月山



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 554m
- 下り
- 896m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山行記録
月山・鳥海山
2006年5月3日〜4日(1泊2日)
メンバー:渡辺 邦夫、桂 正興
5月3日 晴れ
君津0035-0940姥沢
姥沢1030(25)1055月山リフト上駅1110(90)1240鍛冶稲荷1300(20)1320月山1355(70)
1505月山リフト上駅1510(30)1540姥沢 (計3:55)
姥沢1610-1820象潟・栗山池公園キャンプ場
桂君の仕事が終わるのを待ち、0035八重原を出発。桂君はいつものようにコンビニ弁当で車内 の夕食。出発前のネット情報では東北道の渋滞はほとんど無かったが、宇都宮手前で35km、さらに那須 付近で15kmの渋滞で大幅に遅れてしまった。
山形道に入るとガラガラで東北道とは大違いだった。月山インターを降りて六十里越街道とい うなんとも趣のある名前の街道を進む。温泉宿の並ぶ志津温泉郷を抜けると道路はかなりの急傾斜にな り、2速でも苦しい。道路脇の積雪は4〜5mもある。
姥沢駐車場に着いたのは0940。出発時のカーナビ予測では0700頃到着予定だったが、君津から 530kmを9時間も掛かってしまった。でも、雲ひとつ無い快晴。絶好の登山日和だ。私と桂君のコンビは 天気に恵まれる事が多い。
駐車料は1000円。ほぼ満車だったが、なんとか駐車できた。
コンビニで買ったおにぎりを食べながら着替えをして出発。リフト乗り場までは10分ほど歩く。
リフト乗り場は大勢のスキーヤーで一杯。月山スキー場は春から夏だけのスキー場。冬はあま りに積雪が多くて営業できず、例年4月にオープンする。今年は4月10日にオープンしたが、今年は豪 雪だったので7月末まで滑れるとのこと。リフトはペアリフトが1基のみ。あとはロープ塔やT バーが2〜3基あるだけのスキー場だが、夏スキーのメッカとして大勢のスキーヤーで賑わって いる。
ペアリフトに乗って山頂駅へ。リフトの長さは約1kmで結構長い。普通のリフトだが、スキー を履かずにザックを背負っての乗り降りは結構難しい。リフトの地上高もかなり低く、足が着き そうなところもある。
山頂駅には売店やトイレがあった。スキーヤーはリフト沿いのコースを滑るが、姥ヶ岳にロ ープ塔で登る人も多い。天気が良く気温も高いので気持ちよさそうだ。
トイレを済ませ、身支度をして1110登山開始。大勢の山スキーヤーが山頂目指して登っていく 。我々は山頂に向かうツボ足のトレースを辿る。が、雪の柔らかい所で何度も腰まで潜り、往生 した。こんな状態が続いたら登頂不可と思ったが、柔らかいのはごく一部だけで、3〜4回潜っ たら脱出できた。体重の軽い桂君は平気だったが・・・・。
ルートは急斜面のトラバースが続いて気持ち悪い。クラストした上に新雪が積もっており、雪 崩やしないかと少々不安だった。今年の春は各地の山で雪崩による遭難事故が相次いでいる。
コース上部は1〜2日前に降ったらしい新雪が5〜10cm積もっている。
急斜面をキックステップで慎重に登るが、山スキーヤーはシールを効かせて快調に登っていく 。
平らな場所があったら休憩しようとしたが、平地が無く休憩なしで鍛冶稲荷に着いてしまった 。ここでおにぎりと行動食でチャージ。展望抜群で周囲の山が一望できる。姥沢駐車場やリフト 上駅も見える。山頂までもうすぐだが、岩混じりの急斜面なので、スキーをデポして登る人が多 い。
鍛冶稲荷から山頂までは岩ゴロの急斜面を詰めて約20分。鍛冶小屋をはじめ頂上小屋や月山神 社など山頂の建物はほとんど雪に埋まっており、屋根だけが覗いている。
13時20分1,984mの月山山頂に到着。私にとって74座目の百名山登頂だ。三角点で記念写真を撮 った後、建物の側で風を避けて休憩し、ビールで乾杯。360度のパノラマが素晴らしい。鳥海 山は雲海に浮かんでいる。
下りはキックステップで快調に駆け下りる。リフトは下りを乗せてくれないのでゲレンデを降 りる。
姥沢で今日は姥沢小屋に泊まり明日登るという神奈川から来たパーティーに出会った。
山形道は月山IC〜湯殿山ICが未完成というより未着工で、約20kmが一般道になっている。
湯殿山ICで再度山形道に乗るが、酒田みなとICまでの間に本線料金所が3ヶ所もあった。なぜ だろう?
今日は象潟(きさかた)の栗山池公園でキャンプの予定。暗くなる前にテントを張りたいが、ギリギリだ。
海岸の町には大きな風力発電の風車がたくさんあり、異様な雰囲気だ。
酒田みなとからは日本海沿いの道を走るが、日本海に沈む夕陽がきれいなので、駐車場を探し ていたら、三崎海岸公園に到着。ここは「奥の細道」や日本の夕陽百選などの名勝だった。沈み かけた夕陽がきれいで、あと30分すればホントに沈む夕陽が見られるが、時間がないので断念し た。展望台にはカメラマンが1人、三脚を構えて待機していた。
1830頃、象潟の栗山池公園着。なんとか真っ暗になる前に到着できた。大きな池を囲む大きな 公園で桜が満開だった。テニスコートなどもある。
キャンプ場は15〜20張りくらい張れる草地の平坦な良いところだが、我々の他には誰も居ない 。事前に役所の観光課に確認したが、キャンプ場は無料で予約や受付などの手続き不要だ。トイ レもあり、水場もあるが、炊事場は無い。
キャンプ場の近くの池の畔に休憩舎があり、室内にトイレ、炊事場、板の間、土間があり、茨 城と秋田のパーティーが宴会をしていた。ここは役所に連絡すれば無料で使えるらしい。
1845テント設営完了。明るさが残っているうちに間に合った。
ナビで近くのスーパーを検索し、象潟のマックスバリューへ。今日はバーベキューなので肉、 野菜、焼きそば、ビール、チューハイを購入。
買い物のあと、象潟の「ねむの里」という道の駅にある、海の見える展望温泉に入る。日焼け で腕がヒリヒリするが気持ち良い。温泉の西側は全面ガラス張りになっており、夕方は綺麗な夕 陽を見ながら湯に浸かれる。外は既に真っ暗で何も見えないので、明日またこよう。
公園に戻り2120バーベキュー開始。外は寒いのでテント内でバーベキュー。テント内なので家 庭用ガスコンロを使用した。気分はイマイチだが、機能は充分だ。先日ジョイフルで買ったラン タンスタンドはとても具合が良い。
黒毛和牛に舌鼓を打ちつつ、最後は焼きそばで締め、2300就寝。
5月4日 晴れ
栗山池公園1025-1110鉾立1120-1150ねむの丘1415-2330君津
0700頃のんびり起きる。良く眠れた。
天気が良く気持ちの良い朝なので、テーブルと椅子を出して外で朝食。焼きそばと目玉焼きを 食べたが、途中で卓上コンロの火が消えてしまい、ガスはあるのに点火しなくなってしまった。急遽 コールマンの2バーナーに変更し、アウトドアらしいキャンプになった。
朝食後、風が出てきた。桜吹雪の中キャンプを撤収していると売店が開店し、営業を開始した 。両親と小学生の子供の一家総出で商売しているようだ。客はちらほら来ているが、こんな所で 商売になるのだろうか?
食後池の周り一周の散歩。市民がボチボチ遊びに来ている。池にはカモや白鳥もおり、噴水も 出て来た。池越しに鳥海山がきれいだ。
1025公園を出発し、ブルーラインを登って鳥海山登山口の鉾立へ。
ブルーラインからの展望は素晴らしく、象潟の街と日本海が一望出来る。仁賀保高原には風力 発電機が立ち並んでいる。「仁賀保高原風力発電所」は国内最大級。2002年12月に設置され、1,650kw の発電機が15基あり、24,750kwの発電能力がある。年間約5,100万kwhを発電するが、これは一般 家庭15,000世帯分に相当するそうだ。
このあたりは昨年10月に仁賀保町、金浦町、象潟町が合併して「にかほ市」が誕生したとのこ と。「にかほ」という不思議な地名の由来に疑問を持っていたが、「仁賀保」だったのだ。
鉾立の駐車場は満車で、枠外に強引に駐車。長居は出来ないので、鉾立山荘の中を覗いて帰っ た。鉾立山荘はとてもきれいな小屋だ。素泊まりのみの小屋だが、避難小屋のようなものではな く、客室は畳部屋で立派な炊事室もあり、なかなか良い小屋だ。次回は泊まってみたいものだ。
小屋の人にブルーラインの夜間通行止め(17:00〜8:00)について聞くと、路面が凍結する為 だが、凍結するのは鉾立直前の約50mの雪の回廊になった積雪の多い部分だけだそうだ。規制は 5月中旬か下旬頃までだという。夜間通行止めがなければ今回鳥海山に登れたのだが、残念!
ブルーラインを引き返し、ねむの里で入浴と昼食。風呂場からは日本海が見渡せてとても気分 が良い。お土産は秋田名産の「稲庭うどん」を買った。
帰りは東北道の渋滞を回避して磐越道から常磐道へ。それでも10kmほど渋滞したが、2350我が 家に到着。往復 1,340kmのドライブだった。
鳥海山に登れなかったのは残念だったが、天候に恵まれて良い山行だった。
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