和名倉山
- GPS
- 10:42
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,779m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 10:17
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般にしっかりと整備されているし,赤テープ,道標も多くあるが,一部でガレていたり,道迷いしやすい箇所もあるので,注意は必要。 |
写真
感想
台風通過などもあり10日余り山に行けなかった。7月に将監峠側からトライしたが,天候のせいもあって途中で引返した和名倉山に再挑戦することにした。同じコースでは面白くないので,北側にある秩父湖側からの二瀬尾根コースを選択した。
山と高原地図では点線の登山道になっているが,事前に確認したら結構,登られているようなので不安は少ない。しかし,1700m以上の上り下りは私の体力の限界に近いのでできるだけ軽量化を図った。ただ,暑さは厳しそうなので飲料だけは2.2リットルを持参した。途中,沢の水が利用できたので,もっと少なくても良かったが・・。
何時ものように日付が変わるとともに,自宅を出発し,途中にある路の駅大滝で少しの仮眠をとって4時少しに駐車場に到着。星空がきれいに見えて期待も高まる。駐車場から30分足らずで大洞川に架かる長い吊り橋に到着するが,未だ薄暗いこともあってか橋の中ほどでは何だか恐ろしさを感じた。
橋を渡り終えたところからひたすら登りが続くが,歩きやすい路で気持ち良く高度を稼げる。1007mの小ピークで一休み後,300mほど高度を上げ少し傾斜が緩くなったところで路が細くなり,急に歩きにくくなった。ここまでの路は良く整備されていたのになと思って念のためにGPSで現在位置を確認したら,コースから少しだけ外れていた。来た路を戻るのが常道だろうが,それほど傾斜もなかったので歩き易そうなところを選んで登ると20〜30mほど上がったところで正規ルートに戻れた。
其の後は,ほぼ高度差のない路を辿り,造林小屋跡に到着。ここから少しで小さな沢を渡るが,ここの水は利用できそうだった。再び登りが始まるが,200m足らず登ったところで一旦緩やかな場所に出る。ここでは,赤テープがあちらこちらに巻かれているし,どこでも歩けそうな感じなので,地図とコンパスで方向を確認しながら進んだ。路はどこも樹林で覆われて見通しがきかないが,北のコルの少し手前辺りで樹々の合い間から少しだけ山頂が覗いていた。
北のタルの辺りは平坦な場所で,一面に苔が生えており庭園のようである。咲いている花は少なかったが,これはこれで趣きがあって素晴らしかった。気持ち良くこの道を辿って,将監峠からの路と合流する二瀬分岐に到着。向きを東に変えて登山路を辿る。ここに来るまでも散在していたが,太いワイヤが沢山残置してあるので,足を引っかけないように注意しながら進む。昔は林業などで利用していたのだろうか?
山頂も樹林で覆われて展望はないが,広場のようになっていてのんびりと寛げる。「仁田小屋登山口」への標識があったが,どこまで行けるのだろうかと気になる。昔なら探ってみるのだろうが,今の体力では我慢。
帰りは往路をそのままに戻るが,やはり膝の方にかなり張りが出てきて騙し騙し下る。行きに迷った反射板の近くも問題なく通過した。何故,迷ったのかが不明。目の前しか見ていなかったのか?
大洞側の橋も明るい光の中で渡ると怖さはそれほど無かったが,誰が置いたのか橋の真ん中に古ぼけた日本人形が置いてあった。少々気味が悪い。
今回は山中で一人も出会わなかった。平日ということもあるのだろうが余り人気がないのだろうか?
駐車場から直ぐのところにある道の駅に併設している大滝温泉(平日750円)に立ち寄って汗を流した。小綺麗な檜風呂と岩風呂があって気持ちの良い温泉だ。湯船から外を眺めていると,陽が差しているのに小雨が降っており,その中を多くのトンボが濡れるのも構わずに飛び回っているのが印象的だった。地味な山行だったが,今の全力を出し切った感じで気持ち良く帰路についた。
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