庄兵ヱ道の現況調査 Part.3

2023年05月21日(日) [日帰り]

• GPS: 03:40
• 距離: 9.5km
• 登り: 355m
• 下り: 689m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:26
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:39

12:39 宝山寺・傘公園
13:00 13:00 教弘寺
14:21 14:34 千光寺
15:12 15:12 鳴川峠
16:18 瓢箪山稲荷神社

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：近鉄生駒線・菜畑駅
復路：近鉄大阪線・瓢箪山駅

コース状況／危険箇所等

庄兵ヱ道（生駒の古道）、危険個所はありませんが、道が脆くなってる場所あり、特に雨後は滑りやすいので注意な。

写真

5/21 12:40

傘公園でおにぎり2個を食べて出発。日は長いけど、暗くなるとヤバイ。

5/21 12:54

ここで左折して、新しく付けられたルートを歩く。

5/21 12:56

お、下の道が見えた。かなり広範囲に刈ってますね。

5/21 12:56

シシ垣のやや低いところから降り立ちました。この向かい側に、新しく設けられた道を下ります。

5/21 12:59

雨上がりで滑りやすかったけど、迷わず寺務所横に出た。バッチリやん。

5/21 13:00

立派な堰堤が完成しましたね。もう工事は終わりでしょ。

5/21 13:15

鶴林寺から車道歩きです。暑い。

5/21 13:24

日曜日なのに工事をやってました。なので、ゲートは開けっ放し。ここまでサクッと降りてきたよ。

5/21 13:32

現存する二本目の道標。西畑「梅の里」方面の里道と分岐します。正面に見て、左が元山上、右が西畑、まぁ、合ってるよね。

5/21 13:32

背面に「王寺 加賀屋 成山庄次郎」と刻む

5/21 13:32

「右 宝山寺」と刻む。うーん、左は「梅の里」だよね。道標の見方はむつかしい。まして、昔の人の習わしだから。

5/21 13:37

おー、立ってる、立ってる。遠目にも立ってるのが判りました。

5/21 13:37

三本目の道標は、かなり以前から倒れていました。一瞬立っていたのを見たと思いますが、ちょい自信を無くしてます。

5/21 13:37

道標に向かって「右 元山上」は正しい。

5/21 13:38

背面は「中河内大〇山上講中」と刻む。〇は恐らく「峯」でしょう。

5/21 13:44

四本目の傾き道標です。三本目と同じ講中による寄進ですね。

5/21 13:44

覗き込まないと読めませんが、「左 宝山寺」と刻む。傾いたときに、よじれたのかな？

5/21 13:45

「右 元山上」と刻む。益々、方角が判りませんね。

5/21 13:56

来ました。五本目のどっちやねん道標です。「左 宝山寺」と刻む。道向こうの「大トウ」の標石から下ります。

5/21 13:57

「左 元山上」と刻む。これは、何となく合ってますね。

5/21 13:57

背面は「大阪 木津 瀧本講中」 と刻む。

5/21 14:08

木もたれ道標です。以前はちゃんと立っていたことを、しっかりとこの目で確認できていますよ。なんせ、もたせ掛けた張本人ですから。

5/21 14:08

「左 宝山寺」と刻む。さて、この道標の特徴は、「すぐ元山上」と読めるところ。どっち向きだったんだろう。資料によると「南」とある。

5/21 14:08

背面は「大阪 三郷 四海寒行組」と刻む。出た。大阪三郷です。とにかく六本目の道標。

5/21 14:13

来たー。立ってるやん。ここまで来るのに、滑るわ滑る。雨上がりの粘土質で、つるつるでした。七本目の道標です。

5/21 14:14

「右 元山上」とはっきり読めますね。

5/21 14:14

「左 宝山寺」と刻む。この道標は、どっちやんねん道標と同じ寄進者です。

5/21 14:16

八本目の道標。「松大日」しか読めない。これは、こいわいさんに任せよう。

5/21 14:16

「左 元山上」と刻む。田んぼのあぜ道分岐です。いつも薄暗くて、うっとおしい場所だから、じっくり見たことがありません。

5/21 14:16

「右 宝山寺」と刻む。最もしっくりくる道標ですね。しっくり道標です。

5/21 14:19

明るいなー。薄暗い竹林から出ると、ホッとします。麗しい水鏡の季節です。

5/21 14:20

九本目、ホース掛け道標。資料によると「すぐ」と同じ寄進です。

5/21 14:22

十本目、小さな道標。今日は軽トラに隠れていました。なので、この位置から撮ってます。資料によると「三郷 開山 細谷辰蔵」と銘を刻む。

5/21 14:23

千光寺の山門下に到着。ここまで1時間半で歩けました。もうちょいかかるかなと思いました、産廃処理場跡を横断できたのが大きいです。

5/21 14:23

北面「大正六年四月八日建之」東面「右 生駒山 宝山寺 一里十丁」南面「大阪 三郷 廣野興右衛門」 と刻む。

5/21 15:07

ハイキング道で鳴川峠へ向かう途中、ここでも大きな倒木に遭遇。先人のノコ目がありますね。冬まで待っとれよ。

撮影機器：

Google Pixel 7 128GB SIMフリー Google

感想

Ikoma Nature Walk

本日は、生駒民俗会の例会が行われました。昨年、「生駒の古道（再販）」で訂正された「宝山寺正面参道」を地元・菜畑の名士・高橋悟 氏のご案内で、菜畑駅から宝山寺まで歩きました。

「新しいものほど古くなり、古いものほど新しい」

今回の例会でも、いくつかの新しい発見をいたしました。それは、今後の山歩きに活かすとして、午後からは庄兵ヱ道の現況調査です。

今回の調査目的は、立て直された道標二本の確認です。なんと、4月の某日に、生駒民俗会の廣津副会長、タケチャンマンさん、渡辺さんの三名で作業をなさったとのこと。千光寺の関係者からは、たいそう感謝されたと云います。

そりゃ、そうでしょ。倒れた道標の引き上げは、男三名でもかなりの難事業。怪我がなくてヨカッタです。提案した当の本人は、何も手伝えず申し訳なく思っております。しっかり、後世に伝えるべく「デジタル化」して参りますので、ご容赦くださいませ〜。