八紘嶺〜山伏（湯キャンプ場から周回）

2023年04月23日(日) [日帰り]

• GPS: 10:38
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,241m
• 下り: 2,225m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:33
• 休憩: 1:04
• 合計: 10:37

4:18 黄金の湯
4:50 4:51 安倍大滝入口バス停
4:59 5:12 梅ヶ島温泉バス停
5:14 5:28 八紘嶺安倍峠登山口
6:17 6:17 八紘嶺登山道入口
6:46 6:48 富士見台
7:32 7:32 八紘沢の頭
7:48 7:57 八紘嶺
8:55 8:55 五色の頭
9:10 9:14 アザミ次郎の頭
9:39 9:46 大谷嶺
10:22 10:23 新窪乗越
10:40 10:42 大平沢ノ頭
11:43 11:51 山伏
11:58 11:58 西日影沢分岐
12:50 12:50 蓬峠
13:17 13:17 大岩／ワサビ小屋
13:53 13:55 山伏 登山口
13:59 13:59 山伏登山者用駐車場
14:46 14:47 新田バス停
14:54 14:54 黄金の湯
14:55 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】
・杉並区の自宅から井の頭〜小田急〜東海道で適当な時間に静岡駅へ　2,700円
・しずてつバス梅ヶ島温泉行き土日ダイヤ　12:53静岡駅前発（12:50新静岡発）　新田温泉黄金の湯14:29着　1,530円　静岡駅前のバス停は駅を出て目の前の9番です。
【帰り】
・新田温泉黄金の湯から新静岡行き土日ダイヤ　15:36発または17:56発（最終）
私は温泉の閉店時間までのんびりしてから終バスで帰りました。帰路も小田原から小田急線。

早く着きたい方は新幹線でどうぞ。

コース状況／危険箇所等

・八紘嶺登山道：急登ですが難しい箇所はありません。マイカーでお越しの方も安倍峠の林道は梅ヶ島温泉から通行止めのままですので念のため。
・八紘嶺〜大谷嶺間：地形図から読み取れない背びれ状の細かいアップダウンが多かったり、19年19号台風の爪痕が残り倒木多くなかなか手強いです。
・大谷嶺から大平沢ノ頭まで：道は大谷崩の北側を巻いていますが崩落地に近く路面が脆い箇所が続きます。
・大平沢ノ頭〜山伏：それまでの苦労が嘘のようになだらかで広い天平になっています。
・山伏西日影沢登山道の下山：急降下で危なっかしいザレ場のトラバースが複数、沢に降りてからは橋が流され渡渉が3〜4回あります。

その他周辺情報

黄金の湯に併設されている湯キャンプ場のフリーサイト1泊1,100円＋入浴料700円（1日）。充実した温泉のすぐ横に広いサイトがあり、水場やトイレも観光クオリティで極めて快適です。温泉もトロトロ系のアルカリ泉でぬる湯もあり良いお湯。
登山用のテン場ではないためチェックイン13時チェックアウト12時です。今回は徒歩のシングルということもあり受付のご好意で1泊扱いにしていただきましたが、混み具合やテントの大きさ等により判断変わることもあるかと思いますので受付に相談の上従いましょう。

写真

4/22 15:17

黄金の湯のキャンプ場。極楽です。

4/23 4:35

4時15分に出発まずは夜明け前に梅ヶ島温泉まで車道で移動。

4/23 4:49

安倍大滝のあたりで夜が明けました。

4/23 4:58

梅ヶ島温泉郷。控えめで趣があって良い温泉地ですね。

4/23 5:03

バスはここが終点です。

4/23 5:15

ここから登ります。林道は通行止め。

4/23 5:31

しばらくは杉林を登る。

4/23 6:01

少し晴れる期待があるかも？八紘嶺はこの位置からだと山頂が見えません。

4/23 6:13

少しだけツツジが咲いていました。八紘嶺はアカヤシオも見られると聞いたのですが、これはミツバツツジですね。

4/23 6:16

林道に出ました。1時間登ってようやく登山口です。

4/23 6:24

登山道らしい道になりました。

4/23 6:36

安倍峠との分岐。

4/23 6:47

富士見台という地点まで来たけれどガスに飲まれちゃいました。

4/23 6:48

ありゃー

4/23 6:56

岩が出てきました。なかなか急峻です。

4/23 6:59

少しだけ安倍奥の雰囲気を楽しむ。

4/23 7:01

目の前にピークが近づいてきたけれどこれは八紘嶺山頂ではなくてその手前のピークでした。

4/23 7:06

朝もやの中に差す光が気持ちいいです。これはこれで。

4/23 7:09

これが今日の精一杯。

4/23 7:24

山頂近くなると開けてきました。

4/23 7:34

あれが八紘嶺山頂。

4/23 7:41

直下に笹原があります。

4/23 7:44

雲が上がってきた。

4/23 7:49

八紘嶺に着きました。そして完全に雲に飲まれました。

4/23 8:15

少しだけ休憩して大谷嶺に向かいます。まずかなり降る。

4/23 8:16

そこそこハードな道です。

4/23 8:18

切れ落ちた場所多い。

4/23 8:20

あまりスピードが出ないのでのんびり行きます。

4/23 8:27

少しだけ晴れ間が見えた。

4/23 8:40

倒木多し。19年19号の被害から完全に回復していないみたいです。

4/23 8:56

苔むす森を抜ける。

4/23 9:02

迷うところはありませんがそこそこ荒れています。

4/23 9:14

大谷嶺が見えた。

4/23 9:37

大谷嶺着。静岡側の山頂標が複数あります。

4/23 9:37

山梨側では行田山と呼ばれているらしいのですが、この有様で少し残念な気持ちになりました。山梨の山を整備されている地元の方に例の山頂標の話を聞いて渋い顔をされたことがあるのですが、なんとなく察するものがあります。

4/23 9:38

この日一番の眺望スポット（たぶん）。

4/23 9:38

大谷崩、すごいですね。道は着いていませんが直接崩れを登ってくる人もいます。

4/23 9:38

ガスってますが広大に崩れている。これが暴れ川安倍川の土砂になるんですね。

4/23 9:40

先へ向かいます。足元ザレています。

4/23 9:47

左手を見るとこんな感じ。

4/23 9:48

道は北面を巻きますが、近辺足場が脆い箇所がしばしばあります。

4/23 10:07

なかなかの雰囲気です。晴れているときに再訪確定かなあ。

4/23 10:12

細かい登り返しも多い。

4/23 10:21

新窪乗越と呼ばれる地点まで来ました。

4/23 10:34

もう一山登る感じ。

4/23 10:42

何もないけど大平沢ノ頭という地点です。

4/23 11:04

大平沢ノ頭を過ぎたらそれまでが嘘のようにだだっ広い天平になった。

4/23 11:07

逢沢の頭と書かれている。

4/23 11:09

切り通しで視界が抜けていそうな地点がちらほら。晴れているときにまた見てみたいですね。

4/23 11:14

ガスが濃くてこのあたり何度か道を外しました。

4/23 11:42

山頂かな？

4/23 11:43

日本三百名山、山伏に着きました。うわー絶景だー。

4/23 11:45

山梨百名山93座目になりました。

4/23 11:49

ヤナギランの群生地だということで鑑賞路が整備されています。

4/23 11:49

今度シーズンに来てみよう。

4/23 11:51

よく整備された山頂です。晴れていたら賑わうのかな。

4/23 11:57

10分ほどで西日影沢分岐。ここから降ります。

4/23 11:58

非常に危険と書かれた古い看板があるけれど、たぶんこれは廃道になっている尾根のことだと思われる。

4/23 12:17

とは言え、現一般ルートも危なっかしいトラバースがあってなかなか危険です。

4/23 12:38

写真だとわかりづらいけれどすごい急坂。

4/23 12:47

この付近は全面的に崩落が進んでいるのですね。

4/23 12:50

蓮峠。500m降りたけどまだ半分以上ある。

4/23 12:52

崩落地の真ん中を行けとあります。

4/23 13:08

途中、崩落のため迂回路があるけれどどっちにしても急坂である。

4/23 13:11

あちこちに水場があります。水の山ですね。

4/23 13:15

沢に出た。

4/23 13:17

滑滝を抜けます。

4/23 13:20

大岩という場所まで来た。なぜ人は大きな岩を祀ると気の支え棒を置いてしまうのか。

4/23 13:23

沢の橋は流されていたり外されていたりするのでここからは渡渉を繰り返します。

4/23 13:24

わりと雑にはしごが置いてあったり。

4/23 13:26

ワサビ田の跡があります。

4/23 13:40

侘び、寂び、わさびだなあ、とか思っていたらこちらは現役のワサビ田でした。

4/23 13:43

怪しい丸太が一本あるだけだったりするので無理に渡ろうとするとバシャーンと行きそう。

4/23 13:48

ようやく沢を抜けた。ワサビ田のモノレールがあります。

4/23 13:53

予定よりだいぶ遅くなったけれどようやく降りてきました。

4/23 13:57

黄金の湯まで林道で戻ります。

4/23 14:10

少し下に駐車場がある。マイカーの方はここまで入ってこられるのですね。

4/23 14:29

結局今日は山伏の姿を外からは見られませんでしたね。

4/23 14:38

下流側にひときわ目立つあの山は先日登った十枚山ですね。あちらも良い山だと思うので晴れた日に再訪したい。

4/23 14:41

降りきったところにある神社から参道が続いているのですが、地図によるとここからも大谷嶺まで直接尾根を登れるみたいです。

4/23 14:46

新田バス停まで戻ってきた。

4/23 14:53

周回完了。お疲れ様でした。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

つっしー

公共機関利用ハイカーにとってアクセス難であるオクシズ安倍奥の水源に、テント前泊を使って周回コースで歩いてきました。
八紘嶺と山伏は安倍川水源域の特徴的な地形によって急登とバラエティ豊かな稜線を持ったなかなか面白い山でした。すべて一般ルートで難しい箇所はありませんが、八紘嶺〜山伏間の縦走は地図から想像するよりも意外と体力を使う道で、全体としてはまあまあハードな行程です。オススメルートと言える良い道でしたが、丹沢で例えると純粋な体力度としては丹沢主稜縦走日帰りと同等くらいではないかと思います（道は全然違いますが）。
ここは良い景色なんだろうなーと思う場所で雲の中とうことが続きオクシズの風景を心の目でしか見ていないのでそのうち天気の良い日に再訪したいです。