那岐山 〜いつもと違うルートでいつもの山へ〜

2023年06月24日(土) [日帰り]

• GPS: 07:32
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,148m
• 下り: 1,147m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 2:14
• 合計: 7:33

9:43 那岐山麓山の駅
10:15 10:25 大別当山
10:31 10:32 吊り橋
10:56 11:02 八巻山
11:55 12:15 慈母峰
12:29 12:29 Ａコース６合目鞍部
13:14 13:31 Aコース・東仙分岐
13:33 13:34 A・Bコース分岐
13:47 14:46 那岐山
14:48 14:49 那岐山避難小屋
14:55 14:57 那岐山三角点峰
15:27 15:33 大神岩
16:05 16:07 Cコース・林道交差箇所
16:20 16:21 名木ノ城跡（なぎのじょうせき）
16:26 16:33 Bコース・名木ノ城跡分岐
16:43 16:44 B・Cコース分岐
16:48 16:48 B・Cコース登山口
16:55 16:55 那岐山登山口第二駐車場
17:16 那岐山麓山の駅

天候

曇りときどき晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

那岐山麓山の駅の下手の駐車場に車を置きました。登山口近くの駐車場は車が多かったようですが、朝の山の駅駐車場はほぼ空でした。

コース状況／危険箇所等

道はほぼ明瞭で迷いそうなところはありませんでした。ただ、八巻山からAコースに繋がる廃林道は整備されておらず、草も多い状態でした。また、下りに使ったCコースは途中に標識がほとんど無く、下草の少ない斜面なので、ぼーっと歩いているとコースを外れてしまうかもしれません。

その他周辺情報

那岐山麓山の駅でトイレを使うことができます。休憩やお土産もここでどうぞ。

写真

6/24 9:36

那岐山麓山の駅から出発です。

6/24 9:42

トイレを借りました。

6/24 9:46

2→3→4→5の順に進んでAコースに入る予定です。

6/24 9:47

天空橋を渡ります。

6/24 9:49

獣除けの柵を開けて入ります。

6/24 9:50

綺麗に整備された道です。

6/24 9:54

ヒノキ林の中

6/24 10:04

最初は大別当山を目指します。

6/24 10:07

特に問題なく普通に歩ける道でした。

6/24 10:13

ササユリ

6/24 10:17

城跡の説明、これが無いとただの山です。

6/24 10:18

大別当山頂休憩所、眺めも良い。

6/24 10:27

いったん下ります。

6/24 10:31

吊り橋を渡ります。この下の道は来る途中に通った道です。

6/24 10:34

あの稜線へこれから行くのです。

6/24 10:42

傾斜のきつい所は階段が設置されています。

6/24 10:52

林道を横切ります。今まさに伐採に使われている道ですね。

6/24 10:52

次は八巻山。

6/24 10:56

山形仙が見えます。先日登ったところだ。

6/24 11:01

八巻山、ここも中世山城跡です。

6/24 11:05

一旦鞍部へ下ります。

6/24 11:06

分岐点、登山道Aコースを目指します。

6/24 11:08

ここは草が多い、あまり人の歩かないルートのようです。

6/24 11:11

イグサだ、岡山県らしい。

6/24 11:13

Aコースに合流しました。

6/24 11:13

林の中の上りの階段が続きます。

6/24 11:22

ここも分岐点

6/24 11:30

ヤマツツジ

6/24 11:40

あまり変わり映えのしない道なので、標識の距離が変わっていくのが救い。

6/24 11:54

ウツギの花かな？白い花があちこちで散っていました。

6/24 11:55

慈母峰
四等三角点「大石ヶ平」
北緯 35°09′53″.8602
東経 134°11′42″.7044
標高(m) 1009.41

6/24 12:19

五合目　かな？

6/24 12:21

せっかく上ったのに、100mほど下ります。

6/24 12:27

鞍部で林道を横切り…

6/24 12:45

再び長い上りが続きます。

6/24 12:58

それほど急傾斜ではありませんが、ここが頑張りどころ。

6/24 13:09

笹が多いです。

6/24 13:14

稜線にたどり着きました。

6/24 13:17

ここで昼食にします。行きがけにスーパーで買ったおむすびとレトルトハンバーグ。

6/24 13:32

山頂へ向けて出発。

6/24 13:33

Bコース分岐。いつも下っているので、今度は上ってみたいです。

6/24 13:35

ちょっとした上りがまだ残っています。

6/24 13:38

左側に奈義の街並みが望めます。

6/24 13:47

山頂へ到着。着いたときには一人いましたが、じきに私だけになりました。

6/24 13:50

平成13年に標高が15m上がったのだそうです。

6/24 13:53

ドローンを飛ばしてみます。

《ドローン撮影》
北側上空から

《ドローン撮影》
西側から稜線を眺める。薄い雲が少しかかっています。

6/24 14:45

次は避難小屋を経て三角点峰へ向かいます。

6/24 14:50

途中の岩場、神仏スポットの札がありました。

6/24 14:55

三等三角点「名義山」
北緯 35°10′09″.7588
東経 134°10′40″.3987
標高(m) 1240.30

6/24 14:58

以前は小屋とトイレがあったのですが崩れてそのままになっています。

6/24 14:58

下ります。

6/24 15:03

しばらくは下界を眺めながら下ります。足下が少しガレています。

6/24 15:16

森に入ります。

6/24 15:19

タツナミソウ

6/24 15:20

ブナの森

6/24 15:28

大神岩からの眺め

6/24 15:46

広葉樹の灌木

6/24 15:55

だいぶ下りてきました。

6/24 15:56

水量は少ないですが、喉を潤してくれました。

6/24 16:03

ヒノキの植林に入りました。

6/24 16:06

林道との交差点にさしかかりました。

6/24 16:06

以前から気になっていた、名木ノ城（なぎのしろ）に立ち寄ってみることにしました。

6/24 16:08

樹脂製の階段が整備されています。

6/24 16:10

渡渉します。

6/24 16:15

アップダウンがあります。

6/24 16:18

知らないうちにカメラのモードダイヤルが回っていて、彩度・コントラストがきつくなっています。

6/24 16:20

山城の説明版

6/24 16:25

つづら折の階段がついています。このあと再び渡渉します。

6/24 16:34

Bコースに合流しました。

6/24 16:39

沢を右に眺めながら下ります。

6/24 16:43

Bコース、Cコースの分岐点までやってきました。

6/24 16:46

広い緩やかな道を下ります。

6/24 16:48

正面は大別当山かな。

6/24 16:50

蛇渕の滝はまた今度にとっておきます。

6/24 16:57

撮影モードを標準に戻しました。第一駐車場は空です。

6/24 17:00

舗装道路を下ります。すぐ隣は自衛隊の日本原演習場でこの道を戦車が通ることもあるようです。

6/24 17:12

山の駅に戻ってきました。

6/24 17:15

駐車場です。

6/24 17:42

帰る途中に那岐山を撮影、右側から尾根を伝って山頂へ歩きました。雲がかかってきました。

撮影機器：

FUJIFILM X-T30 II ボディ 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ サポーティングタイツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子(キャップ) 登山靴 サブザック（19L） 昼食(おむすび+ハンバーグ) 行動食(飴) 予備食(シリアルバー他) 飲料(お茶600ｍL) 水(500mL) 地図（行程図・地形図） スマートホン(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) ドローン(MavicMini) サブバッテリー カメラ 腕時計 ラジオ ヘッドライト 手拭い ティシューペーパー

備考

ラジオやヘッドライトは使わずに済みました。

感想

Katsuhara

　先週末は仕事で山に行けなかった。梅雨時で天気が良くない日も多いし、夏になる前に体調を整えて体力もつけておきたい。累計標高が1000mぐらいのコースは無いかと探してみたところ、岡山県側から那岐山へ登るコースのバリエーションルートでちょうどそれぐらいになりそうだということがわかった。那岐山は昨年の中国大会等で何度か登ったが、最も一般的な、Cコース→三角点→山頂→Bコースばかり歩いていた。今回、那岐山麓山の駅から東側の山に上がり，ピークを辿って尾根を伝うAコースに合流し、那岐山頂稜線へ上がるルートを計画してみた。
　朝9時半ぐらいに山の駅に到着したが，車はほとんど無かった。やはりほとんどの登山者はもう少し上がったところのBコース，Cコースの登山口駐車場に車を停めて歩くのだろう。

　前半に歩いた「大別当山」「八巻山」と後半立ち寄った「名木ノ城」はいずれも中世山城跡で、そこに立てられた説明版に堀切や曲輪のことが記されているのでそれとわかるのだが、その説明がなければ石垣もなく、城郭も不明瞭で城跡だということには気づかないだろう。いずれの山もそれほど変わり映えしない地味な城跡だった。
　今回歩いたコースは手をついたりロープに頼ったりしなければならないような急登は無く、トレッキングポールを持って行くと軽快に歩けそうだ。時間帯が少し遅かったこともあるかもしれないが、あまり多くの人と出会うことは無く、静かな山を楽しむことができた。山頂でドローンをしばらく飛ばしてみたが、その時（14時頃）も山頂は私一人で、気兼ねなくドローンを飛ばせた。山頂稜線は展望が良いので電波状況も良かったが、さすがに雲の中にドローンが入ると電波障害が現れた。山頂すれすれ少し上に薄い雲があったので、山頂は薄曇りで日差しが暑くなく、眺望も邪魔されず、ちょうど良い空模様だった。


　那岐山三角点峰から西方向、滝山へ向かって眺めの良い稜線が続いている。時間と体力に余裕があればこの稜線を歩くと爽快なのだが、この日はもうどちらも残り少なかったのでCコースを下ることにした。Cコースはいつも上りに使っていたので見える風景が少し違う。足下をよく見れば登山道は明瞭なのだが、下草がほとんど無いので登山道以外でも特に支障なく歩けてしまう。掘れてなくて歩き易い所を進んでいて、いつの間にか道から外れた方向に進んでいることもあった。標識もほとんど無く「こんな道だっけ」と思いながら下りて行った。

　歩行距離10km程度で累計標高1,000m登れる山というのがありそうでなかなか無い。大山がそれぐらいなのだが、いかんせん人が多い。山では静かに一人の時間を過ごしたい。その点、この日の那岐山はちょうどよい感じだった。今度はAコースの起点、菩提寺から歩き始めても良いかもしれない。良く知った山でも少し視点を変えれば色々楽しめる。そんな楽しみ方ができるのも地元の山ならではだ。登ったことだけで満足せず、より深い山の楽しみをしていきたい。