿って続く道側のレンゲ道を道なりに進みます ※ 最近の冷え込みで霜柱が見られ、それが溶けて泥るんでいる箇所もあり滑り易くなっているので少し注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
笛
熊除けの鈴
筆記具
保険証
飲料
タオル
応急セット
iフォン
GPS時計
カメラ
弁当
レインウエア
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感想
昨年の10/28に同じく大峯山の山上ケ岳を登ってヤマレコに初投稿してからめでたく1周年を迎えることができました。
過去2回八経ケ岳を訪れた際はいずれも霧で何も見えなったので三度目の正直で快晴の近畿最高峰を狙った訳ですが予想どうり(いやそれ以上)の快晴でした!
大峯奥駈道の稜線上ですれ違ったお二方と少し立ち話をさせて頂いたのですが、その方々は前日から登っておられて今日の明け方に八経ケ岳から富士山を見ることができたそうです。
雨で空気中の塵が洗い流された後で、晴れた日の夜から明け方にかけて冷え込みが厳しくなる放射冷却が起きるなどの気象条件が整った時の明け方のいっ時にだけ奇跡的に見えるものなので、日が昇ってから登り始めた私はもちろん富士山をみることはできませんでしたが、文句なしの快晴で大峯の山々がほんとうに良く見渡せました。
また、行者還トンネル西口から奥駈出合までの急登りを私の少し前で先行して登っていた地元奈良県の若者(21歳の大学生)と奥駈出合から八経ケ岳まで一緒に歩くことになったのですが、今日の天気を思わせるような爽やかな好青年でとても好感が持てました。
来年には大学の卒業旅行として富士山に登る計画をしているという事で、ちょうど親子程歳の違う私を「一緒に行きませんか」と誘ってくれました。
学生の卒業旅行になんの関係もないオッサンがついて行くのは気が引けるので明言はせずひとまず保留にしましたが。。(保留かい!?)
青年は八経ケ岳から下山するということで、私は明星ケ岳へ行ってあわゆくば狼平まで行ってみたいと思っていたのでここでお別れすることになりましたが大阪の大学に通っているということで「今度大阪でうまい焼肉を食べましょう」という約束を交わしました。
絶景に見惚れてあちこちで滞在が長くなった為か、そもそも登山開始時刻が遅かったのか明星ケ岳からレンゲ道を下って日裏山まで来た時点で狼平まで行って弥山まで登り返すとなるとトンネル西口へ戻る途中で日が落ちてしまう可能性が出てきたので今回は憧れの狼平行きは断念して時間の読める来た道を引き返すことにしました。
八経ケ岳まで戻ると私より少し年配の男性が1人だけおられ八経ケ岳に来た証拠写真を撮って欲しいということでシャッターを押させて頂きました。
その男性は横浜から夜行バスで来られてタクシーでトンネル西口まで来て、今日は宿のある天川村川合まで行きたいと言って地図を広げられました。
日本語は堪能でしたが少しアクセントが違ったので韓国か中国の方かなと思いましたが詮索はせず、どうやら栃尾辻経由で川合まで向かうつもりでおられるようでした。
もう時刻は13:30を周っており今からそのルートで下山すると途中で日が落ちる公算が高いこと、暗闇でコースを誤ると遭難につながりこの地の夜の冷え込みを考えると最悪のケースも起こり得ることを説明してトンネル西口へ下山することを勧めましたが、そこから川合へ行く足がないと仰るので川合なら帰り道で通るので私のクルマに乗ればいいと申し上げるとようやく私と共にトンネル西口へ下山することを快諾頂けました。
私としても孤独な帰り道に話し相手ができてありがたく、下山中やクルマの中で山の話しで意気投合し先方から名乗られたので私も名乗らせて頂きましたが、その方はなんとカンボジア出身の方でした。
高校生の時から日本に滞在しているということで母国よりも日本で生活している期間の方が長いので日本語はとても堪能でした。
また、百名山にも挑戦されていて今回の八経ケ岳は52座目の百名山だそうです。
カンボジア出身の方が日本の百名山を登ろうとしているとは「いやぁ〜嬉しいですね!」
男性とはまたどこかの山でお会いできるかもしれませんねという話しをして天川川合のバス停前で固く握手を交わしてお別れしました。
今日は憧れの狼平へ行くことは叶いませんでしたが、それを埋め合わせて余りある出合いがありました。「狼平はまた来年にでも行けばいい」
【八経ケ岳からの眺望】
下り道の奥駆道出合、駐車場でご一緒しました二人連れです。
我々も、あのおじさんの事はちょっぴり気になっていました。引き返すように勧めていただいたこと、川合のバス停まで送っていただいた事、ありがとうございました。あなたの機転と善意に大感謝です。
我々は、あの後国道309号の渓谷美と紅葉を楽しみつつ、川合の手前から洞川温泉方面に行きました。
翌日は、山上ヶ岳登山を楽しんで帰った次第です。
よろしければ、我々のHPも覗いてみてください。八経ヶ岳、山上ヶ岳の山行報告を掲載しています。
HP: まったり山楽会
http://www7b.biglobe.ne.jp/~p-tec/
いつか、どこかでお会いしましたらよろしく!
mattariyamaさん、コメント頂いてありがとうございます
山歩きは少し臆病なくらいでちょうどいいと思っています
滑り込みセーフは山では完全にアウトだとも思います
山登りは途中敗退してもいいですが、山で人生を途中敗退してはいけませんもんね
『まったり山楽会』の趣旨にはとても共感を覚えます
私も皆さまのような歳の重ねかたをして行けたらなぁと思っております。
こちらこそ、どこかの山でお会いできた際はよろしくお願いします
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