残業後、自宅で仮眠。午前0時起床。さわんどバスターミナルまで東京東部からマイカー運転。眠い。
5:00始発の上高地行き路線バスに乗る。きれいな施設だな。
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6/10 4:34
残業後、自宅で仮眠。午前0時起床。さわんどバスターミナルまで東京東部からマイカー運転。眠い。
5:00始発の上高地行き路線バスに乗る。きれいな施設だな。
5:30上高地着。バスターミナルのトイレ(100円)を済ませて、河童橋まで歩きだす。上高地は実に十年以上ぶりである。イワナが泳ぐのを視認できる梓川。名勝だ。
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6/10 5:43
5:30上高地着。バスターミナルのトイレ(100円)を済ませて、河童橋まで歩きだす。上高地は実に十年以上ぶりである。イワナが泳ぐのを視認できる梓川。名勝だ。
しかし、登山者たちにとっては、上高地エリアは足早に通り過ぎる区間だ。眠そうに、面倒くさそうに、長い林道では先を急ごうとするのは私も同じ。ほんとうはゆっくり探勝したいのだけど、今日はタイムトライアルであるゆえ。
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6/10 6:02
しかし、登山者たちにとっては、上高地エリアは足早に通り過ぎる区間だ。眠そうに、面倒くさそうに、長い林道では先を急ごうとするのは私も同じ。ほんとうはゆっくり探勝したいのだけど、今日はタイムトライアルであるゆえ。
いやいや、それにしたって清流。そして北アルプスの絶景。上高地はそれ自体、ここを目的地として訪れる価値のある、広くて特殊な谷地形だ。
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6/10 6:23
いやいや、それにしたって清流。そして北アルプスの絶景。上高地はそれ自体、ここを目的地として訪れる価値のある、広くて特殊な谷地形だ。
さて、明神を通過して徳本峠分岐点に着いた。この先は急に静かになる。他の登山者たちもほぼ全てが横尾・涸沢方面に向かっていく。
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6/10 6:33
さて、明神を通過して徳本峠分岐点に着いた。この先は急に静かになる。他の登山者たちもほぼ全てが横尾・涸沢方面に向かっていく。
道幅の広い、林道風の自然歩道をまずは南進する。
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6/10 6:46
道幅の広い、林道風の自然歩道をまずは南進する。
北アルプスでも、花が咲き始めている。
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6/10 7:00
北アルプスでも、花が咲き始めている。
道幅が狭くなってきたが、まだ登山道らしくはない。
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6/10 7:00
道幅が狭くなってきたが、まだ登山道らしくはない。
花を愛でながらの道行き。
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6/10 7:01
花を愛でながらの道行き。
黒沢をなんどか渡る。水場でもある。
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6/10 7:04
黒沢をなんどか渡る。水場でもある。
整備のよくなされた登山道が始まった。急登を避けるように導いている。
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6/10 7:08
整備のよくなされた登山道が始まった。急登を避けるように導いている。
梅雨入りしているが、天気は上々と言ってよい日だ。雲は多いが、晴れ間があり適度に木漏れ日もさす。風も気にならない登山適日だ。
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6/10 7:09
梅雨入りしているが、天気は上々と言ってよい日だ。雲は多いが、晴れ間があり適度に木漏れ日もさす。風も気にならない登山適日だ。
登山道は黒沢に沿うように敷かれているが、その沢の雪渓終点部分を横目に見る。ここからは勢いよく水が流れる。北面の谷間だから、ここばかり残雪が多い。
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6/10 7:26
登山道は黒沢に沿うように敷かれているが、その沢の雪渓終点部分を横目に見る。ここからは勢いよく水が流れる。北面の谷間だから、ここばかり残雪が多い。
最終水場あたりをまたぐ。
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6/10 7:33
最終水場あたりをまたぐ。
振り返ると、6月の穂高連峰。残雪は少なそうだ。
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6/10 7:37
振り返ると、6月の穂高連峰。残雪は少なそうだ。
九十九折りで標高を上げていく。おかげで、このあたりには極端な急登は無い。
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6/10 7:38
九十九折りで標高を上げていく。おかげで、このあたりには極端な急登は無い。
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6/10 7:40
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6/10 7:49
道標が畳まれているままだ。徳本峠小屋も営業前で、こういったものも術式展開されてない。先日、ウェストン祭にともなう山行はあったようだが、まだ山開き前という状態であろう。
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6/10 8:03
道標が畳まれているままだ。徳本峠小屋も営業前で、こういったものも術式展開されてない。先日、ウェストン祭にともなう山行はあったようだが、まだ山開き前という状態であろう。
だが進む。霞沢岳方面へのシングルトラック。笹が足にかかるかな、と思われたが。
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6/10 8:10
だが進む。霞沢岳方面へのシングルトラック。笹が足にかかるかな、と思われたが。
そんなことはなく、よく刈り払われたトレイルだ。ジャンクションピークへと登っていく。
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6/10 8:14
そんなことはなく、よく刈り払われたトレイルだ。ジャンクションピークへと登っていく。
登る登る。
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6/10 8:38
登る登る。
日陰にしょぼい量の残雪。踏まれていない。どうも今まで誰も通過していないらしい。
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6/10 8:43
日陰にしょぼい量の残雪。踏まれていない。どうも今まで誰も通過していないらしい。
ようやくジャンクションに登頂。山頂標識、熊にえぐられている?
ここまで長かった。上高地バスターミナルからだと、大変遠回りでルート採りされている。
霞沢岳というと、残雪期の西尾根バリエーションルートの方が、最短でファンが多いのかもしれない。
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6/10 8:48
ようやくジャンクションに登頂。山頂標識、熊にえぐられている?
ここまで長かった。上高地バスターミナルからだと、大変遠回りでルート採りされている。
霞沢岳というと、残雪期の西尾根バリエーションルートの方が、最短でファンが多いのかもしれない。
雪解け後で泥濘状の登山道をアップダウンしながら行く。まだまだ距離というものを稼がなければならない。道迷い要素はほとんどないだろう。
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6/10 9:09
雪解け後で泥濘状の登山道をアップダウンしながら行く。まだまだ距離というものを稼がなければならない。道迷い要素はほとんどないだろう。
小湿地。いざとなったら、浄水器ごしに飲めそうな水だ。
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6/10 9:15
小湿地。いざとなったら、浄水器ごしに飲めそうな水だ。
蝶ヶ岳あたりの登山道を想起させる、標高の高めな樹林帯といった明るさ。展望は途切れるが、陽気な雰囲気。
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6/10 9:19
蝶ヶ岳あたりの登山道を想起させる、標高の高めな樹林帯といった明るさ。展望は途切れるが、陽気な雰囲気。
P2
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6/10 9:23
P2
ゆるやかなアップダウンがしばらく、長く、続いていきそうだ。
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6/10 9:41
ゆるやかなアップダウンがしばらく、長く、続いていきそうだ。
崩落地の上に登山道はあるが、樹林に視界は遮られるから怖さはぜんぜん無い。
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6/10 9:44
崩落地の上に登山道はあるが、樹林に視界は遮られるから怖さはぜんぜん無い。
今年は雪が早くどいて、芽吹も開花も早めなのだろうか。
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6/10 9:48
今年は雪が早くどいて、芽吹も開花も早めなのだろうか。
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6/10 9:48
樹間から穂高連峰。こういった展望もあれば、長いだけの稜線歩きも楽しめる。高曇りの今日は霞沢岳登山にとって良い日だ。
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6/10 9:59
樹間から穂高連峰。こういった展望もあれば、長いだけの稜線歩きも楽しめる。高曇りの今日は霞沢岳登山にとって良い日だ。
ついに本峰が見えてきた。
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6/10 10:01
ついに本峰が見えてきた。
雪渓トラバース、第1弾。ここは斜度もぜんぜん無く、高度感も無い。雪幅も短く、難なくフミアトを刻む。雪質はやや締まっているぐらい。強めに踏めば凹んでくれる。
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6/10 10:04
雪渓トラバース、第1弾。ここは斜度もぜんぜん無く、高度感も無い。雪幅も短く、難なくフミアトを刻む。雪質はやや締まっているぐらい。強めに踏めば凹んでくれる。
いくつかのトラバースを通過して振り返った図。ここまではツボ足を蹴り込んだゆっくり通過で危なげ無し。6月の霞沢岳としては、今年は小雪でイージーモードなのだろうな、と憶測している。
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6/10 10:10
いくつかのトラバースを通過して振り返った図。ここまではツボ足を蹴り込んだゆっくり通過で危なげ無し。6月の霞沢岳としては、今年は小雪でイージーモードなのだろうな、と憶測している。
雪渓トラバースはぜんぶで5〜6本あるが、その半数は危なさが感じられない。だがここに来て、斜度がでてきた。滑り落ちたら、相当下まで身体が持っていかれる地形にもなっている。ピッケルとスパイクは携行してきた。比較的簡単な登り(往路)であっても、もしもの時のためにピッケルぐらいは構えておこうと取り出した。
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6/10 10:12
雪渓トラバースはぜんぶで5〜6本あるが、その半数は危なさが感じられない。だがここに来て、斜度がでてきた。滑り落ちたら、相当下まで身体が持っていかれる地形にもなっている。ピッケルとスパイクは携行してきた。比較的簡単な登り(往路)であっても、もしもの時のためにピッケルぐらいは構えておこうと取り出した。
ロープ場。K1が近くなり、さすがに急登が増えてきた。というか、むしろここまで急登が感じられなかったことに感謝か。
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6/10 10:23
ロープ場。K1が近くなり、さすがに急登が増えてきた。というか、むしろここまで急登が感じられなかったことに感謝か。
K1に登頂。北アルプスらしいハイマツ帯に突入する。
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6/10 10:34
K1に登頂。北アルプスらしいハイマツ帯に突入する。
眼下に梓川のながれる上高地のリゾートホテル。奥を見やれば、笠ヶ岳方面の山々。
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6/10 10:35
眼下に梓川のながれる上高地のリゾートホテル。奥を見やれば、笠ヶ岳方面の山々。
トレイルがわかりやすい。今日は視界明瞭だ。
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6/10 10:35
トレイルがわかりやすい。今日は視界明瞭だ。
K1からK2間の登山道で発見。まだ新しい熊の糞のようだ。尾根上から突然現れないか不安だ。警戒しながら進む。六百山方面の藪尾根に行ってしまったのならば、よいのだが。
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6/10 10:42
K1からK2間の登山道で発見。まだ新しい熊の糞のようだ。尾根上から突然現れないか不安だ。警戒しながら進む。六百山方面の藪尾根に行ってしまったのならば、よいのだが。
K2に登頂。ハイマツとシャクナゲが北アらしい。
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6/10 10:49
K2に登頂。ハイマツとシャクナゲが北アらしい。
ラストスパート。美しい稜線。
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6/10 10:50
ラストスパート。美しい稜線。
山頂エリアまで開花は進んでいる。
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6/10 10:55
山頂エリアまで開花は進んでいる。
道なりに登ると、
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6/10 10:57
道なりに登ると、
残雪に登山道が塞がれている。
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6/10 11:03
残雪に登山道が塞がれている。
ここは、右端の雪田最上部の境界線を踏んで進もう。
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6/10 11:04
ここは、右端の雪田最上部の境界線を踏んで進もう。
雪田突破。花が咲く。
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6/10 11:08
雪田突破。花が咲く。
霞沢岳2646mに登頂。
信州百名山は63座目となった。
想定よりも時間がかかってしまった。
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6/10 11:09
霞沢岳2646mに登頂。
信州百名山は63座目となった。
想定よりも時間がかかってしまった。
上高地のシンボル、焼岳を見下ろす。
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6/10 11:11
上高地のシンボル、焼岳を見下ろす。
『ヤマノススメ』青羽ここなちゃん、ヤッホー△
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6/10 11:21
『ヤマノススメ』青羽ここなちゃん、ヤッホー△
午前11:30、雲は多いが、ある程度の展望がある。
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6/10 11:24
午前11:30、雲は多いが、ある程度の展望がある。
笠ヶ岳方面。上空は青空。
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6/10 11:28
笠ヶ岳方面。上空は青空。
アップ。
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6/10 11:30
アップ。
奥穂高岳とジャンダルム。
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6/10 11:47
奥穂高岳とジャンダルム。
やや雲が絡んではいるが、穂高連峰を眺められた。
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6/10 11:49
やや雲が絡んではいるが、穂高連峰を眺められた。
焼岳と上高地。
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6/10 11:49
焼岳と上高地。
吊尾根を経て、前穂高岳があんなにも突き上げているのが印象的だ。
さて、そろそろ引き返さなければ終バスが心配になってしまう。
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6/10 12:14
吊尾根を経て、前穂高岳があんなにも突き上げているのが印象的だ。
さて、そろそろ引き返さなければ終バスが心配になってしまう。
二人組パーティーとスライドし会話して、K2、K1と復路を進む。今夏、霞沢岳一般登山道ルートは、私が一番乗りだったようだ。適当に蹴り込んだステップはきっておいたから、今後の登山者はあまり雪渓通過に時間をとられないで済むだろう。
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6/10 12:26
二人組パーティーとスライドし会話して、K2、K1と復路を進む。今夏、霞沢岳一般登山道ルートは、私が一番乗りだったようだ。適当に蹴り込んだステップはきっておいたから、今後の登山者はあまり雪渓通過に時間をとられないで済むだろう。
あとはひたすらに、ここまで足を動かした。帰路であってもアップダウンの登り返しがあり、時間がかかった。長い。そのあたりは計算に入れておかないと終バスを逃しかねない。
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6/10 13:41
あとはひたすらに、ここまで足を動かした。帰路であってもアップダウンの登り返しがあり、時間がかかった。長い。そのあたりは計算に入れておかないと終バスを逃しかねない。
まだ時間に余裕がある計算だから、帰路は徳本峠に寄り道できた。ここは初めて来る。6月は営業前であり封鎖されたような外観だ。水も得られない。
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6/10 14:12
まだ時間に余裕がある計算だから、帰路は徳本峠に寄り道できた。ここは初めて来る。6月は営業前であり封鎖されたような外観だ。水も得られない。
徳本峠は展望地だった。ウェストン宣教師も、島々からはるばるここまで来て、この景観を見たのか。
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6/10 14:12
徳本峠は展望地だった。ウェストン宣教師も、島々からはるばるここまで来て、この景観を見たのか。
徳本峠小屋。登録有形文化財であるらしい。大正時代からあり、日本の近代登山黎明期の建築で、北アルプスに開設された山小屋の初期の形態を留めているとのことだ。
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6/10 14:13
徳本峠小屋。登録有形文化財であるらしい。大正時代からあり、日本の近代登山黎明期の建築で、北アルプスに開設された山小屋の初期の形態を留めているとのことだ。
歴史的意義のあるクラシックルートは、現在のところ災害等により通行止だ。しかし、復興活動が具体的に動いているようだ。ラジオやSNSでも広報活動がなされていた。谷地形の登山道維持は課題も多いことだろうが、気運は高まっている。
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6/10 14:13
歴史的意義のあるクラシックルートは、現在のところ災害等により通行止だ。しかし、復興活動が具体的に動いているようだ。ラジオやSNSでも広報活動がなされていた。谷地形の登山道維持は課題も多いことだろうが、気運は高まっている。
できれば保護板を取り払った勇姿を見たかったが、それはまたいずれの日にか。
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6/10 14:14
できれば保護板を取り払った勇姿を見たかったが、それはまたいずれの日にか。
だいぶ歩きやすくなってきたから、歩調を早める。最終水場で喉を潤す。
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6/10 14:31
だいぶ歩きやすくなってきたから、歩調を早める。最終水場で喉を潤す。
明神まで帰ってきた。残りの林道を急げば、終バスの一本前の便に乗りこめるかもしれない。
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6/10 15:24
明神まで帰ってきた。残りの林道を急げば、終バスの一本前の便に乗りこめるかもしれない。
急げ急げ。最後まで真剣に歩け。(ペロペロ)
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6/10 15:25
急げ急げ。最後まで真剣に歩け。(ペロペロ)
観光客でにぎわう河童橋に帰還。焼岳が大きい。
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6/10 16:02
観光客でにぎわう河童橋に帰還。焼岳が大きい。
16:15のバスには乗れそうだ。安心したので、上高地クラフトビールをお土産に買った。
残念ながら十数年ぶりの上高地では、ケーキを食べるなどリゾート気分をあじわう時間的余裕はなかったけれど、ストイックに静かな登山にうちこめたとは言えるだろうか。天気も景観も保たれた、梅雨の合間だった。
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6/10 16:05
16:15のバスには乗れそうだ。安心したので、上高地クラフトビールをお土産に買った。
残念ながら十数年ぶりの上高地では、ケーキを食べるなどリゾート気分をあじわう時間的余裕はなかったけれど、ストイックに静かな登山にうちこめたとは言えるだろうか。天気も景観も保たれた、梅雨の合間だった。
沢渡のマイカーに戻り、すぐ近くの日帰り温泉で回復の儀。疲れを癒してから、ゆっくりと運転して帰宅した。
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6/10 17:03
沢渡のマイカーに戻り、すぐ近くの日帰り温泉で回復の儀。疲れを癒してから、ゆっくりと運転して帰宅した。
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