入笠山
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 269m
- 下り
- 262m
コースタイム
10:05 入笠湿原
10:40 マナスル山荘
11:10 入笠山(11:53出発)
12:11 マナスル山荘
12:24 入笠湿原
12:40 ゴンドラ山頂
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.登山口まで 富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用する場合、車でのアプローチがとにかく便利。なにせ中央自動車道の諏訪南ICからわずか10分程で駐車場に到着できます。この季節、もちろん冬タイヤ装着は必要でしょうが、スキー場までの道路や駐車場にも積雪はありませんでした。富士見パノラマリゾートのHPによると、「降雪日以外はほぼノーチェーンで来られますが、念のためスノーチェーンの携行をお薦めします」とのこと。 スキー場のゴンドラは8:30始発、下りの最終は16:30でした。(2/1からは8:00始発となる模様。運行時間は現地にてご確認下さい)スノートレッキングでも売り出し中のようで、ゴンドラの冬山登山券なども販売されています。ゴンドラ山頂にトイレあり。 2.登山道 ゴンドラ山頂から建物に沿って歩くと案内板があって、道はここからゲレンデを離れ樹林の中へ。道は最初は北に向かってのび、丁度アカノラ山の山頂を左回りに巻くような形でつけられています。道は全て雪に覆われていますが、トレースはしっかりあり、道に沿ってロープが張られているので迷うことはないと思います。一度林道を横切って入笠湿原へ。湿原内は積雪時でも自然保護の為にルート以外立ち入り禁止のようです。 湿原出口には綺麗なトイレ(入笠湿原前トイレ)あり。トイレの前には「入笠山頂」と書かれた案内板があり遊歩道が延びていますが、こちらは夏道なので、積雪時にはすぐ上を並行している林道をたどった方が楽です。林道をしばらく歩くと三叉路にでます。正面にはスキー場跡の雪斜面が広がり、この脇を登ってマナスル山荘へ。(林道をそのまま進んでも山荘にたどり着けます) マナスル山荘からいよいよ登山道。しばらくはスキー場跡を左手に見ながら雪斜面を登ります。このあたり尾根を乗り越す風が強く、トレースが消されて所々薄い。基本的に尾根通しですが、広い尾根なので降雪直後は道がわかりにくいかもしれません。入山者の多い山なので、自信がない場合はマナスル山荘あたりで休憩していれば誰かがトレースをつけてくれるでしょう。 しばらく登ると傾斜がやや緩み樹木が切れて少し開けたところに出ます。ここに看板があり、道は岩場コースと迂回コースに分かれます。行き帰り両方通過しましたがどちらも急登です。迂回コースの方が通行者が多いようで、トレースがしっかりしていました。山頂からは360°の大パノラマ。特に正面の八ヶ岳が大きく迫力満点。 スノーシュー入門の山として有名ですが、アイゼンで登っている人も多く、登頂に関しては特に問題なさそうです。ただ、スノーシューの場合、下山時にスキー場跡地の雪斜面をフワフワ下る楽しみがあります。結構おすすめ。 |
写真
感想
今年は年初から晴れの日が多くて、週末が待ち遠しい。先々週の登山は一泊二日とたっぷり楽しんだので、今回は軽めに入笠山。去年購入して未使用のスノーシューがようやくの出番となりました。
入笠山へは富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用。ゴンドラの始発は8:30なので、それにあわせてのんびり家を出発。スキー場には諏訪ICを降りてわずか10分ほどで到着。とにかく近い!チケット売り場でリフト券を買いながら周囲を見ると、ザックを担いだ人もちらほら。スキー場自体もスノートレッキングで売り出しているようで、登山者への対応も丁寧で好感が持てます。動き始めたばかりで、まだ空いているゴンドラに乗ってゴンドラ山頂に到着したのが9:40。かなりゆっくりしたスタートになりました。
歩き始めは樹林の中。道はすっかり雪に覆われていますが、踏み固められていてあまりスノーシューの威力は感じられない。なくても大丈夫とはいえ、今日はスノーシューのために来たようなものなので、このまま行くことに。一度林道を横切って少し下ったところが入笠湿原。6月には一面のスズランで埋め尽くされるみたいですが、今は静かな雪原。もともと入笠山には花の季節に訪れるつもりだったのですが、花の季節は雨が多くて結局冬に来てしまいました。冬の入笠湿原は雪が音を消してくれるのか、とても静かな落ち着いたところ。この雰囲気が、美しくも厳しい高山とは違った冬の低山の魅力かもしれません。
ここからはしばらく林道歩き。スキー場跡の広大な雪斜面の脇を登ってマナスル山荘前へ。ようやく登山口の看板があって、道は登山道へと変わります。ここからは一気に斜度を増し、かなりの急登となります。スノーシューのクランポンを蹴りこむようにして登っていきます。アイゼンほどではないですが、雪面に歯が効いて快適。ようやくスノーシューでの歩行にも慣れてきた感じです。ところどころ強風でトレースが薄いところもありますが、忠実に尾根をたどれば大丈夫なはず。少し樹木が途切れ開けたところで道が分岐。岩場コースも急な登りが続きますが、距離が短い山なので少しの辛抱。息を切らせて到着した山頂にはすごい景色がまっていました。本当に360°遮るもののないすばらしい展望。正面には迫力ある八ヶ岳。これは必見です。こんなに景色がいい山とは知らなかったので驚きました。今日はコンロ一式をもってこなかったけど、ここで温かい物でも食べながらのんびり景色を楽しみたかった、ちと残念。
風も弱く穏やかな山頂でしばらくくつろいで下山。ところが出発して早々、斜面で滑って尻餅。考えてみればスノーシューなんて小さなスキーを履いているようなものだから、体重を後ろに乗せれば滑るにきまってる。なんとか慣れたものの下りの方が難しい。帰りはスキー場跡の雪斜面をスノーシューで駆け下る。これは結構面白い。
せっかくスキー場に来たので車からスキー板を取り出し、数本滑って帰宅。なかなか盛りだくさんの一日でした。
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http://aralagi.travel-way.net/
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