冷池停滞＠悪天

2014年11月11日(火) 〜 2014年11月14日(金)

• GPS: 80:00
• 距離: 18.9km
• 登り: 1,969m
• 下り: 1,975m

コースタイム

登山道入り口14:50〜種池山荘17:25
種池山荘5:50布引岳8:40鹿島槍と布引の間9:05/撤退。
冷池山荘7:50爺ヶ岳中峰指示票10:00種池山荘11:40扇沢バスターミナル16:10

天候

1日目どんより穏やか
2日目風とちら雪午後晴れ間
3日目荒天
4日目風雪

アクセス

利用交通機関：

バス

信濃大町駅から扇沢までバス。11/30まで運行しているはず。

コース状況／危険箇所等

行きはサンダル
帰りはラッセル
稀に胸まで埋まる
種池山荘から九十九折を下って小さな谷筋を横切る登山道は雪崩れると思う

その他周辺情報

薬師の湯２０時まで受付。
ただし終バスが１７時代と早く薬師の湯〜大町駅はタクシーで２６００円。早歩きで１時間。東京までの電車がなかった。

写真

車窓を流れる紅葉と到着した町でもやっぱり紅葉とが綺麗過ぎて山に登らなくていいような気がしてくる。

地図上では扇沢を右岸から登ってすぐ左岸に渡るようになっているように見える…のだが全然渡れない。遡って渡渉してみるが合流する道がない。

こっちだ…。下山ペース基準で登ることにする。雪はなし。

登山道入り口から2時間半で到着。
誰も居ないから注意されないので注意しましょう。

種池テン泊。夜半風が強くテントの骨が折れそう。
安いダウンとヒートテックの2枚に夏寝袋でもあんまり寒くない。

暗いですが出発爺ヶ岳目前。

風が結構強い。

かっこいいなぁ。

山荘の存在は良い。

布引岳。風が相変わらず強い。

剱と立山…ってなんか天候悪くなりそうですね。

写真は草が傾いでいるくらいだが風が強くてちょっと雪まじり。
本来は唐松か五竜山荘までなのだが風雪で自信がない。雑念も強くて戻る。

雷鳥。計3羽ほど見かける。

右側の西から風雪が吹き上げて来て雲になっている。
冷池山荘の冬期小屋でカレー祭りをする。温泉三昧したいので明日に朝一で出よう。午後青空が剱方向にのぞき、突っ込むべきだったかと後悔。

さーて今日はのんびり下山だ。朝の水作り…ドアを開けてみれば。ここは地面だったんだけどな。

まぁ出発。前日は雪の確保に困っていたのだけど。

顔を雪粒が叩いて痛い。もう一回ゴーグルをつけて出直してもやっぱり体が風で泳ぐし頬が痛い。
小屋に戻って停滞する。停滞って何するんだろ…。

結局丸1日停滞してから迎えた朝
豊富な雪

悪い天気

ん？ちょっとだけ青い。コレ擬似好天。もう降りようっと。

指示票をはたいて見る。
風雪がどうしても西から吹きあげてくる。
冬山基準なら行動日かなぁ。微妙。

爺さんを過ぎて、種池へ西へ伸びる尾根からの道が雪で埋まりきって焦る。迂回ルートもなく、泣く泣く下半身の埋まるラッセルを終える。左下に登山道が見えて安心。

種池山荘。のんびりくだろう。
九十九折を下った後の小さな谷筋トラバースは来るとき崩れかけの石達だった。時間をかけて踏み固めて通過した。雪が柔らかすぎて流れ落ちたら蟻地獄。

よし、悪天じゃない、擬似好天だ。

6時間半くらいはラッセル。体力的には下りでマシかな。

扇沢駅到着。助けられた帽子とゴーグル。無くて困ったバラクラバ。

薬師の湯はいつ行ってもいい…。

感想

a_y

夏ガスと冬ガスの半端な余りの処分とペルーで買った帽子とテント用アルパカシューズを試しに。この時期の北アルプスのことは知らないので行ってみないとわからない。白馬鑓から白馬を経て欅平ルートと迷ったがアクセスの楽な扇沢から。

天気図も見ないで気分で行って、結局何しに行ったのかよくわからないようで、実に登山らしい。二晩で一変して雪景色なのだから面白い。こうなると紅葉と温泉に負けてない。

効率的には2日目に鹿島槍は登っておけばいいのだし、扇沢に下りておけばいい。
持って行った服は厳冬期より一枚少ないが、最終日の行動中は4枚着ていても暑くなかった。