無念、大雪山縦走 雨にも負けた
asotobo
体力度について
- GPS
- 16:50
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,845m
- 下り
- 1,846m
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- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:00
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
飛行機
|
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感想
大雪山縦走3回目、今年はトムラウシ温泉から旭岳への逆コースでと意気込んだもの雨の中の山行でウェアまでビショビショ、山頂付近はガスで覆われ雨模様のため萎えてしまい南沼から無念の撤退。トムラウシ公園でお花、なきうさぎに癒やされたのがせめてもの救いです。
18℃のまったりとしたお気に入りの温泉東大雪山荘を出発。いきなりの急登で一気に100m以上を稼ぎます。
「こんなに急なだったっけ」2度下りで使ったはずですが記憶にありません。因みに今回の下山時にも同じセリフを聞いたことを添えておきます。
原生林の中キチンと整備されたなだらかな登山道が延々と続きます。暑くはないのですがムッとして汗が出ます。蚊の数も半端ありません。ハッカ油の虫除けスプレーを振り撒きながらですが、なんとも鈍臭い奴らで20匹以上潰したでしょうか。3匹は血を吸って手袋を外していたのが間違いでした。
ど真ん中にちょこんと若いキタキツネがお座りしているではありませんか。ルゥールゥールゥー。「何で人間は同じように呼ぶんだろうね。って思ってるよきっと」
何か人間から貰ったことがあるのでしょうか。全く動く気配がありません。やむなく笛を吹き追い払いました。
カムイ天上を越えてしばらくするとドドドドーっと笹薮を中を何かが転げ落ちるような大きな音。藪の中のを親父が落ちてくるはずもなく間違いなくクマとのニアミスです。
すれ違う縦走と思えしクマスプレーをザックから下げていたご夫婦にお話すると一瞬固まり緊張が走りました。そして奥様は笛吹童子と化していくのです。
コマドリ沢までの激下りを越え分岐で宿でいただいたオニギリで早めの昼食です。
そこにはさらなる激下りが待っていました。携帯トイレのう○ちを何日も持って歩くのは嫌だと我がパーティのプランナーはわざわざ下剤を用意し今朝試していたのがここへ来て効果を発揮。つい先ほど携帯トイレブースを通過しています。引き返す余裕もなく「見ておいてね」っと木陰に消えました。パッキンを終えたあたりでお一人が下山で現れましたが事なきを得ました。
前トム平手前の岩稜地帯では多くのナキウサギがいるのです。トムラウシ山頂の北側では遭遇していましたがこの辺りにいるとはこれまで気が付きませんでした。
運よく岩の上でパフォーマンスするところを撮影することができました。
ここで100名山を完登したという男性をお祝いする。山登りを始めて30�圓魯瀬ぅ┘奪箸靴瞳鮃�になったと言う。かくいう私も10�圓詫遒舛討い襦�そんな会話の中のテンが我ら3人の周りの岩と岩から出たり入ったりする。こちらもかなり人馴れしている様子だ。
トムラウシ公園への下りは岩場を右へずっと遠回りするようで何だか道迷いしないかと不安になる。
公園はチングルマをはじめお花の群生で癒やされる。さらにリスが飛び跳ねて歓迎してくれる。
段々と雨足の強くなり南沼へ到着しても止む気配がない。そんな中ののテント設営。中へ転がり込む時に自分かテントの中かのどちらを濡らすかと選択に迫られる。「こんな時に傘があるといいよね。」そうこうして荷物は増えていく一方だ。
かすかに繋がる電波を頼りにするとこの雨は22:10には上がるが明朝6:00からまた降り出すとのこと。心も体も冷えきった我がプランナーの結論は、無念の撤退であった。
5:00前にもかかわらず無情の雨の中を撤収。せめてトムラウシのピークだけでも踏めばと提案するも「どうせ何も見えないでしょ」と却下。
自らのおしっこと合わせて3つのう○こ袋ぶら下がりを拝命し下山した。前トムラウシでは大慌てに飛び去って行く大きなうさぎを目撃。トムラウシ野生動物園は元気一杯だ。
雨脚がまた強くなる。「上も雨でしたか」前トム平下で声をかけられる。「今日は自分が一番ですよね。下も雨が強くて一人撤退されたので」
いったん上がりまた降り出した前日とは全く異なり登山道は川の様相だ。
「沢下りへようこそ」3人のベテランにお声掛けすると「私らは沢登りですから」と笑って返してくれた。
カムイ天上から当日の予約を入れ東大雪山荘へなんとか辿り着いた。
雨もさることながら我がパーティは3泊4日工程の荷物はもう無理かもとの結論に達した山行であった。
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楽しく読ませて頂きました。カムイ天上の上ですれ違い、熊情報を教えて頂きました夫婦です。
撤退してしまったのですね。残念でした。
私達は幸い天気に恵まれまして、無事縦走を終えることが出来ました。
おっしゃる通り、あの後は笛吹童子とずっとなって、2人で歌を歌い合ったりして東大雪荘まで降りて行きました(笑
道の真ん中の狐！私達の時にもいて中々去らずしばらく睨めっこ。
その件は私のレコに書いてありますので、良かったらご一読ください。
お互い無事に降りられて何よりでした。
お疲れ様でした。
yukaMm
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