万物相を見て,岩梯子を登り,持越山へ


- GPS
- 05:49
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 813m
- 下り
- 780m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 5:49
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
阪急電鉄 御影駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題はなかったが,地獄谷や荒地山は滑落に注意 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
飲料
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
携帯
時計
ストック
カメラ
|
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感想
2023年5月3日(水祝)に前日の六甲全山縦走のリハビリを兼ねて六甲山を歩いた。今回は阪急芦屋川駅からロックガーデンの地獄谷を登り,A懸垂岩辺りから万物相に抜け,奥高座の滝からキャッスルウォールそばを通り,岩梯子,荒地山と歩いた。その先は横池から七兵衛山,打越峠,打越山と歩き,石切道登山口経由で下山した。
前日(2023/5/2)に六甲全山縦走した後,神戸駅近くの宿に泊まった。そして午前7時過ぎにチェックアウトして,六甲山を目指した。荷物の大半を高速神戸駅改札前のコインロッカーに預け,阪急芦屋川駅を目指した。阪急芦屋川駅に着いたのは午前8時ごろだった。そこでトイレに寄ってから山に入った。コースは地獄谷。まずはロックガーデンへの風吹岩へのメインルートで高座の滝を目指す。高座の滝の先で石の階段を登った後にすぐ左下の沢へ下りる。そこは堰堤が土砂で埋まった場所で,洪水警報のためのワイヤーが張ってある。そのワイヤーは切るとサイレンがなるから切るな,と書いてあった。その先はひたすら沢を登る。今回はA懸垂岩の上を行くルートを歩いてみたかったので,次の堰堤までひたすら沢沿いに登った。
ルートではいくつかの滝を越えないといけないが,後半の滝でパット見た感じ越え方がわからない滝があった。巻道を探したりしたがイマイチでどうしようかな?と思ってる時に後続者が来たので,その人達の登りを参考にした。その時に数名の方に抜かれたが,最後に来られたT田氏とその後荒地山まで一緒に歩いた。あれは心強かったねぇ。ま,二人して,あーでもない,こーでもない,と言いながら歩いたのだが…。その滝からさらに数段滝を登ると右前にしょんべん滝があった。その滝の辺りから右上の岩にステップが刻んであったが,そこはA懸垂岩下の通路を行くみたいだった。そこで少し先に見える堰堤のそばまで行き,堰堤のすぐ手前を右上に強引に登るルートで上を目指した。
堰堤横からさらに登ると急に見晴らしが良くなる。そこから一度左下に少しだけ下ってからロープで右上に登ると,そこからがA懸垂岩付近の岩場を越えていくルートだった。ただ,後で他の人のレコを見て知ったのだが,A懸垂岩は大きめの岩で,谷から見上げる壁がロッククライミングの練習になるみたいだった。そういう意味では A懸垂岩を見たことにはなってない,かもしれない…ははは。今度はしょんべん滝の辺りから右上に行ってみよう。
A懸垂岩の上のルート(勝手にこう呼んでおこう)はそこまで難しくはないが,やたらとアップダウンがあり,前日六甲全山縦走で疲れた体には辛かった。つかみシロがあまりない場所も多く,足を置く位置や掴む場所を探りながら進んだ。谷筋ではなく尾根沿い(?)のルートはほんとに何度も登っては下りを繰り返す。1個1個は大した高度差はないが,なにせ数が多かった。途中,何箇所も右下に下りる道があったが,つい最後の方まで尾根にこだわってしまった…。
そのうち徐々にロックガーデンのメインルートを歩く人の声が聞こえ,メインルートに近づいてきたのがわかった。その辺りでもしつこく尾根を行っていると,どうもメインルートに出そうになった。そこで引き返して谷筋を行くと,やがて急な登りになり,そこを登り切ると万物相に出た。そこはメインルートから少し下ると来れるので,10人程度の人がいた。万物相には阪神淡路大震災以前は柱状のピラーロックがあったらしいが,地震で倒壊したらしい。
万物相でT田氏と分かれ,私はすぐ右上に登るルートでメインルートに出た。そして入口がどこかを確認し,奥高座の滝から荒地山に向かうために風吹岩の方に向かって歩いた。少し行くと,下から見上げた時に人が沢山溜まっていた展望スポットに出た。その時点でも結構の人が休憩していた。するとそこにT田氏が左下から登ってこられた。万物相からまっすぐに登って来られたみたい。その先どう行くかを聞くと荒地山の岩梯子に行くと言われるので,そこまで一緒に行くことにした。
奥高座の滝への分岐は展望スポットから少し風吹岩に向かった所だった。そこも左に行くと万物相に行ける場所だった。「この先難路」というのが書いてあったのですぐにわかった。逆に右に行くと奥高座の滝に行ける。今は高座谷の道が工事中で,その注意看板があるので入口がわかりやすかった。そこからはとりあえず沢に沿って下る。どうも支沢沿いに下るみたい。やがて大きな堰堤が見えてきた。そこが高座谷の道と奥高座の滝への道の分岐点みたいだった。堰堤から下流側は,2023/5 現在,堤防の工事ということで通行止めになっていた。
今回は堰堤の所で左下に進み,奥高座の滝の方に進んだ。少し行くとキャッスルウォールへの分岐の標識があった。今回はとりあえず奥高座の滝の滝を見ようということでまずは奥高座の滝に向かった。分岐から奥高座の滝はすぐだった。滝としてはかわいい滝だった。正面と左に滝っぽいのがあったが,あれはどっちが奥高座の滝なのかなぁ?両方でセットなのか?? 奥高座の滝の辺りからよじ登っても上に行けそうだったが,今回はよくまだ道に不慣れなので,キャッスルウォールへの分岐点まで戻ってから登ることにした。
分岐点からちょっと急な斜面を登るとすぐにキャッスルウォールの下部に着いた。キャッスルウォールではロッククライミングをしている人たちがいた。結構な斜面を登っておられた。私には難しそうな気がした。きっと怖いと思って。キャッスルウォールの左側を巻くように急傾斜を登っていくとやがて城山から荒地山に向かうルートに合流した。城山から荒地山へのルートも工事中とのことだったが,こちらは高座谷と違って GW 中の祝日は休工で通れるみたいだった。
T田氏は前回荒地山に来た時は岩梯子をパスしてしまったので,今回は是非岩梯子を登りたい,ということだった。合流点から少し登ると岩梯子の入口に着く。ただ,左側を気にしてないとパスしてしまうこともあるみたい。今回は先行する女性お二人のペアがおられたので,入口はすぐにわかった。お二人は我々を先に行かせてくれた。私自身は岩梯子は2度目だが,登った感触が前回と違っていた。というか,前回の感触をあまり覚えてなかったんだけどね。とりあえずゴリゴリと登り,上の方のくぐり岩を越え,さらに木のハシゴの上まで一気に登った。T田氏は満足できたかな?
岩梯子の後は,テーブルロックともう1個大岩のそばまで行った。そこから少し戻るような形で上へのルートを登り,最終的に11時過ぎに荒地山に着いた。荒地山ではお弁当を食べてる人が沢山いた。みんな岩梯子を越えてきたのかな? そこで今度こそT田氏と分かれて別行動になった。T田氏は休憩後におたふく山に行く,と言っておられた。
私はなかみ山から魚屋道に抜け,六甲山最高峰に向かう流れに逆らって風吹岩方向に歩いた。風吹岩に向かうとまず右手に打越山への分岐がある。さらに行くと右手に横池に向かう分岐がある。今回はそこを右に進んで横池に出た。横池にはおたまじゃくしが多数いる。前回はもう少し早い時期に来たので,カエルの卵だらけだったが,今回はおたまじゃくしだらけだった。横池(横池の雄池とも言うみたい)を右から迂回して向こう側をさらに西に進んだ。するとすぐに2個目の池にたどり着く。そこは横池の雌池というみたい。そこも横池と似た感じの池だった。雌池は雄池に比べると人は少なめだった。
雌池の向こうの高い所に人が歩いているのが見えた。そこは魚屋道に合流して最初に右手にあった分岐から打越山へのルートだった。雌池の左側を巻いて行き,壁みたいな稜線に登るとすぐに打越山への登山道に出た。そこからは雌池が上から一望できた。そこから打越山までは比較的なだらかな道だった。標高は 450m 程度あり,風があると気持ちのいい道だった。雌池から行くと,鉄塔の脇を通り,七兵衛山への分岐が2箇所ある。今回,七兵衛山はパスでいいかなぁ?と思ったのだが,2箇所目の分岐点で対向した方に「七兵衛山はすぐですよ」と言われて勧められたので,七兵衛山にも登ってみた。確かにすぐだった。それに眺めもよく,沢山木製のベンチが作ってあった。お弁当を食べるにはいいかもしれない。
七兵衛山から戻って先に行くと,すぐに打越峠がある。そこは八幡谷から黒五谷への峠となっている。そこにも木製ベンチがあってお弁当を食べている人達がいはった。打越峠からぐるっと左から回り込むようにゆっくり登ると打越山にたどり着いた。これまたそんなに遠くは感じなかった。その時点で12時半になっていた。当初,そこから天狗岩に向かって登ろうかと思っていたが,打越山から見る六甲ガーデンテラス付近はとても高所に見えた。それに前日の疲れもあるしなぁ,と心のなかで言い訳をして,その日は下山することにした。
ルートは素直に打越山から住吉道に向かって下るルートとした。ちょうど石切道の登山口で住吉道と合流する道である。傾斜はいうほどきつくなく,つづら折りを下っていくとやがて住吉川に出た。そこの木の橋を渡って,少し登り返すと石切道の登山口に出た。そこからは住吉台という住宅地の中のぐるぐるバスのエクセル東バス停を目指した。いい時間にバスがあれば乗ってもいいかな?と思っていたが,ふと渦森橋に向かって階段を下りてみようと思ってバス停は通過してしまった。
住吉台から渦森橋に向けての階段は思ったよりも長かった。最近,友人がそこを登って絶望した,と言っていたが,あれは登るのは大変やと思った。特に登山後の疲れた足にはしんどそう,と思った。階段を下り,渦森橋のところから神戸市バス34系統に乗る作戦に変更したのだが,12分ほど待ち時間があった。10分以上待つのもなぁ,と思って,そこからバス道に沿って歩いて下ってしまった。小走りで赤塚橋,落合橋と通過し,白鶴美術館前から住宅地の中を歩いて阪急御影駅まで歩いた。御影駅に着いたのは午後2時前だった。ほぼ 13km,6時間弱の行程だった。
阪急御影駅から各停に乗り,神戸三宮駅で乗り換えて高速神戸駅に向かった。そこでコインロッカーに預けていた荷物を取り出し,いつもの花隈のつかさ湯で汗を流した。そこからいつもの元町商店街の焼鳥のヒナタで焼き鳥を食べ,ビールを飲み,最後に白湯にゅうめんを食べてから帰路についた。
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