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Yamareco

記録ID: 548549
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳(南稜のP3凍結に苦戦)

2014年11月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:28
距離
14.1km
登り
1,526m
下り
1,524m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:01
休憩
0:26
合計
6:27
6:22
4
6:26
6:27
8
6:35
6:35
24
6:59
6:59
82
8:21
8:23
19
8:42
8:42
27
9:09
9:10
85
10:35
10:42
3
10:45
10:49
0
10:49
10:51
38
11:29
11:29
27
11:56
12:04
9
12:46
12:47
2
12:49
ゴール地点
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
舟山十字路にあるスペース
周辺に10台ほど駐車可能
コース状況/
危険箇所等
南稜はバリエーションコースとなってますが、問題となるのはP3の岩稜の通過だけでした。そのP3は長いルンゼ(ガリー)を登るのですが、すでに氷化しているためピッケル・アイゼン必須となってます。ここで大変な目にあったのですが、それは感想の方で
その他周辺情報 日帰り温泉は多数あります
舟山十字路付近の様子
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舟山十字路付近の様子
立場岳に至る稜線の開けたところから南アルプスが見えました。
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立場岳に至る稜線の開けたところから南アルプスが見えました。
雪が出てきました。
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雪が出てきました。
立場岳頂上は樹林の中
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立場岳頂上は樹林の中
と、少し先に行くと阿弥陀岳がドカーンと
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と、少し先に行くと阿弥陀岳がドカーンと
さらに進むと全貌が見えてきます。
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さらに進むと全貌が見えてきます。
すぐに青ナギ。ここは気持ちのよいところです。
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すぐに青ナギ。ここは気持ちのよいところです。
そのあと樹林の尾根ひと登りすると小ピークに。
赤岳が見えてきました。
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そのあと樹林の尾根ひと登りすると小ピークに。
赤岳が見えてきました。
こちら阿弥陀岳南稜の全貌です。
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こちら阿弥陀岳南稜の全貌です。
まずP1の岩稜。これはわざわざP1と呼ぶほどもない稜線上の突起でした。
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まずP1の岩稜。これはわざわざP1と呼ぶほどもない稜線上の突起でした。
御嶽山はまだ噴煙を上げてます。
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御嶽山はまだ噴煙を上げてます。
P2も難なく越え、いよいよ核心のP3の岩稜が迫ります。
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P2も難なく越え、いよいよ核心のP3の岩稜が迫ります。
P3基部にはこんな案内がありました。
中級コース登りたいなあ〜といいつつ岩溝コースに向かいます。
ちなみにバリエーションコースの初級が一般コースの最上級とか熟達者コース並みですので・・・
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P3基部にはこんな案内がありました。
中級コース登りたいなあ〜といいつつ岩溝コースに向かいます。
ちなみにバリエーションコースの初級が一般コースの最上級とか熟達者コース並みですので・・・
まず岩場をトラバースをして(ワイヤーが設置してあります)ガリーの基部に
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まず岩場をトラバースをして(ワイヤーが設置してあります)ガリーの基部に
ガリーの登りは写真撮る余裕がなくて、登りきった上から覗き込むように撮ってみました。(これじゃあ、何だかわかりませんね(^_^;))
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ガリーの登りは写真撮る余裕がなくて、登りきった上から覗き込むように撮ってみました。(これじゃあ、何だかわかりませんね(^_^;))
さらにP4と続きます。が、ここも、P1、P2同様一般コースレベルでした。
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さらにP4と続きます。が、ここも、P1、P2同様一般コースレベルでした。
富士山もいい感じ
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富士山もいい感じ
南稜も入れてもう一枚
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南稜も入れてもう一枚
横岳と硫黄岳も見えてきました。
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横岳と硫黄岳も見えてきました。
誰もいない阿弥陀岳頂上。
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誰もいない阿弥陀岳頂上。
行者小屋も見えます。
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行者小屋も見えます。
下りは御小屋尾根です。下る人が見えます・・・ということは、さっきまで頂上に人がいたわけですね。
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下りは御小屋尾根です。下る人が見えます・・・ということは、さっきまで頂上に人がいたわけですね。
阿弥陀岳と富士山が一緒に入りました。
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阿弥陀岳と富士山が一緒に入りました。
上部はこんな感じです。ロープが設置してあります。なくても大丈夫ですが、滑りやすい斜面なのであればあったで役に立ちますね。
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上部はこんな感じです。ロープが設置してあります。なくても大丈夫ですが、滑りやすい斜面なのであればあったで役に立ちますね。
阿弥陀岳方面
樹林帯に入ります。今日は北アルプスまでくっきりです。
・・・ということは、北アルプス登ってる人も素敵な景色を眺められたわけですね。
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樹林帯に入ります。今日は北アルプスまでくっきりです。
・・・ということは、北アルプス登ってる人も素敵な景色を眺められたわけですね。
樹林の合間から阿弥陀岳が少しだけ見えました。
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樹林の合間から阿弥陀岳が少しだけ見えました。
御小屋山山頂まできました。おこやさんと呼ぶのですね。今日知りました(^_^;)
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御小屋山山頂まできました。おこやさんと呼ぶのですね。今日知りました(^_^;)
すぐ先で美濃戸口方面との分岐があります。
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すぐ先で美濃戸口方面との分岐があります。
足に優しい登山道でした。
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足に優しい登山道でした。
もうすぐ登山口
着きました。車が5台ほど増えてました。皆さん南稜からの阿弥陀岳でしょうか・・・。
写真写っているご夫婦とは下りの途中とここで少し会話させていただきました。
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着きました。車が5台ほど増えてました。皆さん南稜からの阿弥陀岳でしょうか・・・。
写真写っているご夫婦とは下りの途中とここで少し会話させていただきました。

感想

今回の山行はいくつかの失敗をしましたので、その失敗談を書きます。
まず立場山の尾根への取り付き。どこかのサイトに旭小屋の横から入って・・・というのがあったので、とりあえず旭小屋まで林道を歩き、さて入山・・・というところで迷子に。バリエーションだから登山道なんて期待できない・・・という先入観があったので行けるところを登っちゃえ!と適当に登ったところが私有地だったようです。すいませんでした。
(GPSのログにその辺のところが描写されてます)
まあ多少のトラブルがあって無事尾根に出ると、ちゃんとした登山道でした(^_^;)
どうやら小屋手前の沢から山に入っていく登山道があったみたいです。
立場岳までは普通の登山道でした。
その先も特に迷うようなところもなく(基本稜線歩きなので霧でも大丈夫でしょう)、ヤブこぎと呼ぶようなところもなく岩稜帯基部まで着きました。
P1、P2と呼ばれる岩稜もこれかな、あれかな、と思っているうちに通過してしまったようで、「これでバリエーション?」という感想でした。

さて、第2の失敗。アイゼン装着しないでP3を登り始めてしまったことです。
アイゼン着けない理由、それは先行者にアイゼンを着けた形跡がなかったから=着けなくて大丈夫だろう・・・これも先入観でした。
さらに失敗3は、ピッケルを車に置いてきたことです。雪稜がなさそうだから必要ないだろう、というこれもまた先入観。で、P3のルンゼ(ガリー)ですが、見事に凍結していた、というわけです。

最初はとりあえず行けるところまで・・・が上へ上へと登るうちに後戻りできなくなる高さまで来てしまいました。雪を掘って岩の突起を確認して慎重に足を置く。凍った草をつかみながら登る。微妙なバランスを保ちながら半分ほど登ったところで、ガリーからの脱出を試み、左手の岩場を登って尾根に逃げることができました。ハイマツ帯のゆるやかな斜面が天国のように感じました。
取り付きから出口まで40分もかかってました。
南稜を侮ってはいけませんね。
かなり危険なルートだと思います。次回はそれなりの装備で臨みたいと思います。

P3の上はさらにP4と続きますが、通過に悩むようなところはなく適当に登っていくと頂上に着きました。

南稜の登りを困難にしているのはP3に尽きると思います。コースはとてもスッキリして魅力があるのでその対策だけしっかりできればより楽しい登山ができると感じました。
舟山十字路からのアクセスも良いので日帰りにぴったりのコースだと確認できました。

ブログの山行レポはこちら
http://ameblo.jp/nukaboshi1/entry-11953400161.html

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コメント

こんにちは。
私は昨日日向山に登りました。山頂から見える八ヶ岳は雲もガスも一つもなくとても綺麗でした。やはりそちらの景色も最高ですね!ただ特に朝は凄く寒そうですね^_^;
早朝に清里を通った時は氷点下7度でした…
2014/11/17 16:09
Re: こんにちは。
こんにちは。
そうですね、私も早朝車を走らせている時道路脇の温度計の表示が-5℃とか指しているのを見かけました。日中も強風が吹いたら体感温度は・・・と思ってましたが、思いのほか風も弱くて穏やかだったため、ほとんどの区間でアウターを着るまでもなかったです。
ほぼ快晴で展望もバッチリとまさに登山日和でしたね。
お互い良い日に登れましたね!
2014/11/17 18:21
P3のガリー、やっぱり怖そう
こんにちは。下山途中、言葉を交わしたものです。P3のガリー、手強そうですね。行かなくてよかった。私たちも、ピッケルは持って行かなかったし。もっと雪や氷の経験を積んでから挑戦したいです。
また、どこかの山の上でお会いしましょう。
2014/11/17 19:59
Re: P3のガリー、やっぱり怖そう
こんにちは。

阿弥陀岳からの下山ではありがとうございました。
ほとんど人を見かけないコースにあって、偶然にもヤマレコユーザーの方と交流ができましたこと、とても嬉しく思います。御小屋尾根からの阿弥陀岳は手軽で日帰りにはもってこいのコースだと確認できました。次は阿弥陀岳・赤岳・権現岳を周回するコースとか歩いてみたくなりました。
また、どこかの山でお会いできること楽しみにしています。
2014/11/18 12:42
プロフィール画像
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