記録ID: 5470840
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山
日程 | 2023年05月03日(水) 〜 2023年05月05日(金) |
---|---|
メンバー | , その他メンバー4人 |
天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
山形駅からジャンボタクシーで2時間、約30,000円
電車、
タクシー
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 三角峰以降はバリュエーション。藪漕ぎ・雪渓トラバース多数。 |
---|---|
その他周辺情報 | 朝日旅館さんは旬の山菜と川魚三昧で最高。お酒を入れて1泊2日10,000円。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年05月の天気図 |
写真
感想/記録
by ぴーちゃん
2022年GWの飯豊連峰縦走に続き、今年のGWは朝日連峰縦走へ。
3泊4日の行程を予定していたが、入山後も4日目以降の天候が回復しなかったため同行程を3日でこなすハードな工程へ。
当初計画
5/3 古寺鉱泉登山口〜鳥原小屋
5/4 鳥原小屋〜小朝日岳〜大朝日岳〜竜門小屋
5/5 竜門小屋〜狐穴小屋〜以東岳〜以東小屋
5/6 以東小屋〜戸立山〜茶畑山〜林道〜朝日屋旅館 (三角峰から林道はVR)
実際行程
5/3 古寺鉱泉登山口〜鳥原小屋
5/5 鳥原小屋〜小朝日岳〜大朝日岳〜竜門小屋〜狐穴小屋
5/5 狐穴小屋〜以東岳〜以東小屋〜戸立山〜茶畑山〜林道〜朝日屋旅館手前
DAY1
出発は全員で8名。山形駅からジャンボタクシーへ乗り込み2時間程で古寺鉱泉へ到着。古寺案内センターでは朝日岳のバッチが1,000円で販売していたようです。
準備を整えたら12時前に出発。すぐに日暮沢方面ルートに向かう橋が崩落しているのを確認、復旧にはしばらくかかりそうでした。
初日の行程は短いものの、雪で一部の夏道が隠れてしまっているため数か所ルーファイを必要とした。つぼ足でゆっくり4時間ほどで鳥原小屋へ到着。他の宿泊者はおらず我々8人で貸し切り、夕食のプテチゲに舌鼓を打って就寝。
鳥原小屋:水場使えず
DAY2
5時前に小屋を出発し、まずは大朝日岳を目指す。目の前に見えるのにアップダウンを繰り返してなかなかたどり着けない。登山者もそれなりにおり踏み跡もあってルートは明快。休憩を挟みつつ山頂避難小屋へ荷物をデポり、空身で9時35分に大朝日岳へ登頂。山頂は風は少し強かったが快晴で360度のパノラマは大迫力で、皆しばし時間を忘れて景色に見とれた。ショートコースの3名とはここでお別れ、彼らはピストンで古寺鉱泉へ下山。ロングコースの5名はまだまだ縦走が続く。避難小屋に戻って天候を確認するが、やはり4日目以降は荒れ予報のまま。とりあえず当初予定の竜門小屋を目指してそこで最終判断をすることに。
大朝日岳から先は激しい起伏はなく、穏やかなアップダウンを繰り返してひたすらに美しい連峰の景色を満喫する。昨年登った飯豊連峰もくっきり見え、月山はどんどん近づいてくる。
13時24分に竜門小屋へ到着、ここに泊まるか先へ進むか皆で意見を出し合う。竜門小屋の小屋番の方の意見も参考にし、この日は狐穴小屋まで進むことを決定。16時30過ぎに狐穴小屋へ到着。行動時間は12時間で疲労困憊である。
ラッキーなことに狐穴小屋も我々だけの貸し切り、スパイスの聞いたガパオライスでエネルギーを補給し翌日の長時間行動に備え早めの就寝。
狐穴小屋:小屋入り口前の水場からチョロチョロ水が出てました
DAY3
5時前に小屋を出発。今日も雲一つない日の出を拝む。昨日の後半同様に緩やかな起伏の稜線歩きを楽しみ、7時40分に以東岳へ到着。前日登頂した大朝日岳が遥かかなたに見える。そしてこれから先も遥かかなたまで・・・以東岳山頂で休憩をとり、三角峰を過ぎたところで夏山コースから外れ冬季VRルートである戸立山方面へ向かう。
アイゼンをつけてやや急な雪道を登るとそこからは藪漕ぎと雪渓の繰り返し。雪があと1メートルふかければ楽しい雪の稜線となっていたところ、かなり融雪が進んでいるため背丈以上の藪や低木をかき分け、雪は雪崩に気を付けながらトラバースを繰り返す。さらに60Lのザックが歩くごとに枝に引っ掛かり、一歩一歩の消費エネルギーが半端ない。茶畑山山頂付近に到着したのは既に15時。もしかしたらビバークかもと半ば覚悟を決めていたが、その後は雪渓をうまくつないで効率よく標高を下げることができた。とはいえ雪渓は傾斜がきつい箇所が多くクライムダウンが必要な場面もあり、既に耐力をかなり消耗している自分にとっては一歩一歩気が抜けない緊迫感に溢れる場面となった。途中の気象観測所(?)からは作業用と思われる夏道があり、それを使ってなんとか18時前に林道まで下りることができた。
茶畑山山頂でリーダーが宿泊予定の朝日屋旅館さんへ電話を入れていたので、旅館の方が林道の途中まで車で迎えに来てくださり、林道歩きを1時間以上短縮することができた。本当にありがたかった。
朝日屋旅館さんで旬の山菜と川魚づくしの大御馳走と3日ぶりのお風呂で生き返り、翌日タクシーで鶴岡駅経由、横浜まで帰宅したのでした。
3泊4日の行程を予定していたが、入山後も4日目以降の天候が回復しなかったため同行程を3日でこなすハードな工程へ。
当初計画
5/3 古寺鉱泉登山口〜鳥原小屋
5/4 鳥原小屋〜小朝日岳〜大朝日岳〜竜門小屋
5/5 竜門小屋〜狐穴小屋〜以東岳〜以東小屋
5/6 以東小屋〜戸立山〜茶畑山〜林道〜朝日屋旅館 (三角峰から林道はVR)
実際行程
5/3 古寺鉱泉登山口〜鳥原小屋
5/5 鳥原小屋〜小朝日岳〜大朝日岳〜竜門小屋〜狐穴小屋
5/5 狐穴小屋〜以東岳〜以東小屋〜戸立山〜茶畑山〜林道〜朝日屋旅館手前
DAY1
出発は全員で8名。山形駅からジャンボタクシーへ乗り込み2時間程で古寺鉱泉へ到着。古寺案内センターでは朝日岳のバッチが1,000円で販売していたようです。
準備を整えたら12時前に出発。すぐに日暮沢方面ルートに向かう橋が崩落しているのを確認、復旧にはしばらくかかりそうでした。
初日の行程は短いものの、雪で一部の夏道が隠れてしまっているため数か所ルーファイを必要とした。つぼ足でゆっくり4時間ほどで鳥原小屋へ到着。他の宿泊者はおらず我々8人で貸し切り、夕食のプテチゲに舌鼓を打って就寝。
鳥原小屋:水場使えず
DAY2
5時前に小屋を出発し、まずは大朝日岳を目指す。目の前に見えるのにアップダウンを繰り返してなかなかたどり着けない。登山者もそれなりにおり踏み跡もあってルートは明快。休憩を挟みつつ山頂避難小屋へ荷物をデポり、空身で9時35分に大朝日岳へ登頂。山頂は風は少し強かったが快晴で360度のパノラマは大迫力で、皆しばし時間を忘れて景色に見とれた。ショートコースの3名とはここでお別れ、彼らはピストンで古寺鉱泉へ下山。ロングコースの5名はまだまだ縦走が続く。避難小屋に戻って天候を確認するが、やはり4日目以降は荒れ予報のまま。とりあえず当初予定の竜門小屋を目指してそこで最終判断をすることに。
大朝日岳から先は激しい起伏はなく、穏やかなアップダウンを繰り返してひたすらに美しい連峰の景色を満喫する。昨年登った飯豊連峰もくっきり見え、月山はどんどん近づいてくる。
13時24分に竜門小屋へ到着、ここに泊まるか先へ進むか皆で意見を出し合う。竜門小屋の小屋番の方の意見も参考にし、この日は狐穴小屋まで進むことを決定。16時30過ぎに狐穴小屋へ到着。行動時間は12時間で疲労困憊である。
ラッキーなことに狐穴小屋も我々だけの貸し切り、スパイスの聞いたガパオライスでエネルギーを補給し翌日の長時間行動に備え早めの就寝。
狐穴小屋:小屋入り口前の水場からチョロチョロ水が出てました
DAY3
5時前に小屋を出発。今日も雲一つない日の出を拝む。昨日の後半同様に緩やかな起伏の稜線歩きを楽しみ、7時40分に以東岳へ到着。前日登頂した大朝日岳が遥かかなたに見える。そしてこれから先も遥かかなたまで・・・以東岳山頂で休憩をとり、三角峰を過ぎたところで夏山コースから外れ冬季VRルートである戸立山方面へ向かう。
アイゼンをつけてやや急な雪道を登るとそこからは藪漕ぎと雪渓の繰り返し。雪があと1メートルふかければ楽しい雪の稜線となっていたところ、かなり融雪が進んでいるため背丈以上の藪や低木をかき分け、雪は雪崩に気を付けながらトラバースを繰り返す。さらに60Lのザックが歩くごとに枝に引っ掛かり、一歩一歩の消費エネルギーが半端ない。茶畑山山頂付近に到着したのは既に15時。もしかしたらビバークかもと半ば覚悟を決めていたが、その後は雪渓をうまくつないで効率よく標高を下げることができた。とはいえ雪渓は傾斜がきつい箇所が多くクライムダウンが必要な場面もあり、既に耐力をかなり消耗している自分にとっては一歩一歩気が抜けない緊迫感に溢れる場面となった。途中の気象観測所(?)からは作業用と思われる夏道があり、それを使ってなんとか18時前に林道まで下りることができた。
茶畑山山頂でリーダーが宿泊予定の朝日屋旅館さんへ電話を入れていたので、旅館の方が林道の途中まで車で迎えに来てくださり、林道歩きを1時間以上短縮することができた。本当にありがたかった。
朝日屋旅館さんで旬の山菜と川魚づくしの大御馳走と3日ぶりのお風呂で生き返り、翌日タクシーで鶴岡駅経由、横浜まで帰宅したのでした。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
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この記録で登った山/行った場所
- 大朝日岳 (1870.66m)
- 以東岳 (1771.4m)
- 西朝日岳 (1814m)
- 寒江山 (1694.9m)
- 竜門山避難小屋 (1570m)
- 大朝日岳山頂避難小屋 (1780m)
- 小朝日岳 (1647m)
- 鳥原山 (1429.6m)
- 銀玉水
- 金玉水
- 古寺鉱泉跡
- 鳥原小屋
- 田代清水
- 畑場峰
- 大江町朝日連峰古寺案内センター (655m)
- 竜門山 (1688m)
- 中岳 (1812m)
- 南寒江山 (1680m)
- 北寒江山 (1658m)
- 三方境 (1591m)
- 狐穴小屋
- 中先峰 (1523m)
- 三角峰 (1520m)
- 三角峰下水場
- オツボ峰 (1640m)
- 戸立山 (1552.1m)
- 茶畑山 (1377.2m)
- 小朝日岳巻道分岐(南側)
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