乗鞍 摩利支天岳
- GPS
- 05:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 885m
- 下り
- 849m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:20
09:39-09:51 かもしかリフト最上部 -> シール登行
12:56-13:26 摩利支天分岐 -> 板をデポしてアイゼン登り
13:39-13:53 摩利支天岳 -> アイゼン下り
14:09-14:23 摩利支天分岐上部 -> スキー滑降
15:12 かもしかリフト最上部 -> ゲレンデ内滑降(コースタイム外)
15:26 第3駐車場入口
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場:第3駐車場 無料 リフト:3本 \400×3 |
その他周辺情報 | 【風呂】乗鞍高原 湯けむり館 \720 |
写真
感想
友人が乗鞍岳に行きたがっていたので、年末に続けて行ってきました。
剣ヶ峰はやめて無難に摩利支天岳にしたのですが、こちらは風に悩まされることもなく、展望もいいので登山として普通に楽しむことができました。
滑降もいい感じに手応えがあってとても面白かったです。
沢筋は新雪が吹き溜まっていたとはいえクラストしかけ。その微妙な難しさにかえって気合いが入りまくりました。
位ヶ原から下はすでにシュプールで荒れまくっていましたが、雪は良かったので快適でした。
この日は日本海側も天気が良かったので、正直スキー目的で乗鞍岳はちょっともったいないかな?とも思っていたのですが、なんだかんだで行って良かったです。
9:51 1983m かもしかリフト最上部発。切り開きのツアーコースを登る。
天気が良く、風も当たらないのでこの時期なのにアウターがいらない。
新雪は10cmほど。さほど多くはないが、ガリガリを覚悟していたのでこの程度でもうれしい。
すでにしっかりとトレースがついているが、雪は非常に軽く、先行者を追い越す時などラッセルしてもほとんど苦にならない。
同行のD君はシールが黴びてダメになったらしく、板に合わない細いシールを付けている。そのせいで思うように登れず、時間がかかる。
11:15 2370m ツアーコース終点。さらに登って位ヶ原へ。
今日は高気圧に覆われ穏やかな天気ということだが、さすがにここから上は風が強い。アウターを着てバラクラバを被り、完全装備で望む。
さてこの先だが、剣ヶ峰と摩利支天岳、どちらに登ろうか。
風は強くとも、普段に比べれば全然マシなはず。この時期に剣ヶ峰まで登るチャンスはそうそうないだろうし、肩ノ小屋に板をデポして剣ヶ峰までピストンするのもありだ。
ただ、ここまでいかんせん時間がかかり過ぎている。やはり摩利支天岳が無難か。こちらならスキーも楽しめるだろうし。
ということで途中で肩ノ小屋へのルートを外れ、摩利支天分岐(摩利支天岳・富士見岳間コル)目指し東南尾根に取り付く。
尾根上はさすがにツルツルの箇所が多い。沢筋は雪が吹き溜まって登りやすいが、硬い雪の上に被さっているため、表層が流れて歩きにくいところもある。
12:54-13:25 2790m 摩利支天分岐。これまで乗鞍は剣ヶ峰にしか登ったことがないので、不消ヶ池や畳平など北側の風景が新鮮だ。
そのまま登山道を通って南西に見えるコロナ観測所に向かおうとするが、氷結していてシール登行では厳しい。板を担いで登ってもいいが、標高差はさほどないし、滑ってもガリガリで面白くないだろう。
ということで板をデポし、山頂までアイゼンで往復することにする。
13:40-13:53 2870m コロナ観測所(摩利支天岳山頂)。展望もいいし、なんだか登山として普通に楽しい。ここまで登っておいて良かった。
しばらく観測所の周りをウロウロし、デポ地点へ下山。
登る際は登山道通りにグルッと迂回してきたが(それでも最後は面倒になってショートカットした)、アイゼンがよく利くのをいいことに、帰りはデポ地点に向かって真っ直ぐ下る。つまずいて転んだりしたら止められないので、本来ならピッケルも必要なところだ。
14:09-14:23 2803m デポ地点の摩利支天分岐から外輪山上をちょっと北東に登り、南西尾根の頭から滑降開始。
新雪の吹き溜まりとクラストバーンが入り交じり、ちょっと滑りづらい。
しかし沢の形状がはっきりしてくると、そこからは新雪が吹き溜まって非常に楽しい。すでにクラストしかかっているのだが、その微妙な雪質がかえってやる気をそそる。ほかに人がいないのをいいことに、ターンの度にバカみたいに「気合いだー」と叫びまくって滑り降りていく。
やがて位ヶ原。傾斜は緩く、ほとんど直滑降で滑り抜ける。
14:44 2550m 位ヶ原末端。ここからツアーコース終点まで、短いながらもほぼ無木立の快適な斜面。すでに多くのシュプールで荒らされているが、それでも楽しい。
ツアーコース終点からは切り開きのコース。むろんここもシュプールだらけで、オフピステのゲレンデと変わらない。とはいえ雪質が良く、やはり快適に滑っていける。
そのままゲレンデに滑り込んで終了だ。
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