雪の燕岳

2014年11月15日(土) 〜 2014年11月16日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 9.4km
• 登り: 1,393m
• 下り: 1,385m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:36
• 合計: 5:50

11:31 中房温泉登山口
12:22 12:32 第１ベンチ
13:19 13:25 第２ベンチ
14:03 14:08 第３ベンチ
14:55 15:00 富士見ベンチ
15:44 15:54 合戦小屋
17:21 燕山荘

2日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:51
• 合計: 5:30

7:10 燕山荘
7:50 8:00 燕岳
8:29 9:00 燕山荘
10:30 10:40 合戦小屋
12:40 中房温泉登山口

※休憩時間と出発時間は正確に記録してなかった為、おおよそ。
　若干誤差有り

天候

一日目：曇り (雪はちらちら降る程度。時折晴れ間が見えた)
二日目：晴れ (早朝は快晴、午後から少しずつ曇り気味に)

燕山荘付近の気温は、マイナス10度程度

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

行き：電車とタクシー
---------------------------------------------------------------
7:00 〜 9:39 新宿 〜 松本 (JR特急スーパーあずさ1号)
9:56 〜 10:21 穂高 (JR大糸線・信濃大町行)
10:40 〜 11:18 穂高 〜 中房温泉登山口

電車：6810円(自由席)
タクシー：7500円
---------------------------------------------------------------

帰りは同様に中房温泉登山口から
電話でタクシーを呼び、穂高駅へ
(タクシーが来るまで50分くらい)

コース状況／危険箇所等

12日くらいまでは、
上の方も雪が殆ど積もっていない状態。
その後13〜14日にかけて降雪、一気に冬景色になった経緯です。

ただ下の方は、登山道が埋もれて分からなくなるレベルの
積雪には至っておらず、トレースもしっかり付いていた為、
ラッセル、不明瞭箇所は無し。
危険な箇所も少なかったです。

[中房温泉登山口 〜 第一ベンチ]
雪は微量でしたので、アイゼンは付けずに進めました。
不明瞭・危険箇所も特にありません。

[第一ベンチ 〜 合戦小屋]
第一ベンチから先は雪が多くなってくる為、以降はアイゼン装着。
不明瞭・危険箇所は特に無し。
アイゼン引っ掛けの転倒には注意。

[合戦小屋 〜 燕山荘]
合戦小屋はトイレ有り。
ここからは稜線に出て風や気温も厳しく、
途中で着替えられる箇所もあまり無いので、
合戦小屋で準備を整えてから行った方が良いです。
自分が行った時は不明瞭箇所は無し、危険箇所も少なめでしたが、
天候や積雪次第で大きく変わると思われます。

ラストの燕山荘の入口に至る道ですが、
階段を下りて真っ直ぐ行ってしまうと、100m程回り込む形になります。
ここの区間は、強風が吹き荒れて危険です。
階段を下りずに右の階段を上れば、強風を避けて比較的安全に行けます。

[燕山荘 〜 燕岳山頂]
往復1時間ちょっと。
不明瞭箇所は無し。
稜線なのでアイゼン引っ掛けによる転倒・滑落は危険。
強風や凍傷には十分注意の事。

写真

11/15 10:37

今回は冬山初挑戦です。
穂高駅からタクシーで
登山口へ。
今の時期はタクシーで
直接登山口へ行ける、
最後のチャンスだそうです

11/15 11:18

登山口付近では
雪がちらちら

11/15 11:31

ほんの数日前までは
雪が積もっておらず、
当日はどうなるかと
思いましたが、
逆転勝利の結果になりました

11/15 12:05

登り始めの道はこんな感じ。
まだアイゼンを使わなくても
大丈夫な感じでした

11/15 12:05

雪の山は樹林帯の景色が
美しいですねー

11/15 12:22

第一ベンチ。
ここから先は雪が
多くなってくる為、
アイゼンを装着しました

11/15 12:22

上の方がどうなっているか、
ちょっと楽しみです

11/15 13:19

第二ベンチ

11/15 14:03

第三ベンチ。
アイゼンで雪をギュッギュッと
踏み鳴らしながら
進んでいく感覚が、
何とも良い気分でした

11/15 14:03

この辺まで来ると、
そこそこ積もってるなあと
感じました

11/15 14:03

時々晴れ間が覗きます

11/15 14:55

富士見ベンチ。
条件が良ければ
富士山が見えます。
(帰りの時に見られました)

11/15 14:55

向こうの山は
雪が全然無さそうです。
こっちとのギャップが凄い

11/15 15:44

合戦小屋到着。
予想以上に雪が
しっかり積もっていて
くれて(?)嬉しいです

11/15 15:44

上まで行くのが楽しみです

11/15 15:44

小屋の横にトイレ有り

11/15 16:19

上はもはや完全に雪山。

稜線に出ると、
「ああ、自分は今、
雪山に挑戦してるんだ」と
いう感じで高揚します

11/15 16:19

サクサクと雪を
踏み締めながら進む感じが
とても楽しい

11/15 16:19

ガスってますが、
時折奥の稜線も見えたり。

11/15 16:23

美しい。

11/15 16:23

う〜ん、雪山楽しいぞw

11/15 16:32

樹氷の美しさを
満喫出来るのも
雪山ならではの魅力だねー

11/15 16:33

木も寒そうですが…

11/15 16:37

振り返って撮影。
山荘までもう一頑張り

11/15 16:37

11/15 16:37

ガスが取れたら絶景が
期待出来そうですが…

11/15 17:17

ラストの山荘前にて。
僅かに見えた雲の切れ目が
美しい。

ここから先の100mが
極めて風が強く、
顔が瞬時に痛くなりました

11/15 17:21

燕山荘にようやく到着。
低温環境でやられたのか、
デジカメの液晶に
変な亀裂模様が。
(山荘の写真ぼやけてますね)

山荘の夕飯は
とても美味しかったです

評判の燕シャツ。
シンプルで格好良い。
且つ、山登りには嬉しい
速吸速乾。

もちろん買いましたとも！
(^ω^)

11/16 6:00

翌朝6時の風景。
これは…完璧な天気ッ…！

11/16 6:00

素晴らしい雲海です

11/16 6:00

美しい…

11/16 6:01

燕岳 山頂方面。
あそこまで行くのが
楽しみで仕方ありません

11/16 6:01

向こう側も真っ白！

11/16 6:02

槍ヶ岳も見えます。
ちょっとぼやけちゃった…

11/16 6:15

日の出間近で
明るくなってきました

11/16 6:15

日の出はあと少しですね

11/16 6:15

テント泊の方もいます。
あそこ、雪の踏跡が
殆ど無くて綺麗だな…

11/16 6:16

大迫力！

11/16 6:16

今度はちゃんと撮影成功。
槍ヶ岳方面

11/16 6:29

遂に日の出。
本日の勝利確定の瞬間

11/16 7:17

朝飯を食べて、
燕岳山頂へアタックします。
その前にもう一回撮影…w

11/16 7:17

何て感想付ければ良いか
分からないくらいの、
絶景フルコースですね

11/16 7:27

素晴らしい！

11/16 7:27

雪山と雲海と…
絶景要素が満載。
初の雪山で、
いきなりこんな絶景を
見れて良いんだろうか

11/16 7:27

イイネ!

11/16 7:38

前方は岩と氷の世界。
ヒマラヤの高い山に
挑むみたいで楽しい。

11/16 7:38

山荘方面を振り返って撮影。
後ろは砂と雪と青空

11/16 7:51

燕岳、登頂。
天気に恵まれ、
360度の大展望を堪能

11/16 7:51

富士山や南アルプスなども
バッチリ見えました。
双眼鏡とか持ってくれば
良かったのかも

11/16 7:51

感無量ですね…
思い切って冬山に
挑戦してみて本当に良かった。

雪山登山は危険が一杯ですし、
装備を整えるのも大変ですが、
それに見合う価値が十分に
あると思います

11/16 8:06

名残惜しいですが、
下山へ。途中のめがね岩

11/16 8:08

帰り道も絶景が
約束されたようなものです！

11/16 8:08

山頂方面を振り返って撮影。
外国の山みたいで
ワクワクさせられる風景です

11/16 8:29

白銀の雪面

11/16 9:27

昨日から大逆転の
絶景が広がっていました

11/16 9:27

燕岳方面を振り返って。
雲がうっすらと
燕の形に見える気が
しないでもない

11/16 9:30

なるほど…
昨日晴れてたら、
こんな感じで見れたんですね

11/16 9:30

大天井岳とかその方面か。
とにかく美しい

11/16 9:30

朝早くから
登ってくる人も
結構いました。
今日は天気最高なので
気持ち良かっただろうなあ

11/16 9:30

積もってない真っ黒の
箇所と、雪の白との
コントラストが綺麗

11/16 9:36

アイゼンで雪をサクッと
踏んで下っていくのが
気持ち良い

11/16 10:02

ピッケルはもう
使わなくて良さそうなので
この辺でしまいます。

11/16 10:26

合戦小屋。
日が出てると汗ばむので、
この辺からシャツ2枚と
半袖状態で下ってました

11/16 10:30

冬の空は綺麗ですね

11/16 10:30

今度下りでストックも
使ってみようかな？

11/16 12:41

途中、事情により
自分含め3人で先に下山。
1時前に登山口に着きました。

下の方は雪が融けてた為か、
昨日とは道の雰囲気が
大分違いました

11/16 13:09

後のメンバーも、
30分後くらいに
全員無事に下りてきました。
良かった。

スキーを除いた雪山は
今回が初めてでしたが、
感動しきりでした。

一緒に登ってくれた
方々全員に感謝です。

撮影機器：

LUMIX DMC-LX5 パナソニック

装備

個人装備

スキー用帽子

1

目出し帽

1

スキー用ゴーグル

1

ヘッドライト

1

上着 (行動着)

3

ドライレイヤ、ベースレイヤー、ミッドレイヤー

フリース

1

防寒具

ダウンジャケット

1

防寒具

タイツ

1

ウールのタイツ

保温材入りズボン

1

GORE-TEXのアウター上下

1

ロングスパッツ

1

冬用の厚手ウールの靴下

2

冬山用登山靴

1

インナー手袋

5

オーバーミトン

1

12本爪アイゼン

1

ワカン

1

今回一度も使いませんでしたが…

ピッケル

1

食料・行動食

1

二日分

飲み物

1

約2リットル分

テルモス(魔法瓶)

1

地図

1

耳栓

1

予備の着替え(上下)

1

スマホ充電用バッテリー

1

予備の単三電池

4

暇潰し用の本と漫画

2

感想

boom

冬山登山も経験してステップアップしてみたいと思い、
今回思い切って燕岳へ行ってきました。

山はソロで行く事が多いですが、
流石に冬山未経験者がソロで行くのは危ないので、
今回は登山講習というか、ツアー的なイベントに参加。
他の参加者やガイドの方と一緒に登り、勉強させて頂きました。

装備を必要以上に重くし過ぎたり、
出発準備にもたついてしまったりと、
色々反省すべき点がありましたが、
幸い天気に恵まれ、素晴らしい絶景を皆と共有する事が出来ました。

改めて、参加者の方々とガイドの方、
お世話になった山荘のスタッフに
お礼を申し上げます。

ありがとうございました。
最高に楽しかったです！

コメント

hnhn

お疲れさまでしたー。
どうもどうも、同行のhnhnです。同じ道行だったのに、boomさんの丁寧なレコには頭が下がります。
私もソロの登山が多いもので、写真の中に、絶対に自分では映せないわたくしの後姿が載っていて、ちょっとうれしかったです
今回、ほんとうに見事な景色を堪能できて、お互い初雪山の素晴らしい体験をできましたね。私自身はまだまだソロでの高所雪山は控えないと、と思っておりますが、boomさんの若さ、慎重さ、体力があれば、きっとこの冬、たくさんの山を楽しめそうですね！
今後とも、レコ、楽しみにしています

boom

Re: お疲れさまでしたー。
コメントありがとうございます。
昨日はありがとうございました！

皆でこれ以上無いくらいの天気と絶景を堪能出来て
楽しかったですね！
雪山にハマってしまいそうです。

こちらも今後のhnhnさんのレコを
楽しみにしております！