記録ID: 573136
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積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
大峯山脈弥山遭難顛末
2014年12月31日(水) 〜
2015年01月04日(日)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,679m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:40
15:00
宿泊地
3日目
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
7:40
250分
宿泊地弥山小屋
3日目
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:20
4日目
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:00
天候 | 晴れ・曇り・吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
感想
1日、2日は天候が荒れることは天気予報で周知で、又コンパスを31日登っている時に紛失したが、毎年登っているコースなので甘く見てました。
2日に弁天の森までは何とか到達。しかしホワイトアウトでルートを外れ、タチクラ尾をくだってしまい、ほぼトンネル西口まで下りてR309の落石防止金網が有り、又尾根を登り返す。石楠花の藪コギと積雪で疲労困憊、睡眠をとる為にビバーク。
翌日3日弁天の森に到達したのは15時。縦走路を奥掛け道分岐を目指すが、石休場宿跡付近で日没。又もやビバークを強いられる。
持参したウルトラガスの1個が不調で火がつかず非常食も食べ尽くしエネルギー補給が出来ずに、2日半水とポカリのみ。
4日は気力のみで下山開始奥掛け出合からトンネル西口まで自力下山
吊橋手前20分ぐらいの地点で登山者(奈良県警山岳警備隊でした。)3名と出会う。一般登山者かもとの思いで「こんにちは」と声を掛けると、「○○さんですか?警察です。」との返答
地獄に仏と言うか、助かった感でした。
3日、4日と頭上をヘリコプターが旋回していたが、視認してもらえず、自力での下山を覚悟していました。
トンネル西口でヘリコプターにピックアップしていただき、病院へ直行でした。
脱水症と指先の凍傷で、11日まで入院でした。
救助してくださった奈良県警山岳警備隊の皆様や、家族、会社、友人、知人などに心配と迷惑を掛けてしまい誠に申し訳ありませんでした。
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GPSなし、コンパス紛失、火の気なし、ホワイトアウトの状況で九死に一生とはこのことですね。
予定を二日遅れてあの厳冬吹雪をよく自力下山できたものです。
ニュースに出た時は心配しました。
順調な回復を祈ります。
★冬の雪山は、快晴なら天国・吹雪けば地獄★
私も肝に銘じて安全登山といたします。
好天ならば、なんでもないような些細なことも、悪天候ならば命取りになることを肝に命じて行動します。
多々反省しておられるものと想像致しますが、
無事の下山とその後回復・退院とのことで、安堵いたしました。
私も厳冬期の大峰には足を踏み入れますので
記載頂いた内容は自分に置き換えて拝見しました。
安全登山を肝に銘じたいと思います。
コメントありがとうございます。
毎年のように年越し登山として登っているところなので、甘く見てました。
天気予報は大荒れが外れることなく、山頂・尾根問わず積雪量は半端ではなく胸までの深雪にはまることしばし、又ホワイトアウトで方向を誤った為起こした事故です。
他の遭難される方も同様に些細なことから崩れ落ちるものと思われます。
生きて帰れたことに感謝です。あと半日遅れたらと思うと・・・
GPS等の新兵器を携帯しても紛失ということもあるかも知れません。(事実山友のGPSも寒冷地でパワーOFFになったことも)
登山計画書を出していた為、吉野警察署の方に救出されました。計画書は必ず提出してください。
wattanさん、はじめまして。
私のレコへの訪問、ありがとうございました。
慣れた山でも視界がなければだめなんですね。目隠しされてるのと同じですから
当たり前ですが、道を知っていることの安心感が危機感を薄めてしまうのでしょ
うか・・。
それにしても食料なしで自力下山とはすごい気力です。凍傷の完治にはまだ時間
がかかるでしょうが、お大事に養生なさってください。
今週15日(日)に山友(高校の同級生)と金剛山の氷漠を見に登ってきました。
かなり体調は快復したようです。
あと少しで指の凍傷も治るみたい。
wattanさん
お久しぶりに今週15日の金剛山氷瀑巡り(二ノ滝・第六堰堤)ありがとうございます。
正月明けから、大峰山(弥山)遭難・凍傷・脱水症となったようですが、回復しているみたいでよかったです。
全快まであと数ヶ月でしょうか・・・。安心しました。
■遭難パターンとしての注意は、雑誌やネット等でプロ山岳家などから注意喚起や啓蒙が具体的に示されているところです。
■私も、もっともっと視野と楽しみ方を広めて、いろんな方々から広くアドバイスを頂きながら行動したいと思います。
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