記録ID: 5556009
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沢登り
丹沢
鳥屋待沢左俣 前回に続きさらに奥へ
2023年05月28日(日) [日帰り]
神奈川県
0ta-m0untain
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 06:06
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 914m
- 下り
- 910m
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| 天候 | 晴れのちくもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
権現橋から鳥屋待沢左俣・幕岩・2段15mの滝までは前回に記載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5523858.html 樋状L字の先に少しずつ離れて3連弾CSあり。最後の10mCSは左壁から（�掘檗� 630m付近で三俣になり右へ。その先で左に伸びる幕岩らしき壁（涸沢）があり試しに取りつくも、3段のうちの2段目で乗り越えにくく撤退。 馬蹄型5mの滝を右壁の際のザレを登り木の根を伝って降りたところで脱渓。 宝尾根までザレの急登で掴まるところがないところもあるのでチェーンスパイク・バイル使用。 宝尾根の777m圏峰まではナイフリッヂが続き、かつ支尾根に巻き込まれそうになる。以降、権現橋まで前回と同じルート。道は確認しないと違うところへ降りていく可能性があります。 読図、RFが必要です。ロープ持参。靴はフェルトシューズ。 ヒルは脱渓の際に1匹、帰宅後、沢靴の中から1匹。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最後に、2020年2月28日に鳥屋待沢左俣の幕岩付近と思われる場所で行方不明になられた方がいらっしゃいます。そのご家族の方が、情報を求めて今年3月に日記をアップされています。 鳥屋待沢周辺へ行く・行った方の目にとまってもらえたら、とのことですのでリンクを貼らせていただきました（許可は得ています） https://www.yamareco.com/modules/diary/744317-detail-293763 |
| その他周辺情報 | ドラッグストア クリエイト清川店 10:00〜20:00 道の駅「清川」 10:00〜18:00 |
写真
前回ここで入渓作業をしていた際にタワシを落としたので回収、のつもりが見つからなかった。
左壁が幕岩状になっているのでコンパスを当ててみました。立ち止まるとヒルに取りつかれるかも…と思い手短になのでピンボケ。
上の滝を終えてすぐのところ。苦戦したのがわかる水のつき方（笑）。右下の水しぶきから行った方が楽です。
二俣で昼飯。お腹空いてないなーと思いつつ、湯を沸かしカップ麺を食べ始めるとおにぎり二個ほど食べられるくらい空腹だったことに気づく。
3
5/28 12:45
二俣で昼飯。お腹空いてないなーと思いつつ、湯を沸かしカップ麺を食べ始めるとおにぎり二個ほど食べられるくらい空腹だったことに気づく。
右俣の滝を眺めながらおにぎりを頬張る。濡れているので寒さを少し感じた。
幕岩着。突っ張りのゴルジュ付近の幕岩風と向きがほぼ一緒なのか。
その昔この岩がドドドドと持ち上がった時のことを想像。ここも昔はもっと高さがあったみたい。
2段15mの滝。左の乾いたあたりから離陸。油断しないようにゆっくりとチャレンジ。2段目も引き続き左から。
L字の樋状の滝。三峰山南東方面に降った雨はここを通り抜ける地形のせいか、岩を穿った穴に迫力がある気がする。
少し先のカーブを登ってから振り返って。距離は短いものの流芯を進んで悪戦苦闘。
ラストのCSは高度感ありますが、手足をかけるところは豊富にありました。
アリと沢ハコベ。蟻んこから見れば、顔よりはこべの花の方がとても大きい。
少し進むと左が再び幕岩になっていました。奥の2段目に難儀して撤退。今のレベルを知る。
落ち口へは木の根に掴まりながら。15時を回ったので今日はここで脱渓。沢靴を脱いでいたところ、中からヒルがこんにちは。塩を上から振りかける。
2
5/28 15:05
落ち口へは木の根に掴まりながら。15時を回ったので今日はここで脱渓。沢靴を脱いでいたところ、中からヒルがこんにちは。塩を上から振りかける。
二俣のところで上から眺めたらトラロープがあり、支尾根かと思いつつ下っていく。なんてことはない宝尾根のルートだった。過去に一度通っているもののすっかり忘れていた。
3
5/28 15:40
二俣のところで上から眺めたらトラロープがあり、支尾根かと思いつつ下っていく。なんてことはない宝尾根のルートだった。過去に一度通っているもののすっかり忘れていた。
感想
3週（と思ったら2週の勘違い。3回目）続けて鳥屋待沢左俣（2級下）へ。梅雨入りする前に行ける所までと思いつつ、出発が遅いので開店直後のドラッグストアで食料や水を3kgほど買い込み重量を増やしてスタート。重たい。
鳥屋待沢上流部である左俣を調べてみると、清川村の昔の地図では権現沢と書かれていた。ついでに気になったので鳥屋（とや）という言葉を検索すると、鳥などに関することとは別に歌舞伎の舞台（花道）へ通じる小部屋もそう呼ばれているらしい。知らなかった。それに待がつくのなら出番待ちみたいな名前の沢になってしまう。
二俣からすこし先にある一枚岩が幕岩というのは、そのことと関係があるのかどうかはわからない。権現橋から幕岩までを花道と見立てるにはえらく長い気がする。権現沢という名は三峰山が八菅修験と関係がありそう。いろいろと想像はしてみるものの、鳥の囀る鳥屋待沢の左俣という言い方の方がしっくりくる気がする。
その左俣に入り、幕岩を抜け2段15mの滝の先からははじめての景色。細い樋状の滝に深めに抉られた痕跡を眺めては滑らないように乗り越えていき、再度現れる幕岩のような苔むした一枚岩へ寄り道をするもののあっけなく跳ね返される。なのでもう少しだけ先に進み5m滝の先で脱渓。あと少しで沢は終わるらしいのだがツメはかなり大変らしい。先ほど跳ね返されたばかりなので、案外「今日はこの辺で」の気持ちで尾根を急登してから下山したのでした。
無事に戻れて山の神様仏さまに感謝です。
初夏の 風はゴルジュへ 沢はこべ
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