大船山《雪と樹氷の》
- GPS
- 06:05
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 678m
- 下り
- 913m
コースタイム
天候 | 雪のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・登山ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪で歩きやすい。 ・山頂付近は風が強い。 |
写真
感想
早朝、目をさまし窓辺を覗くと雪が深々と降っている。
この大船山周辺は、標高約1,200mの山裾に広大な中間湿原の「坊がつる」があり、5月下旬から6月中旬にかけてミヤマキリシマが山頂をピンクに染め、秋には鮮やかな紅葉が山を染める。華やいだ季節が終わると真っ白な雪が山を包み込み、神聖な美しさに彩られる冬山を迎える。
今日は九州山行の3日目・最終日です。
この季節に雨でなく雪の冬山が経験できそうで本当に幸運です。子供のように気持ちがウキウキしてきます。
朝8:30、大変親切にしていただいた「法華院温泉山荘」のスタッフに見送られ「大船山」に向かう。雪におおわれた広大な湿原「坊がつる」を通過すると大船山登山口の標識が見える。
雪道を暫く歩くと岩場、ガレ場、ゴロゴロ石の急坂の登山道が続く。標高を積むごとに樹林は見事な樹氷となり静寂な幻想の世界を織りなす。特に「段原」直前のミヤマキリシマの樹氷は美しい。
出発から約2時間、平坦な段原の分岐に到着する。休息後、樹氷に覆われた平坦な雪道を「大船山」を目指し歩く。山頂が近づくと急坂の岩道となり、冷たい強風が肌を刺す。
視界の利かない狭い山頂に長居は無用と下山を開始する。尚、雪は降り続くが下山の雪道は適度な新雪で逆に歩きやすい。
殆ど休むことなく歩き続けたので早く登山口に戻ることができ、「坊がつる」の管理棟を利用し食事と休憩をとる。
ここからは九州自然歩道を「雨ケ池越」経由で長者原登山口までの距離4.7km、約2時間の比較的歩きやすい行程を残すだけになる。それでも「雨ケ池越」までは想像以上に積雪があり緩やかながらも坂道が続いた。
予定通り14:30にタデ原湿原を横目に見ながら無事、長者原ビジターセンタ横の駐車場に到着しました。
火山帯独特の雰囲気を持った九重連山の山歩きは、天候はもう一つでしたが、それはそれなりに楽しいものでした。本当にありがとうございました。
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