初めての関西。伊吹山(残念な山行)


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,272m
- 下り
- 1,196m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:25
天候 | 終始、雨。 麓では風は弱いものの、山頂付近では突風も。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(本数少ないので注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
5合目までは砂利がちの山道。1合目〜2合目は水の流れるくぼ地の道、3合目〜4合目のゲレンデ道は土の斜面のため滑ります。7合目以上は岩場になっており岩が滑りやすいほか、落石注意です。 |
その他周辺情報 | 近江長岡駅は自動改札なし、駅員も早朝、昼食時、夕方、夜間は不在みたい。 付近には売店、コンビニ等ありません。 |
写真
感想
出張で岐阜に行く用事があったので、便乗して翌日に伊吹山に行ってきました。
天気予報で雨マークが付いていたのでコンディションは悪いだろうと覚悟はしていましたが、実際歩いてみると「あれ?何のために登ってるんだろう」と違和感の残る山行になりました。
朝6時前の近江長岡駅。降車客は自分ひとりで駅員もいないという孤独なスタートから行動を開始です。当然、バスもないことは調査済みなので歩いて登山口まで。雨はしとしとと降る程度で寒さは感じません。歩くこと5kmで伊吹山登山口付近に到達。
登山口はよく整備された階段から始まり、徐々に山道へ。濡れた石が実に滑ります。途中、ゴンドラ設備や山荘らしき建物を見かけるものの無人。雨模様も手伝って実に侘びしい雰囲気に。高度が上がるほどに風も吹き付けるようになり雨が吹き込むためフードのコードを絞ることにしました。なんだか視界が狭い。
雨具はゴアテックス生地とはいえ多少は浸水しているのかポケットの中のものが濡れ始めており、雨か汗かは定かでないものの体幹も濡れによる冷えが起きている様子。何よりグローブが防水でなかったため、手先の濡れは防ぎようがありません。低体温までは起きていないようなので行動を続行しましたが、気分的に盛り上がらず山行を楽しむと言うよりも山頂踏んでさっさと下りようといったものに。
実際、山頂には着きましたが登頂の感慨は湧かず寒々しい印象。霧は深く近くのものすら霞んでおり、時おり強く吹き付ける風雨や冷気に加え、多くの売店が立ち並んでいながら無人という風景に、休憩を取る気もなくして下山開始することにしました。なんだかここに居続けたくない。
復路ではちらほらと登山者とすれ違うようになり、「こんな日に登るなんて、変わり者は自分だけじゃないなあ」などと考える余裕も出てきました。3合目まで下りると雨脚や霧も弱くなり周りを見回せる程度の視界に。考えてみれば登りでは足元の登山道しか目に入っておらず、色づき始めた紅葉にも下山時に初めて気付いたほど。この山に登ったのに、自分はこの山の何も見ていない。そんな後味の悪さです。
もしこの日が快晴だったらまた違った感想だったでしょうし、積極的に計画した山であれば悪天候と分かった際に回避したでしょう。どこか気乗りしないまま、用事で近くに来たから、せっかくだから、といった曖昧な動機で悪天候の山に向かったのがいけなかったのでしょう。これほど味気ないものはありません。
どこか、しこりのようなものが残る山行となってしまいました。
帰りのバスで運転手さんに「お客さん、朝6時過ぎに駅から歩いてたろ。がんばるねえ」と労ってもらえたのが救いだったりします。
伊吹山にはまたいつか登りなおしをしなくては。
伊吹山のヤマレコ記録の内、最悪コンディション報告かも。
しかも、雨の中駅から歩いて登られたことに感心しました。
意志の強さを感じますね。
私なら完全にあきらめていますよ。
次回は「好天気の伊吹山」登山報告をお待ちしています。
(私の娘が埼玉県川口市に住んでいて、ついコメントしちゃいました)
toradoshiより
toradoshiさん、こんばんは。
途中で撤退しなかった点は、初志貫徹の意志か単に意固地になっていたのか、今でも迷うところです。ここで引き返したら後悔する、と山行中は思ってたのですが、登頂しても結局この通り後悔は尽きないようですからね。いつになるかは分かりませんが好天気のときに絶対再訪したいと思います。
コメント、ありがとうございました。
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