白山BCスキー初滑り でも山頂には届かず・・・
- GPS
- 11:46
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,687m
- 下り
- 1,680m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市ノ瀬〜別当出合間は最初のヘアピンを登りきると積雪多く、 MTBでの走行も不可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
市ノ瀬〜別当出合 作業車の轍あり。シール歩行が可能。 別当出合吊り橋 踏み板撤去。 別当出合〜中飯場 最初の急登も十分な積雪。シール登高可。 中飯場〜甚之助避難小屋 積雪十分。比較的シール登高が楽。 甚之助避難小屋〜エコーライン 藪が多く、樹氷が多く見られる。 |
写真
感想
北陸・石川県に長期出張中の身分である私。
うまい具合に日曜日の休みが取れ、さらに天候は晴れ!!
寒波の後の見事なタイミングで日曜&晴れの最高の条件だ。
狙いは立山か、白山か・・・
しかし立山は前日までの降雪により高原バスの運行が危ぶまれる。
そうなれば白山しかない・・・行先は決まった。
でも白山は初めてなのである。
今年の秋に紅葉をあてに行く予定だったが
台風の影響により中止となった。
ルートや地形はだいたい頭に入っているので
なんとかなるか・・・
羽咋市のレオパレスをAM2:00出発。
降る雨も次第に弱くなり、市ノ瀬に着く頃には
予想通り晴れ間から星が覗いていた。
AM4:30 一ノ瀬ゲートを通過。
ここからは1時間半の林道歩きだ。
最初のヘアピンを幾度か通過すると、
シールで歩けるほどの積雪になってきた。
空を見上げると満天の星〜
予想以上の好天になるかな。
AM6:00 東の空が白んできたころ、別当出合に到着。
ここからは砂防新道を行くのだが、
最初の難関、吊り橋がある。
なにが怖いって、床板が数日前に撤去されているので、
幅10センチほどの鉄骨の上を渡っていかなくてはいけない。
しかも積雪のおまけつき。
高所恐怖症ではないけれど、なかなかの緊張感。
足元を見ながら渡って行くが、どうしても川底が見えてしまう。
目の焦点をなるべく足元に合わせていくしかない。
ようやく渡りきった。
ここからは夏道をトレースしていく。
過去の記録を見るとこの時期のこの辺りは
スキーを担いでいるようだが、今日は積雪もたっぷりなので、
シール登高のトレースがついている。
先行者は3人か。
あとでわかったが、その3人は石川の山スキーの達人、
YASUHIRO先生達だったのである。
完璧なトレースをいただきながら、シール登高をするが、
さすがは先生たち、かなりの急こう配でもシール登高を
していくので、後続の私は四苦八苦してしまう。
短いピッチでキックターンを繰り返すトレース。
達人たちのトレースについていけない自分・・・
まだまだ自分の未熟さを感じるのであった。
AM9:15 ようやく甚之助避難小屋に着いた。
しかしここに来るまでに後続の山スキーヤーに6人抜かれ、
なんと最後尾になってしまったのである。
さすが、この時期のこのタイミングで
白山バックカントリーに滑るにくる方たちは皆さん達人なのであります。
まだまだ初心者の、しかも白山は初めての私には
身分不相応なのであろうか・・・そんな思いが何度も頭をよぎる。
しかし、この好天。
真っ青な空と純白の樹氷。
もっと登って最高の景色を見てみたい。
攣りそうになる脚をなんとか持ち上げ、急こう配のトレースを辿る。
エコーラインへ登り上げるトレース。
しかし、またしてもシールが滑ってしまう。
しかたなくスキーを外すが、ツボ足では股下まで雪に埋まってしまう。
ダメだ・・・雪が深すぎて、スキーじゃないととてもじゃないが登れない。
なんとかしてシールで登っていくしかないのである。
休憩を取り足の回復を図り、再度登高に挑む。
ここで早くも滑り下りてくる3人の人影。
この方たちがYASUHIRO先生達であった。
なんとかエコーラインの稜線に登り上げた。
別山の雄大な姿。
遠くには真っ白に冠雪した御嶽山、乗鞍岳が望めた。
良かった、ここまで来れて・・・
この景色が見れただけでも幸せだ。
刻々と迫る時間。
タイムリミットを11:45と決めた。
それまで登って、そこでランチ&休憩としよう。
11:45 タイムリミットがきた。
GPSを確認すると室堂は目の前。
山頂までも標高差300mほどだが今日は諦めよう。
別山を眺めながらランチタイム。
この景色が見たかった。
山頂からではないけれど、
この景色はここまで登った者にしか見れないのだから。
AM12:25 スキーを履き、ブーツを滑降モードにチェンジ。
いよいよ滑降開始だ。
雪は少しモナカで重たいが、絶景を眺めながらの滑りで
気分は最高である。
あっという間に甚之助避難小屋まで下りてきた。
ここからは砂防新道を夏道沿いに滑って降りていく。
ヤブが多く、木に衝突しないように注意しながら滑っていく。
足がヘロヘロになってきた。
集中力もなくなっていく。
前後して他の山スキーヤーも降りてくるので、
間隔を取りながら滑っていく。
中飯場からはさらに急こう配なので、
ここからはスキーを担いで降りていく。
吊り橋にやってきた。
鉄骨上の雪もだいぶ融けて、行きよりは歩きやすくなったかな。
でも脚の疲労は極限状態。
慎重に足を運び、吊り橋を渡っていく。
別当出合からは林道を滑っていく。
まだ路面には十分な積雪があるので、一気に滑っていけそうだ。
1時間半かけて登ってきた林道を、スキーで15分ほど滑り、
その後は板を担いで25分。
PM3:45 一ノ瀬到着。
到着した時点で脚は限界に近かった・・・
今回のBCスキーで色んな問題点が見えてきた。
まずは体力アップ。
そしてシール登高の技量アップ。
そして体力不足を補うためにスキー&ビンディングの軽量化。
ますますBCの魅力にはまり込んでいきそうです。
白山、初めてだったんですか??意外です。。
途中まででも素晴らしい景色や気分が味わえて良かったですね!
そこより上はクラストモナカだったらしいですし。。
出張に大荷物持参した甲斐がありましたね!
エコーラインへの急登が新雪だと苦戦しそうですね。
tekapoさんでダメなら僕なんか全然でしょうね・・
こちらも道具を一新したい願望が。。
また今シーズンもどこかご一緒しましょう!
先週の寒波で一気に積もった白山で、一面の雪面にシュプールを描くのを期待していたのですが、肝心の山頂直下の斜面をいただくことは出来ませんでした。
それでも初冬の白山を堪能した気分で一杯です。
あのタイミングでの晴天はホント幸運だったとしかいいようがないです。
しかし、私以外の皆さんのスキルはやはり凄いです。
もっと自分の技量を磨かなければと・・・
今シーズンも始まりましたね。
またご一緒お願いします。
どうも、ここでは初めまして、ですね。
10番目の中飯場の写真は僕ですね(笑)
少しだけ会話させていただきました。
山頂の件は残念でしたね。
でも、登頂は無理でも景色は最高だったと思います。
これに懲りずにまたぜひいらして下さい!
昨日はお疲れ様でした。
中飯場では少しでしたが、お話出来ましたね。
あの時期、あのタイミングで白山をBCスキーで挑む方たちのスキルを
目の当たりにして、もっともっと自分を磨かなければと思ったのでした。
でも、山頂近くからでの景色でも最高でした。
あの時期の景色と晴天に痺れました。
白山、もっともっと好きになりました。
またどこかで会えそうですね。
◎ 良いですね〜! もう滑れるんですね! やる事が早いですね! ^,^
◎ 銀世界の奇麗な景色&青い空と行った者しか味わえない景色ですね! でも橋怖そう〜!
◎ 今冬から始めようと思ってます。 滑るのは普通ですが板付けて歩くだけならと簡単に考えてました。 まず歩く練習からしないとダメみたいですね! ,,^,^;;
◎ 初滑りお疲れ様でした! そして勉強に成るレコを有り難うございました! m(_ _)m
コメントいつもありがとうございます。
今回の出張が決まった時から、白山BCスキーの機会を狙っていましたが、
4日間ほど北陸の雨が続いたあとの日曜日に、この晴天が最高のタイミングで
やってきたことに自分の幸運さを感じずにはおれませんでした。
今冬初めての雪景色。白山は初めて見るので、もう感動の連続でした。
床のない吊り橋も恐怖心よりも先に進みたいとの気持ちが勝っていたんでしょうね。
mypaceさんも山スキーを始められるんですね。
山スキーは滑る技術もさることながら、いかにスムーズにシール登高で
登ることが出来るがか、大きなポイントだと思います。
体力の消費を最小限にし、余力を十二分に残して、お楽しみの滑りを楽しむことが
大切だと思っています。
私のレコではあまり参考にはならないでしょうけれど、
山スキーへの想いが少しでも伝われば幸いです。
tekapoさん、おはようございます(^-^)
もうこんなに積もってるんですねー。
先立つものと相談して、今年もし始められたら山スキー、
もしダメでも12月始めからは雪山を楽しもうと計画中です。
こーんな景色見ると早く行きたくてたまりません。
お疲れ様でした!
こんばんは〜
山スキーは道具も高いし、ハードルも高いかもしれません。
山登りのスキルに+スキーのスキルも重要です。
でも、最初は滑ることを重きにせず、シールを付けて
山を歩いたり登ったりして、雪山を手軽に楽しむ手段として
始められると山スキーの楽しみが見いだせると思います。
私もそういう楽しみ方をしたくて山スキーを始めました。
真っ白な雪面に最初のトレースをつける瞬間。
この楽しみを覚えると雪山はやめられません・・・
ちょうどその頃はスノーシューで観光新道登れるか?試していた頃でした。
吊り橋も観光新道も無理でしたが、上はこんな綺麗な景色だったんですね!
すごいです。
来週はツボ足で再チャレンジします。
先日はお疲れ様でした。
白山もこれからは日々厳冬期への様相となっていくことでしょうね。
その雪景色した瞬間を見ることが出来て幸運でした。
来週もチャレンジですね。
雪の状態ではスノーシューがないと厳しいかもしれません。
いい景色が見れるといいですね。
今日、久しぶりに白山が見えたかと思ったら…真っ白!
もうこんなに積もっていたんですね〜。
雪の上をただ歩くだけでもしんどいのに、スキーで登るなんて〜
想像を絶するハードさですね
でもその分、その場にいるものしかわからない魅力があるんだと思います
今回はUFOの町羽咋なんですね。
お会いできる機会があるといいなぁ
またまた石川へやってきました。
先日の寒波で白山はすごい積雪でしたよ。
あれだけ一気に降ったもんだから、スキーでも登るのに苦労しました。
でも、山頂(近く)からの景色は最高でした。
厳冬期近い雪山の様相と御嶽山や乗鞍岳の雄姿も素敵でした。
白山、いいですねぇ〜
次は初夏、そして秋にも行ってみたいです。
今の仮の住まいは千里浜のお近く。
朝、出勤前に浜を良く見に行ってます。
今度の日曜日は休みが取れたら立山かな〜
お会いできるといいですね。
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