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Yamareco

記録ID: 560859
全員に公開
ハイキング
中国

熊山池~熊山~熊山遺跡~経盛山~龍神山

2014年12月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:04
距離
15.6km
登り
699m
下り
690m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:13
休憩
0:54
合計
5:07
8:27
28
スタート地点(熊山駅駐車場)
8:55
9:02
56
一本松
9:58
10:10
36
熊山池
10:46
10:49
13
11:02
11:08
7
熊山(熊山神社)
11:15
11:33
22
11:55
11:58
21
経(清)盛山
12:19
12:24
24
12:48
12:48
46
八幡宮
13:34
ゴール地点(熊山駅駐車場)
粉雪舞い散る熊山トライアングル周遊コース
歩行距離15km、歩行時間4時間、歩行数24,450歩
天候 晴れ時々曇り時々雪
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
熊山駅駐車場に数十台車を停めることができます。
コース状況/
危険箇所等
人気の山のせいか、道が非常に整備され、歩きやすいです。
また主要なポイントには道標がついており、ほとんど迷うことはありません。
特に熊山遺跡付近は車で近くまでアプローチできることもあり、超軽装で来られる人も多数います。この日に限ってはその格好ではちょっと・・・と感じる人だらけでしたが、暖を取るための休憩所もありますので大丈夫です。

登山道の一部に石や岩が多い所があるのでハイキング感覚とはいえ、登山靴が必要です。また低山ながら雪が突然降ります、今回も雪が2時間程度降り続きました。防水防寒を兼ねた雨具やヤッケなどの衣類はすぐに取り出せるところに収納しておいたほうがよいでしょう。

龍神山を経由する熊山・弓削(ゆげ)コース登山道は雨が降ると、道がぬかるんだり、雨水が登山道に流れやすい地形となっているので、雨の翌日の登山は注意が必要です。
その他周辺情報 吉井川を隔てた対岸にあるキリンビール岡山工場では事前予約の上、無料で見学と試飲ができるようです。運転手の方にはノンアルコールビールも用意されています。
01 スタートポイントの熊山駅駐車場です。
赤磐(あかいわ)市民バスも停まります。千躰(せんだ)バス停前です。
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01 スタートポイントの熊山駅駐車場です。
赤磐(あかいわ)市民バスも停まります。千躰(せんだ)バス停前です。
02 駐車場向かいの「熊山遺跡ハイキングコース」案内道標です。ここから熊山駅最短コースに入ります。
向こうに見えているのは岡山白陵中高です。
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02 駐車場向かいの「熊山遺跡ハイキングコース」案内道標です。ここから熊山駅最短コースに入ります。
向こうに見えているのは岡山白陵中高です。
03 駐車場から徒歩1分で「熊山登山口」の案内道標が出てきました。
左右どちらでも行けますが、広い道の左を巻くのが無難です。
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03 駐車場から徒歩1分で「熊山登山口」の案内道標が出てきました。
左右どちらでも行けますが、広い道の左を巻くのが無難です。
04 熊山コース登山道口です。
岡山白陵中高の寮を過ぎると、いよいよ登山道です。
「ここから(熊山まで)約1時間30分」と書いていました。
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04 熊山コース登山道口です。
岡山白陵中高の寮を過ぎると、いよいよ登山道です。
「ここから(熊山まで)約1時間30分」と書いていました。
05 程なくコース上、標高60m地点で出てきた「石畳」です。
ここから石の多い道がしばらく続きます。
05 程なくコース上、標高60m地点で出てきた「石畳」です。
ここから石の多い道がしばらく続きます。
06 標高180m地点で出てきた一本松標識のある分岐点です。
一瞬、尾根に出てきたと勘違いしました。
防寒具はここで脱ぎました。
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06 標高180m地点で出てきた一本松標識のある分岐点です。
一瞬、尾根に出てきたと勘違いしました。
防寒具はここで脱ぎました。
07 標高250mで尾根道との分岐点に辿り着きました。
ここから熊山池までは尾根上を歩くことになります。
07 標高250mで尾根道との分岐点に辿り着きました。
ここから熊山池までは尾根上を歩くことになります。
08 車道との分岐点(標高260m)にある広場です。
ここで、(粉)雪が降り出しました(・。・)
08 車道との分岐点(標高260m)にある広場です。
ここで、(粉)雪が降り出しました(・。・)
09 車道を横断し、再び登山道を進もうとすると、いきなり「登山道が荒れています…」という表示板が出てきました(*_*;
大丈夫でした(^^♪
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09 車道を横断し、再び登山道を進もうとすると、いきなり「登山道が荒れています…」という表示板が出てきました(*_*;
大丈夫でした(^^♪
10 しばらく岩場の多い道が続き、「蹄(ひづめ)岩」が出てきました。
真ん中に蹄の跡がありました!?(T_T)/~~~(妄想)
10 しばらく岩場の多い道が続き、「蹄(ひづめ)岩」が出てきました。
真ん中に蹄の跡がありました!?(T_T)/~~~(妄想)
11 地図上のピーク402に向かう途上にある標高330m地点にある展望台(東屋)です。
雪をしのげるラッキーな場所でした。ここでカッパ(上着)を着ました。
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11 地図上のピーク402に向かう途上にある標高330m地点にある展望台(東屋)です。
雪をしのげるラッキーな場所でした。ここでカッパ(上着)を着ました。
12 熊山池近く(標高470m)のシダ植物です。
雪化粧をしていました。
土を踏むとバリバリと音が鳴りました。
12 熊山池近く(標高470m)のシダ植物です。
雪化粧をしていました。
土を踏むとバリバリと音が鳴りました。
13 熊山池です。
カモ(ホシハジロ?)が数羽いましたが、人の気配を感じると一斉に飛び立っていきました。さすがにどこかのカモと異なり野生のカモでした。
13 熊山池です。
カモ(ホシハジロ?)が数羽いましたが、人の気配を感じると一斉に飛び立っていきました。さすがにどこかのカモと異なり野生のカモでした。
14 熊山池の展望所(東屋)です。
ここで、温かいお茶を飲み、ザックカバーを装着しました。
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14 熊山池の展望所(東屋)です。
ここで、温かいお茶を飲み、ザックカバーを装着しました。
15 竜神二つ井戸です。
左が雄竜井戸で右が雌竜井戸です。
霊山熊山の湧水で、まろやかで甘味があり美味しいとされていますが、どう見てもよどんでいて飲めないです(*_*)
15 竜神二つ井戸です。
左が雄竜井戸で右が雌竜井戸です。
霊山熊山の湧水で、まろやかで甘味があり美味しいとされていますが、どう見てもよどんでいて飲めないです(*_*)
16 熊山山頂駐車場です。
こんな上まで車で来られるとは・・・
この辺り(山頂近く)になると急に人が増えた理由がわかりました。
案内板には主だった散策ポイントが記されています。
16 熊山山頂駐車場です。
こんな上まで車で来られるとは・・・
この辺り(山頂近く)になると急に人が増えた理由がわかりました。
案内板には主だった散策ポイントが記されています。
17 熊山頂上です。
地味な三角点に派手な電波塔のコラボに少し違和感がありました。
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17 熊山頂上です。
地味な三角点に派手な電波塔のコラボに少し違和感がありました。
18 熊山神社です。
本殿は切妻平入り神明造りの建設で、祭神は大国主命です。
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18 熊山神社です。
本殿は切妻平入り神明造りの建設で、祭神は大国主命です。
19 熊山神社の境内にある「児島三郎高徳挙兵の跡」です。
備前国児島郡出身の武将で南北朝時代、後醍醐天皇の忠臣として知られています。建武3年4月に挙兵した地とされ腰掛岩や旗立岩があります。
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19 熊山神社の境内にある「児島三郎高徳挙兵の跡」です。
備前国児島郡出身の武将で南北朝時代、後醍醐天皇の忠臣として知られています。建武3年4月に挙兵した地とされ腰掛岩や旗立岩があります。
20 二本杉(天然杉)です。
樹齢約1,000年、樹高38m、幹の周囲約4.5m、幹の直径1.5mもあり、天然記念物だそうです。
20 二本杉(天然杉)です。
樹齢約1,000年、樹高38m、幹の周囲約4.5m、幹の直径1.5mもあり、天然記念物だそうです。
21 熊山遺跡入口の案内道標です。
ここを起点に熊山遺跡の主要ポイントを見ることができます。
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21 熊山遺跡入口の案内道標です。
ここを起点に熊山遺跡の主要ポイントを見ることができます。
22 猿田彦神社です。
猿田彦神がニニギの先導をしたということから、交通安全・方位除けの神社として信仰されているようです。
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22 猿田彦神社です。
猿田彦神がニニギの先導をしたということから、交通安全・方位除けの神社として信仰されているようです。
23 熊山遺跡です。
全国唯一の石積遺構です。熊山の山塊には、33ヵ所に及ぶ石積遺構が所在します。その中でも最大のこの石積遺構を国指定史跡に指定しています。
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23 熊山遺跡です。
全国唯一の石積遺構です。熊山の山塊には、33ヵ所に及ぶ石積遺構が所在します。その中でも最大のこの石積遺構を国指定史跡に指定しています。
24 熊山遺跡展望所です。 
雪がやんだので、ここでザックカバーを外しましたが、凍えそうな低温で手袋とカッパは装着したままでした(・_・;)
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24 熊山遺跡展望所です。 
雪がやんだので、ここでザックカバーを外しましたが、凍えそうな低温で手袋とカッパは装着したままでした(・_・;)
25 熊山・弓削(ゆげ)コース上にある「経盛山 万富コース」分岐点です。この標識に従って進みました。
コース上、ぬかるみが多いので注意が必要です。
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25 熊山・弓削(ゆげ)コース上にある「経盛山 万富コース」分岐点です。この標識に従って進みました。
コース上、ぬかるみが多いので注意が必要です。
26 経(清)盛山頂上です。標高500mは越えていると思いますがどこにも記載されていませんでした。熊山とどちらが高いのか?510m近い微妙な高度です。
ここにも石積遺構の一つがありました。


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26 経(清)盛山頂上です。標高500mは越えていると思いますがどこにも記載されていませんでした。熊山とどちらが高いのか?510m近い微妙な高度です。
ここにも石積遺構の一つがありました。


27 経(清)盛山頂上から岡山市東区と赤磐市の眺望です。

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27 経(清)盛山頂上から岡山市東区と赤磐市の眺望です。

28 熊山・弓削(ゆげ)コース上の標高380m地点で突然視界が開け、絶景が広がりました。
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28 熊山・弓削(ゆげ)コース上の標高380m地点で突然視界が開け、絶景が広がりました。
29 ここ(標高380m地点)から望む吉井川沿いの風景はこのコースで一番の絶景でした。
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29 ここ(標高380m地点)から望む吉井川沿いの風景はこのコースで一番の絶景でした。
30 龍神山(標高344m)山頂です。
こわれかけの祠がありました。竜神様は何処に・・・
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30 龍神山(標高344m)山頂です。
こわれかけの祠がありました。竜神様は何処に・・・
31 龍神山からの景観(絶景)です。
ここからの眺めをベストビューポイントの一つです。
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31 龍神山からの景観(絶景)です。
ここからの眺めをベストビューポイントの一つです。
32 龍神山南尾根の岩場です。
クライマーが喜びそうなコースです!(^^)!
この姿こそが龍神様!?
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32 龍神山南尾根の岩場です。
クライマーが喜びそうなコースです!(^^)!
この姿こそが龍神様!?
33 下山口(登山口)の八幡宮です。
弓削(ゆげ)小学校跡地にもなっており、定番の二宮さん像がありました。
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33 下山口(登山口)の八幡宮です。
弓削(ゆげ)小学校跡地にもなっており、定番の二宮さん像がありました。
34 吉井川対岸にあるキリンビール岡山工場です。
事前予約で訪問すると、何種類かのビールやジュースが無料で試飲できるそうです。
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34 吉井川対岸にあるキリンビール岡山工場です。
事前予約で訪問すると、何種類かのビールやジュースが無料で試飲できるそうです。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)
備考 粉雪が降り続いたので、防寒具の代わりに雨具を着用しました。
また、登山用手袋のおかげで、防寒のみならず、カメラ操作など不自由なく行うことができました。

感想

今まで(人に会わずに)獣と遭う山行が多かったのですが、今回は久しぶりにたくさんの人に会いました。熊山の人気の高さが伺えました。
広域図で見ると、JRの5つの駅からアプローチできることが分かりました。こんなにアプローチ駅が多い山域はたぶん全国広し言えども、ここだけではないでしょうか。
今回はその中でも最もポピュラー(?)な熊山駅を起点としたコースを選択しました。

低山(標高500m前後)とは言え、12月は寒気が降りてくると、今回のように雪が突然降ります。長い距離を歩くにはそれなりの冬装備が必要です。特に防寒具を兼ねた雨具と手袋は必須アイテムです。できれば下着にもウールか断熱素材を使ったものを重ね着しておいたほうがいいかもしれません。

熊山の“熊”はクマを表す言葉ではなく、古語の“隈”、つまり端っこを表す言葉のようです。おそらく古代吉備国の端っこ(隈)にあった所だったのでしょう。
この熊山の中心に謎多き熊山遺跡があります。一見すると、マヤ遺跡を思わせるような外観です。
写真のように全体の高さは3.5mで石を4段に積み上げていて、各段は四角形をしています。それぞれの面は正確に東西南北を向いています。基底部は1辺11.5m、2段目は1辺7.6m、3段目は1辺5m、そして最上段は1辺3.5mとのことです。
段の中央部分には縦横80cm程の穴が開いていて、中から1.6mの陶製の筒型容器が発見され、容器には三彩の小壷と巻物が入っていたそうですが、盗掘に遭ったみたいです。年代は奈良時代前期ではないかと言われています。
熊山にはこのような石積遺構は他に32基もあり、いつ、誰が、どんな目的で造ったのかが判明していません。ストーンサークルならぬ、謎のストーンスクウェア、さながら日本版ピラミッドすね。
熊山の魅力をもっと追求し、熊山の謎と神秘性をもっと追究するために、今後も何度もこの地を訪れてみたいと思います。

今回GPSナビの電池が途中で切れてしまい、電池を入れ替えると復旧したものの、このヤマレコのGPXデータに変換しダウンロードした際に、電池を入れ替える前後のデータが結合していないことに気が付きました。しかし、Ctrlキーを押しながら2つのデータを同時に呼び込むと何とか結合できました。
だいたい1回5時間前後使用し、5回続けて山行でGPSナビを使用すると、アルカリ電池(単3が2本)が消耗してしまうので、それを見越して電池を予め替えておく必要があります。もちろん、予備の電池は必携です。

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技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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