やっと行けた、絶景の剣山〜次郎笈(見ノ越よりピストン)
- GPS
- 26:47
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:10
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 8:10
・剣山〜見ノ越の下りは、小走り気味
天候 | ・22日:軽い吹雪のち強風が時々 ・23日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・往復共に、冬タイヤ+チェーン でした ・(林道登り口に下の看板あり)「冬期夜間通行止」2014.12.27〜2015.3.31(18時〜翌8時)徳島県西部総合県民局(美馬庁舎) 0883-53-2230 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・見ノ越の劔神社〜西島駅(尾根ルート):メジャーでないルートと思います。雪がけっこう多い時はこの尾根の方が分かりやすく、西島駅も見えれば迷いにくいように思われます。劔神社で尾根に取り付いてからは、ときどきあるリードや、黒い管(水?)や、境界の赤い杭を頼りに登りました。 ・剣山〜次郎笈:東側の雪庇に注意 ・次郎笈手前の急登:東側の谷へ落ちないよう注意 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン(10本爪)
ワカン(使いませんでした)
ピッケル
ストック
ネックウォーマー(上げ下げが容易で便利。新聞の景品)
|
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感想
高気圧が近づき晴れを予想して、初の剣山へ。
先々週の大雪と同じパターンの天気図だったが、等圧線の間隔は前より広めのため、今度こそと。
朝、車飛ばして四国に入るとちらほら雪。確か土成ICから西が雪で通行止め。さらにシンシンと降り出し、貞光の道の駅で様子見。その後、見ノ越まで行けたが、吹雪いたり緩んだりのため駐車場で待機。登山届を出していた徳島県警から電話があり、できれば登山されない方がとの進言まであり。
明日はいいはずだし、できれば剣山頂で御来光も見たい。吹雪がましになったので行ってみました。但し迷惑はかけないようにと。
上の神社から尾根に取り付いた所で、不本意に尾根ルートを行ってしまいましたが。 新雪で若干のラッセルもありましたが、歩くうちに雪の表面ではなく、足を置いた新雪の下の硬い雪を足裏で感じて、何となく足のバランスを取って登るようにすると、より登りやすくなった気がします。あと雪の表面もよく見て、真っ白でなくザラっと氷っぽい所は硬くて踏み抜く可能性が低い感じでした。
剣山ヒュッテで冬にテント泊は、そもそも無謀でした。稜線でもあり、夜中はけっこうな突風が何度も。トイレ内にテントを張るのは本当は良くないでしょうが、今回はそうしないとヤバイ感じでした。最初は臭ったが、鼻が慣れてくる人間の適応力の素晴らしさ。氷点下なのでまだましだったのもあり。また、我が家にトイレ大小が付いてきた感じで非常に便利。でもテントから出る際はやはり臭う。テント内は一応、別空間になってたようです。
朝飯で梅のおにぎりが、やはりパラパラになっていたので、残ったカップヌードルのスープでほぐして、おじやに。味見すると酸味もあって中々いける。クツクツ煮込みながらおにぎりのビニールに入り込んだ海苔を取り出しては掛けていた時、手がひっかかってしまい、おじやがほぼ床に。かなりショックでした。サーマレストのマットレスの唯一の欠点?は、凹凸におじやが落ちたときに掃除が大変なこと。ティッシュで拭き取り、段々慣れてきてたこ焼きを返す感じに。そういえば、これで出発が遅くなったんでした。
剣山での御来光はもひとつでしたが、次郎笈の急登でガスが一気に切れた瞬間は一生忘れられない感動でした。次郎笈も剣山も美しくかっこいい。ほんとうに来て良かった〜と心底思った山行でした。
【お話しした方々】
・次郎笈〜剣山:次郎笈ピストンの高知からの男女3人組
・次郎笈〜剣山:次郎笈ピストンの男性
・剣山ヒュッテ:避難小屋を案内頂いた徳島の男性
(写真また多く、絞り切れぬままアップしました)
こんにちは、はじめまして。
素晴らしい景色の数々、たまりませんね!
僕も行きたくなりました☆
トイレにテント張る気合い(?)にも感服しました。
sunnybluesさん、コメントありがとうございます。
いやー、晴れた冬山はたまりませんね。その分リスクも高いですが。
今回初めての剣山でしたが、ずっと人に会わなかったせいもあり、日本じゃない別世界の感じさえ受けました。次郎笈も剣山も、また周囲に延々と続く山々も、素晴らしい絶景でした。
トイレは、最初開けた時はいつもの臭いで、とてもテント張るとは思いませんでした。でも中は無風で安心でき、もしかするとベストな場所なんじゃないかと。風を取るか臭いを取るか、究極の選択でした。1人用なら2張はできそう。(笑)
でもやはりそのための場所じゃないし、あんまり良くないと思いますが。
お子さん背負って登られるんですね。レコまたゆっくり拝見します。
私も、子供が小さい頃に背負って、近江富士に行ったことがありますが、途中で木の枝が子供の目の上に当たり、危ない所でした。
実にいい絵(写真)でした
雪の季節は剣山まで
また塔丸までしか行ったことのない者にとって
pewa-lakeさんが単独で
しかも次郎岌まで行かれたことに感動
緻密な計画と実行力 そして勇気に感服
ありがとうございました
tomizumiさん、コメントありがとうございます。
写真、どこをどう撮っても絵になる素晴らしい景色でした。
剣山も次郎岌も素晴らしい名山ですね。
緻密な計画とは、お恥ずかしい限りです。実は当初は、初日は見ノ越〜剣山〜次郎岌〜白髪避難小屋、2日目は可能なら三嶺に行って見ノ越へ戻るという無謀な計画でした。無理そうなら丸石避難小屋泊のピストンでと。
初日に雪で出遅れたので、早々に次郎岌ピストンに計画変更しましたが、結果的にそれで良かったと思います。
実行力というか、怖いもん知らずというか、「せっかく来たのだから」とか「たぶんルートはこっちだろう」などの思い込み、なかなか直せてなく反省点多いです 冬の単独行はリスク高いですし、他人に迷惑をかけないよう、より慎重に行動するように心がけたいと思います。
こんばんは。
11月の終わり頃剣山登った事もあり「こんな時期でも登る人いるんだな〜」と見させて頂きました。
雪の無い時期でも貞光から登山口までの道のりは大変なのに良くぞ行かれたと感心しました。それも再チャレンジとは凄いです‼️
二郎笈から剣山にかけての稜線は夏でも綺麗ですが雪を被ると絶景ですね。
青空に綺麗に掛かった曇やブロッケン現象まで見られるとは羨ましい限りです。
トイレでのテント泊は究極の選択だったのかもしれませんが、有り余るご褒美があって良かったですね。
kabukiyaさん、コメントありがとうございます。
登山口までの林道、タイヤのスリップランプも点かず前回よりは確実に登りやすかったです。それでも長いし、対向車が来ないかとの緊張もあり大変でした。特に帰りは気が緩んだのか、すごく長く感じました。
次郎岌〜剣山の稜線、写真でも格好良かったですが、実際に自分の眼で見ると格別でした。そんな絶景の稜線を好天で歩け、豪華な料理に囲まれているようで贅沢三昧でした。たぶん雪のない時とは全く別の山が味わえるのでは?と思います。もしよかったら、行ってみなはれ(笑)
トイレ泊、実はテントに入ってる時は臭い全く問題ありませんでした。まぁそもそも私は鼻が良くないというのもあるんですが。。。よかったら、やってみなはれ。 とはなりませんわな
早くもリベンジされるとは、その行動力に感服です
しかしトイレ泊とはまたワイルドな
だけどトイレが開いてなかったらヤバかったですね。
おじやぶちまけ事件とか、県警からの電話などいろいろあったようですが、
2日目の絶景ですべては楽しい思い出になったようですね。
pewa-lakeさんのレコで四国の山も素晴らしいことがよくわかりました。
機会があれば剣山や石鎚山にも遠征してみたいと思います。
あっ 雪のない時期ですけど
mugiさん、こんにちは。
リベンジが目的ではなかったんですが天気予報を見て。この時期は北ほど晴れずらく、鈴鹿か奈良か四国等の南側が好天のようで。高気圧が2日目に西から来るので四国にした次第です。結果的に快晴で絶景を拝むことが出来ました
県警からの電話は、少し前に白髪山避難小屋で3人が孤立しヘリで救助されたところなのに、その避難小屋に私が泊まる計画を登山届で出しており、さらにその日は寒波で雪でもあり、電話頂いたようです。最初はパート中の嫁さんに電話があったようで、嫁さんは警察からの電話でびっくりしたとのこと。
トイレは無風で安心してグッスリ寝ることが出来ました。気分的に、さっきテントは水洗いし、寝袋も再度干してますが。
高知の女性とも話していたのですが、四国は山深く良い山が沢山ありそうです。こちらからは、ちょっと遠いですが、私もまた行ってみたいと思っています。ただ私は、淡路島の南北の橋が怖く、突風で車が海に落ちないかと、いつもヒヤヒヤしています
ではまた来年もよろしくお願いします。良いお年を。<(_ _)>
素晴らしい山行でしたね!雪山でテントできる技術が羨ましいです。
jichouさん、コメントありがとうございます。
結果オーライで、まるで美しい絵の中に入り込んだようでした。青空と真っ白な冬山は、やはり素晴らしいです。
私は特に、雪山テント用の技術は持ってません。テントも冬用じゃないですし。学生の時に-20℃の八ヶ岳で三角テントで寝たことがあり、その時よりはテントや寝袋なども良いので、まぁ大丈夫かという、それだけの危険な自信です。(笑)
今晩は、
リベンジされていたのですね。
それにしても、トイレ泊という発想はありませんでした。
でも場合によっては緊急避難なんかには十分使えそうですので、
このアイデアいただきたいと思います。
では、よいお年をお迎えください。
imojirouさん、コメントありがとうございます。
初めてで積雪期の三嶺ー剣山縦走は。。。とコメント頂いていたのに。。。
テント張るのに剣山は稜線で風強そうだし、丸石避難小屋まで行こうか、もしできれば白髪避難小屋まで行けるかなぁ。それならコンディション良ければ翌朝、三嶺に行ければいいなぁと、知らぬが故の欲が出ていました。三嶺は手前の岩場が無理そうならすぐ諦めてと。踏み跡もない新雪では、白髪まででもとんでもなく、結果的に次郎岌ピストンをゆっくり堪能でき、安全に下山できたのが何よりでした。
あとルート計画時に、初めての者としては、この辺りは雪崩注意などの情報があればなぁと思いました。警察のHPなどに載っているのかもしれませんが。
トイレ泊、鼻が良い方には耐えられないかもしれません。私はしばらく鼻を慣らせば大丈夫でしたが。
imojirouさんのレコで剣山〜次郎岌に興味を持ち、今回の山行となりましたが、また来年のいつか四国にお邪魔したいと思っています。
もうすっかり年の瀬ですが、imojirouさんも良いお年をお迎えください。
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