鈴鹿50名山 ラストmilestone綿向山 (水無山から雨乞岳縦走)

2023年05月21日(日) [日帰り]

• GPS: 12:23
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,474m
• 下り: 1,482m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:56
• 休憩: 1:23
• 合計: 12:19

6:04 熊野神社
8:14 8:15 水無山南峰
8:23 8:24 水無山
8:36 8:36 綿向山・水無山・表参道登山口 分岐
9:16 9:50 綿向山
10:01 10:01 綿向北尾根分岐
10:37 10:53 イハイガ岳（祝ヶ岳）
11:30 11:30 大峠
11:39 11:55 大峠
12:56 12:57 雨乞・東１０１４Ｐ
13:15 13:17 清水頭
13:59 14:01 南雨乞岳
14:17 14:29 雨乞岳
14:42 14:43 南雨乞岳
18:26 ゴール地点

天候

曇のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新名神高速道路甲賀土山ICから登山口熊野神社マップコード213 880 240※72

コース状況／危険箇所等

※深山橋にチャリをデポして平子川砂防堰堤の路肩に自己責任で駐車して15分程度熊野神社まで舗装路を歩く。チャリの登りはかもしか荘付近から平子峠までの区間にしたいのが理由。記録は熊野神社からスタートとしている。

(熊野神社から水無山)
バリエーションルートなので登山口はない。熊野神社から林道を歩いてすぐに尾根取付に最初のピンテがあるが少し先にも登れるところはあるので慌てて登ることはない。尾根に乗ってからはわずかに歩きやすいところもあるが等高線の通りの急登がほとんどだ。ピンテは少ないがGPSがあれば道迷いのリスクは少ないと感じたが山頂までは展望のない修行道だ。

(水無山から綿向山)
お助けロープがあったり案内看板があったり特に凄く危険な箇所はないと感じた。ただし南峰から北峰までの狭い登山道や岩場の下りは濡れていたので慎重に歩いた。文三ハゲあたりからガスも少し晴れて来たので通過してきた水無山や奥草山、政子が見える。水無山から綿向山まではヒミズ谷出合小屋からのルートの方が面白そうな気がするのでチャレンジしてみたい。

(綿向山から雨乞岳)
北尾根分岐点、イハイガ岳、大峠、清水頭、南雨乞岳、そして雨乞岳である。北尾根縦走路は気持ちの良い尾根歩きでイハイガ岳までなだらかに下り登り返す。イハイガ岳は切れ落ちた岩場の山とは全くの誤解で樹林帯の小ピークだった。ここからの下りが核心部だ。岩場の巻き道があるが、ピンテに誘発されてドンドン下る道があるがあれは何だろうか?危なく道間違いをするところだった。普通に巻いて尾根に戻る道が正解である。
ここ以外は大峠までそんなに問題はなかったかはずだ。大峠から清水頭までは樹林帯の登り返しでハードに感じた。清水頭は絶景で比較的なだらかで風景を楽しめる。南雨乞岳に近づくと低い笹の登山道からだんだんと笹が高くなるが薮漕ぎと言う感じではなかった。南雨乞岳で絶景を楽しんだあとに雨乞岳への笹道である。どこで間違ったのか笹のカオス状態で酷い薮漕ぎになってしまった。雨乞岳の帰りは大峠行きと看板があるのでそれに従うと笹の背は高いが手で軽く払い除ける程度で歩くことが出来た。

(雨乞岳から南雨乞岳登山口)
このコースはバリエーションルートで今日のコースで一番歩きにくいと感じだ。特に前日に雨が降ったのかぬかるみもあり下山までに派手に2回ズッコケた。ショートスリップは何度も…南雨乞岳から最初は絶景を楽しんで踏み跡も明瞭だが、樹林帯に入るとあまりピンテはない。延々と不明瞭な樹林帯ルートを模索してようやく登山口に近づいて477号線が見えて車の音がするがそこからが鬼の激下りだった。最後に岩場が登場してそれを巻いて降りるにも道がない。最後は勢いついて477号線にダイブしそうな勢いでゴールした。

写真

5/21 4:49

深山橋にチャリをデポして熊野神社付近の平子川砂防堰堤へ そこから歩いて熊野神社

5/21 6:02

お賽銭忘れたが珍しく念入りに登山の安全祈願

5/21 6:17

林道歩いて10分少しで尾根の取付のピンテがある

5/21 6:18

強引に登ったがもう少し後の方が登りやすい

5/21 6:31

何となくの踏み跡を歩いている

5/21 7:15

尾根を歩いているはずだか広すぎてピンとこない 蒸し暑くて長袖をアームカバーに替えてる時に登山靴にヤツが…キモっ!

5/21 7:55

有名な看板を反対方向から撮影 もう登ってきましたがな

5/21 8:15

マジか!ガスガスやんか 今日はなかったことにして帰ろうかと一瞬思った

5/21 8:19

テンションだだ下がりでトボトボ歩く

5/21 8:23

ここは展望がない山頂 鈴鹿300山

5/21 8:30

岩で滑って目が覚めた

5/21 8:42

これが有名な文三ハゲか?木の葉があると迫力に欠けるな

5/21 8:44

と言っても登るのはしんどい

5/21 8:47

通過してきた水無山と水無山南峰　青空も見えてきたね

5/21 8:50

先日歩いた綿向山南尾根 中央に奥草山と政子

5/21 8:53

太陽で逆光だか明るくなって勇気1000倍 単純な奴だ…

5/21 9:32

綿向山山頂 またガスガスか…

5/21 9:33

鈴鹿50名山完全制覇! 綿向山をラストにしたのは縦走したかったから…

5/21 9:45

天気が微妙な雨乞岳と鎌ヶ岳 縦走行く?やめる?

5/21 9:53

しばしの葛藤のちに気がついたら出発していた

5/21 9:54

やめたら一生後悔するだろう

5/21 9:56

ブナの珍変木 膝が痛いけど幸せになれるようにくぐってみた

5/21 9:58

今は綿向山北尾根を歩いている事実

5/21 9:59

雨乞岳が遠すぎる 鎌ヶ岳は霞むぐらい遠いが力が湧いて来る

5/21 10:01

とりあえずイハイガ岳まで 北尾根いいね

5/21 10:08

あとで写真を見たら中央にイハイガ岳とガレ場も見える ここも再訪したい 晴天の日にね

5/21 10:36

登り返してイハイガ岳 鈴鹿300山

5/21 10:50

ここで食事休憩

5/21 11:02

これはイハイガ岳からの下りのガレ場 ここも樹林帯が少しうるさく感じるが続く尾根が男前すぎ

5/21 11:08

巻き道があるが少し登山道がわかりにくい

5/21 11:40

ここはタイジョウです…かと思った

5/21 12:16

シャクナゲは全部散ってしまった…

5/21 12:43

大峠からの登り返しで脚が攣った 清水頭までが遠い

5/21 12:56

最近は登山道確認のためにピークの確認もしている

5/21 13:18

やっと清水頭へ 広すぎて目印を探してウロウロ

5/21 13:23

☓しみずのかしら
○しょうずのかしら
読み方は最近知ったが鈴鹿300山

5/21 13:26

ここで下山も頭をかすめたがやはり止まらなかった

5/21 13:41

この笹が肩の高さぐらいになれば南雨乞岳も近い

5/21 13:59

南雨乞岳到着だ

5/21 14:01

雨乞岳と東雨乞岳の美しい稜線　人が見える「元気ですか!!」

5/21 14:08

元気があれば薮漕ぎも出来る

5/21 14:17

1,2,3ダァー! 3度目の雨乞岳

5/21 14:18

鎌ヶ岳をズーム

5/21 14:19

やっとゴールだ!初めて登った綿向山(水無山)が北は霊仙山、南は油日岳に繋がった瞬間

5/21 14:38

南雨乞岳に戻る道中で清水頭

5/21 14:42

再び南雨乞岳山頂と雨乞岳

5/21 15:23

南雨乞岳からしばらくは開けた登山道だか長い樹林帯がほとんどだ

5/21 15:53

獣よけフェンスが破損して危ない

5/21 16:43

この角度は初見の鎌尾根

5/21 17:36

下山も終盤になって案内が出て来たがわかりにくい

5/21 17:52

振り返って…この岩が出て来たら激下りだ 岩を巻いてつるっとスベって転んで木に引っかかり助かった

5/21 18:15

ドロドロで南雨乞岳登山口へ下山
ここで正解?ここに車があればめっちゃ嬉しい

5/21 18:26

477号線を歩いて深山橋のチャリデポの場所に戻った ここからチャリで平子川砂防堰堤まで約1時間 50代最後の大冒険?まだ11月まで時間はある(￣ー￣)ニヤリ

撮影機器：

AQUOS sense3 SH-02M docomo シャープ

感想

takumin'

ついにこの日が来た。何年も憧れて目標にしてきた綿向山から雨乞岳への縦走。自分には無理と思いつつ諦めきれない何かがあった。綿向山に登るときは雨乞岳への縦走とセットで登ることに決めていたのでなかなか登る機会がなかった。綿向山〜雨乞岳縦走を夢見て厳しいコースを歩いて来たとも言える。初めての綿向山で熊野神社から水無山経由で登ってバリルートの南雨乞岳登山口へ下山と言うオマケつきで時間はかかったが充実した、50名山の最後にふさわしい山行となった。

いろいろなセンチメンタルな思いを吹き飛ばす厳しいコースに加えて難敵は高い気温と湿度。このコースは眺めの良い稜線のイメージだが、実際は小刻みなアップダウンの多い樹林帯もかなりある。
今回は下山コースの選択に問題があり余分な時間がかかりすぎた。雨乞岳から武平トンネル西に下山したら16時台に下山出来たはずだが、さすがに武平トンネルから熊野神社まではチャリでは遠すぎる。チャリが故障や盗難のリスクも考慮に入れてバリルートの下山ルートを選択してしまったが、この南雨乞岳直通ルートは登りで使うべきだった。わかっているけど清水頭からの下山ルートも安全とは限らないし長時間の舗装路歩きは避けたいところだ。


50名山で特に印象深い山、稜線は最近登った奥草山から綿向山の南尾根、カクレグラからタイジョウへの尾根、そして今日歩いた水無山から雨乞岳への縦走路である。これらは県境稜線に負けない、いやそれ以上の規模、迫力、難易度だと思った。今日歩いたコースは下山後の脚のダメージがすべてを物語っている…
登山計画の距離や累積標高では難易度が判別出来ないコースと言える。

コメント

さんさん

takuminさんこんにちは！
そして、鈴鹿５０達成　おめでとうございます！！
オイラもちょっと意識しだして分かるんですが、鈴鹿５０って目指さないと達成できんのですよね、
あとはどう登るかですが、登山者はこだわるんですよね〜　　それがまた楽しい（見てる第三者も）♪

今回の綿向山も気の抜けないコースですね〜　オイラも熊野神社を起点にするルートをギリギリまで考えてたのですが・・・　次回の参考にさせてもらいます。

takumin'

さんさんさんありがとうございます。
確かにピークハントだけして達成したと言っている人もいます。

しかし50名山をどう登るか、価値観や考え方などがわかるので他人事ながら観察していたら面白いです。

熊野神社からの綿向山はみんなの軌跡で簡単に登れると思います。

またどこかでお会いできそうな気がします。