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Yamareco

記録ID: 5531219
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ハイキング
阿蘇・九重

阿蘇山

2023年05月24日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:22
距離
26.6km
登り
1,424m
下り
1,440m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
0:47
合計
8:09
距離 26.6km 登り 1,440m 下り 1,442m
7:16
83
8:39
8:48
12
9:00
9:01
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9:15
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9:36
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9:40
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11:45
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12:46
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5
14:10
14:11
26
14:37
14:38
13
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
Peachのセールチケットをゲットしましたので阿蘇巡りをプランしました。空路だと普通は熊本空港から入る阿蘇ですが、宮崎空港からです。
16:40宮崎着。そこからレンタカーで南阿蘇の宿へ。
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Peachのセールチケットをゲットしましたので阿蘇巡りをプランしました。空路だと普通は熊本空港から入る阿蘇ですが、宮崎空港からです。
16:40宮崎着。そこからレンタカーで南阿蘇の宿へ。
宮崎といえばチキン南蛮。押川弁当は有名らしいです。
弁当のチキン南蛮を買っていきました。(前日の話ですけど)
宮崎といえばチキン南蛮。押川弁当は有名らしいです。
弁当のチキン南蛮を買っていきました。(前日の話ですけど)
朝6時すぎ、南阿蘇の宿をスタート。南外輪山が田んぼに映っています。気持ちよく晴れています。
阿蘇は初めてです。
茫とした巨大な山塊。大きすぎるがゆえ、つかみどころがなく阿蘇はどう歩いてどこに登って何をみたらよいのか、よくわからないまま現地に来てしまったという感じです。
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朝6時すぎ、南阿蘇の宿をスタート。南外輪山が田んぼに映っています。気持ちよく晴れています。
阿蘇は初めてです。
茫とした巨大な山塊。大きすぎるがゆえ、つかみどころがなく阿蘇はどう歩いてどこに登って何をみたらよいのか、よくわからないまま現地に来てしまったという感じです。
7時頃、山頂の駐車場につきました。
人気がないです。施設は廃墟と化しています。
『もしかして火山規制ではいっていけない?』
『コロナで阿蘇はオワコン?』と不安になりました。
よくわからないまま、とりあえず中岳・高岳をめざすことに。
思った以上に気温が低くて、当初の長袖1枚では寒く、長袖2枚+半袖Tシャツと3枚着込んでスタートしました。
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7時頃、山頂の駐車場につきました。
人気がないです。施設は廃墟と化しています。
『もしかして火山規制ではいっていけない?』
『コロナで阿蘇はオワコン?』と不安になりました。
よくわからないまま、とりあえず中岳・高岳をめざすことに。
思った以上に気温が低くて、当初の長袖1枚では寒く、長袖2枚+半袖Tシャツと3枚着込んでスタートしました。
迂回路を進みました。キリシマツツジのなかをすすむ道。
雲仙と九重のとき見れなかったツツジのひろがりに感激。
しかし、硫黄臭が強くて、このまま歩いてたらガスでやられるんじゃないかと不安になりました。

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迂回路を進みました。キリシマツツジのなかをすすむ道。
雲仙と九重のとき見れなかったツツジのひろがりに感激。
しかし、硫黄臭が強くて、このまま歩いてたらガスでやられるんじゃないかと不安になりました。

砂千里ヶ浜の東をすすむ道では猛烈な横風にあおられました。
引き返すべきか?と迷ったほどです。
砂まじりの風がビシビシときて、帽子で横顔を防御しました。
姿勢を低くして駆け抜けましたが、衣服の隙間に砂がいっぱい。
この先進めるんだろうかと不安になりました。
歩きはじめてから、寒さ、廃墟、火山ガス、砂まじりの強風と不安ばっかりです。
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砂千里ヶ浜の東をすすむ道では猛烈な横風にあおられました。
引き返すべきか?と迷ったほどです。
砂まじりの風がビシビシときて、帽子で横顔を防御しました。
姿勢を低くして駆け抜けましたが、衣服の隙間に砂がいっぱい。
この先進めるんだろうかと不安になりました。
歩きはじめてから、寒さ、廃墟、火山ガス、砂まじりの強風と不安ばっかりです。
南岳へ向かって標高をあげると風はおさまり、硫黄臭も消えました。気温もあがり、登りであたたまったことも手伝って1枚脱ぐ。
遠くに根子岳が見えていました。
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南岳へ向かって標高をあげると風はおさまり、硫黄臭も消えました。気温もあがり、登りであたたまったことも手伝って1枚脱ぐ。
遠くに根子岳が見えていました。
ブラタモリをみて、地質って分析すれば観賞できるものなんだな、と学びましたが、ここ阿蘇の地質は尋常じゃないです。分析する学がなくても圧倒されます。
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ブラタモリをみて、地質って分析すれば観賞できるものなんだな、と学びましたが、ここ阿蘇の地質は尋常じゃないです。分析する学がなくても圧倒されます。
まるで海底のサンゴのような岩肌。
まるで海底のサンゴのような岩肌。
南岳には先客がいらっしゃいました。
(撮ってもらった。ありがとうございます。)
ここまでくると仙酔峡方面からの登山者が遠くにも見えて安心できました。
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南岳には先客がいらっしゃいました。
(撮ってもらった。ありがとうございます。)
ここまでくると仙酔峡方面からの登山者が遠くにも見えて安心できました。
南岳から中岳へ。ここから見えた火口。
『これが阿蘇か……』
たまげました。
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南岳から中岳へ。ここから見えた火口。
『これが阿蘇か……』
たまげました。
天狗の舞台。
カルデラというのはつまり、いつなんどき地面がゴソッと落下するかわからない場所、ということでは?
ただそんな何百何千年に一度のリスクを恐れていたらどこも歩けないから平気で歩いているだけであって。
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天狗の舞台。
カルデラというのはつまり、いつなんどき地面がゴソッと落下するかわからない場所、ということでは?
ただそんな何百何千年に一度のリスクを恐れていたらどこも歩けないから平気で歩いているだけであって。
北の阿蘇谷方面。右奥に九重連山。左奥のピークは湧蓋山。
カルデラ地形がよくわかります。
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北の阿蘇谷方面。右奥に九重連山。左奥のピークは湧蓋山。
カルデラ地形がよくわかります。
根子岳。阿蘇五岳であそこだけは離れているので行けない。
(あいだの日ノ尾峠への道は通行止め)
「高森町から根子岳東峰へ」は次回の宿題か。
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根子岳。阿蘇五岳であそこだけは離れているので行けない。
(あいだの日ノ尾峠への道は通行止め)
「高森町から根子岳東峰へ」は次回の宿題か。
砂千里。あの真ん中も歩けるのかと知る。
(でも朝のあの砂嵐では無理だったでしょう)
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砂千里。あの真ん中も歩けるのかと知る。
(でも朝のあの砂嵐では無理だったでしょう)
こんな道があるのかと途中から火口へと向かいました。
阿蘇十峰めぐりのレコを参考に歩いてますが、どこが歩けるのかよくわからないため、結構行き当たりばったりに歩いてます。
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こんな道があるのかと途中から火口へと向かいました。
阿蘇十峰めぐりのレコを参考に歩いてますが、どこが歩けるのかよくわからないため、結構行き当たりばったりに歩いてます。
11時。この時間になると一般観光客が大勢。
車も観光バスもいっぱい。
安心しました。
火口のもくもくをみる。
朝からガスをいっぱい吸ってるので、ここでの滞在を短めにしておく。
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11時。この時間になると一般観光客が大勢。
車も観光バスもいっぱい。
安心しました。
火口のもくもくをみる。
朝からガスをいっぱい吸ってるので、ここでの滞在を短めにしておく。
火山の石の無人販売。
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火山の石の無人販売。
万一の噴火に備えてシェルターが所々にあります。
御嶽山噴火のレポに、軽自動車大の岩が降ってきた、とありました。丈夫そうな作りですが、軽自動車大の岩が直撃だとさすがにどうかなぁという気がします。しかしそれはよほどの悪運。
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万一の噴火に備えてシェルターが所々にあります。
御嶽山噴火のレポに、軽自動車大の岩が降ってきた、とありました。丈夫そうな作りですが、軽自動車大の岩が直撃だとさすがにどうかなぁという気がします。しかしそれはよほどの悪運。
自転車で登られてるかたも。
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自転車で登られてるかたも。
いったんスタート地点に戻りました。
施設もあいていたのでエイドを。
熊本の郷土料理いきなりだんご、これ2個。
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いったんスタート地点に戻りました。
施設もあいていたのでエイドを。
熊本の郷土料理いきなりだんご、これ2個。
ツツジをながめながら。
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ツツジをながめながら。
古坊中の道を北へ。
阿蘇十峰巡りのレコはここから往生岳に登っていたので。
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古坊中の道を北へ。
阿蘇十峰巡りのレコはここから往生岳に登っていたので。
途中で古坊中から逸れて往生岳に向かう。涸れ沢を越すと、道らしき道が消えました。
木立ちがないからテープもない。
かすかな踏み跡あり。これですか。
ルート逸脱警告にしかられながら草の斜面をムリクリ直登。
こんな道だとは思わなかった。いや、道とさえ言えない。
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途中で古坊中から逸れて往生岳に向かう。涸れ沢を越すと、道らしき道が消えました。
木立ちがないからテープもない。
かすかな踏み跡あり。これですか。
ルート逸脱警告にしかられながら草の斜面をムリクリ直登。
こんな道だとは思わなかった。いや、道とさえ言えない。
引き返そうかとためらいながらも、あと少し登れば杵島岳からのルートに合するはず、と登って、無事に往生岳へ。
達成感ひとしお。
草千里からここまでを往復されている数名のかたがいらっしゃいました。古坊中からの人はたぶん私だけ。
しかし人気のないこのルートで私は見つけました。
あの100円で売られていた火山石がいっぱい転がっていた地帯を。ポッケに石ころ1つ。
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引き返そうかとためらいながらも、あと少し登れば杵島岳からのルートに合するはず、と登って、無事に往生岳へ。
達成感ひとしお。
草千里からここまでを往復されている数名のかたがいらっしゃいました。古坊中からの人はたぶん私だけ。
しかし人気のないこのルートで私は見つけました。
あの100円で売られていた火山石がいっぱい転がっていた地帯を。ポッケに石ころ1つ。
杵島岳から往生岳方面をみる。
この草のもっこり山。奥に九重連山。
代表写真に決定。
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杵島岳から往生岳方面をみる。
この草のもっこり山。奥に九重連山。
代表写真に決定。
草千里レストハウスに到着。
ミルクアイスでエイド。
ロングな山歩きの最中にこんな休憩ができるなんて。
すばらしすぎます、阿蘇。
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草千里レストハウスに到着。
ミルクアイスでエイド。
ロングな山歩きの最中にこんな休憩ができるなんて。
すばらしすぎます、阿蘇。
三好達治の詩「大阿蘇」

雨の中に 馬がたつてゐる
一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる
馬は草を食べてゐる
尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草を食べてゐる
草を食べてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つてゐる 蕭蕭と降つてゐる
山は煙をあげてゐる
中岳の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濛濛とあがつてゐる
空いちめんの雨雲と
やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
馬は草をたべてゐる
艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の
雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
たべてゐる
彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる
もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は蕭蕭と降つてゐる
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三好達治の詩「大阿蘇」

雨の中に 馬がたつてゐる
一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる
馬は草を食べてゐる
尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草を食べてゐる
草を食べてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つてゐる 蕭蕭と降つてゐる
山は煙をあげてゐる
中岳の頂きから うすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濛濛とあがつてゐる
空いちめんの雨雲と
やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
馬は草をたべてゐる
艸千里浜(くさせんりはま)のとある丘の
雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
たべてゐる
彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに 彼らは静かに集つてゐる
もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は蕭蕭と降つてゐる
駒立山を通り抜けて西側から烏帽子岳へと登りました。
ミヤマキリシマと草千里の対置がここならではの眺め、絶景に歩みがとまります。
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駒立山を通り抜けて西側から烏帽子岳へと登りました。
ミヤマキリシマと草千里の対置がここならではの眺め、絶景に歩みがとまります。
烏帽子岳から先では、ミヤマキリシマと砂千里・火口との対置で、これもまたここならではの眺め、絶景に再び歩みがとまります。
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烏帽子岳から先では、ミヤマキリシマと砂千里・火口との対置で、これもまたここならではの眺め、絶景に再び歩みがとまります。
阿蘇山上ターミナルへと戻って、阿蘇山周遊はゴール。
天候と時節のよさもあって、阿蘇を満喫しました。
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阿蘇山上ターミナルへと戻って、阿蘇山周遊はゴール。
天候と時節のよさもあって、阿蘇を満喫しました。

感想

阿蘇、行ってみたいと思っていたけど、あまりにも山塊が茫として大きくて掴みどころなく、どこを歩けばよいのか見えてこずで逆に遠のいていた山。(同じような山に乗鞍がある)
行ってきました。
世界百名山絶筆となった深田久弥が、日本から富士山ともうひとつあげるなら阿蘇だと言った(とどこかで読んだ記憶がある)阿蘇。
日本ニ名山のひとつ?は、さすがでした。
この山はどこの山とも違うここだけの山、阿蘇山でした。感激。

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