大峯山 八経ヶ岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 1,843m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
- 山行
- 0:09
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:09
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 9:40
天候 | 17日:くもりのち雪、18日:快晴 17日午後は暴風、夕方からは暴風雪となり雪が一段と積もりました。 翌18日は午前9時まではガスで視界30メートルのため、弥山から八経の位置がつかめませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
16日に天川川合の民宿に宿泊。 17日に登山。 18日に下山。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬型の気圧配置になったためか入山者が私を含めて3人くらい。金引橋からナメリ坂まではノートレース。ナメリ坂で尾根を間違えてルート復帰後、狼平までトレースあり(狼平宿泊者のトレース)。狼平から弥山まではトレースなし。 17日夜の雪のせいで弥山から八経までトレースなし。八経からは狼平宿泊者と17日に聖宝谷から登った方?(スノシュー)のトレースがありました。 |
その他周辺情報 | 川合のかどや食堂で他人丼700円。うまかった。 |
写真
装備
個人装備 |
ビーニー(着用) FTアルパインビーニー
ネックゲーター(着用) MBボルカノキャップシャミース
ドライレイヤー上(着用) FTフラッドラッシュアクティブスキンロングスリーブ
ドライレイヤー下(着用) FTフラッドラッシュアクティブスキンブリーフ&タイツ
ベースレイヤー上(着用) FTメリノスピンサーモクルーネック
ベースレイヤー下(着用) MBスーパーメリノウールM.W.タイツ
ミッドシェル(着用) FTニュウモラップフーディ
アウターシェルJK FTエバーブレスフォトンジャケット
アウターシェルパンツ(着用) FTエバーブレスアルマパンツ
パンツ FTストームゴージュAPパンツ
インナーソックス(着用) MBメリノウール5トゥーズウォーキングソックス
アウターソックス(着用) MBメリノウールトレッキングソックス
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インナーブローブ(1st)(着用) FTフラッドラッシュEXP.グローブ
アウターグローブ(1st)(着用) FTエバーブレススノーグローブ
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インシュレーションJK BHイグナイトJK
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トレッキングブーツ(着用) スポルティバ カラコルムHC
スパッツ(着用) MBアルパインスパッツ
ブーツバッグ
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バラクラバ FTメリノスピンバラクラバ
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インナーグローブ(2nd) BDミッドウェイト
アウターグローブ(2nd) BDトレント
インナーグローブ(3rd) FTフラッドラッシュサーモグローブ
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ベースレイヤー上(2nd)兼ミッドレイヤー MBジオラインEXP.ラウンドネックシャツ
ベースレイヤー下(2nd) MBジオラインL.W.ニーロングタイツ
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アウターソックス(2nd) MBメリノウールアルパインソックス
タオル シートゥーサミットテックタオル、FTナノタオル
洗面用具
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ザック TNFプロフィット65S
ザックカバー MBジャストフィットパックカバー70
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水筒 MBクリアボトル1.0L
テルモス サーモス山専800
ポリタンク プラティパス1000ml
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ストーブ EPI REVO-3700
ガスカートリッジ EPIパワープラス460g
カートリッジスタンド
カートリッジトレー
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コッヘル小 SPソロセット焚
炊事用グローブ MBノーメックスグローブ
ブキ 箸、チタンスプーン
ゴミバッグ
ゴミ袋
ロールペーパー
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ランタン HM フォレストヒルキャンドルランタン
ヘッドランプ ペツル ティキナ60lm
予備電池 単3リチウムイオン3
時計 HG トレイルポイント
コンパス
地形図
地図 山と高原地図
計画書
筆記用具
-
健康保険証
身分証
サイフ
携帯電話
カメラ
予備電池
-
ファーストエイドキット ソーイングセット、絆創膏、消毒薬、メンタム、滅菌ガーゼ、包帯、サージカルテープ、テーピングテープ、爪切り、毛抜き、ピンセット、耳かき、ビタミンC剤、ライター、
ピンチパック スパッツベルト、細引き、靴紐、レスキューシート、ステンレスミラー、ライター、防水マッチ、ロウソク3、ナイフ、インスタントカイロ(12時間×2、靴用カイロ×3)、ダクトテープ、ホイッスル、予備ライト
持鈴 MBキーカラビナベルナスカン5M
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食糧
行動食
非常食
予備食
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ロープスリング 60cm
プルージックロープ 60cm
安全環カラビナ 2
ツインロープ 8.3mm×10m
ソウンスリング120cm
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ツエルト FTツェルト2ロング
ペグ 8
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オールウェザーブランケット
ロールマット サーマレスト リッジレストソーライトS
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シュラフ MB.ダウンハガー#2
シュラフカバー イスカ ゴアテックスシュラフカバー
テントシューズ
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ピッケル カンプ アルピナ
トレッキングポール MBアルパインポール
アイゼン BDセラッククリップ
ワカン MM ネイジュ
スノーショベル BDディプロイ3
サングラス
ゴーグル
雪袋
タワシ
赤布 10
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感想
16日夜勤終了後、天川村に向かいます。川合の某宿泊施設で泊まります。1月〜3月まで「路線バス運賃キャッシュバックキャンペーン」でバス往復運賃が無料になります。宿泊所では聖宝谷からアタックする男性客と私の相部屋。翌日暗いうちから彼は出発していきました。
暗闇が苦手な私は夜明けを待ち出発。熊渡には車が1台も止まっていません。この時点でノートレースが確定。トレースのなしのため川合道出合まで予定時刻を1時間オーバー。さらにナメリ坂から西の尾根に迷い込み、コンパスで方位確認後、ルート回復に時間がかかりました。頂仙岳はトラバースしつつ直登。登りで体力を使い果たし、頂仙岳の下りは樹林帯地獄、大型ザックでは通りにくい。狼平着は14:00。避難小屋には先客が。この方は明日、弥山辻経由で八経へ行くとか。私はおにぎりとパンをお茶で流し込み、弥山へ向かいます。
狼平からはトレースなし。しかも暴風雪。とりあえず尾根を直登し、コンパスで方位を確認しつつ登ります。1つ目の防鹿柵は跨いで突破。2つ目は跨げる高さではなかったので柵沿いに入口を探します。尾根に出てからは稜線を外れないよう直登しましたが、最後の直登はシャクナゲと踏み抜きに阻まれ南尾根を滑りながらトラバース。時間は16:00。もうダメかと思ったとき、見慣れた立ち枯れ地帯が、、、その先に弥山の鳥居が見え感涙。
冬期小屋ドアをショベルで雪かきしてとりあえず中に入ります。その後、昨年3月に掘った半雪洞を掘るべく物置小屋へ行きます。しかし厳冬期の雪はパウダースノーでブロックを作るのに一苦労。吹雪が容赦なく吹きつけてきます。17:30、暗くなってきたため雪洞はあきらめて小屋の中に入り食事をして眠りにつきます。小屋の毛布を2枚敷き、その上にオールウェザーブランケットを敷くと銀のロールマットと同様の保温効果が得られ少し寒かったが寝ることができました。
翌朝は7:00起床と寝坊しました。外は暴風で視界不良。八経ヶ岳にコンパスを取り、尾根を下ったのですが、下りすぎて池ノ谷の取水施設まで下ってしまいました。稜線に戻るべくコンパスで位置を確認し、急斜面を直登。フカフカの雪に阻まれ、時間だけが過ぎていきます。八経ヶ岳頂上近くの稜線に出たとたんにガスがみるみる晴れ渡り、360度の大展望が開けました。最後に弁天さんがご褒美をくれました。
帰りは弥山辻・レンゲ道を通り高崎横手出合へ。この区間は聖宝谷を登った方と狼平の方のトレースがくっきり残っていたのでなんなく熊渡にたどりつけました。
17日に聖宝谷からアタックされた方が、1月20日の午後に弥山山頂付近で遺体で発見されました。彼とは天川村の宿泊施設で語らい、楽しい一夜を過ごすことができました。登山年数は短いようでしたが経験値は高く、冬の八経ヶ岳も経験され大峯奥駈け道縦走もされた経験豊かな方でした。今回の遭難はとても残念でなりません。私が彼を下市口駅でバス乗り場を教えなければ彼は遭難しなかったでしょう。また弥山小屋に着いたときに弁天ノ森方面からのトレースがなく、また彼の宿泊予定地である弥山小屋に彼の姿がないことを早く警察に伝えていれば、あるいは助かったかもしれません。(彼の装備に中にツェルト・テントがないことを知っていました。)残されたご家族の方にお悔やみ申し上げます。
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