至仏山(花とトンボに囲まれて)
- GPS
- 07:34
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 874m
- 下り
- 864m
コースタイム
天候 | 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス(1,000円)で鳩待峠へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
蛇紋岩はよく滑るので、転倒に注意。 夏の山の鼻からのルートは熱中症に注意。 |
写真
感想
梅雨明けを待って至仏山に登ってきました。7月も下旬になり、花も少なくなってきていると思っていました。特にホソバヒナウスユキソウの花は、すでに枯れていると予想していましたが、まだまだ咲いていました。「花の山」と言われるだけあって、たくさんの種類の花を見ることができました。
今年の夏は異常なほど気温が高く、毎日、真夏日が続いていますが、尾瀬も容赦なく暑かったです。昨年、6月29日の猛暑の谷川岳登山で懲りたので、水やスポーツドリンクなど合計3Lほど用意しました。樹林帯の中は風が通らず蒸し風呂状態、樹林帯を抜けると太陽に照らされ、熱射地獄でした。20分もしないうちに、喉に渇きを感じました。渇きを感じたときにはもう水分不足、熱中症にならないように、こまめに水分補給をしながら登りました。稜線に出た辺りで、雲が日傘になり風も吹き始め、やっと地獄から解放されました。夏の至仏山、山の鼻から登るには熱中症対策が必至です。途中で足がつりそうになっていた若い人がいましたが、無事登り切ることができたでしょうか。3L用意した水やスポーツドリンクはすっかり飲んでしまいました。
山頂に着くとトンボの群れに遭遇、夏山の嫌な虫はすっかりいませんでした。尾瀬ヶ原からやってきて、西の方へ飛んでいきました。このトンボ(アキアカネ)は、暑さに弱く、羽化すると涼しい山地へ移動し、平地が涼しくなると高地から平地へ移動するようです。今年は山でも暑いので、トンボも大変でしょうね。
私が前回、至仏山に登ったのは、1989年10月10日です。この頃は至仏山の登山道が荒廃し、東面登山道が閉鎖されていました。至仏山へは鳩待峠からの往復ルートしかありませんでした。尾瀬のオーバーユースが問題になっていた時期でもあります。山頂の様子はすっかり忘れていますが、お昼に新しく発売された折りたたみ式焼き網でフランスパンを焼き、草紅葉が広がる尾瀬ヶ原と、その先にそびえる燧ヶ岳をみながら、トーストを食べたことは覚えています。
さて、尾瀬では今年もクマの目撃情報が多いようですが、山頂で写真を撮っていただいた家族は5m?先でクマに遭遇したそうです。じっとしているとクマは登山道を登っていき、結局、時間をおいてクマを追いかける形で登ってきたと話していました。
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