裏谷急沢
- GPS
- 05:33
- 距離
- 1.7km
- 登り
- 321m
- 下り
- 319m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:33
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
沢初め第二弾で裏谷急沢へ。
以前行こうと計画してたが別の場所に行ったため初チャレンジ。
日が当たりにくい地形のためか昨日の谷急沢よりかなり寒く、スタートは持っていたネオプレンウェアとレインウェアも着て完全装備。
入渓点はピンクテープがこれでもか!とつけられていてとても分かりやすい。
入渓直後のF1は水流右で簡単に行けるな…と思っていたがどうも全体的に土壁のようで脆く、落ち口あたりでランナーが取れなさそうなので崩れたら危ない。
水流中の岩は丈夫そうだったがヌメるしスタンスが細かそうだしランナー取るのが困難。
皆であれこれ手を探ったが、初っ端なので無理はやめて確実性を優先することとし巻くことにした。
後から考えると、完璧なランナーでなくとも、右の木とかその木の上の壁の付け根とかから落下を減速させる程度のランナーは頑張れば取れた気がするので、色々なものを駆使して登ってしまった方がよかったかも知れない。
沢への復帰は懸垂にて。
懸垂のルート選定とロープスケールの把握、上から見た際の傾斜の緩い終了地点選定にそれぞれ少しずつ精度の低さがあったように思う…
自分が2番手に降り、落石のフォールラインを避ける意味もあって先にずるずると沢まで降りてしまったが、2本目のロープとしてお助け紐をとっとと出した方がよかったか?
その後はトイ状を楽しんだり落ち葉に辟易したりしつつ核心の3段大滝へ。
1段目を登ってから左岸側へ灌木沿いに巻きを開始し、1ピッチ目をtartletさん、2ピッチ目をKagu_さんがそれぞれリード。
ルート取りもピッチを切る位置もとてもナイスだった。
2ピッチ目終了点から3段目のナメ滝が見えたが、案外登るのが困難そうに見えたためさらに登るルートも検討しつつ、3ピッチ目のような形で少しだけロープを張りつつトラバースし偵察したところ問題なく登れそうだったためここで登攀終了。
ルート取りやランナーの取り方、ビレイの仕方等を色々相談しつつ進んだためけっこう時間がかかった。
個人的には自分の判断の精度を上げるとともに、メンバーへの意思疎通も上手くしないとかなりロスが多いことを痛感…
そもそも複数ピッチを複数人で行うことに慣れてなさすぎた。
とまあ反省は多かったが、みんなであれこれ言いつつ試行もしつつ登り切ったのは面白かったしとても良い経験になった。
その後しばらく進み柱状節理エリアの手前でタイムアップと判断して脱渓。
枝尾根を詰めていくと割と容易に登山道まで出られた。
(ただし落石にはかなり注意が必要)
下山ルートはややあいまいな踏み跡辿りだったが方角やGPSチェックで問題なく下山。
色々あって楽しめた部分も多かった反面、悔しさもかなり残る山行となった。
沢初めということを言い訳としつつ、今シーズンちゃんと成長して沢納めでリベンジしよう。
・スリング長さと本数をもう少し調整。置いてきた120〜180スリングの一部は持ってきた方がよかった
・登る前のルート取りの認識すり合わせ
・ハーケン外す時は細引きにカラビナ
・ヒル確認。ただし数はわずかだし動きも鈍く、まだ驚異ではないレベル
沢始め第二段は、裏谷急沢。下山が核心と聞いていたけど、結果的にそこまで行きつかずに撤退。。
まず、F1に着いた時点で、黒々した滝を見て何だか嫌なかんじがした。そもそもが気温が低すぎて(朝の時点で9度)、ちょっと気分も下がってたのかもしれない。みんなで登れそうかどうか検証するものの、結局右側もランナーが取りにくく、リスクが高そうってことで右岸巻き。この判断をするまでに、写真を見返すと20分もかかっていた。判断が遅すぎるなぁ。そして沢復帰には補助ロープで一段下がってから懸垂。これなら1ピッチで角度が緩くなるところまでいけるかなぁ、と思ったら、全然足りてなかった・・・いや、utagはそこからロープ無しで降りてたんだから、そこも判断が悪かったか・・・。結局そこからもう一回ロープを出してもらって、再入渓。その後も、あまり登れそうな滝がなく(少なくとも、私にはそう感じられた)、巻きを繰り返す。柱状節理の手前当たりでatatuoから「最後まで行くのは無理じゃない?」とのご指摘。地図を見ると、確かにこれ以上行くと脱渓しにくいように思える。正直ここまで時間がかかることを想定していなかったから、エスケープの想定が甘かった。幸い、左岸側は比較的緩やかな尾根になっていたので、比較的苦労はすることなく、狙ってた尾根に上がることができた。一度ルートを見つけられれば、その後はたまにピンクテープもあったりして、問題なく下山。
昨日に引き続き、反省点が多い山行になってしまった。まぁ、沢の季節はこれからってことで。いろいろと反省できたことで、次につながったと信じよう。
私のワガママでまだ寒い群馬にお付き合いいただいて、ありがとうございました。移住後も、引き続きよろしくお願いします!
入渓点は、解りやすくF1がすぐに見えた
右側は簡単なスラブでボロボロ剥がれる
登るなら左側なのかな?
3段の滝を過ぎて、幾つかの記録の通り滝も巻きも悪いと感じた、この後は、大きめの滝が何個かあるが同じような感じのはず本日はペースも上がらない感じで岩も剥がれやすいし途中で遡行を諦めるかたちとなった。
下山路が意外と良かったので、行けたかもでしたが?
難しい沢でわないので、下見してアイスの時期に来たいと思う。
前日の谷急沢に続き、沢はじめ2日目。入渓は車道からすぐ。
・入口の5m滝
遡行図には「滝の右から上がる」としか書いていないが水流沿いはヌメるし、水流を外れると脆くてはがれる。色々オブザベした結果、無理はしないでおこうと右岸から巻いて懸垂下降。
ここの巻き判断や懸垂下降のセット場所など迷って気づいたら時間が経過していた。遡行図に軽く書いてあるだけの滝で時間を使ってしまった。
・3段大滝
下段は登って、上段は左岸巻き。結果的に想定外の悪い巻きだった。
1ピッチ目をtartletさんが登り、後続でロープを結んでいた自分がそのまま2ピッチ目。出だしは簡単そうに見えたものの、一段上がって早くも後悔。けっこう難しい。
土壁からのぞいている数少ない小さな石をスタンスにして登る状況。あとは普段なら絶対掴まない細く垂れ下がった根っこ。
一旦悩むも、3〜4mおきにしっかりした木の根があるので、数手を頑張れば支点がとれるし、万が一足が滑っても大けがはしないだろうと覚悟を決めてなんとか登る。
次の滝が見えたところで、沢床に下りられそうだったのでピッチを切り、後続のutagさん、atatuoさんに偵察してもらう。次の滝は簡単に登れることが分かり4m滝の手前で沢へ下りる。
・2段滝
atatuoさんが登れそうのことだったが、ロープ出すなら巻いたほうが早いのではという意見もあり全員で右岸巻き。が、小さく巻こうと思った箇所が意外と悪く、想定より大きく巻くことになりタイムロス。もう少し小さく巻けるルートがあったのだろうか。
・巻き下りたところで、一旦休憩。
脱いだフリースがうっかり転がり、名もなき滝の下へ。懸垂下降で回収。
ここでatatuoさんから、今の感じだと上まで行くのは厳しいかもという意見。下山路も良くないし、撤退するならちょうどいい場所ということで意見が一致。メインの柱状節理が見られていないのは残念だが尾根に上がることに。
・尾根伝いに登り始めて少しすると歩きやすそうな沢筋が。これは良いとutagさんと私は沢ルートを希望、tartletさんは尾根ルートを希望で、しばし止まっているとatatuoさんからの沢でいいんじゃないというコメントで多数決により?沢筋へ。
(同じやりとりが小室川でもあったな)
沢筋から稜線近くまで詰め上げ、下山路の途中に出た。傾斜は急だが道は悪くなかった。
このメンバーは風呂なしOKとのこと。濡れてないし冷えてもないのでその分早く帰れるのは良い。パスした甲斐もあって比較的スムーズに帰宅。自分たちが通過した後関越は47kmの大渋滞だったらしいのでハマらず帰れてよかった。
atatuoさんとは初山行。噂に聞いていたとおり面倒見がよく、細々サポートしてくれたり、自分の意見を言いつつもCLやパーティを尊重してくれるので、一緒に遡行していて頼もしく、楽でした。沢はあんまり好きじゃない、とのことでしたが機会があればまたお願いします!
utagさんとは2回目の山行。山でも山以外でも細かいところに気づいて声掛けしてくれる気配り上手。トラバース斜面や落ち葉で滑りそうな急斜面の下山も体勢を崩さずにササっと行けるのは体幹の強さとバランス感覚?うまい人の身体の動きを見ると自分の中にいいイメージができるので参考になります!
tartletさん、企画&お誘いありがとうございます。普段行かないメンバーと行けるのは刺激がもらえて楽しかったです!移住後もまた行きましょう!
今回メンバーの沢での力量に大きな差がなかったと思うので(私が言っていいか分からないけど)、その分課題もよく見えた。時短できる部分が多かったと思う。
滝を登るか巻くかの判断は、それぞれ離れた場所にいると見える状況も違うので、滝の下から同じ目線で判断するのが理想。
うまい人がいると遡行スピードも早いけれど、自分がどれだけ人に頼っているか気づけないことが多い。
そんな意味で今回は楽しく面白かった。
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