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Yamareco

記録ID: 5648
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬主稜

2012年04月28日(土) 〜 2012年04月29日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
10.0km
登り
1,687m
下り
1,690m

コースタイム

29日 白馬尻4:30-山頂10:00-白馬尻12:00-撤収13:00-猿倉荘13:40
天候 28,29とも快晴
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場 28日昼時点で猿倉荘直下の駐車場は満車。さらに下の駐車場はガラガラ。
お風呂 白馬八方温泉おびなたの湯500円 露天のみ。開放感抜群
コース状況/
危険箇所等
今回はトレース明瞭。
気温が高く、特に午後からは雪がグズグズ。
大雪渓はデブリが数カ所あり。
ファイル
非公開 5648.xls
計画書
(更新時刻:2012/04/23 12:59)
猿倉荘 登山口が分からずしばしウロウロ
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
猿倉荘 登山口が分からずしばしウロウロ
白馬岳を眺める
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
白馬岳を眺める
出発準備中。先行者の灯りが続く。
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
出発準備中。先行者の灯りが続く。
出発時点でヘッデンがほとんどいらない明るさ。ちょっと出遅れ。
2012年05月02日 00:39撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:39
出発時点でヘッデンがほとんどいらない明るさ。ちょっと出遅れ。
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
トレースは明瞭
上部の岩場が…
2012年05月02日 00:40撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:40
トレースは明瞭
上部の岩場が…
ちょっといやらしい。けど岩場っぽいのはこの箇所だけ
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
ちょっといやらしい。けど岩場っぽいのはこの箇所だけ
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
振り返ると、 綺麗なリッジ
2012年05月02日 00:40撮影 by  RICOH R8 , RICOH
2
5/2 0:40
振り返ると、 綺麗なリッジ
2012年05月02日 00:41撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:41
2012年05月02日 00:41撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:41
大勢登ってます。
2012年05月02日 00:44撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:44
大勢登ってます。
丘のようなのが3峰。左上に2峰そして頂上
2012年05月02日 00:44撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:44
丘のようなのが3峰。左上に2峰そして頂上
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
2峰に着くと、頂上直下の雪壁は30人超待ち…

左のラインは大渋滞なので、我々は右のラインを2ピッチで通過。
1p toritori、2p kuri リード
2012年05月02日 00:45撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1
5/2 0:45
2峰に着くと、頂上直下の雪壁は30人超待ち…

左のラインは大渋滞なので、我々は右のラインを2ピッチで通過。
1p toritori、2p kuri リード
冬毛の雷鳥。初めてみました。
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
冬毛の雷鳥。初めてみました。
2012年05月02日 00:46撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:46
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
2012年05月02日 00:47撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:47
kuriちゃん頂上までもう少し。

ビレイしている間、フリーで登る2人の落とす雪の塊が私を何度も直撃…

2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
kuriちゃん頂上までもう少し。

ビレイしている間、フリーで登る2人の落とす雪の塊が私を何度も直撃…

記念撮影
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
1
5/2 0:34
記念撮影
下山は大雪渓から、雪がグズグズで歩きづらい。
2012年05月02日 00:34撮影 by  RICOH R8 , RICOH
5/2 0:34
下山は大雪渓から、雪がグズグズで歩きづらい。
撮影機器:

感想

2日間天候に恵まれ、快適に雪稜を歩けた。

天気は晴れ予報だが、体調は不調。疲れがたまっていたせいか1週間前から風邪を引いてしまい、出発前々日は熱も高かったので一日仕事も休んで療養し回復に努めた。

28日

豊科ICを下りてスーパーで買い出しの後、猿倉荘に昼過ぎに到着。
上の駐車場はすでに満杯で、かなりの人数が入山しているようだ。
天気が良すぎて暑い。シャツ一枚になって歩き出す。雪も腐ってきていて歩きにくい。
山荘の裏から斜面を登ると作業道に出て、しばらくは作業道を歩く、その後いったん沢に降り我々はその後沢どおしで進んだが、右岸をいったん上がって作業道を進んだ方が楽なようだった。

1時間半ほどで白馬尻に到着。
右岸の一段高くなっている場所にスノーブロックで風よけの壁を構築しテント設営。
スコップの柄が短いと腰をかがめることになるので作業が大変だ。
ビールで乾杯!といきたいところだが、風邪なので今回はノンアルコールで我慢する。

気温が高く、冬用シュラフでは暑いくらいで、もっと薄いシュラフで良かった。
山の中でテン泊は久しぶりだったが、山の中で一夜を過ごすって気分がよいものだ。
夜は満点の星空だった。朝起きて体調悪かったらkuriちゃんになんて言おうなどと考えながら眠りについた。

29日
3時起床。パンなどで簡単に朝食を済ませて外に出ると、稜線上に泊まったパーティのヘッドランプの明かりや、白馬尻から出発したパーティの明かりが続いている。我々も用意を調えて予定どおり4時半に出発したが、ヘッドランプなしでも何とか歩けるほどの明るさになっていた。もう1時間出発を早くしても良かったねとkuriちゃんと話す。
今日は気温が高いのでテルモスはテントに置いていき、代わりにスポーツドリンクを多めに2リットル、ハイドレーションで持つことにする(かなり汗をかいたので正解だった)。

風邪で体調が持つか心配だったが、風邪薬5種、アミノ酸、カフェイン入りパワージェルを大量摂取したおかげか、あまり風邪の影響は感じずに済んだ。

主稜は頂上まで標高差1400mを一気にツメ上げる。
トレースに導かれてひたすら登る。
足元ばかり見てると分からないが、時折振り替えると、足下にリッジがうねうねと続いていて、雪庇がせり出している。結構すごい所を歩いていることに気づかされる。

今回はトレースがしっかりしていたことに大分助けられ、気づいたら2峰(頂上直下の雪壁の取り付き)に着いてしまったという感じ。雪の状態が悪ければロープを出すだろうなという箇所もあったが、今回に関しては2峰まで特にロープを出すような状況はなかった。

今回は頂上の雪庇の右側に切れ目があり、皆そこから抜けている。
壁左側の岩が露出している箇所に残置支点があるらしく、そこでピッチを切っているようだ。
30人ほどが順番待ちしており2時間以上の待ち時間を覚悟したが、ガイドパーティ?が雪壁右側のルートから突破していったため我々もそれに続いた。おかげで大分時間を短縮できた。
50mロープで足りなそうだったので2ピッチに分ける。1ピッチ目は私がリード。
スノーバーとピッケルでビレイ支点を構築。スタンディングアックスビレイをしようとアックスを雪にさしたが、地面にぶつかってしまったので肩がらみで確保してkuriちゃんを引き上げる。手でテンションをかけた限りでは支点は効いているようだが、滑落したらホントに止められるか不安になる。リードのビレイもそのまま肩がらみで。
kuriちゃんが雪壁の向こうに消えるまでビレイ中はかなり緊張した。
引き上げてもらって雪壁を登り切るとひょっこり頂上に飛び出し、kuriちゃんと登頂を喜び合った。

下山は大雪渓を一気に駆け下りる、と行きたかったが、雪がぐずぐずになって効いていて歩きにくい。横の沢からのデブリもあり、やや不安な気持ちで黙々と白馬尻までの道を急いだ。



今回は天候も良くトレース明瞭、日帰り装備で荷も軽かったので、特に不安もなく快適に登ることができた。
これが天気が悪くて全荷だったらちゃんと登れていたかな、と思うところもあるので今後の課題としたいが、
ともかく楽しい充実した2日間でした。kuriちゃんどうもありがとう。

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コメント

2人の時は...
どんな会話してんの?
2012/5/8 20:49
もちろん
ムッツリな話ですよ!
2012/5/8 22:52
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