奥多摩・天目山(三ッドッケ)―倉沢より周回―


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
天候 | 霧・小雨〜曇り(一時晴れ間) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
倉沢見通尾根には路らしいものはありませんでした。これと言って危険個所はありませんが、落葉で滑りやすい上に小雨だったので尚更滑りやすい登行でした。ヨコスズ尾根コースとの合流地点(アンテナあり)にはロープが張られ通行禁止となっているようです。奥多摩登山詳細図(西編)にも、この合流地点に”通行禁止”と記載されています。また標高1230m辺りでは尾根が幅広になっており、下る場合には東南東に進むべき処を、南や南南東方向の尾根に入り込みやすい地形となっています。 |
写真
感想
倉沢を起点に天目山(三ッドッケ)を周回するには、我々の力量では棒杭尾根とヨコスズ尾根の利用が欠かせない。倉沢と東日原の間を短縮するためには滝入ノ峰から派生する倉沢見通尾根を通ることにした。決めたルートをどうやって周回するか。棒杭尾根の降り口は分かり易いが倉沢見通尾根の降り口は明瞭であるか心配だったので、時計回りで周回することにした。それと倉沢林道を通り棒杭尾根を登るのでは展望がないことも理由の一つだった。
今回誤算が一杯あった。倉沢の駐車場で、忘れ物をしたことが分かった。ザックの底にいつも忍ばせているサバイバルツール(補助ロープ、シュリンゲ、カラビナ)と雨具・防寒具が無かった。前日東京への用事で忙しく準備が疎かだった。さらに霧が小雨に変わり、今日は天目山へは届かず、滝入ノ峰かせいぜい一杯水避難小屋で引返す気持ちになっていた。
倉沢見通尾根は激急ではないが、落葉と小雨でとても滑り易かった。何処で中退するかと気をもみながらの登行は精神的に辛かったが、幸いなことに本格的な雨にはならず、また生い茂った樹の中を登ったので雨具無しでもビショビショにならずヨコスズ尾根との合流点に着いた。その時には小雨は止んでいた。気を取り直して、行けるところまで足を延ばそうと気を入れた。ヨコスズ尾根の緩やかで踏み均された道を快適に進み、思っていたより早く一杯水避難小屋に到着した。それに気をよくし、さらに気を入れ天目山へ向かった。天目山に到着。曇天で展望は全くなかったが、山頂まで登れただけで満足。悪条件にめげないで粘った甲斐があった。
下山ルートは、滑り易い倉沢見通尾根と棒杭尾根は避けて、ヨコスズ尾根を東日原まで降り、日原トンネルを通って倉沢に戻ることにした。距離は長くなるものの不安は何もなくなった。
中学生の時に唐松谷を遡行して以来、今回約55年ぶりの日原再訪であった。やはり、日原周辺は深山の趣きがある。もっとこの地域を歩いておけばよかったなと心に残った。
コメント
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倉沢と書かれていたので覗くと懐かしい大ヒノキが出てきて思わずコメントさせていただきます。
まだ管理人の地主さんが東屋に居た頃、ケービングで最奥の滝まで行ったことがあります。
当時はまだ有名になっていなかったタワ尾根の大ミズナラも探しに行きました。
その後、ウッドサークルなるものができ、更に枝が崩落してしまい、今は立ち寄らい人が多いようです。
今回は鉱山トンネルを歩かれたのでしょうか。
親不知並みに怖そうです。
あの崩落で鉱山との因果関係が問われなかったのが不思議です。
日記の「時間の実験」は相対性理論の話かと思いました。(笑)
やはり奥多摩はいいですね。
コメントありがとうございます。
ケービングとは倉沢鍾乳洞で行ったのでしょうか。高校2年の時に”三条の湯”にある鍾乳洞に入ったことがあります。入り口が施錠してあって、小屋の人が案内してくれました。かなり狭い処もあって真っ暗な洞窟を手探りで入る人は勇気があるなと思いました。
日原トンネルはガードレールもあって安全に歩けました。ぞっとするようなことがあるのでしょうか。知らぬが仏、あ〜良かった。
日記もお読みいただきありがとうございます。まさに相対論ですね。「過去と現在」、「未来と現在」等々、時間ばかりでなく、人間は何事も相対的に考えてしまう癖があると思います。物事を相対的に見る生き方より、自分にとっては大変難しいことなのですが物事を絶対的に見る生き方をしたいなと考えています。
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