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Yamareco

記録ID: 5694738
全員に公開
沢登り
芦別・夕張

芦別・熊の沼沢

2023年07月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:58
距離
10.2km
登り
1,092m
下り
1,153m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:11
休憩
0:47
合計
10:58
6:24
6:38
398
13:16
13:48
143
16:11
16:12
2
16:14
ゴール地点
天候 晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新道、旧道にそれぞれ1台。
ユーフレ小屋
熊の沼沢
2023年07月09日 07:18撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
7/9 7:18
熊の沼沢
快適に直登していく
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快適に直登していく
2023年07月09日 08:36撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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7/9 8:36
30m滝手前の滝はちょっと難しかった
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30m滝手前の滝はちょっと難しかった
30m大滝手前からガレたルンゼを伝ってまとめて巻き
2023年07月09日 08:55撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
7/9 8:55
30m大滝手前からガレたルンゼを伝ってまとめて巻き
巻きの草付きも結構悪い
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巻きの草付きも結構悪い
まだまだ雪渓もある
2023年07月09日 10:00撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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7/9 10:00
まだまだ雪渓もある
蕗を背負う人
2023年07月09日 10:24撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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7/9 10:24
蕗を背負う人
雪渓を抜けた先に50m大滝
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雪渓を抜けた先に50m大滝
シャワークライムの1ピッチ目。水流沿いが快適。2段目は水流から離れた左の乾いた面が弱点。
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シャワークライムの1ピッチ目。水流沿いが快適。2段目は水流から離れた左の乾いた面が弱点。
2ピッチ目、mトライ
2023年07月09日 11:31撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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7/9 11:31
2ピッチ目、mトライ
つるつるスラブは嫌らしい。nこのあと4mほどGF
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つるつるスラブは嫌らしい。nこのあと4mほどGF
気を取り直して右コーナーから
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気を取り直して右コーナーから
抜け口非常に悪い
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抜け口非常に悪い
雪渓をくぐって新道へ合流
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雪渓をくぐって新道へ合流

装備

備考 新道にデポした車のカギを旧道の車に置き忘れた。チェーンスパイクは常にあって損はない。

感想

少しずつ沢の経験を積んでいる。今回の目的は熊の沼沢の50m大滝の登攀だ。
ユーフレ小屋を出てまもなく、ユーフレ川に流れ込んでくるのが熊の沼沢だ。小滝が連続して、どれも快適に登ることができる。Co1020で30m大滝に出合う。左岸のガレたルンゼから巻くが、足もとはどんどん崩れていくし、急斜面なので嫌らしい。本当はなるべく早く草付きを伝ってトラバースしていくところだろうが、ルンゼを結構上まで上がった。灌木を伝ってヤブ伝いに沢に戻ろうとするが、草付きも結構嫌らしいので1ピッチロープを出した。笹をこいで沢に戻った。この辺りから雪渓がいくつも出てくる。Co1240の二股を右にとり、一面雪渓に覆われた斜面を上がっていくと、核心の50m大滝が奥に見えた。下部はアプローチピッチで、テラスから大きく分けて3段に分かれている。
【1ピッチ目】
下部2段の滝をつなげて登る。1段目は水流沿いを進んだ。ヌメりが強いのでタワシでしっかりスタンス・ホールドを磨いて行く。スモールカムも有効だった。2段目も水流沿いを行くが一手が出ずクライムダウン。左の乾いた面を行くと易しく、ピンも取らずに上段へ上がることができた。核心を抜けたと思ったら、その先にも3段目があったので、側壁にハーケン2枚でビレイ。mは蕗を背負ってささっと登ってきた。登攀中も花の写真を撮影することに余念がない。さすがだ。
【2ピッチ目】
mに託しスラブ面から登り始めたが、手がかり少なく、ヌメりも強いようでクライムダウン。nに交代するが、やはり手がかり少なく滑りそうで怖い。一歩上がってみたが厳しい。4mほど上がっていて、クライムダウンも厳しい。左の側壁を使って降りようとた瞬間滑ってグラウンドフォール。尻、左足首を強打した。またやったか、と思ったが、痛みはそこまで強くない。左足を地面に付ければ歩けるかどうか分かるが、痛みが強かったときのその先を考えるのが怖くて知りたくない気持ち。恐る恐る確かめるとなんとか大丈夫そうだったので、一安心。右足が自分の意思とは関係なく数分ほどガクガクと震えて、止めることができなかった。比較的軽度の捻挫だったようだ。mが気遣ってくれた。
気持ちを立て直し、右コーナーから再挑戦する。傾斜はそこまででもないが、ヌメるのと、フットスタンスに乏しく難しい。ピンも取りづらい。ごく浅打ちのハーケンにタイオフで一段上がり、テスティングで何度も外れるマイクロカムを頼りにさらに抜け口を目指す。抜け口は柔い草と泥付き以外にホールドがない。左手で草を10本ほど掴み、右手で泥付きに刺したバイルを握り、足もとの効いているかもしれないマイクロカムを信じて気合いで抜けた。一段上がると、しっかりした白樺の幹が垂れ下がっているので、それを掴んでついに安心することができた。かなりしびれるクライミングだった。下山後確認したところ、3段目は右岸のブッシュ沿いに行った方が易しいようだった。
岩、滝を見てどのラインをどう攀じるか、もっとちゃんと見極められるようにならなければ。さらに、パートナーときちんと意思疎通を取って、戦略的に臨んでいくことも重要だ。沢登りは常に移動しなければならない中に、滝という登攀要素が混じってくるので、そこが難しい要素の1つだと思う。その魅力に徐々にはまりつつある。

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