妙義山・・表妙義を鷹戻しまで

2014年11月23日(日) [日帰り]

• GPS: 07:22
• 距離: 9.9km
• 登り: 1,265m
• 下り: 1,263m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:26
• 合計: 7:21

6:07 登山者専用駐車場
6:14 6:14 道の駅みょうぎ
6:24 6:28 妙義神社
6:52 7:11 大の字
8:13 8:23 大のぞき
8:31 8:40 天狗岳
8:55 9:11 妙義山
11:45 11:59 第四石門
12:00 12:03 第三石門
12:06 12:06 第四石門
12:12 12:23 第一石門
12:25 12:25 妙義登山道入口
13:25 13:25 道の駅みょうぎ
13:28 ゴール地点

天候

快晴・・風も微風で小春日和に恵まれました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

「道の駅みょうぎ」下の登山者用無料駐車場を利用（S・G地点）

コース状況／危険箇所等

レコ情報通り、岩場・鎖場が多く急なアップダウンが連続するルートでした・・「上級者コース」との看板がありましたが、登りにくいところには全て鎖が設置されていて、鎖のおかげで岩壁のルートファインディングは不要で、足場やホールドを見つけるのもそれ程苦労は無かったので、技術的にはそれほど難しいとは感じませんでした（ある程度岩場鎖場の経験があって、基本の三点支持が自然にできれば十分チャレンジ可能と思います）

但し、「高度感による恐怖」については、間違いなく“上級者コース”・・このコースを鎖無しに（ロープ確保等で）登れるクライマーの方々は間違いなく“上級者”だと思います

多数ある鎖場の中で特に要注意と感じたのは、トラバース気味に登るビビリ岩、鷹戻し直前の垂直に見える鎖場（ここが本日の核心部でした）、鷹戻しから先のルンゼ状でオーバーハング気味の下りの3ヶ所でした・・この3ヶ所はハーネス・カラビナ・スリングでセルフビレイしながら通過をしました

鷹戻し付近は、丸腰だと恐怖感で冷静な対処ができず、思わぬトラブルとなる恐れは十分あり・・前日に金洞山で滑落死亡事故があったようで、捜索のレスキューヘリが旋回していました（技術的に難しくは無いですが、思わぬミスをしても死なないための準備・工夫は必須）

石門以下の標高ではいい色づきでした

その他周辺情報

道の駅みょうぎ駐車場への道がメチャ混みで「妙義ふれあいプラザもみじの湯」に行く予定が至れず、翌日登る荒船山登山口方面の「荒船の湯 0274-60-6004」を利用（６００円）

写真

11/23 6:07

登山者用無料駐車場から

11/23 6:08

道の駅への階段・・アップダウンがキツかったこの日を象徴するスタート

11/23 6:11

ギザギザの姿が目に入りテンション↑

11/23 6:13

最初の目標地大の字はかなり遠く見える

11/23 6:18

まずは妙義神社への参道から

11/23 6:25

安全祈願して登山開始

11/23 6:27

”上級者コース”に気を引き締める

11/23 6:31

案内は多くて迷うところは無し

11/23 6:44

最初の鎖・・まだ触る必要なし

11/23 6:45

樹間からご来光

11/23 6:51

この標高で紅葉がきれい

11/23 7:00

短い鎖場を登り大の字到着・・その字の如く結構デカイ

大の字からの展望

11/23 7:25

奥の院へ・・ここから鎖場が増えた感じ

11/23 7:27

かなり本格的な鎖場ですが、足場・ホールドがシッカリあってセルフビレイはまだ不要

11/23 7:32

鎖は続く

11/23 7:39

見晴到着

その名の通り素晴らしい見晴らし

11/23 7:40

榛名山か

11/23 7:41

浅間山をズーム

11/23 7:48

ここが最初の難所・ビビリ岩

11/23 7:51

後続の方ですが、高度感はスゴイ

11/23 7:57

金鶏山？

11/23 7:59

玉石

11/23 8:04

玉石からの眺め

11/23 8:05

爽快な眺めを終日楽しめました・・高所恐怖症の方はチョット無理かも

11/23 8:06

高度感があって大変そうですが、技術的には見た目程は難しくはありません

11/23 8:12

大のぞき

11/23 8:15

大のぞきからの長い鎖を下って見上げています

11/23 8:18

この辺り、足場・ホールドには困りません

11/23 8:57

本日の最低ミッション・相馬岳頂上到着

11/23 8:58

奥に、明日登る予定の荒船山

11/23 8:58

浅間山には雲がかかり出しました

11/23 8:57

スタート時間が早かったのと皆さんのマナーのおかげでスムースに登頂でき、問題なく縦走路を鷹戻しへと向かうことに

11/23 9:55

展望小ピークから・・高度感は写真では中々表現できませんが

11/23 9:55

岩の稜線道だけに展望は大満足

11/23 9:56

目指す鷹戻し

11/23 10:19

だそうです

11/23 10:31

鷹戻しが近づいてきました

11/23 10:34

権現岳から赤岳に向かう梯子やカニのヨコバイに匹敵する梯子でした

11/23 10:42

鷹戻し直下の垂直に近く感じる鎖場・・本日の核心部で、開き直ってジックリ通過

11/23 10:53

レスキューヘリが旋回していて恐怖感は倍加・・前日に滑落事故で死亡された方の捜索だったよう

11/23 10:59

鷹戻しの頭到着

11/23 11:16

ルンゼ状でオーバーハング気味の下り・・ここもセルフビレイしながら腕力にも頼って通過

11/23 11:20

下った後で見上げます

11/23 11:56

この標高以下でいい色づき

11/23 11:57

石門広場で観光客になりました

11/23 12:12

下から見上げると迫力

11/23 12:19

紅葉とコラボ

11/23 12:22

第1石門

11/23 12:24

無事にここまで下山

11/23 12:26

黄葉と金鶏山

11/23 12:37

紅葉とのコラボもいい感じでした

11/23 12:46

11/23 13:21

11/23 13:23

満車となった道の駅駐車場帰着

荒船の湯へ向かう途中で、クリアしたギザギザを振り返りました

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

Optio WG-1 ペンタックス

感想

sht

今回の勤労感謝の日連休は、好天が期待される関東方面へ。
1日目は、上信越道を通る際にそのギザギザの特徴的な姿が印象的な妙義山です。

ガイドブックやヤマレコ情報から、山容通りの急峻でアップダウンの多い上級者コースとのことで、転落死亡事故も多いようです。（タルワキ沢ルートはそうでもないよう）

そこで、めったに使用せずお蔵入りしているヘルメット、ハーネス等の安全確保具も装備して臨むことにしました。

実際の感想は、相馬岳まではビビリ岩での高度感はかなりの恐怖感があったものの心配した程のことは無く（鎖に加えて足場やホールドがしっかりあったおかげ）、相馬岳頂上登頂時は正直、メットにハーネスの自分の姿が大げさで面映ゆい感じでした。

ところが、これらの装備が威力を発揮したのが鷹戻し直下の垂直の鎖場。
本日の核心部で、恐ろしいばかりの高度感に加え、緊急事態を叫ぶ感じの大声（捜索隊の方だったよう）やレスキューのヘリが轟音とともに接近してきて恐怖感は倍加。確保具でセルフビレイしながらユックリ確実に高度を上げて行きました。
僅かな距離でしたが随分長く感じ、いつ以来かいい緊張感でした。

無事に下山した後はメット・ハーネスを外して観光客となり、奇勝・石門巡りをして駐車場へと帰還しました。

石門からの一般道は紅葉がいい感じで、好天にも恵まれ充実感のあるいい山行となりました。