記録ID: 5531219
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ハイキング
阿蘇・九重
阿蘇山
2023年05月24日(水) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:22
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:09
距離 26.6km
登り 1,440m
下り 1,442m
15:25
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
朝6時すぎ、南阿蘇の宿をスタート。南外輪山が田んぼに映っています。気持ちよく晴れています。
阿蘇は初めてです。
茫とした巨大な山塊。大きすぎるがゆえ、つかみどころがなく阿蘇はどう歩いてどこに登って何をみたらよいのか、よくわからないまま現地に来てしまったという感じです。
阿蘇は初めてです。
茫とした巨大な山塊。大きすぎるがゆえ、つかみどころがなく阿蘇はどう歩いてどこに登って何をみたらよいのか、よくわからないまま現地に来てしまったという感じです。
7時頃、山頂の駐車場につきました。
人気がないです。施設は廃墟と化しています。
『もしかして火山規制ではいっていけない?』
『コロナで阿蘇はオワコン?』と不安になりました。
よくわからないまま、とりあえず中岳・高岳をめざすことに。
思った以上に気温が低くて、当初の長袖1枚では寒く、長袖2枚+半袖Tシャツと3枚着込んでスタートしました。
人気がないです。施設は廃墟と化しています。
『もしかして火山規制ではいっていけない?』
『コロナで阿蘇はオワコン?』と不安になりました。
よくわからないまま、とりあえず中岳・高岳をめざすことに。
思った以上に気温が低くて、当初の長袖1枚では寒く、長袖2枚+半袖Tシャツと3枚着込んでスタートしました。
砂千里ヶ浜の東をすすむ道では猛烈な横風にあおられました。
引き返すべきか?と迷ったほどです。
砂まじりの風がビシビシときて、帽子で横顔を防御しました。
姿勢を低くして駆け抜けましたが、衣服の隙間に砂がいっぱい。
この先進めるんだろうかと不安になりました。
歩きはじめてから、寒さ、廃墟、火山ガス、砂まじりの強風と不安ばっかりです。
引き返すべきか?と迷ったほどです。
砂まじりの風がビシビシときて、帽子で横顔を防御しました。
姿勢を低くして駆け抜けましたが、衣服の隙間に砂がいっぱい。
この先進めるんだろうかと不安になりました。
歩きはじめてから、寒さ、廃墟、火山ガス、砂まじりの強風と不安ばっかりです。
天狗の舞台。
カルデラというのはつまり、いつなんどき地面がゴソッと落下するかわからない場所、ということでは?
ただそんな何百何千年に一度のリスクを恐れていたらどこも歩けないから平気で歩いているだけであって。
カルデラというのはつまり、いつなんどき地面がゴソッと落下するかわからない場所、ということでは?
ただそんな何百何千年に一度のリスクを恐れていたらどこも歩けないから平気で歩いているだけであって。
万一の噴火に備えてシェルターが所々にあります。
御嶽山噴火のレポに、軽自動車大の岩が降ってきた、とありました。丈夫そうな作りですが、軽自動車大の岩が直撃だとさすがにどうかなぁという気がします。しかしそれはよほどの悪運。
御嶽山噴火のレポに、軽自動車大の岩が降ってきた、とありました。丈夫そうな作りですが、軽自動車大の岩が直撃だとさすがにどうかなぁという気がします。しかしそれはよほどの悪運。
途中で古坊中から逸れて往生岳に向かう。涸れ沢を越すと、道らしき道が消えました。
木立ちがないからテープもない。
かすかな踏み跡あり。これですか。
ルート逸脱警告にしかられながら草の斜面をムリクリ直登。
こんな道だとは思わなかった。いや、道とさえ言えない。
木立ちがないからテープもない。
かすかな踏み跡あり。これですか。
ルート逸脱警告にしかられながら草の斜面をムリクリ直登。
こんな道だとは思わなかった。いや、道とさえ言えない。
引き返そうかとためらいながらも、あと少し登れば杵島岳からのルートに合するはず、と登って、無事に往生岳へ。
達成感ひとしお。
草千里からここまでを往復されている数名のかたがいらっしゃいました。古坊中からの人はたぶん私だけ。
しかし人気のないこのルートで私は見つけました。
あの100円で売られていた火山石がいっぱい転がっていた地帯を。ポッケに石ころ1つ。
達成感ひとしお。
草千里からここまでを往復されている数名のかたがいらっしゃいました。古坊中からの人はたぶん私だけ。
しかし人気のないこのルートで私は見つけました。
あの100円で売られていた火山石がいっぱい転がっていた地帯を。ポッケに石ころ1つ。
三好達治の詩「大阿蘇」
雨の中に 馬がたつてゐる
一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる
馬は草を食べてゐる
尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草を食べてゐる
草を食べてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つてゐる 蕭蕭と降つてゐる
山は煙をあげてゐる
中岳の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濛濛とあがつてゐる
空いちめんの雨雲と
やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
馬は草をたべてゐる
艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の
雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
たべてゐる
彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる
もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は蕭蕭と降つてゐる
雨の中に 馬がたつてゐる
一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる
馬は草を食べてゐる
尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草を食べてゐる
草を食べてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つてゐる 蕭蕭と降つてゐる
山は煙をあげてゐる
中岳の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濛濛とあがつてゐる
空いちめんの雨雲と
やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
馬は草をたべてゐる
艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の
雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
たべてゐる
彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる
もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は蕭蕭と降つてゐる
感想
阿蘇、行ってみたいと思っていたけど、あまりにも山塊が茫として大きくて掴みどころなく、どこを歩けばよいのか見えてこずで逆に遠のいていた山。(同じような山に乗鞍がある)
行ってきました。
世界百名山絶筆となった深田久弥が、日本から富士山ともうひとつあげるなら阿蘇だと言った(とどこかで読んだ記憶がある)阿蘇。
日本ニ名山のひとつ?は、さすがでした。
この山はどこの山とも違うここだけの山、阿蘇山でした。感激。
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