記録ID: 5693672
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ハイキング
関東
旧甲州街道�機‘�本橋〜調布駅
2023年07月09日(日) [日帰り]
東京都
へるにゃん
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:10
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 59m
- 下り
- 14m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:10
距離 26.5km
登り 59m
下り 14m
【関連山行】
旧甲州街道�供…管霸悄噌眸�駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5700915.html
旧甲州街道�掘々眸�駅〜上野原駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5708599.html
旧甲州街道�検‐緻邯怯悄塑�子駅
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6030113.html
矢ノ音南尾根〜イタドリ沢ノ頭〜ヤラシ〜竹ノ沢右岸尾根（捕：旧甲州街道史跡）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5852011.html
※写真20〜31、83〜90
旧甲州街道�供…管霸悄噌眸�駅
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旧甲州街道�検‐緻邯怯悄塑�子駅
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矢ノ音南尾根〜イタドリ沢ノ頭〜ヤラシ〜竹ノ沢右岸尾根（捕：旧甲州街道史跡）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5852011.html
※写真20〜31、83〜90
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
帰り：調布駅乗車 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
全て舗装路 |
| その他周辺情報 | 新宿駅以西のコンビニはトイレが借りられない店舗がほとんどだった |
写真
＜元票の広場＞
五街道の起点、日本橋よりスタート。北詰にある東京市道路元標も日本橋と共に重文。
五街道の起点、日本橋よりスタート。北詰にある東京市道路元標も日本橋と共に重文。
首都高を振り返る。地中化されればこの巨大な銘板はどうなるのだろう。
日本橋二丁目の交差点から高島屋向いのさくら通りに入る。この辺りのルートは曖昧。
旧甲州街道は駅構内を横断するらしい。自由通路は狭いので改札内を通り抜けることにした。
内堀通りを凱旋濠、桜田濠と進むにつれ水面に藻が目立つようになる。水質改善の途上というが素人目には十分美しい景観が保たれていてモネの池のよう。
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7/9 12:11
内堀通りを凱旋濠、桜田濠と進むにつれ水面に藻が目立つようになる。水質改善の途上というが素人目には十分美しい景観が保たれていてモネの池のよう。
櫻の井
入ってすぐの場所に大きな井戸が移設保存されている。江戸城に行く人々に水を提供したらしい。
入ってすぐの場所に大きな井戸が移設保存されている。江戸城に行く人々に水を提供したらしい。
一等水準点「丁」
井戸の近くで見られる水準点は庭園内に5つあるうち唯一地上にあるもの。
井戸の近くで見られる水準点は庭園内に5つあるうち唯一地上にあるもの。
日本水準原点（標庫）
電子基準点のほぼ向いに設置されている。中に納められている水晶製の水準原点は重文。
電子基準点のほぼ向いに設置されている。中に納められている水晶製の水準原点は重文。
真下から。当時の建築基準法ぎりぎりで建てられているのでかなり高い。
皇居を約半周して半蔵門へ。この辺りが一番水面との高度差があり、ちょっとしたアースダムの雰囲気がある。
＜半蔵門＞
この向かいより、国道20号線は新宿通りと名前を変える。
この向かいより、国道20号線は新宿通りと名前を変える。
半蔵門交差点の向かいにはTOKYO FMとワコールのビルが並ぶ。
＜豊受稲荷神社＞住友ビルの正面に鎮座。傍らには「尚泉水」と彫られた石碑と天水桶が保存されていて、かつてここが井戸であった事を伝えている。
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7/9 12:39
＜豊受稲荷神社＞
住友ビルの正面に鎮座。傍らには「尚泉水」と彫られた石碑と天水桶が保存されていて、かつてここが井戸であった事を伝えている。
住友ビルの正面に鎮座。傍らには「尚泉水」と彫られた石碑と天水桶が保存されていて、かつてここが井戸であった事を伝えている。
＜四ツ谷駅麹町口＞
20号線の通る四谷見附橋は渡らず北の橋でJRを跨ぐ。橋では江戸城外堀跡の解説板が読める。
20号線の通る四谷見附橋は渡らず北の橋でJRを跨ぐ。橋では江戸城外堀跡の解説板が読める。
20号沿いに進んでいくとドコモタワーが見えてくる。内藤新宿と呼ばれる宿場だったらしいが雑居ビルばかりで当時の面影は全くない。四谷四丁目の交差点で道は御苑の地下へ潜っていくので右手の四谷図書館が入ったビルから右斜めの通りに入る。
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7/9 12:59
20号沿いに進んでいくとドコモタワーが見えてくる。内藤新宿と呼ばれる宿場だったらしいが雑居ビルばかりで当時の面影は全くない。
四谷四丁目の交差点で道は御苑の地下へ潜っていくので右手の四谷図書館が入ったビルから右斜めの通りに入る。
四谷四丁目の交差点で道は御苑の地下へ潜っていくので右手の四谷図書館が入ったビルから右斜めの通りに入る。
＜四谷大木戸碑＞交差点の一角には様々な石像や碑が集められている。この斜向かいには四谷大木戸跡碑があり番所があった事を示している。「左下諏訪宿」というのが旧甲州街道らしいが一体後何里あることやら。
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7/9 12:59
＜四谷大木戸碑＞
交差点の一角には様々な石像や碑が集められている。この斜向かいには四谷大木戸跡碑があり番所があった事を示している。「左下諏訪宿」というのが旧甲州街道らしいが一体後何里あることやら。
交差点の一角には様々な石像や碑が集められている。この斜向かいには四谷大木戸跡碑があり番所があった事を示している。「左下諏訪宿」というのが旧甲州街道らしいが一体後何里あることやら。
休日なので新宿三丁目は歩行者天国に。三丁目は追分になっていて甲州街道と青梅街道の分岐点だった。（旧甲州街道へは交差点を左折）
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7/9 13:10
休日なので新宿三丁目は歩行者天国に。三丁目は追分になっていて甲州街道と青梅街道の分岐点だった。（旧甲州街道へは交差点を左折）
ここからしばらくは国道沿いを延々と歩く事になる。八王子までまだ40km近くあるのか……
国道上を高速が走っているのと並木道のお陰で日差しを避けやすかった。
＜牛窪地蔵尊＞中野通りとの交差点の手前に特異な建物に納められたお地蔵様が通りを見守っている。解説板からは牛窪という地名の由来も知ることができるが中々壮絶なものだった。
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7/9 13:44
＜牛窪地蔵尊＞
中野通りとの交差点の手前に特異な建物に納められたお地蔵様が通りを見守っている。解説板からは牛窪という地名の由来も知ることができるが中々壮絶なものだった。
中野通りとの交差点の手前に特異な建物に納められたお地蔵様が通りを見守っている。解説板からは牛窪という地名の由来も知ることができるが中々壮絶なものだった。
庚申塔の横には道供養碑が建つ。これは甲州街道ではなく鎌倉道のものらしい。
＜笹塚駅＞
とんでもなく暑いけどすぐそばを京王線が走っているのでいつでもエスケープできる安心感がある。
とんでもなく暑いけどすぐそばを京王線が走っているのでいつでもエスケープできる安心感がある。
下高井戸の一里塚跡は上り側にあるので歩道橋で渡っておく。熱い地表からも離れて風通しもいいのでここが一番快適だったかもしれない。
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7/9 14:14
下高井戸の一里塚跡は上り側にあるので歩道橋で渡っておく。熱い地表からも離れて風通しもいいのでここが一番快適だったかもしれない。
鎌倉街道入口交差点手前に設置された甲州街道のキロポスト。ここまできてもやっと16km。
＜下高井戸一里塚跡＞ここに一里塚跡の解説板だけがある。日本橋を出て四里目にして初めての里程標（？）だけに、塚も残っていないのはやや寂しい。
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7/9 14:27
＜下高井戸一里塚跡＞
ここに一里塚跡の解説板だけがある。日本橋を出て四里目にして初めての里程標（？）だけに、塚も残っていないのはやや寂しい。
ここに一里塚跡の解説板だけがある。日本橋を出て四里目にして初めての里程標（？）だけに、塚も残っていないのはやや寂しい。
現在の上北沢に当たる辺りが下高井戸宿だったそうだが、宿場町の気配はここも残っていない。ただ、高速道路と離れたので幾分か街道の雰囲気はある。
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7/9 14:29
現在の上北沢に当たる辺りが下高井戸宿だったそうだが、宿場町の気配はここも残っていない。ただ、高速道路と離れたので幾分か街道の雰囲気はある。
芦花公園駅近くの商店。補強されているがかなり古びた外観で漸く甲州街道の名残を感じさせる。
日本橋を出て20kmほど進んだ所で初めて旧甲州街道の文字を目にする。
＜新一里塚＞
明治3年に建立された一里塚で内藤新宿より三里らしい。銘文に品川県と彫られている。
明治3年に建立された一里塚で内藤新宿より三里らしい。銘文に品川県と彫られている。
旧甲州街道のラインは短く、仙川三差路交差点でまた20号線と合流。
＜仙川新一里塚跡＞
仙川駅入口の交差点に一里塚跡の碑がある。日本橋より五里。
仙川駅入口の交差点に一里塚跡の碑がある。日本橋より五里。
仙川駅西で滝坂というちょっとした勾配に差し掛かるもあまりに人工的過ぎて旧道を外れたことに気が付く。実際の旧甲州街道箱のすぐ北を通っている。
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7/9 15:17
仙川駅西で滝坂というちょっとした勾配に差し掛かるもあまりに人工的過ぎて旧道を外れたことに気が付く。実際の旧甲州街道箱のすぐ北を通っている。
都心を離れると徐々に石仏が目立ち始める。旧甲州街道と国道20号の合流点付近に置かれていた。
布田五宿国領宿跡も当時の面影はないが交差点の名前が旧甲州街道入口となっている。ここを左手に入る。
分倍河原まで続く旧甲州街道。これくらいの道幅だと街道の雰囲気を感じられる。
装備
| MYアイテム |
へるにゃん
重量：0.63kg
|
|---|
感想
前々から歩きたかった旧甲州街道だがこんな季節に着手してしまった。
普通この手の街道歩きは夏場を避けるものだが、この日は曇りで風が強く、気温もそこまで上がらないとの予報だったのでもしかしたらそこそこ歩けるのではと甘い期待を持っていた。が、当然のごとく歩き始めたら暑いのなんのって。四ツ谷を過ぎる頃にはもうどの駅でエスケープしようかという事ばかり考えていた。クールビズとはいえ通気性の悪い仕事帰りの格好で歩いたので猶更だった。
さて、写真の通り今回の街道歩きは退屈な部分が多かった。
風光明媚と呼べるのは日本橋から皇居周辺までで、残りはほぼ主要道路を辿るため歴史街道といった雰囲気はほぼ皆無である。都心とあっては宿場跡も残っておらず、里程標もかつての江戸と呼ばれた部分を過ぎてから漸く見られる位だった。
その江戸のエリアを離れるにつれ道端に庚申塔や石仏が現れ始める。旧道の雰囲気が出て面白くなったがあまりの暑さで調布駅で行動を終了した。
なお、その他周辺情報にも書いたが新宿より西にあるコンビニのほとんどでお手洗いが借りられなかった。様々な事情があるのは理解できるが、街道上に旅人へ飲み水を提供した井戸跡を見た後だったので世知辛さを感じずにはいられなかった。
そういった感想を踏まえ街道の全体を俯瞰すると、今回の区間は笹子峠越えなどと比べても現代人にとっては一番辛い道程なのではと思う。
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