早池峰山 - 北上山地最高峰へ花見登行＠小田越

2023年08月05日(土) [日帰り]

• GPS: 04:43
• 距離: 5.7km
• 登り: 722m
• 下り: 723m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:27
• 休憩: 1:16
• 合計: 4:43

距離 5.7km 登り 722m 下り 723m

7:28 小田越
7:51 8:05 御門口
8:59 御金蔵
9:18 9:25 天狗の滑り岩
9:32 剣ヶ峰分岐
9:37 門馬コース分岐
9:51 9:52 早池峰山頂避難小屋
9:55 10:00 早池峰山
10:00 早池峰山頂避難小屋
10:01 10:32 早池峰山
10:37 10:42 早池峰山頂避難小屋
10:46 門馬コース分岐
10:51 剣ヶ峰分岐
11:02 11:12 天狗の滑り岩
11:23 11:26 御金蔵
11:59 御門口
12:11 小田越

天候

8/5：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

写真

岳駐車場
7時前に到着

7時時点で駐車数32台と聞く
空きはたくさん残っていた

バスに乗って登山口へ
車道歩きせずに済む

小田越登山口 (標高:1240m)
25分ほどで到着

樹林帯にテント
携帯トイレブース
間もなく森林限界に入る

一合目御門口
(標高:1400m)
一気に開けて高山帯
植生分布ガラッと変わる

キンロバイ

ナンブトウウチソウ
早池峰山の固有種

ミネウスユキソウ

ナンブトラノオ
早池峰山の固有種

タカネナデシコ

ナガバキタアザミ
本州では早池峰山のみ自生
イワオトギリ(右)

ハクサンシャジン

二合目から上
蛇紋岩の登り
乾いていても滑りやすい

三合目
厳格な植生保護地帯

ホソバツメクサ

登路を振り返る
裾野を広げた薬師岳

左上の岩峰が山頂
あと一登りで稜線だ

チシマフウロ

五合目御金蔵
腰を下ろして休める
(標高:1701m)

お花畑と大展望の道
登高意欲は最高潮♪

ウメバチソウ

イブキジャコウソウ

何度も振り返る
雲より高い好展望な道

ミヤマオダマキ

ハヤチネウスユキソウ
早池峰山の固有種

ミネウスユキと共生
際立って丈が長い

大岩基部が見えてきた

天狗の滑り岩 (標高:1800m)
岩壁に二段の鉄梯子
上がりきると山頂は近い

ナデシコを吸蜜するキアゲハ

キバナノコマノツメ

ハイマツ帯に入る
避難小屋が見えてきた

早池峰剣ヶ峰分岐
(標高:1880m)

木道をトコトコ歩く
天空の散歩みち

宮古側の登路である
門馬コースと合流

ミヤマバイケイソウ

ミヤマアケボノソウ

ミヤマアズマギク

コバイケイソウ
花期は終盤だが
今年ギリギリ見られた♪

避難小屋
9月まで改築工事中

資材が多く
立ち入りは出来ない

天を切り裂く二本の鉄剣
山岳信仰の山

早池峰神社

早池峰山三角点
(標高:1913m)
北上山地北部を望む

岩のある広い山頂では
大展望を楽しめる

ダイモンジソウ
岩陰にひっそりと咲く

ミヤマアケボノソウ
山頂広場で群生

河原の坊コースは通行止

北上盆地を挟んで
真昼山地を望む

盛岡市街地を望む
岩手山は雲隠れ

鶏頭山へ続く稜線
岳まで下る道は長いが
いずれ歩いてみたい

剣ヶ峰の尖峰
ハイマツの続く道

ハイマツ海原の向こうに
三陸のリアス海岸

雄大な北上山地を眺めながら
登路を引き返していく

上から見ると
なかなか高度感を得られる
下りは少しだけ怖い

ポツンと小田越が見える
目的地が見える安心感

小田越近付いてきた
樹林帯と高山帯
植生の垂直分布を楽しんだ

感想

Hassie2999

前夜のSCW雲量観測では13時に雨雲発生の予想が立っていたため、
ホテルの朝食は摂らずに道中のコンビニで軽い朝食を済ませた。
宿泊地の北上から1時間ほどで到着…岩手は道路交通事情が良く、とても快適だ。
7時前に岳駐車場に到着、15分ほどで身支度を済ませてバスに乗り込む。
マイカー規制中のためパーク＆ライド方式となっているが、
対向車の心配をしながら狭い山道を走らずに済む。
車道歩きをせずに小田越まで乗せていってくれるのは行程短縮になってありがたい。
若干の割高感もあってか、登山者が大勢詰めかけるような事はない印象だが、
地元の観光資源など自動的にお金が入る仕組みづくりは個人的に賛同したい。
駐車場争奪戦が激しい北アルプスの一部でも、早くそうなってもらいたい…。

地元のトレランナーの方が良く訪れると聞いていたが、
この日は岳駐車場から駆け上がり、稜線を伝って岳に戻ってくるとの事(^^;)
バスで上がって先に歩き出した自分を、八合目の手前で追い越して行かれた。
とんでもない脚力である…前世は飛脚だろうな。

早池峰山は尾瀬至仏山や白馬八方尾根のような蛇紋岩植生が広がるため、
数多くの高山植物を楽しむ事が出来て、固有品種率が高いのも特徴。
森林限界が低く、すぐさま高山帯となって視界が広がるため登高意欲も湧く。
普段歩いている長野県の山域では見られないような植生も数多くあり、
なかなか足を進める事が出来なかった…。
好天に恵まれ海を見渡す事まで出来て、最高な絶好最高潮♪
というワケのわからない表現しかできない(笑)
岳駐車場で誘導係をされているシルバー人材センターの方々も気さくで、
手を振って見送りまでしてくれたのが印象的だった。
最後まで楽しい気持ちで帰路に着く事が出来た…。